ご飯を炊く


このページはサイズの小さいjpeg画像です。

メシを食うのだ。
メシを食うためには、炊かなくてはいけない。
普通の人は電気炊飯器で炊く。
しかし、電気炊飯器は値段も高いし一人暮らしでは炊飯器を使って炊くほどの量でもないはずだ。
そこで、オーブントースタでメシを炊いてみる。
オーブントースターなら安いし、パンも焼ける(当たり前か..)

米と水を同量茶碗に入れる。
鍋で炊いたのでは意味がない。
炊いてすぐ食べられて、後かたづけも簡単でなければいけない。
米は、炊きあげるとおよそ2.3倍の体積になる。
それを十分考慮して米を入れること。
さもなくば、茶碗からあふれてしまうこと必至だ。
そうそう、米はちゃんとといでおこう。


全体をアルミフォイルで包んでオーブントースターにセットする。
これは、フタをするためとアルミフォイルの熱伝導性でいくらかでも全体を均一に加熱するためだ。
場合によっては吹きこぼれるかも知れない。
アルミフォイルでそれが防げるかどうかは疑問だが、気休めにはなるだろう。


加熱中の写真がこれ。
なんと、見た目には赤々と熱せられたヒータもDC20で撮ると青白く写るのが面白い。
赤色より長い波長に対して、CCDのカラーフィルタが有効に作用しないのだろう。
加熱時間だが、このオーブントースタのタイマの最大時間は15分。
15分で炊きあがるとは思えないので、それを2回..つまり30分間加熱してみる。
ヒータには常時通電しているわけではない。
内部温度が上がるとサーモスタットによってヒータは切れる。
通電時間のデューティーは60%程か?米の入った茶碗は結構熱くなっている。
15分経過時点では、米と水は分離状態で水は沸騰していなかった。
一瞬ダメか..とも思ったが、気を取り直して更に15分タイマをセットする。
15分..Internetでもやっていればすぐ経つ時間なのだが、米入り茶碗とニラメッコしながら過ごす時は長い。
途中で何度もアルミフォイルの内側を見たい衝動にかられたが、そこはじっとガマンなのである。
30分経って、タイマがチンッと鳴ったら、そのまま5分ほど蒸す。
炊きあがり直後はアルミフォイルが熱いから、5分ほど待った方がよいのだ。


見てくれ、この完璧なまでの炊きあがりを。
焦げもなければ芯もない。
ふっくら純白のご飯ではないか。
味もグッドだ。
でも待てよ、これほどうまく炊けるのならたまごを上に乗せて、おかずも一緒に作れないか?目玉焼き風にでも仕上がってくれれば、朝食にももってこいだ。
もしかしたら、ゆで卵風になるかも知れないし温泉たまご状態に出来るかも知れない。
早速第二弾開始!

卵の黄身を茶碗の中央にセットするため、洗った米に多少のくぼみを付けるのだ。
ただし、白身の偏りまでは防げていない。
白身が茶碗に付くと、そこが焦げるおそれがあるのだ。
また、この後アルミフォイルを被せるためオーブントースタの中でキミが中央に位置しているか?心配だ。
え?そんなコト気にしないって?そんなこだわりの無いコトじゃあ一人前(え?)とは言えないぞ!気を取り直して、最初の15分タイマスタート。
前回の成功に気をよくして、今回も15分×2回で挑戦だ。


ほら、このとおり。
ただし、加熱時間は30分では不足したため10分延長して40分だ。
40分と言えば、結構長い時間なので卵を別に焼いた方がよいかも知れない。
オーブントースタの中に、殻ごと卵を入れておけば焼けるのでは無かろうか?単なるご飯にしても、たまご付きご飯にしてもオーブントースタで立派に炊けることが証明された。
来年一人暮らしを始めようとしている若者諸君、炊飯器を買うならその分でメモリを増強するのだ。
コンビニで買ってくるご飯より安いし、何より炊き立てが食べられる。