過去の雑記置き場

手数料(2/28)

◆ 手数料商売は色々ある。特許ライセンス料やソフトウエアの使用料などで食っていくのはSONYが得意とする所だ。自社の技術をライセンスして、その収入で新たな研究開発を行う。日本では未だなじみが少ないが、欧米では一般的だ。SONYの代表作?はCDだろうか。フィリップスと手を組んでかなりの利益を生み出した。SONY全盛期時代のお話である。このCDのうまみを逃がさないためにもDVD普及は遅らせなければいけなかった。が、抵抗したってダメなものはダメ。DVDの普及に伴ってSONYの旗色は悪くなった、いや、それだけが原因ではないだろうが、不景気時代に突入した。しかしながら米国では同社の液晶テレビが人気なのだとか。
国内では他社に押されまくりなのだが、そこは世界のSONYである。ブランド力の後押しを受けて予想以上の売れ行きらしい。

◆ クレジットカード手数料。これでカード会社は食っている。様々な得点やポイントを発行できるのも、この手数料収入のおかげだ。手数料のいくらかを会員に還元しているのだから、インセンティブ商売と同じである。この手数料額は期間あたりの取扱金額によっても異なるが、2%台から7%程度取られる。その為にカード決済代理店商売が成り立つ。取扱量が極めて多い代理店が2.5%の手数料で決済できるとして、それを5%で再販する。これで2.5%の収入が確保できるという具合だ。怪しげ系サイトなど直接カード決済の出来ない個人や会社も、これら代理店や代行店を使えばカードが使える。クレジットカードの場合は会員からも手数料を取る場合も多い。AMEX(P)は年間8万円くらいだったかな。ま、保険等々も自動加入なので高いのか高くないのかよく解らないけれど。

◆ ドコモが力を入れるEdyも手数料商売だ。その手数料はクレジットカードより高い。決済方法が簡単で設備も少なくて済む分だけ手数料が高いとも言える。
この手数料があるが故に、わざわざおさいふ携帯対応レジを導入する企業が増えないのではないのか。特に少額決済を行う所に需要があろうが、少額決済で少額の利益しか上げられない100円ショップなどでは手数料を払えないケースもあるだろう。
今はなくなってしまったが、過去にはネット決済専用のシステムもあった。謳い文句は手数料が安くて導入しやすい事だった。だがクレジットカード決済の手数料が徐々に競争の中で安くなり、ネット専用決済システムは姿を消した。

◆ Edyの手数料がクレジットカード決済手数料よりも安ければ普及に弾みがつくだろう。Edyをクレジットカードと紐付ける方式だと手数料はどうなるのかな。事が複雑になると手数料は色々なところに取られて行くわけだが。ドコモの始めるiD(カードブランド)の手数料は一般クレジットカードと同じだと言うのだが、これは流行るのだろうか。



電池の寿命(2/27)

◆ 携帯電話の電池は以前より長持ちするようになってきたと思う。長持ちというのは満充電からの使用時間の意味ではなく、電池の経年劣化の方だ。この理由の一つは電池の品質向上にあるとは思うが、もう一つは電池容量が増えた事によって結果的に放電負荷が軽くなったからではないのだろうか。
ただしネット対戦型ゲームをやったりと、負荷の重い事を行えば0.5C程度の放電になるので電池には過酷だ。オーディオプレーヤや1セグ受信機能などが搭載されてくる昨今、もはやリチウム電池ではその電力をまかないきれず、今の10倍(10Ah近く)の容量が必要になっているとはKDDIの弁だ。

