高圧洗車機を試す


高圧洗浄機なるものを買ってきた。
(コイン洗車場にあるヤツの家庭用)以前はずいぶん高価な代物で、なかなか手が出なかったが最近は安価なものも出ている。
ディスカウントショップなどでは2万円以下で何種類か見かけた。
家庭用電源を使うタイプでは、消費電流が10A〜14A程度(普通は個別ブレーカが15Aなので、それ以下にして有ると思われる)だ。
大きさとしては、大きめの掃除機といった感じ。
モータとコンプレッサが機能部品だ。

購入したのは東芝製,東芝もこんなもの作ってる訳ね。
(ノズル部分は輸入物らしい)仕様はこんな感じだ。

構造的には、モータと圧縮機によって80barという高圧の水を作り出す。
水量的には毎分6リットルだから大したことはない。
普通洗車時に使う水量は数十リットル〜百リットル程度といわれている。
特にシャンプーを使った洗車では、シャンプー成分を洗い流すために多めの水を使ってしまう。
普通の水道で毎分どのくらいの水が出るのか定かではないが、高圧洗浄機はかなりの節水になる。
(でも、電気は食う)試しに高圧洗浄機を使って庭に水をまいてみたが、毎分6リットルでは全く足りない。
しかし、車を洗うにはこれで十分だ。
特にホイールなどを洗うときには素晴らしい効果を発揮する。
雨中走行後の汚れがこびり付いたモノは高圧洗浄機だけでは無理だろうが、ホコリをかぶった後に雨が降って斑点状になった汚れなどは、ブラシを使うことなくキレイになる。
ノズルで水の出方が変更出来る。

これは線状に噴射した場合,これでボディーをなぞるようにすれば結構汚れは落ちる。

距離を近づければ強力だ。
鳥の糞や虫の死骸も取れてしまう。

拡散しないように噴射するとこうなる。
エンブレムの隙間や、バンパーとボディーの間,ホイールなど、手間がかからずとても便利。

高圧水の威力で、洗車後のボディーに水が残りにくい。
(写真は洗車直後)水滴は高圧水と気流で吹き飛ぶわけだ。
全くふき取りが要らないと言うほどではないが、普通に水をかけての洗車よりはるかに楽。
試しに道路を洗浄?してみると、水の当たったところがすっかりキレイになって色が変わる。
家の外壁も汚れが落ちて色が変わるほど。
窓などもキレイになるのだ。
但し、二階の窓まで水を飛ばすとパワーが落ちて効果半減。
ノズルから数十センチ(拡散の場合)〜2m程(ストレートの場合)が効率範囲だ。
このように、なかなか使える機械なのだが欠点もある。
それは動作音がうるさいこと。
2馬力のコンプレッサと思えば仕方ないとも言えるが、静かな住宅街ではちょっと使いにくいと思えるほどだ。
音の発生源はモータとコンプレッサの入った本体なので、これを家の中に置いてホースだけを外に出すような使い方の方が気が楽だ。
高圧ホースの延長用を購入すれば、16mの長さになるから十分だろう。
高圧ホースはさほど太くはない。
まあ毎分6リットルの水量なので、そんなに太い必要もないか。
家庭用のガスホース程度で、ちょっと固い感じだ。
ちなみにコンプレッサは斜板式のレシプロ型単気筒,簡単な構造で高圧を発生させるためには仕方ないのかな?