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海水水槽:リン酸吸着剤の寿命は?


  • Posted by: F&F
  • 2019年1月10日 11:10

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リン酸吸着剤はどのくらいの量のリン酸を吸着できるのだろうか。
カミハタのものはたぶん活性アルミナだと思う。

より吸着度を上げた硫酸アルミを含む活性アルミナもあるにはあるが酸性溶液中でないと効果が落ちる。
通常の活性アルミナだとすると、吸着剤の質量の2倍前後のリン酸を吸着できる。
亜リン酸、次亜リン酸、トリポリリン酸ならば吸着剤の質量の20倍以上を吸着できる。
ただし低濃度水溶液の場合は吸着率が低下する。

200リットルの水槽水のリン酸濃度が0.5ppmだったとするとその水槽水の中には100mgのリン酸があることになる。
毎日0.5ppm増えることは考えにくいが、仮にそうだとすると毎日100mgのリン酸が水槽内で増えていく。
ここに300gの活性アルミナを入れる。
活性アルミナの低濃度溶液中の吸着量を30gとすると300日使えることになる。
でも2〜3ヶ月で交換しろと書かれているので、もっと早期に吸着率が落ちてくるのだろう。

横浜時代は活性アルミナを買ってきて使っていた。
効果が落ちてきたらオーブンで加熱して再利用していた。
ただ無限に再利用できるわけではなく、物理的に欠けたり細かくなってしまったり変色したり吸着効果が落ちたりした。

リン酸吸着剤を入れて20時間ほど経過した。
リン酸吸着剤がリン酸を減らすには時間がかかるのだが、今日の時点のリン酸値を測った。
リン酸換算値で0.113ppmだった。
昨日の計測値が0.126ppmだったので、ほんの少しだけ減ったことになる。


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