過去の雑記置き場

無線から有線へ(3/31)

◆ 未知の人と話をする。
アマチュア無線全盛の頃は、無線通信がその手段だった。
弱い電波を拾い、雑音の中からやっとの思いで言葉を探し交信する。
今はどうだろうか。
ボイスチャットでも何でもやってくださいという感じで、無線通信より遙かに高音質で安定した"交信"が行えるではないか。
もちろん海外だってどこだって、電線さえあれば声は届く。

◆ 無線によるブロードバンドネットワークなんて話も過去にはいくつかあったが、少なくとも固定対固定通信に於いては無線通信よりも有線を使ったそれの方がコストも含めてメリットが大きい。
この理由としてNTTが回線の料金を下げてきた事にある。
おそらく従来価格のままであったならば、今頃はADSLでもFTTHでもなく、広域無線LANや或いはPHSなどが唯一の常時接続手段になっていたかも知れないのだ。

◆ 衛星を使ったインターネット接続というモノもあったな。
下りには衛生からの電波を使用し、上りは(広帯域が必要ないから)当時のモデム接続やISDN接続で行おうとしたものだ。
だが、衛星からの電波は利用者全部に平等に届いてしまうわけで、当然の事ながら下り帯域が確保出来なくなってきた。
結局商用サービスはあっという間に消え去ってしまった。

◆ 無線である必要のある通信は、広域を対象とした放送を除くと、固定対移動や移動対移動体の通信でなければコスト的に見合わないのではないのだろうか。
ローコストサービスが目標でスタートしたPHSにしても、サービスエリアを広げるためには沢山のCSが必要になり、元々のシステムがマイクロセルにしか対応していなかった為もあって遠距離伝送が(パワーや受信感度を上げたとしても)出来ない。
従って法改正で送信電力などを緩和したとしても、システム的な制約によって過疎地域に於いてもCSの設置数を減らす事が出来ず、低稼働率のCS整備を迫られるなど事業者のコスト負担を増やしてしまっている。



どこにしますか?(3/30)

◆ NMP実現に向けて動き始めた移動体通信事業者だが、ウワサによるとドコモユーザの4割以上がauへの移行を希望しているのだとか。
逆にau側の移行希望者もトップはドコモだ。
果たしてユーザ数の入れ替わりがどんな風に起こるのかが興味深い。
おそらくMNP実現の時には今よりもっとFOMAも安定して使えるようになっていると思うし、800MHz帯でのサービスも開始されているだろう。
定額制だって当然始まっているはずだし、料金体系も横並び。
各事業者は継続利用割引率を上げて加入者流出を防ごうとするに違いない。

◆ 現時点ではドコモよりauの方が有利だと思うのだけれど、一つの時代はそう長くは続かない。
まあ、VGSが圧倒的加入者を得られるとは(現時点では)思えないのだけれど、それだって今後の状況次第では変わってくる可能性がある。
現時点でも本当の意味での国際ローミングが行われているのはVGSだけだし。
多少の手数料とメールアドレス問題さえ我慢すれば、ポンポンと事業者を乗り換える事だって簡単になるMNPでユーザはどう動くのか。

◆ こうなるとマイラインの時のような強引な営業や悪徳営業をする会社がボコボコ出てくる可能性がある。
各事業者は加入者獲得のためにインセンティブを払い、それを目当てに光○信みたいな会社が出現してくる事は容易に想像出来る。
マイラインなど未だに悪徳系会社がインチキ臭い電話営業などしているくらいだ。
それこそワン切りならぬ、携帯電話宛の電話営業なんてものも出てくるのかも知れない。

◆ NMPによって各事業者の競争が激しくなり、料金やサービスなどの点で使いやすくなってくれれば、それはNMP自体のメリットより大きいと思う。
そして先日も書いたとおり、IP通信事業者の参入ともなれば回線交換屋さんは苦しい立場に立たされる可能性だってある。
面白い時代になったものだ。



日記(3/29)

◆ 日記サイトが流行ったというか、そんな事があった。
毎日更新される他愛ない日記ではあるが、他人の生活をのぞき見られるような感じが人気だったのだろうか。
そんな日記サイトも更新頻度が徐々に低下したりして、最新の日記が2年も前の日付だったりすると、Webmasterはどうしているのだろうかなどと考えてしまったり。
日記を書くと言っても、そうそうネタがあるわけでもないだろう。
毎日決まった時間に起き、決まった時間に出勤し、決まった時間に帰ってくる。
それがフツーの人の生活ってものではないだろうか。

◆ 来月になると新学生や新入社員が電車の中に溢れる。
と言っても以前ほど服装などが画一的ではなくなり、いかにも新入社員ですというような若者は減ってきたように思う。
新入社員はちょっと不安そうな顔をしながら初出社となるわけだ。
新入社員はいつまで新入社員なのだろうか。
入社して1週間もしたら会社にも通勤にも慣れ、大きかった期待は半分くらいに減って多少の不安と疲れが体にまとわりつくのだろうか。

◆ こんな時はきっと日記ネタが得られるに違いない。
もっとも、疲れてそれどころではないのかも知れないけれど。
金を稼ぐために働くつらさを知り、カネにならない日記を書く事にむなしさを覚え、そして更新されなくなる。かな。
逆に会社を辞めて主婦になった人たちの日記サイトは増加傾向のようだ。
それは毎日の生活であったり子育て日記であったりするわけだが、もしかすると勤め人よりも多くの事件や話題に満ちあふれている環境の中にいるのかも知れない。



水素(3/28)

◆ 燃料電池自動車の話題が高まる中、国内法が壁となって実走実験が難しいという現状が開発メーカを苦しめている。
日本の渋滞や真夏の暑さ、多湿などは燃料電池自動車開発メーカにとって素敵な実験環境に他ならないわけで、海外の自動車メーカも未発表の新車を持ち込んで日本で走らせている写真がスクープされたこともあった。
燃料電池自動車に関してもそれは同じで、厳しい環境での走行実験をメーカは行いたいと考える。
しかし燃料に水素を使うタイプの燃料電池自動車では、多くの場合高圧ガス保安法によって制限される場合がある。

◆ 水素貯蔵方式も現在では高圧タンクに圧縮貯蔵するものが一般的であり、当初は150気圧程度の圧力であったものが、合成樹脂製の強化タンク登場によって700気圧にまで達するという。
まあ150気圧でも危ない感じは強いが、700気圧となると破裂したらどうなるのだろうかと心配してしまう。
もっともかなりな衝撃を受けても破損しない工夫だとか、破損に至る衝撃によってもスムーズに水素を放出してしまうような構造にはなっていると思うし、そもそも大量の水素が(単に密度が低いだけだという話もあるが)積まれているわけでもない。

◆ 海外メーカ製の実験車は高圧ガス関連法や危険物取り扱いに関する法律によってエンジニアの常時同乗が義務づけられていると言うのだが、国内メーカが作って官公庁に納めた(リースした)FC自動車はどうなのだろうか。
タンクから出た後の配管内圧力その他の設計によっては法を回避出来るという話もあるようだが、詳しくは解らない。

◆ 有明あたりには水素給油(給油?)所が設けられているようだが、ガソリンのようにセルフ給油出来る時は来るのだろうか。
給油にも資格を持った人間が必要となると燃料コストは下がっては来ないだろう。



TD-CDMA(3/27)

◆ 最近聞く事の多いTD-CDMAとは一体なんぞや。
現在サービスされているCDMA方式の移動体通信はcdma2000とW-CDMAが代表的だ。
これらはFDD(上り(移動機→基地局)と下り(基地局→移動機))の通信周波数を変えて同時に行う方式である。
電話の場合は復信である必要があるので、上りと下りを別々の周波数で行い、同時に送受信を行うのが最も簡単な方法で、アナログ自動車電話の頃からの方式である。
一方TDDは送信と受信を同一周波数で、時間をずらしながら行う方法だ。
特定周波数のある時間は上り信号に使い、次の時間は下り信号に使うという感じ。
これを行っているのがPHSである。

◆ どちらの方法にも長所と短所がある。
例えばFDD方式では送受信周波数を分離するためのフィルタが必須になるとか、フィルタの減衰量が不足すると性能が落ちる(自分の送信波の漏れによって受信性能がブロックされる)などがある。
しかしこれは部品性能その他の技術向上によってクリア出来ない話ではない。
TDD方式で問題になるのは送信と受信の間の時間的ギャップだ。
例えばPHSの場合は送信スロットと受信スロットの間の時間、いわゆるガードタイムは42μSしかない。
電波の早さは有限で、毎秒約30万Kmしか進めないから1μSでは300m,その42倍だとしても約13Kmでこの時間を使い切ってしまう。
実際には移動機は受信タイミングから自分の送信タイミングを作っているわけだから、13Kmの半分の7Km弱でアウトと言う事にもなる。

