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海水水槽:各種バイオペレットの比較


  • Posted by: F&F
  • 2019年1月16日 11:07

バイオペレットにも色々な種類がある。
中身が同じで発売元が違うだけなのか、それとも中身もそれぞれなのか。

リン酸塩の除去を想像させるネーミングのPhosBallを調べてみた。
これは第一世代?のバイオペレットで、固着しやすいとか効果が低いなどと言われる。
特別に配合されたとか、大粒で固まりにくいとか、謳い文句は様々だが効能に特徴がない。

溶けカスを出にくくしたとか固まりにくくしたなど、物性を調整したものが第二世代と言える。
この時期のものは製法にも変化が見られる。
従来は小豆のような感じだったものが、棒を切断した円筒形になっている。
製造コストの低減が目的だと思うのだが、平面部があるので固着が起きやすい。

もう一つは鉄材を添加したタイプだ。
リン酸値が減りにくいと言われるバイオペレットに鉄材を添加してリン酸鉄として沈殿させようとするもの。
鉄系リン酸吸着剤と言われているものも吸着剤ではなく鉄剤なのではないかと思う。
カミハタ(販売)のバイオペレットには鉄系吸着剤だと書かれている。
吸着剤でもバクテリアの素でも、安定して長期間使えればどちらでも良い。
今回使用するのはAll-in-One BioPellets、鉄系吸着剤入りとカミハタの言うバイオペレットだ。
カミハタ以外の所でも扱っていて、価格も若干異なるが中身は同じだ。
通常のものよりも溶けやすいので早く減る。

PLEMIUM All-in-One BioPelletsもあるが、Premiumの付いていないものよりも色が薄く更に溶けやすい。
硝酸塩の濃度にもよるだろうがPLEMIUM All-in-One BioPelletsが過剰に溶けて水槽内にカスが溜まる事例もある。
本来は硝酸鉛やリン酸を処理するためにバイオペレットが溶けるのだが、Premiumは材質が柔らかいので水流で溶けてしまう。
溶けて漂うバイオペレットのカスは、栄養塩がなければそのまま水槽やサンプ槽内にとどまる事になる。

PremiumではなくAdvancedが付いたものもある。
見た目は同じようなのだが中身は??

窒素とリンを減らすと言う事でNP何とかと名前の付いたものもある。
オリジナルなんちゃらというものもあるが、元々の意味のオリジナルではなくオリジナル何チャラという固有名詞だと思えば良い。
全てを見てみたわけではないのだが、バイオペレットとしては3〜4種類/20商品位が存在している。

トロピックマリンのNPバイオペレッツは天然素材で作られていると書かれている。
日本で買うバイオペレットは高い。
米国Amazonで買えば1/2〜1/3の価格だ。
Amazonではなくペットショップの通販ならばもう少し安い。
日本で売られているものを安く輸入するのも手だが、日本に入ってきていないものを使う面白さもある。
米国産のバイオペレットは内容成分が明記されているものもある。

横浜時代もそうだったのだが硝酸塩は上がったことがない。
底砂の厚みがちょうど良いのか、スキマーの能力が高いからなのか。
硝酸塩の数値は上がらないがリン酸は放っておくと上がってくる。
特に今は魚が多いので餌の量も多く、リン酸値は上昇する。
バイオペレットが吸着剤の代わりになるのかどうか、生体への影響はないのかどうか、確かめてみる。

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