RO浄水器用プレヒータを作る


逆浸透膜(RO)浄水器は入水温が低下すると純水製造率が落ちてくる。
夏場ならそこそこの純水が出来るが、水温の下がる冬場だとかなり製造能力が落ちるのだ。
ポンプを使用して水圧を上げる手もあるが、このポンプは\30,000程度の値段である。
ブースタポンプを使うと水圧が9Kg/cm2程度に上がるので、純水製造能力は2倍近くになるのだろうか。
水温と純水製造能力のグラフは以下のようになっている。

冬場だと水道水温が7℃位になるので、同25℃の時の50%しか純水が出来ない。
ブースタポンプを使ったとしても排水量が多くなるはずで水の無駄である。
ならば入水温を上げてしまおうと考えてプレヒータを作った。
ヒータは熱帯魚用の300Wタイプである。
冬場のことを考えると500Wとか1KW位のヒータを使いたいところだが、大きさなどの関係で300Wとしてみた。
300Wのヒータを使った場合で、水道水圧が4.2Kg/cm2で水温が7℃だったとすると、ヒータによって水温は15℃程度にまで温められる計算(純水:排水比率が1:2の場合)だ。
ブースタポンプの威力には及ばないが、制作費\2,000以下で出来るのだからヨシとしよう。

異形チーズ側から水が入ってきて、ヒータコードの反対側から水が抜ける。
ヒータが入っているところはVP25管で、これが寸法的に丁度良い。
電線が出ているところはVP25-VP16 の異形ジョイントで、電線部はシリコンで接着した。
欠点はヒータ交換が出来ないことだが、塩ビ部品の値段は1個辺り\40〜\80なので使い捨てでも良いだろう。
金属管タイプのヒータだとネジ式になっていて取り付け&交換が容易に出来るものもあるが、安物(\980)のセラミックヒータを使い捨てにした方が良いのではないかな。
ヒータはくれぐれも空だき防止機能付きのものを使用されたい。
万一水のない状態でヒータに通電すると、塩ビ管が溶けて大変なことになる。