WindowsUpdateの悲劇(2)

駄目になったのはメーラだけではなかった。
データベース系を使っているものの多くが起動しなくなるか、或いはデータが壊れる。

マイクロソフトデータベース絡みのソフトも起動しなくなった。
インストール先はProgram FilesではなくC:\直下だったが壊れた。
これはいったんアンインストールした後に再インストールする必要があった。
設定や履歴は全て消えた。
この再設定に3時間もかかってしまった。
初期設定など最初に行えば後はいじる事がないので、細かな部分などの設定はすっかり忘れている。
マニュアルを見ながら直すのが大変だった。
ディスプレイやプリンタ印字位置の補正値なども全て最初から設定する羽目になった。

プリンタも名称がリセットされた。
正しくは名称がリセットされて、古い名称のプリンタもそのまま残った。
ソフトによってはその古いプリンタ名をそのまま保持しているのでプリント出来なくなった。

セキュリティリスクなどは確かにあると思うが、UpDateによる損失リスクの方が遙かに大きい。
納期を目前に控えた仕事があった場合などは大変な事になる。
サーバ・クライアントではないが、クラウドベースでのプログラム実行の方が安全だ。
会計処理ソフトなどは都度バックアップが作られるものが多いが、ヘタをするとバックアップデータまで壊してしまう可能性がある。
おかしい、起動しない→バックアップデータを使おう→内容がおかしい→とりあえず終了→バックアップデータが書き戻されて壊れる。

Windows10をクリニンストールしたPCでは障害が起きにくいかも知れない。
Windows7からのアップグレードではディレクトリ構造の変化でクリチカルになるのではないだろうか。