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確定申告:会計ソフト(5)


  • Posted by: F&F
  • 2018年1月10日 13:06

個人的に分かりにくいのが振替伝票だ。
経理屋さんではごく当たり前のことでも、年に1度しか伝票に接しない私はすぐに忘れてしまう。

お金を使った場合は
借方(左側):何に使ったか支払いの内容
貸方(右側):どうやって払ったかの支払いの方法

お金を貰った場合は
借方(左側):どういうもらい方をするのか入金の方法
貸方(右側):どんな収入なのか収入の内容

お金を使った場合と貰った場合では、その使ったり貰ったりした内容を記す部分が左に行ったり右に行ったりする。
スミスチャートを書く時に負荷側から見るのか、デバイス側から見るのかみたいなものだ。

品物を買ったけれど壊れていたので返品し返金して貰った。
このお金は貰ったお金ではあるが売り上げではない。
マイナスの支払いになる。
なので貰ったお金ではなく、支払ったお金の金額がマイナスなのだ。
現金出納帳では扱いが現金なのでマイナスの金額はあり得ない。
しかし振り替え伝票は現金という概念を介さずに記述が出来るので、マイナスの金額が入れられる。

そもそも会計ソフトは売り上げか支払いかは分かるので、そんなものどちらに書いても自動変換してくれれば良い。
と言う概念が弥生のクラウドであり、Freeeは仕分け形式入力に左右入れ替え(貸借入れ替え)ボタンという感じのようだ。
逆に書いちゃったらボタンをクリックしてね、みたいな。
で、逆に書いたことに気づくのは売り上げがあったら金額が減ったりと、数字がおかしくなるからだ。

何故振替伝票が必要になるのか。
それは、例えば通帳では一括して引き落とされた1万円という金額の中身の科目が違った場合などだ。
1万円の中の3,000円は手数料で1,000円が品物代、残りの6,000円は前月の借金だったとする。
現金出納帳ではこれを上手く記述出来ない。
振替伝票ならばこれで良い感じがする。

  貸  方          借  方
支払手数料 3,000円     ○×△銀行  10,000円
品 物 代 1,000円
短期借入金 5,500円
支払利息   500円

領収証の金額が20万円でも、品物代が5万円で送料が15万円という場合も同じような処理だ。
まとめて20万円で処理すると償却資産になってしまう。

   

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