◆ FDD方式でもPDCはTDMA(時分割多重)なので同じような問題に当たる事になる。
従ってどんなに高出力な無線機を用意したとしても、正常な通信を行える距離にはおのずと限界が訪れるのだ。
ガードタイムを広く取れば理論的通信可能距離は長くなるが、それは低域を無駄に減らす事に他ならない。
PHSの場合は1フレームのビット数が240Bitであり、その中の16ビットがガードタイムに割り当てられている。

◆ だとすると、TDD方式を利用するCDMA方式である所のTD-CDMAは近距離に於ける通信しか出来ないのではないか。
CDMAなのだから送受信拡散コードは違っているはずなのだけれど、目的以外の拡散コードで拡散された信号(自分の送信信号など)は逆算後に雑音として現れる。
自分の送信波を受信しないような、高いアイソレーションを得る技術が確立されれば効率的な通信が出来そうな気はするのだが、どうだろうか。
JDなんて技術もあるのだが、果たして。
さらにTD-SCDMA(Sは上り拡散符号を異なる移動機で同期させる意)も話題に上る事が多く、これはTD-CDMAより更に効率的だという。
システム的には難しそう(その為にチップレートを当初計画より下げたという事もある)だけれどね。

◆ TD-(S)CDMA用として新たな周波数が割り当てられるという話もあり、MNPと共に数年後には移動体通信の変革が起こるのかも知れない。
その頃には4G議論にもなっているとは思うのだが、結局の所ユーザとしては普通に使えて料金が安いものに流れるという、ただそれだけの事。
この普通に使える事が一番難しい所でもあるのだけれど。



鮮魚を運ぶ(3/26)

◆ 輸送技術、輸送速度の向上によって日本全国どこででも鮮魚を食べる事が出来る現在だが、更に付加価値を求めるべく活魚輸送技術も見直されてきている。
活魚輸送に向かない筆頭はイカだろうか。
水揚げされた市場で買えば1Kgあたり500円とか千円なのに対し、これを生きたまま輸送するとなると価格は4〜5倍に跳ね上がる。
何故イカの輸送が難しいかと言えば、イカが水質や水温に敏感だからだ。
また普通の水槽やタンクの中に入れてイカを運ぼうとすると、水槽やタンク内のイカ密度が高いためにイカ同士がぶつかったりして墨を吐く。
その墨が水質を悪化させてイカは斃死してしまう。

◆ これまでも様々な輸送方法が試されたという。最も簡単なというか、常識的方法としてはフィルタによって水質を維持する事だ。
だがイカの粘液や墨のようなものは物理フィルタで浄化する事が難しいし、浄化に時間もかかる。
その間にもイカは続々と死んでいき、市場からの輸送時間が数時間にも及ぶ場合には半数が死んでしまうと言う。
浄化装置は固形物を濾過する粗めのフィルタから始まり、イカスミ除去用のセラミック多孔質フィルタ、プロテインスキマや水温上昇防止用の氷(クーラではなく氷で調整するらしい)からなっている。

◆ そこでイカに独居房を与える方法が考えられた。
筒のような、イカ専用カプセルホテルにイカを入れて筒ごとに別々のフィルタシステムを稼働させる。
こうする事によってイカ同士の争いが無くなるほか、例え一匹が死んだり墨を吐いたりしたとしても、多のイカに影響が及ぶ事はない。
確かにイカ専用カプセルホテルにイカを一匹ずつ入れていくのは手間に違いないが、その手間をかけるだけの価格でイカは売れていくのだ。
どうせ食う時には死んでいるわけだし、活魚みたいにピクピクッと動くわけでもない。
でも活きイカには大きな付加価値があると言う事なのだ。



電池(3/25)

◆ またまた電池の話である。
充電式電池、今はニッケル水素が多いのだろうが、これの容量もずいぶん大きくなったものだ。
ニカド単三の出始めの頃は、750mAh程度でも大容量と呼ばれていたような気がするのだが、今やニッケル水素では2300mAh以上を保証する電池も登場している。
ニッケル水素電池は容量のばらつきが大きいようで、最小容量と最大容量では5%程度の開きがある。

◆ 大容量ニッケル水素電池の小売価格は4本で\1,800程度だろうか。
前回書いた単三型リチウム電池とさほど変わらない価格である。
一次電池としてはアルカリ電池が代表格か。
今や100円ショップでも売られているアルカリ電池、マンガン電池と価格は同じく4本で100円だ。
1本25円のアルカリ電池って本当にアルカリなのかなぁ、などと思いたくもなるが、少なくとも小電流の放電に於ける容量はマンガン電池の3倍近くはあるという。
ちなみに大容量アルカリ電池と称されるものもあって、実容量はこちらの方が多少大きいようだが、それが価格に見合っているのか否かは微妙な所である。

◆ ちなみに大容量アルカリ電池の20時間放電率による容量は、大容量ニッケル水素電池と同程度らしい。
ただし端子電圧の差は考慮する必要はあるだろう。
単三型リチウム電池の容量は2900mAh程度(掲示板の方で教えて頂いた)のではないかと思われるから、それに比較するとアルカリ電池にしてもニッケル水素電池にしても、まだまだかなわない。
もしもご利用の電池駆動機器が、電池駆動時間10時間以上のものであればアルカリ電池がお得だと思う。
もちろん充電式電池のコストを4本で\1,800と仮定し、それが300回の充放電に耐える(実際には容量が減りながら、700回程度の実用寿命があるはず)とすると、1回あたりのコストは6円にしかならない。
もちろん充電に要する電気代も考える必要はあるが、でもこれは考える必要がない程度の電力しか消費しないはず。

◆ 問題は充電の手間だろうか。
使いたい時に限って充電されていないという事が多々ある充電式電池。
一方は100円ショップに行けばいつでも並んでいるアルカリ電池。
なので、毎日使う機器以外はアルカリ電池が良いのかなと思った次第だ。
電池を容量とコストの面から評価しているペーがある。
パナソニック製品が健闘しているようだが、コストという所を含めると安売り電池にはかなわないのだとか。



過疎化(3/24)

◆ 東京都の人口は増加傾向だという。
地価下落で周辺部から都心部へとの回帰が進んだ結果なのだが、これは行政にとっては有り難い事なのかも知れない。
居住者人口減が続いていた港区や中央区などでも多少ではあるが人口は増えている。
もっとも、これら居住人口の少ない区によっては公立学校の統廃合が行われた所もあり、そこに住民が押し寄せたものだから(昔懐かしい)プレハブ校舎の登場になったりする所もあるという。
これまでは1学年1クラスという、山村部の学校のような生徒数だったが、急激な子供の数の増加も困ったものなのかも知れない。

◆ こうして人口が増えると税収は増加するから行政は助かる。
ゴミ収集など必要最低限の行政サービスは、例えそこに10人しか住んでいない地区があったとしても見捨てる訳にはいかないからだ。
水道や下水道整備にしても同じ事が言える。
それが商業地であれば未だ良いのだが、東京湾沿いの、湾岸高速近くとなると周りは倉庫と空き地が広がっている程度。
そこにマンション群がお目見えすれば、少なくともその周辺だけは人口密度が上がって行政サービス効率が向上する。

◆ 一方で周辺部は人口減になるわけだ。
そもそも少子化によって日本の総人口は減少するのだろうから、それは仕方のない事。
持ち家に住む両親をもつ一人っ子同士が結婚して、やがて御両親が亡くなると片方の家は不要になる。
それが郊外の一戸建てだったとすると、それを売って都内にマンションを買うというケースも増えるだろう。
もっとも小さい子供のマンション住まいが幸せなのか否かは難しい問題である。
私としては子供は自由に遊び回ってこそと言う考えなのだが、小さな頃からマンションに住んでいる子供の親は「ウチの子は小さい頃から物音を立てないようにしつけているから、とても静かで良い子です」という。
難しい問題だ。

◆ 税金にしろ年金にしろ保険にしろ、人口純増を見越したシステムは次々と破綻を迎えるだろう。
年金などは良い例である。
掛け金を増やし、支給額を減らし、支給年齢を上げ、でも無駄金を使う事はやめない。
民間保険会社も似たようなもので、おそらく国内需要だけでは会社が成り立っていかないだろう。
出も政府に泣きつけば予定利率の変更にも応じてくれちゃったりして、これは殆どダメ銀行を助ける政策と同じだと思うんだけどね。
ダメなものはダメとして、ダメではない所の自立再建を促す事こそ基本ではないのか。
全部を助けようなんて考えるから、全部がダメになって貴重な税金がそこに流れ込む事になる。



冒険A君(3/23)

◆ A君の武勇伝?である。
30代半ばのA君は長い独身生活にピリオドを…打っていない。
適当に遊び、適当に仕事をして暮らしている自由人だ。
そんなA君、風俗産業にも適度に献金していたようだが、素人さんにも興味があったらしい。
さっそくA君、その手の出会い系掲示板に行ってみる。
無料でつき合おうとすると無理があるが、いわゆる主婦売春みたいな人間相手ならば簡単につき合って貰える。
そりゃそうだ。A君はお客様になるわけだから、A君自身がもてているわけではない。もてているのはA君のフトコロなのだ。
この手の掲示板で売春婦を見つけるのは簡単だという。
キーワードは「割り切り」「お願い」「年齢、容姿は気にしない」「詳しくはメールで」だとか。
割り切りはカネで割り切れという事だろうか。
お願いはカネをくれというお願いもありますという意味だろう。年齢容姿云々は、だって誰だって格好いい人とつき合いたいはずなのに容姿は関係ないよ=不細工でも良いよ=金さえ持ってきてくれたら何でも良いよという、きわめて失礼!なものだ。