◆ 私が使う携帯電話の電池と子供が使うそれとでは電池寿命が違うような気がする。子供はゲームなどをやり始めると数十分は携帯をいじくり回し続けるので電池はどんどん無くなる。そのまま発着信もするから朝充電した電池も夜にはエンプティになる。この状態が深放電と言えるかどうか分からないが、私が使う分には夜充電器に乗せる時点でも電池インジケータはフルのままだから、電池に対する負荷が違うことは確かだ。
こうした使い方を続けて半年、子供の携帯電話の電池はずいぶんと実容量が低下してきたように思う。
そこで試しに私が以前使っていた(使用期間は子供のものよりも半年近く長い)電池に入れ替えると、電池の保ちはグッと良くなったのだ。

◆ 電池の劣化が激しいような事は聞くのだが、それでも以前よりはずっと良くなっているだろうと私は思っていた。だが、それは使い方によるものでもあるわけだ。数年前の携帯電話の電池容量に比較すると現在の電池容量は当時の2倍近くになっている。この増えた容量分を以前と同じように消費すれば電池寿命もそれなり。増えた分を温存?すれば電池のサイクル寿命も長くなる。

◆ 最近の若者の中にも電池のメモリ効果云々の話から、Li-ion電池にもかかわらず使い切ってから充電すると良いと信じている人が居る。その方が年間充電回数も減るし電池にも良いと。だがそうでもないと思う。深放電と充電の繰り返しは電池には過酷なのではないかな。まあそうは言っても、バックライト輝度最高で通信型アプリなど動かせば電池は1.5時間ほどで無くなってしまう。これはかなり過酷な使用に相当する。結局電話をハードに?使えば電池寿命は短くなる訳だ。
従来電池の価格はかなり高かったが、今はそうでもない。FOMA用で1,470円(2千円以上のメーカもあり)なので、劣化してきたら買い換えればいいだけの話ではある。いや、安いとは言っても容量あたりの単価からするとノートPC用と余り変わらないのかな。
そのノートPCも、従来型のように電池駆動時間2時間程度から、今のモバイルノートだと(カタログ値)8時間程度が謳われているので電池に対する負荷はかなり少なくなっていると思う。



NHKは金持ち?(2/26)

◆ 民放各局は地デジだハイビジョンだと経費もかかり、制作費も思うように使えないのだとか。ニュース素材の取材などでも、インタビュア兼カメラマンみたいな感じで、ちょっと高級なハンディビデオみたいなカメラを持って出かけていく。制作会社に依頼する場合も同様に、一人で取材に出かけるときが多いという。一方でNHKの取材となると、同じ素材を追いかける場合でもチームを組んで出かけていく。音声さんやディレクタなども同行し、取材にも時間をかけるそうだ。もちろん金が掛かっていた方が良い取材が出来る可能性が大きくなるわけだが、そもそも民放が一人で出かけてくる程度(といっては失礼だが)のネタなのだから、それをどう加工したってそれなりな気がする。
カネのかけ方が独占スクープにつながるとも思えないが、ここの所のNHK報道の速さは意外な感じだ。
ドコモPHS撤退報道や、最近ではライブドア家宅捜索、紀子様ご懐妊などはNHKがトップで報じた。

◆ 制作費使い込み事件とか色々問題の多いNHKだが、これも制作費が豊富にあることの裏返しではないかと思ってみたりする。数々の不祥事を受けて節約体勢に入るとはNHKの弁だが、やはり役所体質がそこにあるのではないだろうか。役人といえば、奴らはいかに金を使うかを考える。前年比で予算がプラスになることこそ仕事をしている証だと考えるからだろう。様々な手当を作るのもその為で、結婚手当があれば独身手当もあったりする。
横浜市ではそれら様々な手当を削る、いや、元の状態に戻すことを推進し、かなり減らしたそうだ。ま、職員にしてみれば手当が無くなるのはイヤなことだから反対運動はする。駅前などで手当削減は不当だと声を上げていたこともある。もちろん市民のクレームで即刻中止に至ったようだが。

