東芝リブレットの内蔵スピーカをチューンする。


リブレットには、音源は内蔵されていないがスピーカは付いている。
PCMCIAカードスロットに音源カードを挿せば、内蔵スピーカから音が出る仕組みだ。
もちろん、ソフトウエアドライバのみで音を出すこともできる。
しかし、非常にプアな音だ。
ビープ音程度ならこれでも良いのだろうが、Windowsを使うマシンとしては情けない。
内蔵スピーカの直径は23mm,厚さが3mmと言う小型品。
でも、最近の携帯機器は小さなスピーカで結構まともな音を出しているではないか!

もう少しまともな音は出せないものか...って事でスピーカ交換を思いついた。
さっそく部品屋に行って、各種スピーカを買ってきた。

さすがにノーマルリブ内蔵のような小さな物は見つからなかった。
では、交換できないのか?リブのスピーカはシリコンゴムのような物で固定されている。
コイツの厚みは約5mmあり、その中にスピーカが格納されていると言った具合だ。
写真で、小さな二つが直径30mm,厚さ5mmの品だ。
これなら、ギリギリで収まる。
さて、どちらにしよう..片方(輝いている方)は振動板がアルミ箔で高級感?有り。
もう一方はノーマルスピーカ同様プラスチック製の振動板だ。


では、スピーカ単体の特性を測ってみよう。
まずはプラスチック振動板の物。
特性は、0〜2KHzと0〜10KHzで測定した。
FFTアナライザは、ハードコピーがうまく取れなかったのでスペクトラムアナライザを使用した。
最左に見えているのは、ゼロ点だ。
シグナルソースはホワイトノイズ源を使用した。


まずはノーマルスピーカの特性測定だ。

〜2KHzの周波数特性がコレ。
800Hzあたりで盛り上がっているものの、全体的に音圧レベルは低い。

〜10KHzまで測定すると、5.5KHz付近にピークがある。
シャリシャリした音の原因はコレか?

次に測定したのは、プラスチックコーンのスピーカ。

これが、0〜2KHzの周波数特性だ。
約500Hz付近に盛り上がりが見られる。

10KHzまで測定すると、5.5KHz付近で音圧レベルが低下している。
ちなみにプラスチックコーンのスピーカは、大きさに関わらずこう言った傾向があるようだ。
ノーマルスピーカとは全く反対の特性だ。


アルミ振動板の特性はこんな感じだ。

音圧のピークは約1.4KHzの所にある。
1KHz以下はダラダラ落ちている感じ。

高域特性は比較的フラットで良好だ。


で、交換するのはどちらのタイプにしよう..結局音を聞いたりしながら選んだのだが(測定は何だったの??)プラスチックコーンのスピーカに決定した。
500Hz付近の盛り上がりが、低音感を強調しているようだ。


交換にあたっては、ノーマルスピーカの下に敷かれているプラスチックシートを取り外す。
厚みがギリギリだからだ。

この写真はノーマル状態だ。
スピーカのまわりに黒っぽく見えるのがシリコンゴム。
シリコンゴムの直径は約26mmだ。
(全然関係ないけど液晶パネルはシャープ製)あと、スピーカのまわりのショートしそうな部品には剥がしたプラスチックシートを適度な大きさに切って貼っておく。
スピーカ自体は特に固定していない。
厚さ5mmのコイツは、まるでリブレット用に作られたかのごとく?!ピタリとフィットするのだ。


音はどうか?これは雲泥の差!!..って程は違わない。
(当たり前か)聞いてすぐ、あっ,良くなってるな..って感じかな?でも、もうノーマルに戻す気はしないね。
当分はこの音質でガマンできそうだ。
隣のリブに差を付けたいならコレで決まりか!

最後に(重要)
このページを参考に改造を行うことは自由ですが、改造したためあるいはその工程上
であなたの大切なリブレットに何らかの異常が発生したとしても、私には何の補償も
手助けも出来ません。

高音質化と引き替えに多少の危険が有ることをご承知おきください。

このページではリブレットの改造を推奨しているわけではありませんし、低品位なス
ピーカでコストダウンにのみ力を入れたエンジニアを責めているわけでもありません。