◆ A君は33歳独身の女性にメールを出し、2諭吉で交渉成立となったそうだ。
待ち合わせ場所を女性が指定した事で相手がプロであると悟ったそうだが、この際どうでも良い。
待ち合わせで相手を見つけるために服装などを聞いたそうだが、お相手は「目立たない女ですから私から声をかけます」と言ったとか。
A君に言わせるとこれは「相手を逃がさないため」だそうで、実際その女性を目の前にしたA君はため息、じゃなくて、めまいを感じたと告白する。
33歳と書いてあった年齢はどう見ても嘘で、見た目年齢は50歳代、いや、実年齢は40代かも知れないがA君が見る限りに於いては50代に間違いないのだと語気を荒める。

◆ 女性はA君に何も言わせないまま、さっさとホテルに入り「前金でお願いします」と言ったそうだ。
だったら逃げて帰ってくれば良かったではないかと彼に言った私なのだが、A君としては「怖いもの見たさ」の心境もあったらしい。
プロフィールの158cm/46Kgも当然嘘っぱちで、どう見ても165cmは下らず、どう計っても(計ったわけではないと思うけれど)60Kg以下には見えないという、ボテボテおばさんだったらしい。
だったら文句を言う筋合いでも無かろうに、事に及んだ時に思った「やめておけば良かった」は時既に遅しだったご様子。
次に合う時にはメジャーと体重計持参で行くとはA君の弁。
まだ懲りていない模様だ。



えん罪被害(3/22)

◆ いつの世にも冤罪被害というものがある。
以前にも交通事故加害者でっち上げ事件に触れた事があったが、こうして罪無き人が刑に服するという事態が沢山あると思う。
最近話題に上るのは痴漢冤罪だろうか。
逮捕された男性が無実を訴え、支援者と共に証拠を集め、再現ビデオを製作し、弁護団が出来て裁判に挑んでいる。
痴漢だと警察に突き出され、例え自分は無罪であったとしても罪を認めてしまうケースが多いのだそうだ。
罪を求めれば(罪が軽微な場合には)迷惑条例違反などで即座に解放される。
罪を求めなければ数ヶ月にも及ぶ拘置所生活が待っている。
もしもあなたが痴漢に間違われたら、どちらを選ぶだろうか。

◆ もう一つ、示談というヤツがある。
痴漢だと騒いだ女性が、「警察沙汰にしたくないなら示談にしましょう」と持ちかける。
或いは善意の第三者を装ったオバサンが近寄ってきて「面倒な事になるからお金で済ませちゃいなさい」などと耳打ちする。
そう、これは示談を装った詐欺或いは恐喝なのだ。
痴漢被害者を装った女子中学生だったか女子高校生だったかとその母親。
加害者に示談金を要求するも、調べてみたら同様の手段で過去に数回も示談金を手に入れていたという事件もあったっけ。

◆ 例え身に覚えがなかったとしても、面倒な事に巻き込まれるならばカネを払って済ませてしまおうという所につけ込み、更に痴漢加害者というみっともない汚名を着せられそうになったという事で示談にした事すら口外しないという男性心理をうまく掴んだ詐欺手法だ。
オレオレ詐欺に遭う老人をバカだと非難出来ないオジさん達が朝晩のラッシュの電車の中にはウジョウジョ居るのではないのだろうか。

◆ こうした詐欺や恐喝の背景には、援助交際がしにくくなった(児童買春に関する法律、出会いサイト規制に関する法律)事も関係しているようだ。
割の良いアルバイト感覚で売春を行っていた中高生、或いはOLなどが"まとまった"カネを稼ぐ手法として選んだのが痴漢でっち上げなのだとか。



血液型(3/21)

◆ 血液型占いとか血液型性格診断なんてものがある。生理学的に見れば、血液型によって性格の違いなど無いだろうと思うわけだが、でも実際には血液型による傾向が現れているようだ。
その一説に特定の血液型の人間にのみ感染するという疾病説がある。
或いは全血液型に感染するが、梅毒や結核などはA型に感染しやすいという話もある。
きれい好きで神経質と言われているA型は病気にかかりやすく、従って身の回りを清潔に保つ必要があった。
これがきれい好きに結びついているという理論だ。
確かにA型が全滅してO型だけが残った民族があったと言うから、この理屈に整合性がないわけでも無さそうだ。

◆ A型とO型は良いとして、だったらBやOやABはどうなのかという話になるのだが、これに関してはよく分からない。
そもそも血液型で性格が変わるなどという事はあり得ないのだと主張するのは心理学者である。
科学的ではないと言うわけだが、血液型占いなど、占い自体が科学的ではないのだから良いではないか。
いや、心理学という自らの専門分野を血液型云々で荒らされるのを嫌うのか。
昭和初期には日本の心理学者が、血液型と性格に関して仮説を立てている。
だがそれを証明するに足りるデータがなかったため、その話は立ち消えたようだ。
結局の所、学者は研究したのだが血液型が性格に影響するというデータが見つからなかった。
よって血液型と性格は関係ないと考えた方が良いだろうという流れのようだ。
逆に血液型崇拝というか、血液型ごとに人間を集めて別々の教育を施すだとか、ここまで行くと何だかなぁと思ってしまう。

◆ 生物は自分に危害が加わりそうな状況、危害を加えそうな相手を見ると警戒する。
危害と言っても力だけではない。見ただけで不味そうな食材=食ったら病気になりそう=嫌い。
と言う具合だ。
咳をしている人間=近寄ったら風邪が移りそう=嫌い。
だとすると、遺伝的に弱いA型の人間ほど好き嫌いが激しいという事にもなりそうだが、実際には慣れという力が働くので、時間経過と共にその「イヤだと思っていたもの」の無害性に気が付いてイヤでなくなる。
子供の頃はピーマンとニンジンが大嫌いだったよな。
そんな思いを持っている方もいるのではないだろうか。
そんな子供もオジさんになれば、ビールのジョッキ片手にニンジンスティックをバリバリ食べるのだから。



お値段は?(3/20)

◆ 報道が先行し、それにドコモが反応する形になった先月末の「ドコモ定額制を始める」ニュース。
そして17日にもだめ押し報道(?!)以前から6月頃をめどに料金体系の見直しを進めていると発表していたが、その見直し案の中に定額制が含まれていたというのだ。
ドコモ側は「ノーコメント」であり、やるともやらないとも言っていない。やるとしても時期や価格は決まっていないとしている。
先行した報道では月額\3,900〜\4,200程度ではないかとの憶測も流れた。
おそらくは最大のライバルであるauの定額料金である\4,200をターゲットとしたものだろう。

◆ これまでドコモは定額制に否定的だった。
もしも定額制を始めるにしても、HSDPAで帯域あたりのコストが下がってからと言うスタンス。
だがここに来て(やたらと)料金見直しをやっていますよと言うポーズを見せ始めたのは、auの存在が大きいからに他ならない。
では月額\4,000の料金を払って定額になるとして、それは安いのか高いのか。
少なくともドコモのプランで考える限りはお得であると思う。
auのパケット割引は月額\1,200を支払うと1パケットあたり0.1円になるが、同じパケット単価をFOMAで得ようとすると月額\2,000かかる。
さらにパケット単価を0.02円まで下げるためには月額\8,000の追加プランを選ばなければいけない。
ちなみに月額\4,000だと、パケット単価は0.05円だ。
これで100Kバイトあたり、約40円の課金である。

◆ 100Kバイトのテキストだと相当な文字数であるが、100Kバイトのゲームはたいしたことがない。
色々なページに貼られているFlashバナーや画像を見ていたら100Kバイトはすぐに到達する容量だろう。
もはや着メロは、そのものの価格よりダウンロードに要するパケット代の方が高いとまで言われている位なのだから。
もっとも私の場合だと、movaでパケット料金を月間\2,000程度しか払っていないのだから現状で魅力を感じるわけではないが、逆にパケット定額などにもし入ったとすれば情報検索その他に、今よりもっと携帯を活用する事になるのは明白だ。
交通情報なり天気予報なり、或いはちょっとしたニュースサイトへも気軽にアクセス出来る。
さて、ドコモ定額制は始まるのだろうか。