◆ そうは言っても使うためには原資が必要だ。NHKがスクランブル化に反対し督促は積極的に行っていく方針を取るのは、スクランブル化を行えば当然ながら観たい人しかNHKを観なくなり、マスが小さくなってしまう。一方で督促作戦であれば、現在未払いや未収金の約2千万家庭から金を徴収できる可能性が残っている。最近になって未払いが無くなれば受信料の値下げも可能だとかと言い出した。とすると、現在の料金は不払いや未払いを前提としてものだと言うことなのか。

◆ 旧電電公社から株式会社に変わって数年後のNTTも金持ちだった。通研などは大学の研究室よろしく○○室みたいに個人の名前付きの部屋が並んでいたっけ。そこには数人のスタッフと数十台の測定器。一体一人何台使ったら使い切るのだろうかというか、測定器に囲まれるようにしたって全部は使い切れないよなと思うほどの測定器が並んでいた。凄いなぁ、羨ましいなとそれを眺めていた覚えがある。以前にも書いたが、あそこには内線という概念はなかった。個人個人に外線番号が割り当てられていた。その頃はISDNすら無い時代だったので、それこそ大変な数の電話線が引き込まれていたことだろう。電話会社だからどうにでも出来ると言えばそれまでだが、まさか社内で使う外線を引く時に施設負担金は取るなんて事はなかったんだろうな。

◆ 時代は変わり競争が激しくなってNTT東西ものほほんとしてはいられなくなったのだろうが、その体質は変わったのだろうか。道路公団が株式会社化されても何も変わらないように、民営化10年や20年では目立った変化が表れてこないのかも知れない。その点、荒療治ではあったが国鉄民営化の変化率は大きかったと思う。



車の場合(2/25)

◆ 昨日の話の続きではないが、SF的漫画やドラマや映画にはスペシャルな車達も登場する。以前にもちょっと書いたナイトライダーのナイト2000は車そのものが主人公である。だがスーパーな車と言われて思い出すのは何と言ってもバットマンカーではないだろうか。オリジナルは1955年産のリンカーン・フューチュラ、これはショーモデルだったらしいが詳しくは知らない。バットマンの放映は1966年かららしく、何作もが作られているので私の記憶にあるバットマンカーがフューチュラなのかも、実は怪しい。特徴的なのは後部から火を噴いてスタートダッシュするシーンなのだが、その火炎が後方に向かって噴き出されていると言うよりは、上に向かって炎がたなびいているような、ちょっとスピード感に欠けるものだった。

◆ サンダーバードに出てくるペネロープ号はロールスで最高時速は500Km/h,年代的にはバットマンと同じだと言うから、この頃はこの手の未来カーがやはり必要だったのだろう。バットマンカーには音声通話専用の(当時は未だ珍しかったらしい)移動体電話が付いていたが、サンダーバードとなるとこれがTV電話になる。ドコモもサンダーバードをCMに使うべきだな。ペネロープがFOMAを出してTV電話。だがしかしやがてノイズまみれになって圏外… じゃ、まずいか。国産のアニメだとマッハ号なんてのがあった。当時のレーシングカーそのもののスタイルで街中を走ってしまうのは驚くに値せず、装備の多くはナイト2000並のものが積まれているしナイト2000と違って過激かつ凶暴な武器だって装備している。同じ頃空飛ぶ乗り物として流星号にスーパージェッターが乗っている。
な、なんとマッハ15で飛ぶのだから速い。どうやらこの乗り物は30世紀で作られたようだ。それを時空移動装置を使って20世紀に持ってきたというわけ。

◆ より現実的な、実際に走る車としては007のボンドカーや機能はともかく車としての走行性能は極めて普通なバック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアンがある。ボンドカーは時に水上を走ってみたりするが、普段は普通に走っている。いつだったかBMWの自動操縦車が登場したときの解説に、ステアリングやアクセル・ブレーキペダルを全て電動リモコンとし、後席と前席の間に隠れたスタントマンがCCDカメラによる前方画像を頼りに操縦していたのだとか。
バットマン ビギンズでは時代背景なのか、SUVチックというか戦車っぽいというか、悪路走破性を高めたスタイルのゴツい車が登場する。スマートさが信条のバットマンにはちょっと不釣り合いな感じもするのだがハイテク満載でメカニカルな外観はインパクトがある。

