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海水水槽:各社リン酸テスターの比較


  • Posted by: F&F
  • 2018年12月30日 11:10

RedSea、sera、ハンナの各リン酸テスターの値を比較する。
比較は水道水、水槽水、リン酸固定剤を入れた後の水槽水も測った。

RedSeaは17mlの被試験水を取り→A液を10滴加えて10秒攪拌→B液を2滴加えて10秒攪拌→6分待って比色する。
seraは10mlの被試験水を取り→1液を6滴加えて攪拌→2液を6滴加えて攪拌→3粉末をスプーン1杯加えて攪拌→5分待って比色する。
ハンナは10mlの被試験水を取り→本体にセットしてキャリブレート→試薬を1袋加えて2分攪拌→本体にセットして測定開始→3分後に数値が表示される。

【水道水】
RedSea:0.2ppm位の色
sera:0.1ppmよりは多いが0.25ppmより少ない
ハンナ:0.362ppm

【水槽水(1)】
RedSea:0.4ppmより少ない位
sera:0.1ppm〜0.25ppmの間で0.1ppmに近い
ハンナ:0.297ppm

【水槽水(2)】
80リットル(全水量の約1/3)の換水後に各テスターで測定した。
RedSea:0.2ppmより多い位
sera:0.1ppmより少し多い位
ハンナ:0.325ppm

RedSeaは明らかに下がった。
seraは元々測定限界に近かったのだが、それでも下がったと言える。
ハンナは少し上がった。

人工海水を溶くにはRO水を使っているが、ROではリン酸はあまり減らない。
逆浸透膜でのリン酸透過率はさほど高くないのだが、カーボンフィルタからリンが溶出してくるのだ。
硝酸塩は逆浸透膜を通り抜けてくるので、これもあまり減らない。
DIを使えば殆どゼロに出来るのだが、現在は使っていない。
人工海水もリン酸ゼロは謳われているが、新海水は測ってみなかったので今は分からない。
RO水をハンナで測ってみるとリン酸値換算0.110ppmとなり、水道水の値の1/3程度である。
人工海水の素はテトラマリンソルトプロを使用し、これを溶いて作った人工海水のリン酸濃度は0.135ppmだった。

ハンナとRedSeaは測定値に違いはあるが、どちらが高いとか低いという傾向はない。
RedSeaは比色方式なので判断が難しい。
seraは他のテスターよりも少し低く出る。

   

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