◆ ドコモ定額制、公式サイト以外には行けませんなんて落ちは付かないだろうな。
たぶん公式報道発表は来週になると思うが、auの定額制だと基本プラン\3,480(含無料通話分\600)+定額料\4,200+パケット基本料\300の合計\7,980。
ドコモの場合はパケット定額プラン自体は\3,900と予想されているからauより安価だが、それに組み合わせる基本プランの方が\6,700(含無料通信分\4,050)以上でなければならない(らしい)から、合計では\10,900となる。
無料通話/通信分を加味すればドコモの方が安いわけだが、果たしてユーザはどちらを向くのか。
NHKが17日に報じた定額制開始のニュースなのだが、これはドコモからのリークなのだろうか。
新入学シーズンを前に、加入者減を食い止める為の画策と思えなくもない。



どうだろうか?(3/19)

◆ 900iシリーズもぼちぼち発売され、使用している方も増えてきているのではないだろうか。
ドコモ曰く「究極のケータイ」「合コンで自慢出来る携帯」だそうだ。
合コンで自慢ですかぁ〜、はあ〜って声も聞こえてきそうだが、夏野氏の講演はやけに力が入っている。
ま、合コンで自慢したのは良いけど、その場が圏外だったりしたら格好が付かない訳で、自慢したい向きは場所を良く選ぶ事が必要になる。
900iシリーズは500万台売りたいそうだが、売れないと首が飛んじゃうかな。
まさかね、ドコモだからね、役所だからね。
九州地区みたいに、既契約者の名前を勝手に使って水増しだって出来る訳だし。
そうして末端の首を切れば済む事だし。

◆ 講演では盛んに900iをアピールするが内容に???な点も多い。
900iの売りは500Kバイトにも及ぶjavaアプリ容量だと力説し、GBA程度のゲーム機には匹敵するのだと鼻息が荒い。
その一方でjavaはゲームだけのものではないと言ってみたり、容量が全てではなく皆様に使って頂けるアプリが云々と言ってみたり。
でも実際にはゲーム以外の実用的なアプリってあるのだろうか。
夏野氏はN900iでドラクエに熱中だと言うが、フツーの大人はやらないでしょ。
ま、その位の若い心が携帯電話開発に必要な事は否定しないけれどね。

◆ auはjavaからBREWにシフトが進んでいる。
利点は専用バイナリで記述されているために実行速度の点で有利だという事。
先日書いたSONYの小型モデルも、シングルCPU(システム制御用)に全てを行わせたからこそ小型化が可能になったという。
果たしてマシンに有利な言語で書くべきなのか、高性能なインタプリタに任せるべきなのか。
少なくとも世界は後者の方向だ。
DSPのソフトだってCで書く時代である。
もっとも速度を要求されるような場面ではアセンブラを使っているわけだが。

◆ 携帯機器は電力消費を抑える必要がある。
その点からすれば出来るだけCPUのクロックは下げたい。
ならばバイナリでソフトを供給した方が良いではないかとなる。
何もアセンブラで書く必要はない。メモリが豊富であればCでも何でもかまわないのだから。
まさにドコモの敵となったauだが、ドコモは何かにつけてauを気にしている。
気にはしているが、単月加入者数では5ヶ月も連続で後塵を浴びせられる結果となっている訳だが。
携帯電話をゲーム機だと考えた場合、javaなんて使っている場合ではないよな、バイナリで送れば速度は3倍だからな。
どうせDLサイトでは機種判定をしている訳だし、だったら機種ごとにコンパイルしたって良いではないか。
ドコモ陣営、そんな事が頭の中でぐるぐるぐるりんと回っているに違いない。

◆ 先月の先行報道に続き、17日にもNHKが報じたドコモ定額制開始のニュース。
FOMAのプラン67以上との組み合わせで定額制になると言う料金総額は10,600円。
auよりは割高なのだが…



雑誌(3/18)

◆ 昨日の話しの続きなのだが、バルブトロニック関係の説明をそれなりに書いている雑誌は非常に少ないのでは無かろうか。
確かにメカニカルな部分であるから、ロードインプレッションなどが専門のライターに書かせた所で的確な文章になるはずもない。
であれば、そんなものの説明はしなければ良いというか少なくとも間違った説明はして欲しくはない。
こちらのサイトでは一応のメカニズムは説明されているが、理屈の大切な所がかけ落ちているようだ。

◆ もっとも詳しい説明を行った所で、一般のユーザが興味を示すはずもない訳だから、だったら自動車雑誌エディタ得意の比喩などで書いてしまえば良いだけの事。
それをテクニカルな面に触れながら紙面を稼ごうとするからおかしくなる。
CG誌等でも部門によっては専門のライタが存在するのか、立派な記事が書かれている場合もある。
そんな中におそらく書き写す時に間違えたのだろうと思われる部分を発見すると思わず笑ってしまうのだが、つまりライタの技術とはそんなものなのだ。

◆ でもライタを責めてはいけない。
彼らはエンジニアではなく物書きが仕事なのだ。
自動車好きの文系の人たちなのである。
私が責めたいのはBMW側だ。
BMWの日本のエンジニア(だと思う)が書いたバルブトロニックの優位性を謳う文章の中でも的確な説明がなされていない。
もしかしたら技術自体が的確ではないのではないか、などと思ってしまったり、もしかするとこの理屈は誰にも説明出来ないような、謎のパワーが封入されているのではないかと思ったりして。

◆ だから私の書いた、私の思った理屈が正しいか否かは分からない。
あ、ひとつ補足しておこう。
BMWの資料を見ると、バルブが閉じた後の行程でのロスは通常のエンジンより減っている。
おそらくは吸入せずにシリンダを引き下げる力は、その後の圧縮行程で相殺される(注射器の場合と同じ、ここの部分の行程では仕事をしていない)のと同じなのではないだろうか。
ただし、例えば10の仕事を行うために必要な燃料と空気の量は、アトキンソンサイクルだろうが何だろうが変わらない。
つまり、シリンダがもっとも下がった位置での混合気量は一緒というわけである。



バルブトロニック(3/17)

◆ さて、ポンピングロスが理解されたと仮定して話を進めよう。
バルブトロニックは吸気絞りをスロットルバルブではなくインテークバルブで行う方式だ。
インテークバルブのリフト量と作用角を小さくする事によって吸気を絞る。
吸気を絞るのだからポンピングロスは発生すると思うのだが、BMWの言い分は違う。
2000回転時のポンピングロスがスロットルバルブ吸気制限の場合に比較して30%も減るというのだ。
この絞りがリフトだけであれば「そんなの嘘に決まっている」と言える所だが、リフトと同時に作用角も変化するのがバルブトロニックである。

◆ もしもリフト量の低下と共にインテーククローズタイミングが遅くなるとすれば、いわゆる遅閉じミラーサイクルに近づく事になってポンピングロスは減るだろう。
同じ事はバルブトロニックのような早閉じ型ミラーでも言える事なのだが、今までこれが実現出来ていなかったのは、バルブリフト量一定で早閉じ型ミラーサイクルエンジンを実現した場合、吸気バルブ開時間が少ないために吸気量が増えず、十分な出力が得られないという問題があったからである。

◆ さてバルブトロニックによる早閉じ型ミラーもどきエンジンは効率的なのだろうか。
そもそもミラーサイクルとはアトキンソンサイクルであり、膨張比が圧縮比よりも高く設定されたエンジンだ。
膨張比(メカニカル圧縮比)14のエンジンで、普通に吸気を行えば14に相当する圧縮が行われるのは当たり前なのだが、例えば圧縮行程中にも吸気バルブを開いて(遅閉じ)一旦吸気した混合気を逃がしてやれば、その逃がす量が圧縮比4の部分に相当する量であるとすれば実質圧縮比は10となる。

◆ エンジンの熱効率は膨張比依存だから、これは意味ある事なのだ。
早閉じの場合には吸気の途中で吸気バルブを閉じてしまう。
従ってこの場合には十分な吸気量が得られず実質圧縮比は低下する。
そして、吸気はじめには大気圧を吸入する事になるので、当然ながらポンプロスは発生しない。
ただし吸入行程では(バルブ早閉じによる)断熱膨張が起こるので、その瞬間には燃料の気化が抑制されるだろう。
BMWのエンジンのバルブタイミングが解らないので、本当にミラーサイクルになっているのかどうかは不明だが、ミラーサイクル自体はプリウスやエスティマハイブリッドで使われている燃費低減技術である。



バルブトロニック(3/16)

◆ BMWのバルブトロニックに関して真剣?に考えた事がなかったのだが、それ関係の仕事があった事から(仕事には直接的には関係ないのだが)BMWの能書きを見る機会を得た。
BMWの言う所には、スロットルバルブを廃して吸気バルブのリフト及び作用角を制御する事による吸気制御によってポンピングロスが低減出来るというものだ。

◆ そもそもポンピングロストは何か。
エンジンが大気(及びガソリン)を吸い込む時に、絞り弁(一般的にはスロットルバルブ)が無ければ最小の抵抗でこれが行える。
所が絞り弁があると、絞り弁が抵抗となって吸い込みに力が必要になる。
これがポンピングロスであり、ガソリンエンジンの損失の中では大きな値を示す。
と言う事を書くと、注射器を想像される方が居る。
注射器の口を指で塞いでシリンダからピストンを引っ張り出す事=ポンピングロス。
これは大きな間違えではない。
だが、その状態から注射器のピストンを放せばシリンダ内の負圧によってピストンは元の位置に戻る。
引っ張った力が戻る力と同じならロスにはならないのではないかと思うわけだ。
この方向に考えが行ってしまうとポンピングロスの理解はとぎれてしまう。

