解約は自由ではない

auひかり ホームの解約時費用が2.88万円に値上げされた。
契約縛りの期間内に解約する場合の違約金ではなく、auひかり ホームを解約するには必ずかかる費用だ。

記事によれば「残置設備が非常に多く、再利用が進んでおらず、今後さらに増えていく見込み」だそうだ。
ようするに満足度が低いので解約率が下がらず、配線の保守費用が嵩んでいるという訳だ。
KDDIの言う事も分からなくはないが、設備は必ず償却される。
その点はどうなのだろうと思って数字を見ると、月額保守費用の5年分が請求されるようだ。
だったら5年分の月額保守費用から契約期間の金額を差し引いて、それを請求すればいい話である。
契約時には工事費無料だとかキャッシュバックを行う訳で、単なる解約阻止策とも思える。

おかしいのは引っ越しなどで、引っ越し先でもauひかり ホームを使う場合は撤去費用は不要なのだそうだ。
撤去費用があくまでも実費だとする言い分と矛盾している。
ちなみに初期費用も3.75万円と高額で、分割支払いの場合は5年契約となる。
5年以内に解約すると初期費用の残存分と撤去費用の両方を支払わなければいけない。

現状出来る事はauひかり ホームを契約しない事、既に契約している人は今後さらに改悪される前に契約を解除する事だ。