ブレーカ(6/8)
◆ お魚日記を読んでおられる方は事の成り行きはご存じだと思うが、自宅の電力契約を変更しようと思った事から悩みは始まった。
現在は従量電灯B契約と言って、普通のブレーカ(契約電流によって色分けされているアレだ)が付いているもの。
これは10A〜60Aまでが契約範囲となる。
ウチは単相三線でフィードされているのだが、さてこのブレーカはどういった条件で切れるのか。
三線の片側だけ60A使ったら切れるのか?両方バランス良く60Aずつ使えるのか?それとも片側30Aがリミットなのか。
◆ さっそく東京電力に電話して聞いてみると、電話に出たオネーさんは片側60Aで合計120Aまで使えるとおっしゃる。
だったら12KVA契約ではないのか。
従量電灯B契約の一つ上は従量電灯C契約の7KVAである。
だとすると従量電灯C契約の7KVAより従量電灯B契約の60Aの方が基本料金が安くて沢山電気が使えるという事なのだろうか。
結局このオネーさんの説明は私には理解出来なかった。
◆ 次に関東電気保安協会に電話をしてみる。
60Aのブレーカは片側60Aで合計12KVAまで使えるのですかという問いに、明確なるYesの答えが帰ってきた。
とするとやっぱり12KVAまで使えるのかなぁ…納得の行かない私は東京電力宛にmailで質問した。
だがその返事を読んでもうまく理解出来ない。
素人向けに書いてある説明なのだが、私としては電流とか電力とかそう言った言葉を交えて貰った方が理解しやすいのだが。
◆ で、メールをくれた担当者に電話をした。
結論的には、東京電力の(色分けされた)ブレーカはそこを流れる合計電流が60Aに達すると切れるという事だった。
片側60Aでも、10A+50Aでも、30A+30Aでも、とにかく両側で60Aを使うと切れるという事だ。
しかし東京電力製ではない、一般市販のブレーカになると片側60Aまで切れないから、ベストバランスで使用すれば12KVAまで使えるというのだ。
ヒミツはブレーカにあったと言うわけ。
ここまで何と長い道のりだった事か。
◆ 従量電灯B契約から従量電灯C契約への変更は電気工事店に頼まなければいけない。
東京電力の担当は従量電灯B契約の60Aまでで、そこから先は勝手にやってねという事。
資格が有れば自分で出来ない事はないと思うのだが、私はそれを持ち合わせていない。
従って電気工事店に頼む事になり、そこが東京電力への申請を行ってくれる。
幸いにして屋内の引き込み線は14mm2が使われていたので余裕があるのだが、電柱からの線が8mm2だったので、これを引き直すという工事は発生した。
かくしてウチの契約電力は10KVAにアップされたわけだが、そんなに電気を使うかなぁと思わないわけでもない。
しかし漏電ブレーカが50A用(片側50Aで10KVAまで使える)だったので、これを交換せずに済ませてしまおうという考えで10KVA契約にしたわけである。
ちなみに契約電力が1KVA上がるごとに、基本料金が273円高くなる。
◆ しかし何でそんなに電気を使うかなぁ。
実は4月〜5月中頃まで水槽トラブルで水槽関係は殆ど電力を消費していなかったのだが、それでも1,000KWhも使っている。
昨年同時期は水槽を使っていて1,200KWhだ。
何が食っているのか調べてみようと思いながら重い腰が持ち上がらない。
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