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2.4GHz帯のワイヤレス給電


  • Posted by: F&F
  • 2016年1月14日 13:08

実現するのかどうなのか、今ひとつよく分からないのが2.4GHz帯を使ったワイヤレス給電だ。
米国のOssia社が開発、KDDIが出資している。

昨年のエイプリルフールネタに書いたような、ビームフォーミングによって給電端末を狙う。
とは言っても13.56MHzではなく2.4GHz帯であり、給電に必要なパワーを出すのだから危険な雰囲気も漂う。
1Wの給電を行うわけだから送信側の出力はかなり高いはずだ。

健康被害が皆無だとしても既存のWi-Fiに与える影響は無視出来ない。
OssiaではWi-Fiと共用共存出来るとしているが、日本では今でさえも混信だらけなのだ。

もう一つは既存のWi-Fi使用機器への影響だ。
おそらくは最大入力レベルを超える事になり、LNAがぶっ壊れていくだろう。
既存のデバイスがどの程度の電力に耐えられるかだが、普通に考えると+20dBm(100mW)は厳しいと思う。

実はこれと同じ事は13.56MHzでの給電にも言えて、同周波数を使用するNFCを壊してしまう可能性がある。
NFC/ワイヤレス給電共用機の規格では、まずNFCモードで通信を行って対応機がワイヤレス給電に対応しているか否かを確認した上でハイパワー送信を開始する。

   

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