水槽台を補強する


90cm水槽を乗せている水槽台に不安を感じた。
というのも、天板の中央部と水槽下部の間に若干の隙間を見つけてしまったからだ。
これは天板が反っているか水槽底板が反っているかだが、水槽の底板が上に反ることはあり得ない。
って訳で、当たり前だが水槽台の天板の強度が足りないのではないかと思った次第だ。
しかし単位面積あたりの荷重は小さいわけで、垂直加重によって天板が反るとは考えにくい。
そこで各部の寸法を測ってみると、側板が湾曲していることが分かった。
正面から見ると「樽型」の水槽台になってしまっているわけだ。
これによって天板が左右方向から押され、結果として天板中央部が下がったと言うことだろう。
これには思い当たるフシもある。
水槽台内部に突っ張り棒形の棚を作ったからだ。
これは左右に広げてバネの力で荷重を支えるタイプなので、常時左右に(水槽台を樽型に変形させる方向に)力が加わる。
水槽の総重量は200Kg前後だろうし、水槽台(コトブキ製)の耐荷重は250Kg以上とあるから壊れることは無いと思うが..でも不安だ。
水槽台は大丈夫でも水槽が両側のみで支えられるようになる結果、水槽ガラスの接合部シリコンには荷重がかかるはずだ。
シリコン接合の水槽は多少の変形を許容してくれるが、曲面ガラスの水槽では一気に割れる可能性がある。
水槽台は圧縮合板製で箱形になっているので横剛性は(スチールラックより)高い。
が、前面にドアがあり、前方が解放されているから突っ張り棚のバネに押されて側板がわずかに反ったに違いない。
そこで補強用の梁を入れることにした。
材料は加工の容易な木材とした。
以下の図は水槽台を上から(水槽が置かれる面から)見た図である。

本来なら「斜め方向」に梁を入れた方が良いような気もするが、前面中央部に柱を立てた方が安心感が高まる(使い勝手は悪くなる)ので「+」型に入れることにした。
十字の部分はジグソーで加工してはめ合わせて、90°の鉄製アングルで補強する計画だ。
(交差する部分を凹型に加工)柱はラワン材で細いものだが、これを側板にねじ止めすることで十分な強度は得られると思う。
安い木材の多少の加工で安心感が手に入れられるのだから、これをやって損はない。
地震の多い関東地方のこと、地震を感じる度に不安になるのは健康に良くない。
なお梁の材質は杉なのだが、本来はもっと固い材料にすべきかも知れない。
なぜ杉かというと、近所の日曜大工センターに太めの材料があったからに他ならない。
(@650円) 梁は幅が75mmで板の厚みが30mm程だが、この30mmの面を水槽台の天板に密着させるように使用する。
ちなみに前部の補強用梁(最初から付いているもの)は厚さ1cm程度の圧縮合板で、幅は9cmある。
従って増設した梁は前面からは見えない。
柱がなぜラワンかというと、これは手持ちの材料があったからだ。
(長さの揃った物が無くて、結局新規購入−>幅が広い物とした)材料を並べて見ながらあれこれ考える。
うーん、凹型加工が面倒だなあ..とりあえず長辺側に合うように杉材を切断してはめてみる。
ついでにその両側を柱で支えてみると中央に一本の梁を追加しただけでもたわみはゼロになった。
こうなると、ますます凹加工が面倒に..そこでこんな風にしてみた。

真ん中の梁には柱を立てていない状態の仮組だ。
天板に丸穴が見えるのはオーバフロー水槽に対応しているからだ。
 言うまでもなくこの写真は水槽台の下から上を写している。
もう少し前の方はこんな感じになっている。

前方の(ノーマルで付いている)梁がお解りだろうか? 後ろ側の板の隙間(配管等を通すため)の様子も分かっていただけると思う。
写真左側の金属はフロントドアのヒンジだ。
奥行きが47cm程度なので、3本も梁を入れると剛性はかなり上がる。
これなら扉を開けても邪魔な柱がないので使い勝手もノーマル時と変わらない。
問題の突っ張り型の棚だが、これを付けてテンションを効かせると側板が中央部で片側数ミリ膨らんでしまう。
棚を付けないと収納スペースが足りないので、棚が突っ張らなくても良いように「棚を乗せる棚」を作ることにした。

左右側板に穴をあけ、左右に渡したラワン材を木ねじで固定する。
天板補強は釘もビスも使わなかったが、これは仕方あるまい。
左右側板に固定しないで足をつける手もあったが、ついでだから側板補強もかねようと言うわけだ。
この棒の上に突っ張り型の棚を乗せる。

もちろんテンションは効かせない。
そしてガラクタを乗せて完成だ。