正露丸がコロナウイルスに効くという話

どこから湧いて出て来たのか正露丸説。
正露丸の成分がウイルスのエンベロープを破壊するとか何とか。

正露丸の広告、これは1920年代(大正時代)のものだそうだ。
秋深し、胃腸と肺の疲労時と書かれている。
結核菌を撲滅するクレオソートを主材とし、呼吸器の抵抗力を旺盛にするのだそうだ。
結核菌がやっつけられるのだからコロナウイルスにも効くんじゃないの？みたいな発想だろうか。
元々は@hashimotokotoeという方がTweetしたのが拡散されたものらしい。
アカウントは一時凍結されたという話だが、現在は復活して活動を続けている。

殺菌効果があるという話と、治療効果があるという話は全く違う。
正露丸が効くと言うことを真面目に言っているのだとすれば、その殺菌効果の事かも知れない。
しかし文章の流れからすれば、その”効く”は治療効果のことだと誰もが思う。

正露丸は実害はなかったわけだが、昨日の日本医師会の会見では楽天の発売するPCR検査キットに関して注意が促された。
楽天の販売する検査キットには問題が多いとし、更には危険や混乱を招くとした。
自分で検体を採るのは正確性に欠ける、家族や周囲にいる人をウイルスに晒してしまう可能性がある。
サンプリングや検査精度の問題もあり、これを以て出勤や自宅待機を決めるのは危険だ。
この検査結果を信じ、本来陽性の人が陰性判定されればクラスタ感染が起きてしまう危険性がある。
陽性判定された人が、その判定結果を元に医療機関に来られても対処が難しい(再検査するしかない)。
米国では販売許可を得た上でPCR検査キットの販売が行われたわけだが、日本では法の網をくぐる形で勝手に発売されてしまった。
これに関して、今後厚労省などとも連携を取って行き、勝手な販売が出来ないように規制する必要があるとした。
政府の専門家会議も昨晩の会見で、医師会同様の意見だと話した。
販売元の楽天は、沢山の問い合わせを頂いていると書いている。

マスクの投げ売りは関西で多くなっている。
商人の街に、いったいどれだけのマスクがため込まれているのか。
東京では新大久保にマスクが溢れるも、怪しげな店舗に客は少ない。
怪しげなと言うより、外国人の経営する食材屋がマスクを売っている的なもので、タピオカ屋がマスク屋に衣替えをしたのと同じだ。

1枚あたり50円位、50枚入り2,500円前後が現在の相場価格だ。
Aliexpressだと50枚あたり2千円以下になってきている。

シャープはサーバ対策が出来ず、販売を中止するとか。
そのおかげか、ID登録は出来るようになっている。
マスクを買いたい人は先にID登録を済ませておくと良いだろう。


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