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太陽光発電:Tracer2210Aの中身


  • Posted by: F&F
  • 2018年6月28日 11:07

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Tracer2210Aの内部である。
写真左側の黒く円筒状のものがDC-DCコンバータのコイルだ。

繰り返し周波数は約40KHzなので大型コイルが必要というわけだ。
デバイスの性能からすると1桁上げるのは簡単だと思うのだが、PWM制御をワンチップマイコンか何かでやっているとするとその限界か。
8bitのPWMだとしても、繰り返し周波数40KHzで動作させるにはクロック周波数10MHzが必要になる。

基板上の黒いプラスチックはパワートランジスタやダイオードを放熱板に押さえているパーツだ。
この裏側にパワーデバイスがある。
電解コンデンサは105℃品が使われている。

ハードウエアというよリファームウエアの変更ではないかと思うのだが、電流値が平均化された。
インバータを動作させているので消費電流は50Hzで変調(正しくは50Hzを作り出すためのPWM波で変調)されている。
Tracer2210Aはその電流値の変化の瞬時値をサンプリングしている感じだった。
サンプリング周波数とPWM周波数に相関がないので電流波形が暴れたようにグラフ化された。

Tracer4210Aはこれが平均化されている。
何点かサンプリングして平均を取るのか、或いは移動平均を取っているのか。
瞬時値を見ても波形が再現できるわけではないので、平均化されていた方が見やすい。
ただしものすごく長い時間の平均というわけではないので、電流波形がある程度暴れている時にはそれがサンプリングされる。

   

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