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F-VXF35:ナノイー加湿空気清浄器分解(5)


  • Posted by: F&F
  • 2018年9月 3日 13:10

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ナノイーユニットの放電側は完全に駄目だ。
腐食が激しくペルチェなど電極すらなくなってしまっている。

放電針は使えそうだ。
ならば高電圧が出れば良いのだが、これが出ていない。
おそらくペルチェの負荷か何かを見ていて、ペルチェが接続されていないと高圧が出ない仕組みなのだろう。
コイルは単にコイルだけなのでDCを加えても高圧は出ない。
イオン電流やペルチェの状態を監視してコイルをドライブしているようだ。

ペルチェ端子の電圧を見ると0.5V位から1.5V辺りまで変化する。
DACからの出力のようでステップで変化する。
通常電気分解は起きない電圧だが不純物濃度によっては駄目なのだろう、実際に腐食しているので。

ペルチェ端子の電圧に応じた電流を流してやれば良いのならと、シリコンダイオードを順方向に接続した。
するとフライバックトランスがドライブされて高圧が発生した。
放電間隔は2mm程度でありプラズマクラスタの1/2から1/3位だ。

放電電流が流れないと動作が止まる。
では水滴無しでどのくらいの電流が流れているかというと、4μA〜8μA位の間で変動している。
しかし、どうやらこの電流では不足なようで30分後に自動停止した。
さてどうしようか。

壊れたF-GME15で電流検出端子っぽい所にバイアスをかけたのだが上手くいかなかった。
動作品を見ると放電電流検出端子の電圧は-50V前後だ。
しかしループ制御になっているようで-50Vを加えっぱなしでも動作は継続しない。
停止時には約1.8Vにバイアスされている。

アノード側の金属板をひっくり返しに取り付けてみた。
これでカソードとの距離が相当近くなる訳だが、そうしたらモロに空中放電した。
放電電流は約10mAに達して放電電流検出端子の電圧は200V以上にまで上がった。

オリジナル電極を取り払い、近くに線でリングを作った。
電流は約22μAになった。
細いガラス管があれば誘電体を介した放電でオゾンが効率的に出来るのだが、ちょうど良いガラス管がない。
高圧電源がDCなので誘電体を介した放電は駄目か。

   

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