Pentium Proの実力


ここの所PentiumからPentium Proへのシフトも進んでいるようで、各社からも安価なPentium Proマシンが登場している。
もっとも97年夏頃にはPentium2(Klamath)への移行が進みそうだが..Pentium with MMX とPentium2に挟まれる形になったPentium Proの今後はどうなるのか?L2 cacheをCPUクロックと同一で動かすと言うCPUはこれが最初で最後なのか?16ビット命令実行(特にセグメント切り替え)が遅いPentium Proだが、32ビットOS下ではなかなかの実力を発揮する。
雑誌にベンチマークテスト結果が載っていたので紹介する。
なお、ベンチマークプログラムが欲しい向きはftp //ftp.nosc.mis/pub/aburt
から入手できる。


テストで使用されたOSだが、ワークステーションはunixでP6マシンはOS2だ。
テスト1:fhoustone(ハッシュテーブルによる4目並べ解析)
速い(260) P6(200MHz)
2 (240) HP-PA8000(160MHz)
3 (220) Sun UltraSparc(170MHz)
遅い(180) O2 R5000(180MHz)
カッコ内の数値はベンチテスト結果

テスト2:dhrystoneV1.1(いわゆるMIPS値の測定)
速い(550) HP-PA8000(160MHz)
2 (300) P6(200MHz)
3 (290) O2 R5000(180MHz)
遅い(250) Sun UltraSparc(170MHz)


テスト3:flops2(Mflops値を加減乗除で測定する)
速い(82) HP-PA8000(160MHz)
2 (68) Sun UltraSparc(170MHz)
3 (50) O2 R5000(180MHz)
遅い(40) P6(200MHz)
*やっぱり浮動小数点演算は苦手なのね..

テスト4:hanoi(ハノイの塔解析)
速い(220) P6(200MHz)
2 (190) HP-PA8000(160MHz)
3 (155) Sun UltraSparc(170MHz)
遅い(100) O2 R5000(180MHz)


テスト5:heapsort(ヒープソートによるMIPS値)
速い(240) HP-PA8000(160MHz)
2 (200) P6(200MHz)
3 (165) Sun UltraSparc(170MHz)
遅い(105) O2 R5000(180MHz)


比較した他のワークステーションに比べて、P6はクロック周波数で優位に立っている。
従って、整数演算性能や単純論理演算はかなり言いセンだ。
浮動小数点演算が遅いのは、86系のコードを引きずる関係上仕方ないことかも知れない。
ワークステーションが高速演算マシンとして発達したのに対して、P6はあくまでもパソコン用CPUなのだから..それでも、ワークステーション一台分の価格でP6マシンは数台買えるからコストパフォーマンスは非常によろしい。