SL500に乗る(4)


02/02/15 走行距離が1,900Kmになった。
今日はオイル&オイルフィルタ交換を行った。
このエンジン、オイルレベルゲージ(スティック)が付いてない。
SSTとしては存在するらしいが、エンジンルームには"それ"を入れるパイプがあって蓋がしてある。
これはある意味ガソリンスタンドのオイル交換押し売り対策にもなるかな。
R129のボンネットオープナはベンツマークの下にあって、知っている人でなければボンネットを開けられなかったから良いが、R230は普通の車と同じような感じで開ける。
エンジンオイル量は8リットルと、国産車に比較すれば相変わらず大量だがSL600よりは少ない。
問題のオイルレベルはメータクラスタ内に表示される。
足りない場合は"あと○リットル入れろ"とか、多すぎればその旨が表示される。
オイルレベル表示はエンジン停止時に限って行われ、その時の油温によってエンジン停止からオイルレベル計測までの待ち時間が異なる。
つまり、オイルがオイルパンに落ちてきたときの量を測るというわけだ。
ちなみにメーカ指定のオイル交換時期は、新車から1年或いは15,000Km走行時である。
ただし上記ピタリというわけではなく、オイルの状態(何を基準にしているのか不明だが、センサが付いている模様)や運転時間などを判断してメータ内に表示される。
とは言っても、やはり新車から2,000Km程走ったらオイルを交換したくなると言うのが人情だろう。
何せ"1,000Km点検"なんてのがあった時代も知っているわけだから。
前回レポートした高速燃費だが、やはりスタッドレスより夏タイヤの方が燃費が良い。
平均時速108Km/hで走行したときの平均燃費は11.9Km/lだった。
タイヤサイズはスタッドレスの245/45-17に対して、フロント255/40-18、リア285/35-18と太い。
それでも夏タイヤの方が転がり抵抗は少ないと言うことだ。
またスタッドレスでは振動?を感じた速度域でも、オリジナルホイール+タイヤではそれを全く感じない。
スタッドレス用のホイールはリムに曲がりがあったし、オフセットもオリジナルと異なるのが原因だろうか。
欧州車の多くは国産車ほどタイヤサイズやホイールサイズに寛容ではない。
それでも以前に比較すれば随分マシになったのだが、タイヤの中心点接地位置を変えるようなホイールに対しては敏感であると言える。
これはサスペンション設計によるものだ。
例えば接地性を最優先するか、荷重移動に対する姿勢変化を最小にするか、異なるサイズのホイールやタイヤに対するQを下げるか、そのどれをも高い次元でバランスさせられれば良いのだがそうも行かない。
エンジンには例によってカバーが掛けられている。
最近は国産車もエンジンにカバーをするようになった。
欧州車は従来からボディー底面をフラットにして空気抵抗を低減させる設計がなされている。
もし機会があればご自分の目でリフトアップされた車両の底面を見れば納得するだろう。
比較対照として面白いのはエスティマハイブリッドかな。
プロペラシャフトのない電気式4WDで底面はスッキリできると思いきや、これがまたとんでもない程の作りになっている(笑)

カバーを外すとバンク間に入れられたマニホールドが見える。

シングルカム3バルブなのでヘッドは小さく、カムの位相機も無い。
吸気管は可変式になっているようだが、それを制御するアクチュエータが金色のパーツ(ダイアフラム式のもの)だろうか。
部品類の中にはMade in JAPANと書かれたものも見える。
このタイプのエンジンは従来から他社種で利用されていたが、細かい部分は随分異なっている。
イグニションコイルは2プラグ用なので、2つのコイルが1つのパッケージに入っている。
つまり2つのプラグに火を飛ばすタイミングは自由に制御できると言うことだ。

しかしこれ、プラグは一体どうやって交換するのだろうか。
16本のプラグ交換は、相当面倒な作業になりそうだ。
オイルも換えたし、アクセルを思いっきり踏んづける事もやってみた。
と言ってもこれが出来るのは高速道路だけか。
料金所からのスタートでフルスロットルを与えても何事も起こらない。
SL600だとESP(車両安定化制御)が働いて、その旨がメータクラスタ内に表示されていたのに。
回転計はスムーズに上がり、エンジン振動が高まることもなく5700rpm辺りでシフトアップされる。
回転計の動きを見ていて思ったのだが、これってステッピングモータか何かかな?ゆっくりと回転を上下させる分には気が付かないのだが、ローギアで引っ張ったときなどは回転計の針がカクカクッと動く(指針の動きが回転上昇に追いつかない)のである。


02/02/25 オーディオのお話である。
SLには松下製のLCDディスプレイ付きナビ&TV&AM/FMチューナ+CDチェンジャが付いている。
CDチェンジャと本体間は光ケーブル接続だが、ここが原因?でノイズが乗る事がある。
いや、正確にはどこが原因か分からないのだが、ヤナセは上記のように言っていた。
実際にノイズを感じた事が何度かあるが、大抵は一旦電源を切って入れ直すと治る。
同じようなトラブルは新Cクラスにも出ているとの事で、対策品が上がってきたら交換してくれるのだそうだ。
と言ってもこれまでにノイズを聞いたのが2回ほどしかないので、その時はあれっ?と思ったが、その程度の事。
走行中にTVが見られない仕組み、最初はパーキングブレーキのみの検出かと思っていたがそうでもない。
車速センサなのかナビからの速度情報を見ているのか知らないが、数Km/hの速度で無情にもTV画面は消えてしまう。
本体を取り外せれば、あそこをちょこっと改造して…って感じなのだが(笑)高速道路走行が多いと跳ね石による傷も目立ってくる。
特にバンパーは石の被害を受けやすい。
これは仕方ない事なのだが、もっと柔らかい塗装を使った方がはげないと思うのだが。
そう言えば一時期の欧州車はリサイクル性のために無塗装バンパーを使用していた。
が、やはりこれは評判が宜しくないようでやがてリサイクルに余り支障のない塗装が使われるようになった。


02/03/08 何事もなく3,700Km余りのマイレージを刻んだ。
最近になって各雑誌にもSL試乗記などが掲載されるようになったが、記事の中では決まって「充分なパワーのエンジン…」的な文章が見受けられる。
私に言わせれば、どこが充分なんだという感じ。
雑誌記者って普段は軽自動車にでも乗っているのだろうか。
私だったらこう書くね。
『街中では低速から充分なトルクを発生し、タウンスピードでは過不足無い性能を発揮するシングルカム3バルブエンジン。
アイドル時の振動という面ではトヨタV8に及ばないが、レブリミッタの効く回転数まで澱むことなく吹け上がっていく。
だが高速走行ではアンダーパワーな一面が顔を覗かせる。
1,800Kgを越える車重に306馬力なのだから仕方ないと言ってしまえばそれまでなのだが、気持ちよく加速出来るのは200Km/h迄だと思った方が良い。
そこから先、250Km/hを少し越えた辺りで効くリミッタを体感するまでの加速は、あくびでもしながら待つしかない。