海水水槽：安定までに時間のかかる説

水槽は安定するまでに時間がかかるから、水質各値が正常だからと言って魚やサンゴを入れてはいけない。
なんて論もある。

テスターで測れる水質以外にも確かに様々なパラメータはある。
しかしそんな事を言っていたらいつまで経っても生体を入れられない。
声帯を入れて異常が起きたら「入れるのが早すぎた」と言われるわけで、それが水槽立ち上げ5年後であったとしても、だ。

魚が死ぬのは病気の場合が殆どだ。
白点病をはじめとする、色々な病原体が水槽内には生息している。
弱った魚がいれば白点虫はその魚体にとりつく。
これは水槽立ち上げから時間が経とうが経つまいが同じようなものだと思う。

珊瑚が死ぬのは主に水質だ。
栄養塩の高い状態が続いたとか、光量が不足したとか、水温が不適切だったとか。
今のところウチの水槽にはSPSは入れていないので、サンゴ達は全て元気にしている。
魚は随分失ったが、サンゴは一つも駄目になってはいない。