◆ 誤解を恐れずに書くならば、注射器はエネルギを発生しないがエンジンは常にエネルギを発生しているという事だ。
つまりピストンを引く(吸入)力よりも、それを圧縮して出てくるエネルギの方が遙かに大きいという事である。
ピストンを引く力と圧縮行程によるピストンを押し上げる力でバランスを考えてはいけない。
ピストンを上昇させる力は、圧縮後の爆発によって混合機が膨張した時にピストンを押し下げる力とペアで考えよう。
シリンダ内が負圧になる領域での圧縮、がシリンダ内が大気圧である時の圧縮より楽だったとしても、それによって得られる爆発力は前者の方が小さいという事である。
と、書いてどれだけの人が理解してくれるだろうか。

◆ 絞りがある場合、吸気で-10,圧縮で-3,爆発で+20,排気で-1だったとする。
絞りがない場合は、吸気で±0,圧縮で-50,爆発で+100,排気で-2だとしよう。
絞りがある場合の収支は+6で、ロス分は-14絞りがない場合は同+48でロス分が-52となる。
もしもミラーサイクル(吸気遅閉じ)のように吸気絞り無くして出力制御が行えたとすると、吸気±0,圧縮-3,爆発+20,排気-1となって収支は+16まで上昇する。
絞りありで爆発+20を得るのと絞り無しで爆発+20を得るための燃料料は同じ。
よって絞りがある場合の方が同じ燃料料で少しの出力しか得られず、これをロスという。
ちょっと苦しい説明だがいかがなものだろう。
長くなったので続きは明日。



キャッシュ(3/15)

◆ 検索エンジンでは各ページのキャッシュを保存するような仕組みを持っている所がある。
世界最大と言われるGoogleや、そことの決別を行ったYahoo!などがそうだ。
新聞社やTV局、特にNHKのサイトを見ると情報の一部または全部をコピーしてはいけないと書いてある。
では、そのページがロボット避けしてあるかと言えばそうでもない。
キャッシュされている情報を見ようと思えばそれも見られる。
では検索エンジン以外の、例えばF&FがNHKのページをそっくりコピーしてきて、一番上に(Googleのように)F&Fのタイトルとちょっとした説明を付け加えて公開したらどうなるだろうか。
おそらく、いや、間違いなくNHKからクレームが付く事だろう。

◆ ディープリンク論が議論を呼んだ事もあった。
トップページ以外にリンクするのはけしからんと言うアレだ。
確かどこかのgo.jpサイトはディープリンクを貼ろうとしてもレファーだかCookieだかでそれをチェックしてトップページに誘導していたような気がする。
今はどうなったのか知らないが。
キャッシュにしてもディープリンクにしても、それがイヤなら公開側で手を打つしかないと思う。
転載とか盗用はイケナイ事だと誰でも解る。
では転載とキャッシュの違いはどこにあるのだろうか。
たとえばこちら、ページの下の方には無断複製を禁じると書かれている。
このキャッシュデータは"無断"ではないのか。
F&Fのページも検索出来るしキャッシュもされているが、キャッシュして良いのかどうかという問い合わせを受け取った事はない。
ページの下の方にはちゃんと転載しないでねと書いてあるのに、である。

◆ このページの横っちょや下の方にくっついているニュース記事へのリンクも、私的には単にリンクであるから許されるのではないかと解釈している。
いや、別にキャッシュしてニュース記事そのものを表示する事だって出来るのだし、こんな風にしてしまう事だって出来る。
ま、これはテストページと言う事でやがて消滅して(させて)しまうけれどね。
F&Fで使っているニュースサイトへのリンク抽出は自前なのだが、抽出エンジンを簡単に使えるようにしたサイトもある。
こちらだって似たようなものかも知れない。
更新時間の取得と共に、そのページの内容の一部をまとめて表示出来る仕組みだ。



発売ペース(3/14)

◆ 秋FOMAと言われた900iシリーズが冬FOMAになり、結局は春FOMAになってしまった。
この春がドコモにとっての秋だとすれば、その先には冬が待っているのだよなどと不吉な事は言わないが、とにかく遅れた。
PDCなどの"慣れた"方式に比較すると開発には相当な時間のかかるFOMAなのだが、それが販売数量の伸びを鈍らせているという面がある。
同じ事はau機にも過去には言えた。
魅力的移動機がなかなか発売されず、欲しい移動機がないから他の事業者に行ってしまうと言う感じだった。
それが今や加入者増も追い風となって、冬モデルの次の春モデルまで登場するというペースの早さ。

◆ 春モデルの中で面白そうなものはソニエリの移動機だ。
同社のドコモ向けは大きく重い事が特徴なのだが、au向けの今回の製品はかなり小型に出来ている。
EZナビウォークなど、一部の機能に対応はしていない(どうもソニエリは高機能移動機より普及型の方がお得意のようだ)が、ドコモで言う所の25x程度の大きさでQVGA液晶を積み、カメラも付いて104gだ。
これを松下が作ったとすればさほど驚かないが、ソニエリが小型化に挑んだという所が凄いではないか。
やはりチップセットを外部から購入出来る事が開発を容易にしているのだろう。  折りたたみヒンジの位置などの意外な感じというか、何というか、とにかくスタイルは各自の好みにもよるだろうが、これまで比較的大型のモデルの多かったau移動機としては女性にも持ちやすいモデルの登場がさらなる売り上げにつながるのではないのか。

◆ 春と言うよりは初夏モデルになるのかも知れないが、サンヨーからは"全部入り"みたいなモデルも出てくる。
国際ローミング対応でFMラジオ入りで、メガピクセルカメラが付いて、QVGA液晶は当然として、miniSDカードも使えるし、auの行っている全てのサービスにも対応しているというデラックス版だ。
これで大きさは505i並、質量は505is並の129gだそうだ。

◆ その他鳥取三洋の(auとしては)小型軽量モデルや東芝の電子辞書搭載機、日立製のWIN対応機など続々といった感じ。
対するFOMA勢の次のモデルは当初今年の夏過ぎだと言われていたのだが、遅れに遅れた900iの状況を見るとどうなるのか。
ツインCPU化によってマンマシンなどの部分に手を加えるのが楽になったとは言われるが、フロー制御の方もまだまだ手を入れる必要があるだろう。
そもそも900iが販売予定台数をクリアしなければ次モデルも売りにくいわけなのだから。



安いか高いか(3/13)

◆ ドコモの携帯電話を買い換えたいとする。
10ヶ月以上の使用歴があれば長期利用割引みたいな優遇割引が受けられるから、購入価格は新規契約の数千円高という所だろう。
10ヶ月未満の場合にはいわゆる定価販売になるから、それこそ想像を絶するような(おおげさ?)価格で購入しなければいけなくなる。
そこで新規契約→即解約というワザが登場するわけで、このやり方(と言ってもこれだけ)の書かれたメールがヤフオクなどで数百円で売られていたりする。
だが短期間に新規契約と解約を繰り返すと、使用意志のない契約者と見なされて以降の契約が出来なくなる場合がある。
(でもドコモはこれをやっても良いらしい。
九州地区(たぶん他の地域でも)は架空契約の水増し作戦で純減を阻止したのだから)

◆ 判断の基準は定かではないが数ヶ月以内に数台行うと駄目だとか、いやいや地域によって違うのだとか言われているが定かではない。
そもそも以前はドコモショップで「新規契約と解約されたら安く買えますよ」などと教えてくれたものである。
だったら新規契約してそれを使っていれば良いではないかと言う方もいるだろう。
でもこれだと電話番号が変わってしまう。
どうせ電話番号が変わるのならドコモに固執する事はない。

◆ さてどうしても新規契約価格で携帯電話が欲しい、でも新規契約と即解約は2ヶ月前に使ってしまったからちょっと… という気の弱い方には別の方法がある。
新規契約で欲しい移動機を購入し、それに今使用している携帯の電話番号を移す。
ここまでは新規契約→即解約のテクニックと同じなのだが、次に新しく新規で買った携帯電話の番号を旧移動機に移すわけだ。
これで新旧の電話番号と携帯電話が入れ替わった状態になる。
でもこれだと2台を所有している事になるから基本料金も2倍だ。
そこで使わない方、つまり旧移動機に新番号の入った携帯を休止状態にする。
手数料は千円かかるが、休止期間中は当然の事ながら一切のカネはかからない。
注意しなければいけないのは利用中断(基本料金はかかる)と間違えない事だ。