◆ これらスーパーな車達はスーパーなのだから、敵に簡単にやられてしまってはいけない。とは言ったってたかが車である。対戦車砲や航空機からの攻撃を受けたら無事ではいられない。なので、そんな敵は登場させないか登場させたとしても、敵の弾は的を外す。007辺りだと現実的な武器相手の戦いになるのでスーパーな車でも勝ち目はある。ナイトライダーも相手は戦士ではないので大丈夫だ。車で一番弱いところはタイヤだろうか。ペネロープ号は金属ゴムなる材質のタイヤを装着している設定だ。金属ゴムと聞いて私はゴム磁石を頭に描いてしまったが…



コナン(2/24)

◆ 名探偵コナン、TVでも放送されているアニメである。
どうやらこれは10年前から放送されていたようだが、当時のことを私は知らない。毎年一本劇場版も公開されていて、半年経つとDVDが借りられるようになる。
コナン君は小学生探偵なのだが、元々小学生なのではなくて高校生だった。その高校生探偵が薬を飲まされてからだが小学生になってしまったという、とんでもない設定だ。全ての法則を超越しているけれど、まあアニメだから良いだろう。このアニメの中には数々の探偵グッズが登場する。以前に書いたことのある動力付きスケートボードもその一つで、これは大きさや操縦性を別とすれば実現可能なものだ。
最近はこのスケートボードが余り登場しないが、違法電動スクータ事件?の影響でもあるのだろうか。
探偵グッズはもしかしたら実現可能なものかも知れない。でも身体を小さくするクスリは無理だろうな。
と言うわけで、このクスリに関しては考えてみる余地はない。

◆ コナン君のめがねはディスプレイ兼用になっている。
これも実現可能だろうが、普通のめがねの厚みで出来るとは思えない。更に望遠機能や赤外線暗視機能とか、いろいろなモードを備える。これも不可能ではないが相当大きくなるのではないだろうか。
通信機も持っている。探偵バッジ兼用トランシーバがそれで、アンテナの長さから察するに使用周波数帯は2〜4GHz辺り、音声品質からすると通話伝送はアナログ(FM)変調か、或いは無圧縮に近いディジタル伝送だろう。このトランシーバの電波発信源はコナン君のメガネでアナライズすることが出来る。メガネには360°レーダ風に、トランシーバの方向とメートル単位の距離が示されるのだ。到達距離は数百メートルだとの事と、携帯電話に妨害を与えるらしい事から携帯電話のバンドをまたいだ広帯域の符号拡散か、或いはスプリアス出まくりでハイパワーなトランスミッタだろう。ちなみに携帯移動機で見通し外数百メートルを伝送するには数ワットの出力が必要だと思われる。当然ながら無許可で使う訳なので、それを考えると広帯域拡散が宜しい。これならば他の通信に妨害は与えるけれど妨害度は少なくなる(狭帯域通信からみれば単にノイズが増えただけ)からだ。

◆ 距離と方向探査はどんなものか。見通し通信に限ればもしかしたら測距出来るかも知れない。方向に関しても見通しならばフェーズアレイで指向性を持たせたアンテナで解るかも。ただしメガネに内蔵するとなると100GHz以上の周波数帯を使うことが望ましい。トヨタの車車間レーダのサイズをみると、メガネレンズの大きさに収めるには200GHz位が良いだろうか。
トランシーバにしてもメガネにしても、その電力源は相当な密度の電池が必要になる。名探偵コナンはSF漫画ではないけれど、ここは原子力直接発電型電池とでもしておこう。
と、アニメを真剣に考えてしまったのでした。



国産(2/23)

