ファンヒータ：トヨトミ E-0 エラー(2)

内部を清掃して数時間運転してみた。
エラーが出ることは無く安定して動作している。

そもそもフィルタがあるのに何故内部に埃が溜まるのかが問題だ。
何年かかけて徐々に埃が入ったとは思うのだが、結果としてその埃が空気流入路を詰まらせた。
型番はLC-32Aだが、これは設計不良と言って良いだろう。

ファンは普通のプロペラ型なので静圧は低い。
なので埃が溜まればすぐに風量が落ちる。
プロペラ型ファンの、プロペラ自体に付着する埃も風量を落とす。
扇風機などでも同様で、多少埃が付いても風量など変わらないだろうと思っていたら違った。

エラーが起きた時に高地モードのON/OFFも試してみた。
もしかするとこれで改善するかと思って。
結果は改善しなかった訳で掃除をしたのだが、高地モードをONにすると空燃比が薄くなるので灯油臭さが減る。
COが減ってNoxが増える、みたいなものだろう。

空燃比は個別調整されている(多くはポンプの所の抵抗値で)筈だが、経年変化などで灯油臭さが気になる時には高地モードを試してみても良いかもしれない。
ただし正常燃焼するかどうかは弱燃焼〜強燃焼まで変化させた上でチェックしなければいけない。
平地で高地モードを使うと空気過剰運転で燃焼温度が上がりすぎる場合がある。