ソフトバンクの株価は高いのか安いのか

ソフトバンクが上場した。
昨日は大きく上がる訳でもなければ暴落もしなかった。

市場では株価千円位が妥当なのではないかとの声も聞こえる。
日経によれば「ニューヨークの証券アナリストたちにソフトバンク上場の話題を向けたところ、EV（企業価値）/EBITDA（利払い・税引き・償却前利益）倍率をベースに、妥当価格は総じて700円から800円前後という数字が返ってきた。」
昨日の終値は1,282円と公募価格を14.5%ほど下回った。
今朝は安値を更新して始まった。

投資家は未だ高いと言い、ソフトバンクは正当な評価が得られていない、安すぎるという。
もしも孫さんが未だ国内携帯電話事業に興味を持っていたとするならば今後株価は上がるかも知れない。
しかし孫さんは飽きてしまった。

伊豆市や伊豆の国市のドコモショップは相変わらずいつも混んでいる。
auショップも列が出来るほどではないが駐車場は車で埋まっている。
ソフトバンクショップはひっそりと開店休業状態だ。
この辺りでは町を出ると圏外に遭遇する事になる。
エリアマップは三事業者の中で最も立派に色が塗られているソフトバンクだが、実際には最も圏外が多い。

エリアマップは上からソフトバンク、au、ドコモの順である。
ソフトバンクとauは道のない部分も全て塗ってしまう方針のようだ。
だが地元の人間を甘く見てはいけない。
この辺りには椎茸栽培や林業のための林道がいくつかあり、そこを走るとエリアマップの嘘がばれるのだ。
auはそれでも未だ使えるがソフトバンクはダメである。

ちなみに大規模通信障害後に1万件ほどの解約があったという。
全加入者数から見た割合としてはたいしたことはないが、これをきっかけに更に加入者が減少する可能性もある。
現在でもドコモとの差が年々開いている現状で、何とか加入者減を食い止めなければ先がない。

この地ではソフトバンクは使えないというのがもはや常識だ。
企業から貸与されている携帯電話がソフトバンク契約の場合、宅配便担当者は度々個人の電話を使ってかけてくる。
こんな状況なので加入者数が増える筈はない。
果たして1年後の株価は千円以下になっているのか、それとも2千円を突破しているのか。