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昭和中期のポータブルラジオ


  • Posted by: F&F
  • 2020年4月18日 13:07

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昭和30年代のポータブルラジオ、4球と書いてあるので真空管を4本使ったものだ。
3ウェイは何だろう?

AC/DCとなっているが、これだと2WAYか。
3球ラジオはどういう構成なのかと少し調べてみた。
高周波増幅兼検波に1球、低周波増幅に1球、整流管が1つとマジックアイで4球だ。
この時代にシリコン整流器なんかあったのかなぁ。
セレン整流器だったらあったと思うのだが、B電源を整流するためには多段スタックが必要だ。
探してみるとこちらのページがヒットした。
回路図が載せられているのだが小さすぎて細部を見ることが出来ないが、真空管の記号が5個あるのでマジックアイを除いて4球なのか?複合管なのか?
このラジオの値段は現代の価値に換算すると20万円近い。

ラジオは全て高価だったかというとそうでもなく、電池専用のUB-140は当時の価格で3,900円である。
現在の価格に換算すると7万円くらいだろうか。
こちらに内部の写真がある。
クリスタルイヤフォン専用だとすると、いわゆる高一中二というヤツ?よく分からないけど。

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Comments:5

Realist 2020年4月18日 13:50

UB-140はリンク先の回路図を見ると高周波0段、中間周波1段、検波&低周波1段の3球ですね。5球スーパーから整流管と低周波電力増幅を除いた構成です。
UW-285の3ウェイは、バーアンテナ、ロッドアンテナ、外部アンテナの3ウェイかと。しかし、こちらは不確かです。

こやま 2020年4月18日 21:01

昭和40年代のラジカセなんかもそうですが、3wayとかの表記
は電源の仕様みたいです。
該当のラジオは、AC/DC 100V、Batteryってなってますから
それ3wayなんじゃないかと。

ラジカセなんかは、AC100V / DC6V / Battery / 車載DCコンバータ
使っての4wayなんてのもありました(SONYだったかな)。

F&F Author Profile Page 2020年4月18日 21:28

Twitterでも教えていただいたのですが、ACの他にDC商用電源も存在したようで、AC/DC/乾電池の3Wayなのだとか。
DC100Vは思いつきませんでした。

jerrybird 2020年4月20日 10:35

DC100Vに対応だったら、電源スイッチは消弧型の特殊品な筈ですけど、そこまでやっていたのかチト疑問ですね
むしろ電池が箱形乾電池と充電式電池(鉛?)だったりしませんかねぇ?

Realist 2020年4月21日 19:26

私も調べてみました。確かに商用AC/商用DC/バッテリーで3Wayと呼ぶ様です。
アメリカではこの時代まで商用DCは残っていましたからね。

下記の9.5は類似ラジオです。
http://www.angelfire.com/planet/funwithtransistors/Book_TS_CHAP-9.html
マジックアイではなく高周波1段の付いた5球構成ですが3Wayの部分はほぼ同じと考えられます。
ヒーターなんか、100Vから抵抗ドロップで9Vを作っていて、なんとも、大胆というか、アメリカンです。
ま、商用電源につなぐときは効率無視でも特に問題は無いのでしょう。


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