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太陽光発電:チャージコントローラの機能(1)


  • Posted by: F&F
  • 2018年5月26日 11:08

PWM(単にON/OFFだが、世間でPWMと呼ばれているのでこれに従う)方式とMPPT方式でどの程度の差があるのか。
これはパネルの最適動作電圧とバッテリ電圧の差の分だけ違いがあると言える。

ソーラーパネルの最適動作電圧が15V前後のものであればPWM方式とMPPT方式の差はあまりない。
MPPT方式だと内部にDC-DCコンバータがあるので、バッテリ電圧が12V系でソーラパネル電圧が36V系でも効率的に充電ができる。
制御そのものではなくバッテリマネジメントの点でも色々なものがある。
これはPWMだからとかMPPだからという事ではないのだが、一般的に価格の高いMPPT方式のものはより多くの機能が搭載されていると言える。
Tracer2210Aでも2段階充電をサポートしたり、そのパラメタが変更できたりする。
PWM方式でもEPEVER社のものはTracer2210A同様にバッテリパラメタを細かく設定できる。
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つまりPWMかMPPTかという方式そのものと、バッテリマネジメント機能は分けて考える必要がある。

自動車用のバッテリを使ってみるとよく分かるが、EPEVER社の言うブーストチャージモードは必要だ。
いったん放電させてしまうと13.8Vの充電終止電圧では満充電にならない。
かといって常に14.7Vを加えていると過充電になる。

EPEVER社の設定はブーストチャージの時間を決めるものだ。
いったんブーストチャージモードがスタートすると、ソーラーパネルからの電流によらず時間が経過していく。
ソーラーパネルから多少でも電流が流れ始めればブーストチャージモードになり、その後天候が悪化して充電電流がゼロになってもブーストチャージモードタイマは停止しない。
ただしバッテリ電圧が設定値より下がればブーストチャージモードはリセットされる。
電流積算などではないので天候変化の激しいときにはブーストチャージモードを有効に使えないままそれが終了し、フロートモード(トリクル充電モード)に入ってしまう。

   

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