Home > TS-600改430MHzバンドの追加

TS-600改430MHzバンドの追加


  • Posted by: F&F
  • 2019年1月18日 12:07

TS-600はTRIOの50MHz帯のオールモードトランシーバである。
これを入手したのがいつだったのかは忘れてしまったが、RJX-601時代よりも金回りが良くなっていたことは想像に難くない。

元々50MHz帯のAMを楽しんでいたのだが、混雑する50MHz帯を避けてローカル達は430MHz帯に移行した。
430MHz帯のトランシーバは高価で買うことが出来ず、最初はタクシー機の改造を行った。
430MHz帯は空いていたのでローカルとのQSO用には固定周波数で十分だった。
何台かの中古タクシー無線機を買ってきて、ローカルの分とまとめて調整したりした。

TS-600を430MHz帯用に改造したのはその後の話である。
50MHzから430MHzへのアップコンバータは市販品なので自作と言うよりは組み立てみたいなものだ。
430MHz帯のLNAはオリジナルのトランジスタからGaAsのFETに変えて感度アップを狙った。
出力部は業務無線用のパワーモジュールを無理矢理使った。
C級アンプなのでSSBの送信は出来なかったが、そもそも430MHz帯でSSB波など聞こえない時代だった。

RJX-601の改造が全てオリジナル回路での自作だったのに対してTS-600の改造はトランスバータの基板を使ったので簡単だった。
TS-600は内部スペースにも余裕があったので、外観上は何ら改造することなく430MHz帯を追加することが出来た。

430MHz帯でEMEが出来るかな?と思い、23エレメントのF9FT八木アンテナを沢山作った。
が、結局スタックアンテナとして日の目を見ぬまま無線熱も冷めていったのである。
この頃横浜に移り住んでいたのだが、430MHzや50MHzで東京都清瀬市辺りと交信することが出来た。
430MHz帯だと山岳反射などを使ったかも知れない。

その後仕事の関係もあり、東京に再び住むことになる。
スタックアンテナやハイパワーアンプ(!)は横浜に残してきたのと、アパート住まいでアンテナも立てられずに無線から遠ざかる。
無線機を使った交信からは遠ざかったがSGだとかスペアナなどは手に入れたりした。
アンリツの水晶振動子式の周波数シンセサイザは何台かの中古を購入して直したりした。

   

Comments:0

コメント投稿には JavaScript が必要です。ブラウザのJavaScript 機能を有効にしてください。

サインインしなくてもコメントの投稿は出来ます。
サインインしている場合はお名前などを入力せずに、そのまま投稿できます。

登録は簡単&それによって何かが起きるわけではないのでお気軽にどうぞ。
登録ページ書き込み→確認メール送信→確認メールのURLクリックで承認、の手順です。
確認メールに書かれたURLにアクセスしないと登録は完了せず、正しいログイン状態に移行できません。
コメント フォーム
コメント投稿完了までには少し時間がかかります。
二重投稿にご注意下さい。

Home > TS-600改430MHzバンドの追加



VC