◆ もっともこの方法で何契約も行う事をドコモが嫌がるのか嫌がらないのかは解らない。
休止といえども契約者数にはカウントされるだろうから、毎月auに新規加入者数で負けているドコモとしては喜ぶかも。
なお休止からの復活時には手数料千円が必要で、電話番号も変わってしまう。
(休止申し込み時に持参した移動機からは電話番号が抜かれて、いわゆる白ロムとなる)休止中は継続利用期間とは見なされず、3年以上放置すると自動解約となる。
さて、こうした面倒な手続きを踏む事と、それに伴う手数料を支払うのが得なのか損なのか。
おそらく忙しいビジネスマンはこんな手間のかかる事は行わないだろう。
コストに厳しい目を向けるOLさんとか学生さんは様々なテクニックを使うのかも知れない。



逆輸入(3/12)

◆ 逆輸入が安い。
そう言えば以前はハードディスクなども逆輸入すると安かったっけ。
東芝や富士通のハードディスクの逆輸入品は国内正規価格の半額程度だった。
これを沢山仕入れて売りまくっていたショップにハードディスク某社がクレームを付け、全ての在庫を定価で買い戻すから逆輸入はやめてくれと泣きついたのだとか。
そのショップがその後どうなったのかは知らないが、一時的にせよ同等な利益を上げた事に違いはないだろう。

◆ 現在では国産ハードディスクなど見なくなった(作っていない?)し、PCパーツの殆どは国外製品だから逆輸入云々は無くなったように思える。
一時期はソフトの逆輸入もあったっけ。
国産のCADソフトなどの英語版は国内版の半額程度で手に入った。
海外製ソフトに関してもしてもそれは似たようなもので、本国仕様のソフトなら格安で手に入ったりした。
日本仕様だと一部分は日本語されていたが、それも精々インストーラとメニューの最初程度のもの。
おかしな訳のインストールマニュアルが付属してくる程度だったら、本国から買ってしまった方が余程お得という感じ。

◆ 今だとCDだろうか。
音楽CDの海外版、もちろんコピーではなくて正規ものである。
これが国内に逆流して国内流通ものの半額程度で売られている。
これに対して政府は輸入禁止策を採る。
国外版を輸入しようとすると著作権法違反で捕まる事になるわけだが、これは日本に限った事ではない。
多くの先進国でこれは既に増入済みなのだが、果たしてそれらの国に再販制度があるのか否かは解らない。

◆ レコード業界はCDの売り上げ減に頭を痛めている。
買いたいCDが無いから売れない、とは考えずにコピーされるから売れないのだと考えた。
そこでCCCDとなるわけだが、これにしたからと言って販売数が極端に伸びたという話も聞かない。
むしろ巷では音が悪いと悪評である。
CCCDと言えばAVEXという感じなのだが、最近発売された中にはCDのものもある。
どういう基準でCCCDとCDを分けているのだろうか。



ホームレス(3/11)

◆ 自治体の悩みの種はホームレス。
東京都などでは自立支援策を色々やっているようだが、なかなか減らないホームレス。
彼らの収入源は自動販売機などに残されたコイン収集や、アルミ缶の回収、今なら古紙も比較的良い収入になるのだとか。
ホームレスの月間平均収入額は2〜3千円だと言われている。
もちろんこれより多い人もいるだろうし、少ない人も居るはずだ。
ビルなどの解体工事などが行われれば、日雇いとして収入を得る事も出来る。
そうして蓄えたわずかなカネで日々暮らしている方も多いのだろう。

◆ 自立支援策で格安アパートを提供し、仕事先を斡旋したりしたとしても、彼らの多くは長続きせずに段ボールハウスに戻って来るという。
もしも段ボールハウス生活が辛く厳しいものであったならば、仕事を続けて格安アパートに住む事だろう。
しかしそうでない所を見ると、段ボールハウス生活もまんざら悪くはないという事か。
そもそも生活保護なりなんなりの制度を使えば最低限度の生活は出来る世の中になっているはず。
それにもかかわらずホームレスが減らないという所を考えなければ、形だけの支援策は有効な対応とは言えないように思う。
人間は環境順応性が高いから、住めば都ではないけれど段ボールハウスの気軽さ(いや、本人にとってはテリトリ争いなどもあって気軽ではないのかも知れないけれど)は結構良いものなのかも知れない。

◆ 最低賃金というものがある。
各地方によって金額は異なるが、この金額以下で雇用してはいけませんよと言うヤツだ。
確かに最低賃金を決める事で労働条件は改善されるだろうが、雇用の絶対数が減る事も又事実だ。
今の世の中、果たして最低雇用賃金制度は有効なのだろうか。
これがあるからデフレがこんなもので済んでいるのだとの意見もあるだろう。
これがあるから雇用が促進されずに、単純労働が国外へ流出するのだとの意見もあるだろう。



本日消印まで(3/10)

◆ ドコモのポイントサービスがプレミアクラブというものに移行する。
移行を希望しない人は本日消印有効の移行拒否通知をしなければ自動的にこれに移行される。
では移行は得なのか損なのか。
まぜ1回線のみで契約されている方で、現在クラブドコモに入っていない人は移行しても損にはならないだろう。
問題はクラブドコモに入っている人である。
クラブドコモ会員は獲得ポイントが1ポイント4円換算で使用出来る。
獲得ポイントは月額利用料金で決まり、月額利用料金の多少に関係なく1ポイント4円換算、利用料金100円に付き1ポイントが貰える。
ポイントの還元率は4%と言う事だ。
プレミアクラブの場合には前年度の利用料金に応じてポイント換算額が異なり、クラブドコモと同じ還元率を得るためには月額12,500円以上使っている必要がある。
(この還元率の変化をステージと呼ぶ)平均月額利用料金がこれ以下の場合には、翌年度からの還元率は3%に低下するという事だ。
なおポイントと換算の関係が、還元率は同じでも計算方法が異なるという解りにくさでサービス実質低下を靄の中に封じている感がある。

◆ もう一つ、家族割引などを利用している方でクラブドコモ会員の方。
クラブドコモ会員であれば家族全員分の合算で一律4%還元だったわけだが、プレミアクラブの場合には回線ごとにステージが決まるから、例えば家族割引で3回線契約している場合には月額37,500円以上払っている場合でしかクラブドコモと同じ還元率にはならない。
オトーさんが月額5,000程度、お母さんも月額5,000程度、オネーちゃんだけ月額20,000円を使っていた場合、クラブドコモだと月間平均還元額は1,200円になるが、プレミアクラブの場合には800円と、33%ダウンだ。
家族全員が月額平均9,000円使っていたとしても、月間換算還元額は810円だ。
ただし月額平均20,834円以上使っている方はクラブドコモを上回る5%の還元率となる。

◆ ドコモのパンフレットには非常に解りにくい&いかにもプレミアクラブがお得ですよと言うような感じ満載なのだが、多くのクラブドコモ会員の場合はプレミアクラブに移行しない方がお得だと思う。
プレミアクラブへは移行拒否通知をしなければ自動的に加入となり、移行拒否の通知は本日消印が期限である。
もっとも恒久的に移行しないわけではなく、ほとぼりが冷めた頃には自動的にプレミアクラブへと移行してしまうのだが。



DOHC(3/9)

◆ 現代のエンジンの多くは吸気側と排気側バルブをそれぞれ別のカムシャフトで駆動するDOHC方式が主流である。
それぞれのカムに位相機構を設けて有効トルク発生回転数範囲を広げようと努力している。
もっともこれとてカムの作用角そのものが変化するわけではなく、単にバルブタイミングが変わるだけだから限界はある。
エンジンに詳しい人ならお解りだろうが、高速向けにオーバラップを増やした設定と、アイドル時などのそれが似た方向でセッティングされてしまうと言うか、そうせざるを得ない所に限界を感じる。

◆ BENZはそんな中でシングルカム3バルブ2プラグというレイアウトを採った。
排気バルブを1つとする事で排ガス温度を確保し、コールドスタート時の触媒温度上昇を早めるというのが謳い文句である。
3バルブで済むのなら何も2本のカムは必要なく、シングルカムで充分なのだがこれだと作用角位相機構は使えない。
私が思うにシングルカム化はコストダウンなのではないのだろうかという事。
カムは高価な部品だし、加入周辺のリフターなり何なりだって安くはない。
排ガス云々を言うのであれば、多のDOHC採用メーカはどうなるのかという感じだ。

◆ そのBENZも次回作からはDOHC化に走る。
競合他メーカに比較して排気量あたりのエンジン出力が小さい事がマーケット的に不利と考えたのだろうか。
過給器で出力を上げる方法にしても、元々が高出力狙いでないエンジンであるが為に、或いはコスト的に有利ではなかったのかも知れない。

◆ 逆にBMWは過給器付きエンジンを作ろうとしている。
過給器はターボチャージャのコンプレッサをエンジン出力で回すような、遠心ブロワだ。
ターボチャージャはバルブトロニックとの相性が余り良くなく、いわゆる一般的なスーパーチャージャは搭載位置の関係から見送られたのだとか。
C180に乗っていて思うのだが、低過給圧型のスーパーチャージャ(C180の場合はNAと同じく10 1の圧縮比のまま過給している)ならば燃費への影響も大きくはなく、フィールも自然で良いのではないかと思うのだが。



