ソフトバンクグループは復活出来るのか？

Tモバイル株売却も決まったとあって株価は上昇気味だ。
スプリント買収の悪夢からやっと抜け出せると投資家は見ているのだろう。

スプリントを買った、エリア改善は順調だと毎年のように言い続けながら加入者を減らしていった。
米国の人々は日本人ほど簡単には騙されてくれなかった。

株を売って資金を稼ぎ自社株を買う。
色々大変だろうが頑張って頂きたいというか、ちゃんと税金を払って頂きたいものだ。
ソフトバンクと言えばみずほ銀行なのだが、PayPayを使った消費者金融事業を始めるとか何とか。
PayPayは2千万アカウント以上で使われているそうだ。
一方で売り上げは約6億円(2019年3月期)と、何とも寂しい数字である。
純損失は368円に達する。
では2020年度3月期はさぞかし改善されたのだろうと見てみると、売り上げは90億円まで伸びた。
売り上げは伸びたが損失も増えて800億円を越えた。
ソフトバンク系お得意のばらまきと、シェアを獲得してからの回収作戦はうまく行くのだろうか。

電子マネーとして考えた場合にPayPayはとりあえず的な用途には悪くないと思う。
しかし継続・安定的に使うには問題もある。
サーバエラーなどで決済が出来なくなったりもするし、期間限定や使途限定などの罠が常に待ち構えている。
一般的電子マネーと同列に考えると酷い目に遭う。
同系列となっているLINE Payも今後改悪の対象になる可能性がある。

そんな中で収益を上げたいと考えれば手数料収入に頼るしかない。
LINEもLINE証券やLINE投資と言った金融系に手を出しており、PayPayもリボ払いやパーソナルローンで稼ごうというわけだ。
残高がマイナスでも買い物が出来るとなれば、一定数の利用者は金利を払う事になるだろう。
クレジットカード審査が通らない人、或いは消費者ローン審査に落ちる人向けと考えれば一定の需要はありそうだ。


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