トヨタのEVは10年保証

トヨタは同社初のバッテリーEVであるUX300eの、バッテリーに関する保証期間を10年または100万kmとした。
ただし欧州発売モデルの話であり国内では異なるかも知れない。

保証期間内にバッテリー容量が70%以下に低下すると保証が受けられる。
バッテリー容量の計測方法は不明だ。

日産リーフはバッテリーインジケータがあり、新品時は12セグメントが点灯する。
これが8年または16万km走行以内に8個以下になると保証対象となる。
ただし絶対容量が8/12になった事を示すものではないという事だ。
リーフの輸出モデルではバッテリーの傷む車が少ない。
これに対して、国内走行車は傷みが早く中古車価格の下落にも通じる。
おそらくは渋滞路などでの加減速の繰り返しがバッテリーを傷めているのだろう。

この点からするとトヨタのEVも国内で同様の保証規定になるかどうかは分からない。
トヨタ製はバッテリー容量が54.3kWhとリーフよりも少ない。
この点で放電は過酷となるが、充電に関しては最大50kW対応でありリーフの100kW充電よりも(充電時間がかかるが)バッテリーには優しいのかも知れない。

トヨタ発の量産型EVと言うことで、コストダウンに苦しんだあとも見られる。
バッテリマネジメントから、バッテリユニットやケースをウォータジャケットで覆って温度管理をする車が増えているが、トヨタでは車内用エアコンの冷風を導く空冷方式を採用する。
おそらくこれが急速充電の妨げになっているのだろう。
なおリーフも空冷方式だが100kW充電が可能だ。


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