海水水槽：シークロンの改造にも使える

シークロンと言えば泡の上がらないプロテインスキマーの代名詞みたいな物だ。
内部にエアストーンを入れてエアポンプから空気を送って泡を増やすなどの改造をして使っている方もいる。

シークロンは今は売られていないと思うが、一時期は価格的なこともあり買った人も多かったと思う。
そこそこ台数が出たこともあり中古も見かける。
中古価格は100円前後から、新品同様でも5千円位だ。

オリジナル状態では泡が上がらず使い物にならないが、ポンプを中華スキマー用に変えれば十分な性能を発揮する。
プロテインスキマーを自作する方も多いが、アクリルパイプなどは意外に価格が高いし、カップ部分は中々綺麗に作れない。
なので、シークロンなどの中古で安いスキマーをベースにポンプを交換するのが手っ取り早い。
シークロン用として考えれば小型のDCS650やDCS1200(ディスパーセレイタ−型ロータの付いている、プロテインスキマー用)で十分だ。

一時期はシークロン用のモーターであるマキシジェット用の改造インペラーが売られていた。
これに変更することで見違えるような性能になるのだが、メーカがクレームを付けて販売を阻止したのだとか。
交換用部品や互換品を排除することなんて出来るのだろうか。

シークロンは普通のポンプを使っている。
ディスパーセレイター式ローターではない。
従ってエアが上手く混合されずに泡が上がらない。
これまでディスパーセレイター式のポンプは入手が難しかった。
しかし現在では容易に入手が出来るので、簡単に取り替える事が出来る。

中華コーン型スキマーが安価に販売されているので、今後は自作や改造派が減るかも知れない。
これまでは、プロテインスキマーが余りに高額すぎたのだ。


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