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海水水槽:TDSメーターを買ってみる


  • Posted by: F&F
  • 2019年12月12日 11:12

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TDSはTotal Dissolved Solid、つまり水中に溶けている総イオン濃度という事になる。
TDSメータは電気伝導度を測っているので、本来はS(ジーメンス)で表されるわけだ。

SはΩの逆数であり、OHMを逆から読んだMHO(モー)と表した時代もあった。
電気抵抗、すなわち電流の流れにくさを表すものが電気抵抗であり、電流の流れやすさを表すものがコンダクタンスだ。
現在コンダクタンスはS(1MHO=1S=1Ω)で表され、1μS=1MΩとなる。
電気伝導度はS/mで表される。
FETや真空管で相互コンダクタンスという言葉が登場する。
が、これは別記事にするか、水槽とはかけ離れるので。

ではTDSのppm単位と電気伝導度はどう関係するのか。
これはその溶液内に溶けている物質によっても異なる。
溶けている物質が不明な場合は1μS/cmを0.4ppm〜0.8ppmと換算する。
塩化ナトリウム溶液の場合は0.65ppm=1μS/cm程度なので、これを使う場合もあるし1μS/cm=0.5ppmとする場合もある。

20年前に購入したTDSメータはμSでの表示となっている。
(正しくはμS/cm)
TDSメーターを名乗るなら単位はppmが正しいのだが、電気導電率を測っているので本来から言えばμS/cmが正しい。
25℃に於ける0.01mol/lの塩化カリウム水溶液は1409μS/cm、0.001mpl/kgの塩化カリウム水溶液は147μS/cmの電気伝導度だ。

TDSメーターというか電気伝導率系の構造は簡単である。
電極間に交流を流し、そのインピーダンスを計測しているだけだ。
ディジタル機器が高価だった頃は部品代が販売価格を押し上げたわけだが、今は安い。
そこで中華安物TDSメータを買ってみた。
マーフィードの(20年もの、最近は校正していない)と比較してみようかと思う。

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