◆ 国産PCといえばPC9800シリーズであり、NECの独占市場だった。日本という独特の文字文化を持つ国に於いて、いわゆる互換機といわれるIBM-PCはなかなか入ってこられなかったのだ。中国や韓国も2バイト系文字の国ではあるが、日本ほど(当時は)市場が膨らんでいなかったものと思われる。PC9800のマーケットが互換機に押され始めたのはWindowsの為なのかも知れない。OS自体が2バイト系文字をサポートし、パワーの上がったCPUは文字をグラフィカル表示するのも可能になった。それまでのPC9800シリーズは漢字のフォントROMを持っていて、それをテキスト用V-RAMにコードで書き込んで変換表示させていた。なのでスクロール速度は充分に早く、ワープロも快適に使えたわけだ。確かにWindowsに移行して最も気になったのが文字のスクロール速度だ。当時NECはスクロール速度が速くて快適なPC9800シリーズを使いましょうみたいな宣伝をしていたと思う。

◆ 国内規格といえばPDCもそうである。日本独自の規格の中で各社は携帯電話を作っていた。いや、PCにしても携帯にしても輸出向けとしてGSM移動機やIBMコンパチPCも作ってはいたが余り売れていなかった。
世の中が3Gになり、国際規格に準拠した形になると携帯電話も今までのような鎖国状態ではなくなる。韓国や台湾、中国などのメーカがどんどん押し寄せてくるだろう。
確かにi-Modeはドコモの独自サービスではあるが、M1000などは現時点でi-Modeをサポートしていない。国際規格準拠の中での独自規格が今後も残っていくのか、或いは諸外国へのライセンスでシェア拡大を図れるのかは定かではないが、PC9800をIBM互換機が食ってしまったように国産携帯電話が海外製品に食われる時がやってくるのかも知れない。

◆ ドコモもVフォンやauに次いで、海外メーカの移動機を売り始める。事業者に言わせれば、国内メーカだけに任せておいたのでは価格が下がらないのだそうだ。
確かに競争相手が増えた方が価格も下がるだろうし品質も上がるだろう。特に韓国や台湾などは日本製携帯電話より更にデラックス仕様なのだから驚く。携帯電話に様々な機能を付けるのは日本独特の文化では、すでにない。
音楽プレーヤやTV機能に光学ズームレンズ付きカメラ、ゲームだって勿論出来て品質だって悪くはない。あとは日本語処理とユーザインタフェース(こればかりは日本独自の感があるから)のお勉強さえして貰えれば、充分市場に食い込める実力は持っていると思う。

◆ 独自の世界を貫いてきたMACも、ついにIntelCPUが乗るそうだし、unixベースの上でWindowsライクなシェルが実装されたらIntel系PCと変わらなくなってしまう。それこそ先日の話ではないが、旧MACアプリをエミュレータで動かしても(過去にそんな時代もあったが)速度的には充分なのでは無かろうか。EWSにしてもPCに食われる時代で、SUNはだいぶ前からIntel CPUのモデル(つまり、ちょっと高級なPC)をラインナップしている。



消去(2/22)

◆ 地震情報配信には多くの方が登録されている。携帯のメールアドレスを登録されている方も多いが、当然ながらメールアドレスを変更される方もいる。この時に登録を抹消していただければいいのだが、必ずしもそうしては頂けない。忘れている場合もあるだろうし、パスワードを忘れてしまった場合もあろう。メールアドレスを変えた後でパスワード忘れに気づいてももはや遅い。登録を消すことが出来なくなるからだ。もう一つは独自ドメインなど、自宅サーバなどをメールサーバにされていると思われる方だ。充分な信頼性があればいいのだが、DDNSなどを使っていたりサーバが落ちていたりするとメールは受け取って貰えない。

