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家はどうやって壊れていくのか(2)


  • Posted by: F&F
  • 2020年5月20日 11:04

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いわゆる廃墟となった家でも、屋根が最初に崩れ落ちた後壁だけが残る例が多い。
建物の中に水が浸入すれば、その水は蒸発して屋根を腐らせる。

壁など垂直面にも水滴は付くのだろうが、暖められた空気や水分は屋根に向かうというわけだ。
おそらく床も抜けてしまっていると思う。
床材や畳などが湿気を吸い、床下に水が溜まる。
斜面に建つ家なので全面基礎ではないと思われ、基礎の中に溜まった水は徐々に土にしみこむはずだ。

基礎は高いところで地面から2m位の高さがあるのだが、開口部がない。
(こちら側から見えないだけで、どこかにあるのかも知れない)
平地に建つ家の基礎でも通風口はあるし、基礎の高さがある場合はメンテナンス用の開口部がある筈なのに。

ウチの屋根の面積の計算で1mmの雨が降ると50リットルくらいの水量になる。
この量の1割が建物内に入ったとすると、月間1t位の水量になる。
晴天が続いても側溝に流れて来る水の量がさほど減らないので、そこそこ湿った状態が続いているのだと思う。
基礎の中が水たまりになっているかどうかは分からないが、大雨の後なら可能性はある。
よく見てみると、基礎のコンクリート部分と家屋の木材部分の間から水が流れてきている風に見える。
以前は基礎のコンクリートの外側の面は乾いていたのだが、今は湿っているしコケも生えている。
雨の直後には基礎部分はプール状態になっているのかも知れないし、屋根の破壊が進んだために壁伝いに雨水が流れてくるのかも。

屋根が完全に壊れてしまうと内部の湿度は外気湿度と似たような数値になる。
しかし現在は屋根が残っているので、内部の水が蒸発してそこら中が結露していると考えられる。

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