壊れやすい機器は、面倒だ!


こりゃひどい..回収騒ぎになったそうだ!ビクターのビデオデッキ
これは、結構昔の話。
画質では日本一と言われるビクターのビデオデッキ。
それまで使っていた松下製が少々古くなってきたので、ビクターに買い換えた。
これが、購入後すぐに故障して交換。
交換後3ヶ月でまた故障..販売店まで持っていくのが面倒でその後は再生専用機!となってしまった。
このモデル、後で聞いた話だが回収/交換を行ったらしい。
なんでウチに連絡が来なかったんだろう??

常識では考えられないサービス!東芝のテレビ
TVを買った。
BS/CSチューナ内蔵の28インチだ。
東芝製なのだが、東芝のTVは黒がキレイに出るので気に入っていた。
所が、買って半年もすると何と!リモコンの文字が消えて行くではないか。
PCのキーボードの字がかすれるようなもの。
はなはだ使いにくい。
(新品)最初は、単なる製造不良かと思ってサービスに電話するとわざわざ交換に来てくれた。
なかなか親切..だと思ったのだが、また半年すると字が消えちゃう。
で、当然交換。
更に半年するとまた..この時点で、東芝のサービスに不良原因調査依頼を行った。
そして半年後、リモコン交換の際に「原因は分かりましたか」と聞いたら、「サンプルを紛失して調査していません」と言われた。
もちろん、字の消えたリモコンを渡して再度調査依頼。
またまた半年後、「原因は分かりましたか」と聞いたら、「工場で調査中です」だって。
ま、大メーカだから時間がかかるのかと思いながら...半年後、「原因は分かりましたか」に対して「調査中です」..「いつ分かるのですか」と聞くと、「急ぎますから」と。
そのまますでに1年半が経過しようとしている。
その間も半年ごとの定期交換!は続いている。
東芝のサービスは最低!toshiba.co.jpにも文句を付けたが..一応返事は来ました。
調査します...って。


それから2日後、サービスから連絡があった。
「現在対策品を製造中ですのでしばらくお待ち下さい」と。
本当かウソかは分からないが、今までの返答から変化を見せたことは事実。
ちなみに、本件をこのページで公開することに関して東芝には連絡済み。
でも、今までの対応を見ていると対策品とやらの製造に3年くらいかかるんじゃないの?まあ、それまでの間,動きがあり次第お伝えしていこうと思っている。



10月9日、リモコンはこうなった。
前回報告したのが9月の初めだから、1ヶ月ちょっとでこうなるわけだ。
特に見えにくい数字は1、4、6、7、8など。
関東地方では7チャネルは使われていない。
したがって、よく使う部分がハゲるわけでは無いようだ。
手(指)で触れる部分は全体的に痛みが激しい。
この症状は、少し印刷が薄くなってくると急激に進行する。
上の写真では見にくいかな?拡大するとこうなる。

後数週間も使用すると、見えなくなる数字があるだろう。
ここで、東芝から連絡があった。
「文字消え対策のリモコンが出来た」と言うもの。
思ったより素早い!前回、対策品の完成までを3年と予測したわけだから、その1/50の日数だ!以前までは、曖昧な返答を繰り返すばかりの東芝だったが何という変わりよう?!クレームが相次いで、交換ではコストがかかりすぎると判断し対策品を作ったのか?まさかF&Fのページで公開したことが引き金になったとは思えないけどね。
(でも、ログを見ると********.toshiba.co.jpからも見に来た方がいらっしゃる)とにかく来週には「対策品」を入手できる予定なので、またお知らせする。


対策品がとどいたぞ(10/12)東芝から対策品がとどいた。
(サービスが持ってきてくれた)東芝によると、印刷時の焼き付けや塗料そのものを変更したという。
実際見てみると、数字などの印刷された上にコーティングが施されている。

これは、「3」の拡大写真。
向きが90度ずれているのは、上の写真と合わせたためだ。
透明なコーティングの様子がお分かりいただけるだろうか?耐久性に関する結果が出るのは..いや,半年くらいで結果が出るようじゃ、この対策も効果なしか?せめて3年持ってくれればヨシとしたい。
この3年の根拠だが、実は松下製のビデオデッキのリモコンがある。

これは約6年前の物だが、やはりボタンの印刷はかすれてきている。
ビデオとテレビのリモコンでは使用頻度が違うが、この点はメーカも心得ているはず。
東芝のテレビは購入後3年になるから、後3年もてば6年だ。
松下リモコン,かすれた印刷の拡大まあ、かすれてきたらすぐ報告するからたまに見てくれ!

対策品のリモコンに交換されたのが'96年の10月である。
そして今は'99年の6月。
あれから2年と8ヶ月が経過した。
問題のリモコンの方は以下のようになった。

印刷の上から施されたコーティングはすっかり消え失せ、数字の印刷も薄くなり始めている。
おそらく数字が消えるまでに半年はかからないだろう。
非対策品に比べれば圧倒的な?耐久性を誇ったが、それも3年を待たずとして寿命を迎えることになりそうだ。
もちろん今度は無償交換というわけには行かないだろう。
新たに購入すれば何万円かの出費を強いられることになるから、精々地上波ディジタル放送への移行が進む頃までこのまま使い続ける事にしよう。
TVのリモコンはしよう頻度が高いとは言え、他のエアコンやらステレオのリモコンもこれほど字はかすれていない。
印刷技術や行程そのものに問題があると言うことだろうか?印字を「金太郎飴」にしろとは言わないし、どこかが壊れないと代替需要が起きないと言うことも分かる。
しかし消費は美徳と言われる時代ではないはずだ。
初期性能は抜群で耐久性は最低じゃあアジア諸国からの輸入家電に負ける日も近いのではないかと心配してしまう。