ディジタル補正(3/8)

◆ 携帯電話内蔵カメラの高画素数化はますます進み、100万画素は当たり前という感じである。
画素数に見合った画質を得るために各社とも苦労が絶えないという感じだが、それは主にレンズ部分の設計の難しさがある。
光学機器メーカならいざ知らず、CCDユニットメーカ任せの携帯電話メーカとしては大きさと価格に重きを置けば画質は二の次と割り切るしか無いのかも知れない。
特に大きさと質量は重要で、これは携帯電話本体のデザインにも影響する。

◆ 100万画素級のカメラに使用するレンズとなればコストアップにつながる多群多枚構成も致し方なく、更に質量の嵩む高屈折ガラスレンズを使ったりもしている。
それでもあの小さなレンズである。
デジカメと比較すれば無理があるのは当然の事で、ならばと言う事でディジタル処理で収差を吸収してしまおうというアプローチもある。
サスガに周辺部のピントの甘さまでは補正がかけにくいが、糸巻き型或いは樽型に歪む画像をディジタル処理でまっすぐに補正してしまうと言う荒技?だ。

◆ 実際いくつかのモデルではこれを行っているようで、それでも補正がうまく行かずに直線を写すとそれが波打って見えちゃったりする。
丁度安物CRTで収差補正を行ってもそれがうまく行かずに画面周辺部の直線がフニャフニャして見えるのと同じ感じ。
これも風景などを撮っている分にはボロが出にくいが、直線で構成された窓の並ぶビルなどを撮ると不自然に歪んでいたりする。
どうせ補正をかけるならもっとちゃんと補正してくれという感じなのだが、パンフォーカスでは(被写体までの距離なども解らないので)限界だと言う事だろうか。

◆ オートフォーカス機構内蔵カメラ付き携帯もあるが、カメラモードに切り替えて→(起動まで時間がかかる)→画像モードを切り替えて→フォーカスロックして→やっと撮影して→データ保存→(保存に時間がかかる)→次の撮影(再起動に時間がかかる)という流れはずいぶんと面倒に感じてしまう。
さっと取りだしてパッと撮るという方向で起動時間や保存時間を短縮してきたデジカメにはまだまだ及ばない携帯電話内蔵カメラではあるが、この辺りはやがて改善されてくるのだろう。



Flash(3/7)

◆ ドコモ移動機はFlash対応になっている。
と言っても画面上で小さな絵を無駄に動かして、これも又無駄なパケット代を請求し詰まる所無駄なトラフィックで無線空間を圧迫しているだけなのではないかと思える程度の効果しかないような気がする。
Flashでなければならない情報の伝達に、現在の容量制限は余りに厳しく、かといって大容量Flashが9.6Kbps程度のPDC移動機で快適にダウンロード出来るはずもなければ、そのパケット代に耐えうる強靱な心臓、じゃなくて大容量懐を持っている人も多くはないだろう。

◆ 文字のみ、或いはBGMなどと音声がミックスされているだけでも作り手のセンスによっては素敵な作品が出来上がるという見本がこれではなかろうか。
有名なので既にご覧になった方も多いはず。
ハウスミュージックとムネオハウスをかけた作品だと言われている。
こちらはBGMと文字で構成されている訳だが構成が良くできている。
もう一つ有名どころでこちらは如何だろうか。
原作には悪いが思いっきり笑えるというか、作るのに苦労しただろうなと思えるのがこれ
直リンクでないのはご勘弁を。
上記サイトはリンク切れになるかも知れないので、死ぬほど気に入ってしまったという方はローカルディスクに保存頂きたい。

◆ auの定額制サービスでならこの手のFlashを配信出来ると思う。
現状では余り面白みがないというか、ありきたりな動画が配信されているようだが、例えばムネオハウスにしてもこのサイズで容量は900Kバイト程度。QVGAに最適化すれば容量はその1/3以下になるだろう。
もっとも公式サイトで配信出来ないようなモノだから面白いという事はあるけれどね。

◆ ドコモは絵が動く、文字が動くと言って宣伝しているが、PC慣れした世代からすればそれは驚くべき事ではない。
むしろ、そんなもの携帯でやらなくてもと言う感覚なのではないだろうか。
アニメgifよりなめらかに絵が動いたとしても、それを活かせるソフトがなければダメという事。
移動機のカタログを飾っただけではユーザは動かないのだ。
携帯用ゲームにしても、もはや元が取れるかどうかと言うほど開発費が嵩み、その割に収益率が悪いという。
その答えがFOMAで行った月額\500を上限とする策なのだが、これによってダウンロード数は低下する。



タイヤ(3/6)

◆ 首都高速のランプを降りる。
その先には信号があり、その手前にはトンネルがある。
トンネルの中で信号の緑の光が反射していればアクセルオン、赤い光が充満していたらブレーキを踏む。
さほど混んでいない首都高速からそのトンネルに入ると、トンネル前方右側の壁面に緑の光線が反射していた。
40Km/h程度で下り坂の途中にあるそのトンネルに入った私は、わずかに右足に力を込めて加速体制をとる。
信号はそう短い時間だけ青になっているわけではないから焦らなくても通過出来そうなものだが、でも自然にアクセルを踏んづけてしまう。

◆ トンネルの中央付近まで来て交差点が見えてきた時、無情にも信号機のランプは真ん中の黄色いヤツが点灯した。
仕方ない、止まるか。
無理して突っ切っても良い事などあろう筈がない。
右足をブレーキペダルに移してちょっと強めにそれを踏む。
と、何と、ABSが顔を出したではないか。
さほど急制動でもないのにC180に純正装着されているタイヤのグリップ力は強力とは言えないようだ。

◆ SLは前輪255,後輪285mmサイズのタイヤが標準だ。
これで1900Kg近い車重を支えている。
C180は205-55/16サイズのタイヤで約1500Kgの車重だ。
SLはほぼ50 50の前後荷重配分だがC180は前輪荷重割合が多そうである。
それにしたとしても、タイヤサイズを考えればSLより極端に不利というわけでも無かろう。

◆ 自宅近くには急な坂道がある。ちょっと雪でも降ろうものなら決して通りたくないというか、通りたくても通れないというか、そんな坂道だ。
そこを晴れた某日C180で通過しようとした。
ら、坂の途中のカーブで後輪がスリップするではないか。
ESPは必至でスリップを止めようと頑張っているが、やはりタイヤの絶対的グリップ力が不足しているようである。
こんな事はA160でも経験しなかったし、A160でタイヤの前後方向グリップ力に不安を覚えた事はなかった。
とすると、C180装着タイヤのグリップ力がプアなのだろうか。
SL純正装着はMichelinのPilotSports,Cは同じくPilotPRIMACYだが、同社ページを見るとPRIMACYはシリーズ中最もドライグリップが低いとなっている。



再配送(3/5)

◆ ドコモのPDCはご存じの通りメールの再配送は行っていない。
ここの言う再配送とは、メール不達時に再度配送を行うかどうかと言う事だ。
一般的なインターネットメールでも相手のメールサーバがメールを受け取ってくれなかった場合には再配送を試みる。
再配送を行ってもメールが受け取られなかった場合には、一定の条件に従って送信主に不達であることが伝えられる仕組みだ。
ショートメールなどでは再配送は行わない。
そもそもこれは回線交換によって届けられる仕組みだ(だった)から、不達の場合はすぐに送信主に解ったわけである。

◆ PDCのメールが何故再配送を行わない仕様なのだろうか。
携帯電話に圏外エリアがある事自体いけない事だ。再配送を行うなら、再配送を行わなくても良いインフラ整備を行うべきだ。
と、幹部が言ったか思ったかは解らない。
それでも圏外になるような状況なら、使用者はそれを解っているはずなので、だったら自分でセンター問い合わせを行えば良いではないか。
ただしセンター問い合わせは有料ですよ、と言う感じ。
或いはもっと単純に、再配送処理がシステムに与える負荷を上げる事になり、それをメールサーバなり無線帯域が許容出来ないからやめちゃいましょう、ダイアルアップでインターネット接続している人なら(ある意味)自分からメールを取りに行くのが普通でしょう。
と言う事だったのかも知れない。

◆ auはとても親切な再配送を行ってくれる。
再配送を行った所でそれにかかる手間は(圏外エリアが少なければ)大したことはないのだよ、それよりも、そのことをアピールできることの方にメリットを感じるでしょ。と、思ったのか、或いは、十分なエリア展開が出来ていない以上再配送を行って不達メールを救ってあげなければ加入者は増えないでしょう、と思ったのかは解らない。
いずれにしても、ビル内でも地下鉄でも圏外にならないようなシステムが構築されつつある今、圏外となるのは一部の公共的施設内や航空機内など加入者数全体から見る割合はそうとう減ってきている。

