海水水槽：海水を汲みに行く(3)

海水を汲みに赤沢に行ってみた。
赤沢は伊東から少し南に行った所である。

まずはDHCの研究所の辺りに行ってみるが、湾になっていて水は綺麗ではない。
DHC経営の温泉・日帰り温泉・温水プールなどがあるので、その排水による汚れもあるだろう。

少し南下して小さな漁港(北川港)で水質を測定すると、リン酸値が0.190ppmととんでもない値になった。
海岸沿いが温泉街になっていて、その温泉(排水)が流れ込んでいるのではないかと思う。

更に少し南下してバナナワニ園のある熱川の少し南に行ってみた。
駅で言うと今井浜海岸の近くだ。
海は綺麗そうなのだが近づくことが出来ない。
仕方が無いので小さな漁港というかコンクリートでスロープになっているような場所に行ってみた。
釣り人が糸を垂らしている。
そこで岩海苔的ものやわかめみたいな海藻を採取した。
キイロハギなどの餌になれば良いなと思って。

水質を見るとリン酸値が0.141ppmと話にならないレベルだ。
北東400m前後の所に大きな川が、港の近くには生活排水的ドブが流れ込んでいた。
南西800mの所には更に大きな川がある。

結局最初に採水したポイントに行き、更に防波堤の外側の水質を測定してみた。
すると0.006ppmと低い値を示した。
これなら文句はない。
さっそく200リットルタンクいっぱいまで採水した。
ポンプはRio3100+なので公称毎分48リットル、揚程ゼロなら5分ほどでタンクはいっぱいになるはずだ。
だがこのポンプは静圧が低い。
最大揚程2.7mで、海水面からタンク上部までは約2m…
200リットルタンクをいっぱいにするのに20分位かかる。

集落から遠い側、日大生物資源科学部下田校のある方が更に良いかもしれない。


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