経営面でも迷走か

練り物入りで登場したニケシュ・アローラ副社長退任のニュースだ。
孫さんは当初60歳前後(あと2年位)で引き継ぐ的な事を言っていた。

しかし今になって、更に10年はやりたいと考えを変えたようだ。
こうした意見の違いが退任の理由だとしている。
まあ普通の人は孫さんには付いていけないだろう。
その時々の情勢に素早く反応すると言えば聞こえは良いが、自ら発言したことをコロコロひっくり返すので周りはたまったものではない。

この辺りは決算演説会で毎回言うことが違うなど、以前からの孫節である。
決算演説会は四半期ごとだが社内はそれが常に起き、孫さんにやれと言われてやった事に対して「お前は何故そんな事をしているのか」と1ヶ月後には叱責されるみたいな事が常日頃からあるのだからたまらない。
社長に近いポジションだけではなく末端のエンジニアにもその影響があると、某社からソフトバンクグループに引き込まれたエンジニアは言っていた。

増え続ける借金、減り続ける加入者、まあ放っては置けないという所なのかも知れない。

アローラ氏は経営手法や投資の点に関しても以前から批判的ではあった。
アローラ氏が計算ずくの戦略をするのに対して、孫氏は動物的感に頼る経営をするからだ。