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楽天的ではない楽天の決算


  • Posted by: F&F
  • 2019年11月 8日 12:08

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楽天のモバイル事業が赤字なのは当然として、他の事業も好調とは言えない。
営業利益は11億円と、前年同期比97.6%減というのだから随分減ったものだ。

決算の説明スライドの中で基地局の構成図があった。
そこに整流器&バッテリーと書いてあるのが面白い。
他企業の資料をコピーしたのか、基地局ベンダーに作らせたものを訳したのかは不明だが整流器って何をそう訳したんだろう。
整流器だとrectifierなのだが、普通は使わないよなぁ。
パワーボードってのも、何のパワーなのって感じだけど。
まあ投資家用の資料だから整流器が分圧器と書かれていようが分流器と書かれていようが気にしないとは思う。
しかしソフトバンクはこういう細かな所もキチッとやるので差が出る。

そのソフトバンクも四半期決算で赤字を出している。
前年同期には1.4兆円もあった利益が、今期は一転赤字となった。
さすがの孫さんも強がりは言えず、反省の弁を口にしたという。
もっとも実業が調子を崩したのではなく、虚業の方のビジョンファンドが足を引っ張った。
ソフトバンクって虚業屋だっけ。
だとすると本業の調子が悪いことになる。
孫さんは、ウィーワークは泥船ではないと言うがスプリントの二の舞じゃないの?みたいな空気も流れる。
投資は成功すれば大きいが失敗もある。
孫さんとて成功ばかりしてきたわけではなく、むしろ失敗の方が多い。
だがその失敗の臭いを感じるやいなや、すぐに他社に押しつけて自分は逃げてきた。
銀行買収時だって長期保有を約束しながら、税金を突っ込ませたあとは売り逃げている。
しかしスプリントは失敗だった。
孫さんの勘も鈍ったのかな。

楽天モバイルのアミン氏は、「5Gには大いに期待している。それは楽天モバイルの重要な差別化要因になってくるだろう。」と述べたが、5Gは良いから4Gで早く全国展開してよと言いたい。
「2018年中には誰もが不可能だと言った楽天のネットワークは実際に稼働しており、多くのトラフィックを運んでいる」とも言っている。
2018年中に不可能って、そもそも楽天自身が10月にサービスインすると言っておきながら、βテストがやっとだったのに。

基地局設置の口頭内諾というのも面白い。
あそこに基地局を作ろうね、そうしようそうしようと言った、みたいな?
電波発射予定基地局が3000局しかないそうで、年度末までの3432局は実現出来るのだろうか。
電波発射予定とは、おそらく免許が下りているという意味だろう。
包括免許の場合は落成検査は要らないはずだが、落成検査が必要となると時間もかかるし面倒だ。



Comments:1

Anonymous 2019年11月 8日 18:44

整流器って名称ですが、普通に使ってますよ>通信関係の会社です
ACをDCに変えるものですよね

パワーボードは使わないなぁ(分電盤のことかな?)

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