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真冬のツーリング


  • Posted by: F&F
  • 2019年1月 2日 12:12

個人的には真夏の暑さよりも冬の寒さの方が耐えられる。
耐えられるというか、冬は防寒装備や使い捨てカイロで温まる事が出来るからだ。

と言っても気温が零下になると徐々に身体が冷えてくる。
衣類を挟んで二重張りにした使い捨てカイロの反応も鈍くなる。
水を通さず湿気を通す生地よりも、水も湿気も通さないものの方が良い。
使い捨てカイロは水分と酸素と熱で反応が促進されるからだ。

しかし零下1桁台の気温など甘いよと言う強者ライダーもいる。
冬の北海道こそツーリングの醍醐味とばかりに、最北端を目指したりする。
スタッドレスタイヤは役に立たず、チェーンは耐久性に難がありスパイクタイヤしか選択肢がないというような極寒の地だ。
もちろん、だからこそそこを走破してみたいと人々は思うのだろう。

外気温度マイナス20度ではキャブ車はかなりエンジンがかかりにくくなる。
バッテリの容量が低下するのでセルは長くは使えない。
スプレー式のガスなどをキャブに吹きかけながらセルを回すなども必要だ。

インジェクション車はエンジンはかかりやすいが、バッテリ電圧が低下するとキックでもスタートできなくなる。
燃料ポンプやインジェクタなど比較的大きな電流が流れるデバイスが動作しなくなってしまう。
こればかりはバッテリを加温するしかない。
が、零下の気温では使い捨てカイロも温まらない。
湯を沸かすと言っても、沸かす時間は長くかかりバッテリにそれをかければすぐに湯はなくなってしまう。
次の湯が沸くまでにバッテリには長〜いつららが出現する。

鉛バッテリは0℃で8割弱の容量(25℃と比較して)があるが、0℃以下では急激に容量が低下する。
充電終止電圧は25℃のトリクル充電で13.8Vだとすると、-20℃では15V近くまで上げないと充電率を維持できない。
サイクル充電時には16V以上が必要だ。

   

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