◆ FOMAは再配送は行ってくれるが、最大3回までであったり再配送間隔が長すぎるなどどうも仕様を決めた意図がよく分からない。
圏外エリアが多すぎて再配送にかかる手間が無視出来ないのかとも思うが、高々200〜300万加入しか利用者が居ないのだから多少のロスは我慢出来そうなもの。
特になかなか着信率の上がらない現状では、親切すぎるくらいの再配送を行ってくれても良いのではないのだろうか。
いや、着呼しない状態に陥った移動機にいくらメールを送りつけた所で救えないのだから再配送という考え方自体FOMAには無意味だというのだろうか。



銭湯(3/4)

◆ 私は銭湯という所に行った事がなかった。
子供の頃に済んでいた都営住宅の裏には、物置小屋のようなすきま風吹きまくりのまさしく小屋と形容するにふさわしい風呂場があったからだ。
当時私は東京都の郊外に住んでいたのだが、都営住宅や公団(4階建ての、水洗トイレの付いた住宅、当時都営住宅はくみ取りだった)が建っていた為もあるのだろうか、近くに銭湯がなかったのである。

◆ 時代は高度成長期へと移り、銭湯需要はますます低下していく。
1968年頃には都内に銭湯が2,700件程度あったそうだ。
それが現在では1,100件にまで減少していると言うが、私からするとこの件数は多いように思えてしまう。
それほど私が住んでいた近所には銭湯という存在が無かったのだ。
高校を卒業する頃に横浜に引っ越して来たのだが、やはり分譲住宅街という事もあって銭湯の存在は見えなかった。

◆ もう東京近郊には銭湯など一軒もないのではないか。
そんな思いが勘違いであると知らされたのは仕事でよく行くようになった江戸川区に銭湯を見たからである。
昔懐かしい入り口の雰囲気、今でも使われているのか否かは分からない煙突。
珍しいなぁと思ってその前を通ったものだ。
だが、江戸川区の千葉寄りには歩いていける範囲に複数軒の銭湯がある所も存在する。
意外に銭湯って多いんだなと私が思った理由だ。

◆ 調べてみると、銭湯は江戸川区(80軒)や足立区(77軒)に多く、マンションの1Fが銭湯になっているようないわゆる近代的公衆浴場ってヤツは杉並区(56軒)や新宿区(44軒)に多い。
意外なのは世田谷区で70軒もの銭湯が存在する。
これらの中にはいわゆる近代温泉的な、スーパー銭湯などとも呼ばれたりする高深度ボーリングによる天然温泉浴場も含まれている訳だが、なるほどこれなら都内に1千件以上という浴場数も納得出来るという訳だ。

◆ 果たして横浜市にどの位の銭湯が存在するのか分からないが、例えば東京都であってもベッドタウン的イメージの強い小金井市や町田市には4軒しか存在しないようだ。
直リンクはいけないと書いてあるので検索エンジン経由になるが、オジサン世代には懐かしいであろうこの曲でも聴いて古き良き時代の想い出に浸ってみては如何だろうか。



ウイルス(3/3)

◆ 相変わらず減らないのはウイルスとspamだ。
都会のカラスやネズミやゴキブリが絶滅しないように、ウイルスも次から次へと新種がばらまかれる。
結局これで潤っているのはウイルス駆除ソフトメーカと言うことになるわけで、数年前にはマイナーな存在と思われていたそれらのソフトも、今や無くてはならないと言っていいほど重要なものとなっている。
新種が出るたびにアップデートを繰り返す苦労は大変なものだろうが、今は大抵のウイルス駆除ソフトが1年間のアップデート料金を含んで数千円という価格だ。
つまり1年間の無償アップデート期間を過ぎたら新たに契約しなおすか、新製品にアップデートしなければいけないという事になる。

◆ メーカにとっては一度買って貰ったからと言って無限期間にわたって無償アップデートは出来ないと思い、ユーザは購入者に対するサービス欠如だと怒る。
プロバイダや接続業者によっては、専用のハードウエアと月額料金を支払えば、PCのCPUパワーを消費することなくウイルスなどをブロックしてくれるというサービスを行っている所もある。
月額料金は\500程度だから、これはウイルス駆除ソフトを買うのと余り変わらない。

◆ ウイルス駆除ソフトのオプションとして、或いは一体化しているのがspam除去フィルタだろうか。
popコネクションを横取りする格好で、メーラにメールを渡す前にブロックしてくれる。
フィルタリング設定も多岐に渡っているようだが、どの程度実用になるのだろうか。
ISPに設置されている今となっては古風なspamフィルタは、いわゆる受信拒否アドレスを指定するというものである。
これはfrom 行の監視に他ならない訳で、差出人詐称などが行われた場合には無力と化してしまう。
ISPによっては学習型フィルタなどを設置する所もあるようだが、設定の煩雑さやそれらの設置コスト(結局はユーザに跳ね返ってくるはずだ)を考えると、各自が自由なフィルタソフトを勝手にインストールして使うという方法が今となっては理にかなっているのではないかとも思える。



経営難(3/2)

◆ 世の中不景気だから、と言う訳ではなく少子化で不況がやってきたのが私立学校だ。
いわゆる人気校は相変わらずの受験倍率を確保している訳だが、全ての学校がそうという訳ではない。
中には定員割れする学校もあり、これまで男子校や女子校だった中高校が共学化に踏み切るのも分かるような気がする。
定員割れするからと言って、誰でも入れるという訳にはいかない所が又苦しい所だろう。
平均成績が下がれば学校自体の魅力を失う事になり、結局は生徒数の減少が待っている。

◆ 学校によっては入試以前に模擬テストを行って入試の傾向を知らせたり、複数回の入試が追加料金無しで受けられるようにして、いわゆる滑り止め校としての役割?をより充実させたりしている。
アパートやマンション同様、校舎や制服の見栄えも重要な所だ。
有名デザイナーに依頼して云々とか、著名な建築家がデザインした校舎など、私立ならではの魅力もあり苦労もあると言う事か。

◆ そうは言っても少子化に歯止めがかかる訳でもなく、今後経営難はより深刻になる事が予想される。
収益率を改善しようとして授業料や入学金の値上げを行えば、入学者は相応の充実を期待する事になる。
期待がかなわなければ悪評となって次期入学者数の減少という悪夢が待っている。

◆ 経営の多角化による収入増を狙う所もあり、名前の違う学校や幼稚園が実は同じ経営母体であったという事もあるし、いわゆる専門学校や○○教室的なアルバイト経営を行っている学校法人も存在する。
これがバブルの頃ならば学費値上げも容認されようと言うものだが、今の時代そうではない。
同じレベルの学校があったとして、教育方針も制服も後者も設備も似たようなものだったとしよう。
片方の学校は入学初年度に200万円を要し、もう一方が60万円だったらどちらを選ぶだろうか。
学校経営も効率化が求められる時代になったと言えるのではないのだろうか。



磁石(3/1)

◆ 久しぶりに磁石の話である。
燃費節約用品として相変わらず売られている所を見ると、それなりに売れているという事なのだろうか。
例の過激かつ凶暴な磁石屋さんのページもまだあるのかな。
色々な掲示板やホームページを見ても、劇的に燃費が向上したとか雨の日は不意にアクセルを踏み込むのが恐ろしくなるほどトルクがアップしたなどの記述も見かける。
私にとってはそんな話の方が余程恐ろしいのだが。

◆ そもそもガソリンに磁石という発想はどこから来たのだろうか。
いわゆる磁化水(こちらの効能を私は知らない)をガソリンにも応用しちゃったというヤツだろうか。
磁化水を作る磁石セットを売って大儲けしたという話をTVでやっていたりするくらいで、売り方と宣伝方法によっては大きな利益が約束される。
新聞など一面広告を出せるくらいなのだから、その利益率の高さと言ったら半端ではないのだ。
ピップエレキバンってのもあったな。
アレも結構な利益を出したらしいが、オカルト度は燃費節約用品より余程低いシロモノだ。

◆ ま、とにかくガソリンを磁界の中に通すと良い事があるらしい。
良い事はあるらしいのだが、こちらのサイトではデータを取った結果で効果を否定している。
F&Fでも過去に実験した事はあったが、残念ながらと言うか当然ながらというか、燃費改善効果は現れなかった。
どうやら正確に燃費を測定しようとすると、この手の品物は効果が出なくなってしまうらしい。
その品物に気づかれないように、そっと燃費を測定するのがミソなのかも。
こちらはフィーリングのみ記していて、具体的数字は出していない。
こちらのページでも様々な角度から燃費解析をしている。
サスガに磁石は使っておられないようだが。
磁石やアーシング(すたれた?)の実験をしているのはこちらである。
逆に大きな効果を出しているのがこちら
直接リンクして意見(嫌みやクレームではなく意見、ね)を頂いた事があったので、検索エンジンから行って頂きたい。

◆ 磁石だイオンだと騒いでいるようでは一人前とは言えない。
今や永久機関なんだよ君たち、と彼は大人用チャイルドシートのようなものに腰掛け、びよよん靴を履いて頑張っている。
やはりこのくらいの神通力がないと駄目なんだな、これが。



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