SEV-FLで燃費は良くなるのか?(3)


一時期各雑誌で取り上げられていたSEVというシロモノ。
これまでにスタティックなテスト及び走行テスト放射線量測定を行ってきた。
テストでは燃費向上はならなかったわけだが、これに対して燃費グッズ肯定派と言われる人からは「定速走行テストは実走行とは違うから結果が出なくて当たり前」などと言われる。
当然ながらアイドル時のインジェクタ開弁率などを測った所で同じ事を言われるに違いない。
では実際に通勤時の燃費などで判断が出来るかというと、その時の道路状態や天候などによって1割程度の差はすぐに出てしまう。
結果として誤差の中に(例え効果があったとしても)効果が埋もれてしまったり、誤差を効果と勘違いしたりする事になる。
では何故これほど、肯定派と呼ばれる人は正確なテストを否定する事に一生懸命なのだろうか。
実現出来そうにないテストを求めたり、誤差の分離が出来ないようなテストを求めたり、それらの統計処理を求めたり。
燃費向上グッズというヤツの売価と原価の非は非常に大きい。
どこかで売っているアルミ版なども、売価は原価の数百倍にも達しそうである。
これだけ利益率が大きいわけだから、その効果を否定して貰っては困る。
出会い系サイトがサクラ(女性)を使って客集めするように、燃費グッズメーカも掲示板対策担当者を置いているのかも知れない。
個人名でHPを開設し、そこにグッズの効果を並べるというのは燃費用品業界だけの話ではないが、そういった細々とした動きが売り上げにつながっていくのだろう。
前記アルミ版屋さんは、インターネットネズミ講を副業として?やっていたらしいので、その辺から得たノウハウ(なんの?)を最大限につぎ込んで、アルミ版を売っているのではないだろうか。
前置きが長くなったが、今回は1,000Km以上に及ぶ走行テストである。
肯定派の人に言わせれば「高速道路の比率が高すぎるからダメ」と言われる事は目に見えているし、そのうち外車はダメなどと言われそうでもある。
走行ルートは、混雑した一般道+混雑した首都高速道路が70Km程度、高速道路を420Km程走って、空いた地方道を50Km程度走るという感じ。
このルートで今までの燃費は10Km/l〜11Km/lなので、一応10.5Km/l±0.5Km/lとしておこう。
燃費変動の要因は季節や機構や道路状況である。
まずは往路の結果だが、

走行距離:541K
走行時間:4時間40分平均速度:116Km/
平均燃費:10.5Km/
と、なった。
SEVは「どんな車でも10%以上燃費向上」と謳っているから、11Km/lは軽く超えるかと思ったが、SEV非装着時の平均燃費とピタリ一致した。
そして帰路は、

走行距離:547K
走行時間:4時間11分平均速度:131Km/
平均燃費:10.1Km/
ちょっと急いだので燃費は悪化気味。
と言っても燃費測定を意識した走り方ではなく、ごく普通に走った結果である。
高速走行中の1度や2度(いや、3度…10回くらいかな〜)はアクセルを床まで踏みつける事もあったし、速度計の指針が回転計の方を指す事もあったわけで…もしかしたら効果の出る車があるのかも知れないが、少なくとも私のテストでは効果は認められなかった。
ちなみにSEVは前回テスト時からずっと装着していたので、装着後1週間して効き出すとか数百キロ走ってから効くという言い訳は出来ない。
そして信頼性の確保出来ない通勤時燃費にも、変化は無かったと報告しておこう。