海水水槽：ライブロックをセットする

ライブロックが配達されてきた。
キュアリングとはライブロックに付着した生物の死骸を取り去ることだ。

輸入ライブロックなどは輸送に時間がかかるので付着生物が死ぬ。
国内のものであったとしても環境変化などで死ぬ生物(微細な生物)がある。
ライブロック販売業者は採集したライブロックを事前にキュアリングする場合もあるが、鮮度の高いライブロックの場合はそのまま送ってくることもある。
これはキュアリングによって過度に付着生物を取ってしまわないようにだ。
キュアリングはそのライブロックを買った側に任せるというやり方である。

今回はキュアリングされたものと、殆どキュアリングされていない付着生物の多いものを送ってもらった。
付着生物の多いものは当然それが死ぬケースもあるが、死なないのならばそのままの方が良い。
付着生物は酸素を必要とするので強力なエアレーションが必要だ。
スキマーがあればそれでいいのだが、未だ手に入っていないのでエアポンプで溶存酸素量を確保することにした。

ライブロックを入れた直後で水が濁っている。
スキマーがないので暫くは濁りが取れない。
付着生物は小さな貝と小さな小さな小さなイソギンチャクだった。
果たして水槽の中で生きていけるだろうか。

今回購入したのは15kg分位なのだが、重いライブロックもあれば軽いものもあるので本来は体積で表すべきなのかも知れない。
同じものをチャームで買ったら10万円以上になるし、それだけのカネを払ったとしても石灰藻などろくに付いていないデスロックしか手に入らない。
ちなみに今回の支払額は1万円ちょっとだった。

水槽内にライブロックを入れて強い光を当てていれば石灰藻は増える。
しかし、だったら人工岩でいい話だ。
なにも石灰藻が殆ど付いていないライブロックもどきに高いカネを払う必要は無い。