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海水水槽:天然海水のリン酸値


  • Posted by: F&F
  • 2019年6月15日 11:08

海水は何度か汲みに行った。
湾の中ではないので風が強い時などは波があって汲みにくい。

波のある時は海水の透明度も下がり、リン酸値も上昇する。
天気の良い波のない日のリン酸値は0.006ppmと低かったが、小雨が降った翌日の風の強い波の立った日は0.06ppmだった。
何カ所か採水ポイントを確保して、リン酸値を見ながら汲んでくるのが良い。
天然海水を売っている所でも季節や天候によってかなり水質が違うと言っている。
海洋深層水は安定しているそうだ。

トリトンラボによるリン酸塩の基準濃度は0.018ppmである。
少なくともトリトンメソッドに於いてリン酸塩は0では少ないと言うことで、生物の機能維持には0.018ppm前後のリン酸塩が必要だとされる。
SPSの場合はもしかするともっと少なくて良いのかも知れないが、LPSやソフトコーラルは逆にもう少し多い必要がある。
現時点でリン酸低減はアルミナ系吸着剤に頼っている状態で、水槽水の数値は0.1ppm前後と高めだ。
換水後には低下するが翌日には上昇している。

天然海水のリン酸濃度が0.1ppmに近いのは駄目だとして、ではどの程度が良いのかは難しい。
なにしろ天然物なので海の状態によっても異なるからだ。
沖合の海水であれば数値は安定するだろうが、外洋に面した場所とは言っても陸地から採水しているのだから。
この天然海水の成分分析をトリトンラボでやってみたいとも思う。
リンだけではなく重金属類などの濃度が高い可能性だってある。
ただこれも海の状態によって変化するので、何回も繰り返しテストをしなければ分からない。

現時点で言えるのは、少なくともリン酸塩が0.06ppm含まれている海水を使っても何ら異常は起きていないと言うことだ。
むしろサンゴの開きは良くなる傾向である。

乗用車で海水を汲みに行くのにタンクは何が良いかと質問があった。
私は200リットルタンクを買う前はバロンボックスを使っていた。
これは購入したものではなく、天然海水を買った時のものだ。
バロンボックスに段ボール箱が付いたものだと700円位するのだが、天然海水は1,000円なので天然海水を買ってその容器を使った方が得だ。
ただし段ボール箱は邪魔なのので使わない。
中身のポリ塩化ビニールか何かの容器だけ使う。
これはたたむと小さくなるので邪魔にならない。
乗用車なら後部座席に4個、トランクに8個位積めると思う。
容器は公称20リットルだが、段ボール箱を使わずにいっぱいまで入れると約23リットル入る。

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