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海水水槽:海水採取用ポンプを整備する


  • Posted by: F&F
  • 2019年8月21日 11:09

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海水をくみ上げるのに12Vのポンプを使用している。
静圧も高いし流量も十分で使いやすい。

何より購入価格が1.6千円程度と格安だった。
が、電源コードを押さえている金属のチェーンなどが錆びてボロボロになった。
この部分はチェーンを外してタイラップで固定したので問題は無いが、もしや内部も錆びているのではないかと思った。
そこで分解してみると…
ネジも金属プレートもボロボロに錆びている。
購入価格は1.6千円だが、国内メーカの同品番のポンプは1.4万円位するものだ。
海水利用を謳った水中ポンプなのだから、樹脂製構造材にステンレスビスくらいは使われているかと思ったが甘かった。
メッキがされていたかどうか既に不明だが、まあ鉄のままという事はないだろう。
だがクロムメッキなどの強固なものではなく、クロメートだろうな。
ニッケルメッキをかけるには銅下が必要なのでコストが嵩む。

このポンプはいわゆるマグネットポンプではなく、モータのシャフトが直接インペラを回している。
この部分のシールが駄目になれば壊れるというか、そもそもシールなど付いているのだろうか。
分解してみれば分かる話なのだが、この接続部分からOリングがはみ出している…
分解すればOリングは元には戻らないのでそっとしておく事にした。

当然だがモータ側には水が入らない構造になっている。
しかし開けてみるとシッカリ水が溜まっていた。
ぶっ壊れるのも時間の問題である。
通常のブラシモータに海水が付着して長くもつとは思えない。

そうは言っても分解したので整備はしておく。
錆びだらけになった部分には錆転換剤を塗った。
Oリングにはワセリンを塗った。
電源コードのシール部分はシリコンを塗った。

そして何より大切な、予備品を買った。
だが従来の価格で買う事が出来なかった。
2.4千円もしたのである。
何か悔しい…

ポンプの予備を買ったので、ケーブルをコネクタ式にする。
こうしておけばポンプの交換は容易だ。
防水コネクタで大電流が流せ、比較的安価なのはソーラパネル用のMC4である。
IPX67相当なのだが、中華製がどの程度の防水性能を有するかは不明である。
出来るだけ水に漬けないようには使うが、何せ塩水だから心配もある。

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Comments:1

レオナルドクマ博士 Author Profile Page 2019年8月21日 15:02

ヤマハの船外機のチルトモーターもそんなもんです。
メッキのモーターケースが剥き出し。そのメッキの質もクロメートと大差無いレベル。ワイパーモーターを海水に漬けて使ってるような感じです。
常に水没してる訳では無いですが、波が有れば浸かるような位置。
プレスラインに沿って錆が入り2年ぐらいで穴が開いて交換。
応力が掛かってる所は、メッキも弱いのでしょうか?
ただのモーターが4万円弱。
ちなみにスズキの船外機は、エンプラ製と思われるモーターケースです。
ヤマハは何十年も学習しない=わざとやってるとしか思えません。

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