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3500円のネットワークアナライザ


  • Posted by: F&F
  • 2020年1月28日 13:13

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中華パワー恐るべし。
何とUS$30以下でベクトルネットワークアナライザが手に入る。

精度や確度がどうなのかという話はあるが、ディスプレイも付いてこの価格は凄い。
ベクトルネットワークアナライザなのでブリッジも内蔵されている。
元々は海外のアマチュアが設計し、基板などを配布していたものがあった。
同様に日本でもキットを配布されている方がいた。
それを元に中華で量産されたらしい。
周波数レンジは50KHzから900MHzとオリジナルより広範囲になっている。
ダイナミックレンジが狭い、ノイズレベルが高いなどはあるが価格からすれば十分だ。

オシロもスペアナもVNAすらも安価に入手出来るのだから、無線機自作にも力が入ろうというものだ。
だが自作する人自体が減っている、無線を趣味にする人自体が減っている。
今やSDRで受信部は構成出来、送信部はDACで1GHz位までは簡単に出せる。
受信部のフロントエンド、送信部のPAも出来合のモジュールやICでそこそこの性能になる。
市販の部品の多くは50Ωに整合されているので接続するだけで良い。
だから測定器はなしでも組めるよと言うものでもないけれど。

中華VNAをアンテナアナライザとして使う方も多いようだ。
無線機は作れないがアンテナは作ってみるという人もいて、いわゆるアンテナアナライザよりも安価に測定が出来る。
ただ記事などを見るとVSWR(リターンロス)だけをみている人も多く、それであればSWRメータで事足りる。
VNAを使ってアンテナを調整するには虚数分を見るとか、帯域を広げるにはその動き(周波数レスポンス)も見なければいけない。
VNAでアンテナごと測れるものではないのだが、マッチングセクションのロスもアンテナにとっては重要だ。
ガンママッチなど、その部分だけを机上でテストすれば整合損失を導き出すことが出来る。

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