停電対策：発発を買う

900Wの安物にするか、どうせ非常用だしなぁと悩んだ。
非常用なんて使わないに越した事はない。

実際今年は一度も停電はしていない。
これが普通だし、横浜では何年も停電は経験していなかった。

ところが北海道や静岡大停電の影響か、900Wクラスを安価に販売している所はどこも売り切れである。
もうワンランク値段の高いメーカのものも900Wは入荷待ちになっている所が多い。
でも900Wでは心許ない。
と言う事でKOSHINのGV-16iにした。
ポイント還元分を含めて約7.4万円だった。
能書きによるとエンジンはオリジナルだとなっているが、中華エンジンだろう。
ホンダもヤマハも生産は中国(ただしメーカ管理)になっている。
KOSHINの場合は工場が中国にあると言う事ではなく、中国メーカのOEMかODMだと思う。
汎用エンジンと言えばホンダやロビンだったが、ロビンエンジンは昨年で生産中止だったかな。
中華製に押されたのか。

KOSHINはパーツ供給に不安はないようで、出張修理までしてくれるらしい。
容量は1.6kVA、4.2リットルのガソリンでフルパワー4時間の発電が可能だ。
ガソリンが1リットルあたり150円だとすると1時間に約150円分を消費するので1kWhあたり約94円の電力が作られる。
乾燥重量22kgは結構ヘビーだが運べない重さでもない。

ヤマハやホンダと比較して劣る所はメンテナンスサイクルが短い事だ。
オイル交換は50時間ごと、ヘッドのカーボン除去も125時間と他社の半分程度だ。
仕事などで常用する訳ではないが、気になると言えば気になる。
汎用エンジンだとコンロッドなどもメタルレスが普通なので、この辺りの絡みもあるだろう。

エンジン式チェーンソーなどにも言えるのだが、仕事で使うには信頼できるメーカ(当然価格は高い)にすべきだと言われる。
騒音は(レビューなどを見ると)ホンダとヤマハの中間位らしい。
ただインバータ式は回転数が高いので騒音的には不利だ。

この辺りも含めて追ってレポートする。