嬬恋(3)

建物の外壁は板張りの無塗装でシルバーグレーになり、風合いと貫禄が出ている。
屋根はトタンに塗装で錆は見られない。

雪国はトタン屋根が圧倒的に多いそうだ。
軽く丈夫である点や、雪が積もった時にも防水性が良好だからだ。

無塗装の板壁はメンテナンス期間を長く取れるのだそうだ。
一般的な塗装だと10年とか15年くらいで塗り直していかなければ剥げ落ちる。
無塗装材の場合で条件が良ければ50年以上もメンテナンスせずに耐えてくれる。
ただしシロアリや腐りが出やすいので、その部分はメンテが必要らしい。

メンテと言っても塗装をしたり防腐剤を塗ると風合いが変わってしまう。
内部の柱などは防腐処理をしたとしても、板壁の外側部分は無塗装で使う事になる。

板壁は(今は)防火地域では使えないのだそうだ。
内装を防火構造にすることなど工夫も要るという。
Mailを下さった方はこの板壁の風合いが気に入った訳だ。
ただ一部腐った部分の補修で、そこだけ新しい板になるのは少し残念だったというが2年もすれば他の部分と馴染んだ色合いに変化したそうだ。

この外観、木々が葉を落としたあとの風景とのマッチングが最高に魅力的だと書いている。

ログハウスなどはどうなのだろうか。
ニスやステインなどが塗ってあるのか、それとも無塗装なのか。
シルバーグレイになったログハウスの写真もあるが、多くは新築時？の木の色だったりする。
個人的にはシルバーグレイに変化した木の色に落ち着きを感じる。
外観はシルバーグレイで、室内は木の色みたいな。