シャープはどうなるのか

鴻海になるシャープは幸せになれるのだろうか。
鴻海は富士康科技でiPhone製造を手がける。

しかし下請けではなくメーカとしての地位を築きたいとも考えている。
精密＆ローコスト生産技術に日本風の品質管理と生産技術を組み合わせ、更には開発力とブランドを手に入れれば今後の展開に有利になる。
シャープは欧米での評価は高くはないがアジア圏では知名度もある。
PanasonicやSONYなどももはやブランド力だけでは売っていけず、価格競争に巻き込まれる。
オリジナリティの高い商品が存在しない現代に於いて、独自性の付加価値を高められないからだ。
しかしブランド力がなければ売れない。
東南アジア市場における「日本製」には付加価値がある。

鴻海が頑張ると言う事は、シャープの浪花節的経営を打ち砕く事でもある。
シャープは義理堅い企業体質であり、それがVodafoneはソフトバンクとの付き合いを続けさせた。
シャープ製携帯電話が売れなかった頃、当時のJ-PHONEに助けられたからだ。
ドコモにカメラ付き携帯電話の話をするも相手にされず、J-PHONEがそれを世に出して大ヒットさせた。