◆ 配信不能メールは私の方に戻ってくる。従来はこれを元に手動で登録を抹消していた。だがそれは結構手間がかかる。ので、自動抹消ソフトを動かした。
本来なら、何通かメールが戻ってきたら登録を消すようにした方が良いし、登録情報のエリアにリターンメールの数や戻ってきた日にちを書いておけば良い事なのだが、ここは簡単単純に一通でも戻ってきたら登録を消してしまうことにした。これで配信不能メールの数は簡単に減らせるだろう。更に登録だけはされている(或いは間違え登録)が配信設定がDisableになっているメールアドレスもある。これも登録日から配信設定をしないまま60日を経過したものを自動削除するようにした。問題は転送や再配信をしている方だ。転送先がエラーで大量のメールが戻って来たりする。転送したい方は転送時に起きるエラーメール処理をご自分でやっていただきたい。

◆ 地震情報の文章解析も手を入れたいところではあるのだが、一応動作しているし良いかななんて甘く考えて現在に至っている。
今のところは地震の強さ(震度)ではなく地震の規模(マグニチュード)で配信を制御している。もしかしたら震度による制御の方が好ましいのかも知れないのだが、まず最初に速報として情報を得られるのがマグニチュードなのだ。その後各地の震度情報が表示され、規模の大きな地震だと何度か震度情報が修正される。規模情報が確定する前の、揺れがあったとする情報入手も行っているのだが、これが必ずし早く手に入るとは限らないのが悩ましい。下手をすると速報の方が気象庁発表データより後に来たりして格好が付かなくなるのだ。せっかくの速報を手に入れても、F&Fからのメール配信が遅くては話にならない。従来はメール配信遅延が30秒にも及んでいた(相手先メールサーバの都合によって配信遅延時間は大きく異なる)が、今月初めにMTAを入れ替えて配信遅延を大幅に軽減した。

◆ 地震情報配信で、時間帯その他によって配信元のメールアドレスを変えてみようかとも思っている。例えば小さな揺れの情報が深夜に、携帯電話向けに配信されるのは鬱陶しいだろうと思うし、逆に大きな地震だったら飛び起きたいと思うかも知れない。配信元アドレスを変えれば、それごとに着信音を設定したり無音にしたり出来るので、例えば23時から6時迄とそれ以外で配信元を変えるなどすれば多くの人の要求を満たせそうな気がする。しかしそうするとドメイン指定受信をフルメールアドレスで指定している方々に設定変更をお願いしないといけないな。
或いは23時-6時ではなく、時間も指定できたらいいとか色々な意見が出そうである。



デジカメ(2/21)

◆ 何年くらい前だろうか、30万画素デジカメが一般市場に出てきて、だがまだメガピクセルには届かなかった頃の話だ。某PC雑誌編集部にいた私は編集者やカメラマンとデジカメの話をしていた。簡単に写真がメモリの中に入れられるデジカメは凄いね、便利だねと。決して画質は褒められたものではなかったし、液晶モニタだって高級機種にしか付いていなかった。でもディジタル写真が簡単に撮れるデジカメの存在は大きかった。
やがてメガピクセルの時代になり、多くの機種が発売されて市場が膨らんでくる。PC雑誌屋さんと、100万画素では印刷には使えない。一体どのくらいの画素数になったら銀塩並みになるのだろうかと話をしていた覚えがある。

◆ プロ用と称した300万画素くらいのカメラも存在していて、海外のニュースや速報などはデジカメの写真をそのままモデムで送ってくるんだなんて話もしていた。ただし画質が荒いので印刷するとボロが出るとも言っていた。しかもプロ用デジカメはとびきり高価で、とてもアマチュアが手を出せるものではなかった。200万画素〜300万画素辺りで足踏みしていた感のあったコンシューマ向けデジカメも、今は再び高画素化に向かっている。コンパクトタイプでも600万画素はエントリモデル、一眼レフだと20万円の予算で1,000万画素が手に入る。画素数は同じだったとしても、以前のデジカメとは画質はずいぶん違う。
画像処理やレンズ性能がそれだけ良くなったと言うことだ。いかにもデジカメで撮りました的な絵を見る機会も少なくなった。約10年前のデジカメは、現代の携帯電話内蔵カメラにも劣るような絵しか撮れなかったのだ。

