貧血とヘモグロビン数値

貧血とヘモグロビン数値の話である。
昨年の8月末から9月にかけて、腸憩室出血で入院した。

出血があったのでヘモグロビン数値が下がり貧血となった。
入院時は14.8だったものが10.5迄下がった。
これ以下になると危険だと言うことで輸血も検討された。
しかし幸いにして出血が止まり、その後退院した。

退院2ヶ月後に血液検査をするとヘモグロビン数値は12.5で貧血だった。
男性の基準値は13.1〜16.6g/dl、女性の場合は12.1〜14.6g/dlである。
貧血で立ちくらみなどが多少あったのと、血圧の下が45位まで下がることがあった。
その他は何と言うことはない。

医師は鉄剤を出そうかと言ったのだが、自然回復するかも知れないからそのまま様子を見たいと言った。
鉄剤は気持ちが悪くなるなどがあるからで、肉でも食っていれば回復するだろうと思った。

更に2ヶ月が経過した。
血液検査の結果、ヘモグロビン数値は12.8だった。
この2ヶ月間は多少は食事に気をつけ、鉄剤サプリも飲んだのだが効果はなかったと言うことになる。
そこで鉄剤(クエン酸第一鉄Na錠)を出して貰った。
最初鉄剤を空腹時に飲んだら相当気分が悪くなった。
胃の薬を飲むなどしたが、どうにも耐えがたい。
が、飲まないわけにも行かないので食後に飲むことにした。
食後に飲めば胃の気持ち悪さも緩和される。
が、飲み続けていると徐々に慣れる。
1週間もすると空腹時に飲んでも何と言うことはなくなった。

そして2ヶ月が経過した。
血液検査の結果、ヘモグロビン数値は14.1まで上がった。
ほぼ正常である。
だが今も鉄剤は飲んでいる。
医師によれば、安定するまで続けた方が良いのだそうだ。

鉄剤は効果を発揮したが、鉄剤サプリは効果がなかった。
貧血の際にはクエン酸第一鉄Na錠を処方して貰った方が良い。