スマートフォン：カメラの良さとは何なのか

Xperia Z4ではシーン設定があった。
Xperia XZ Premiumはシーン設定の項目は無く、自動モードでお任せになった。

シーン設定は色合いやコントラストがプリセットされた値に変更される仕組みで、コンパクトデジカメなどでもおなじみだ。
夜景モードにすると無限遠にフォーカスが固定されるモデルもある。
シーン設定は有用ではあるが面倒だ。
都度設定しなければいけない。
Xperia XZ Premiumは被写体を判別して色合いなどを変更する仕組みらしい。

写真とは、現代の写真とは被写体を正確に写すものではない。
より"それっぽく"写し出すものなのだ。
一昔前の"記憶色"だとか、画面で見る用に彩度とコントラストを上げるみたいな。

ではXperia Z4のシーン設定とXperia XZ Premiumのオートモードのどちらが良いかと言えば後者である。
2年の歳月を感じる変化がそこにはある。
ちなみにnovalite2は廉価なスマートフォンだがデュアルカメラだ。
で、これを使ってみたのだがレスポンスが遅くて写真そのもの以前に不満がある。
novalite2に慣れれば良いのかも知れないが、Xperiaからnovalite2では不満だらけになる。

Xperia1のズーム(カメラ切り替え)はなかなか良い感じだ。
広角と標準は違和感なく切り替えて使える。
そうか、標準レンズってこんな感じだったんだと改めて思う。
ただし超広角は切り替えにも時間がかかるので、まあオマケかなぁ。
広角らしい効果を出せるという点で使い道はあるけど。
いずれにしても焦点距離を切り替えられるのは便利だ。
背景ボカシは、ちょっとやってみたのだが未だ使いこなせていない。
ボカシ度合いを変えると、合焦した前後の距離の部分が変化するだけで背景的な距離の離れた部分は変化しない。

瞳AFはそこそこ良く動作する。
モニタ画面に人物写真を次々に表示させると、それをトラッキングする。
しかし漫画的な絵を表示させるとAFポイントの緑の四角が消滅する。
猫の顔では瞳AFは動作しなかった。