◆ 今は大手カメラ店に行ってもコンパクトカメラ売り場よりデジカメ売り場の方が圧倒的に広い。先月だったかニコンは銀塩カメラ事業の縮小を発表し、コニカミノルタは写真事業からの撤退を決めた。小西六写真工業がその前身であるが、今後は複写機や電子材料部門に経営資源を集中するという。同社の一眼レフに関する技術等はSONYに譲渡だそうだ。一方でキヤノンはディジタル一眼レフ市場の拡大による交換レンズ需要の拡大を受けて新工場を設立した。従来のレンズを製造してきた宇都宮工場はどうなるのだろうか。大分県の新工場では一眼レフデジカメ本体から交換レンズ群までの製造が可能だという。リコーもデジカメに力を入れている。デジカメに移行する以前、コンパクト銀塩カメラはリコー製を持っていた。最近のデジカメだと携帯電話とほぼ同じ大きさのボディーに7.1倍の光学ズームを押し込んだ500万画素機Caplio R3に新色追加の事が載っていた。このクラスなのでノイズは多少出るがPanasonicのFX9よりは明るいレンズで破綻も少ない感じである。マクロ機能でレンズ前1cmまで寄れるのも魅力だし手ぶれ補正も付いている。所でリコーは今でも銀塩コンパクトカメラを出しているのかな。おそらく撤退しているのだろうな。



訪問販売(2/20)

◆ 訪問販売のトラブルは多い。販売ではないが、粗大ゴミの引き取りもトラブルが多い。ウチの方でよく聞くのは物干し竿売りと不要品回収だ。これらの業者が悪徳なのかそうでないのかは分からないのだが、一度不要品回収業者に声をかけたことがある。スピーカからは何でも引き取る風な声が流れていたが、聞いてみると本日の無料引き取りは中止したとのこと。だって何でも無料で引き取ると言っているではないか。と、言えば、特定のものしか引き取らないのだと開き直る。でも金を払えば引き取ってあげますよ、粗大ゴミの回収料金より手軽で良いですよと言う。無料でゴミを引き取って何故儲かるのかよく解らないのだが、無料は謳い文句だけで実は全部有料だったりして。

◆ 竿だけ売りもよく来る。20年前の値段のまま販売しているとか30年前のままだとか色々と。これもトラブルが多いらしい。呼び止めて物干し竿を購入しようとするとベランダの長さに切ってくれたりする。
で、竿の値段が1本1万円だったとか。でも切って貰ってしまったから買い取る以外になく、泣く泣く金を払ったという人もいるようだ。スピーカから1本千円と言っているにもかかわらず、買ってみたら1万円だったのは、1.1万円の竿を1本千円値引きするって意味なのだと凄まれるらしい。ホームセンターなどで物干し竿を買うと2千円くらいだろうか。もちろんもっと安いものもあれば高いものもある。が、強度はおおむね価格に比例するようだ。物干し竿の太さや強度など普段は気にすることもないものだろうが、ホームセンターに行くと意外に色々なものがあって迷う。

◆ ホームセンターで千円のものが訪問販売でも千円だとすると、訪問料?はどこから出てくるのか。そう考えると怪しさも見えてこようと言うものだ。確かに長尺ものを買ってくるのは大変ではある。だが訪問販売はもっと怪しいかも。ホームセンターでも軽トラックを貸してくれる所などもあるので、他の大物などと一緒に買ってくるのが一番安全だろう。

◆ 他に訪問販売と言えば新聞と保険と化粧品と食べ物と、それに宗教か。あ、宗教は販売しているわけではないと思うが私はその手の話に付き合ったことがないのでよく解らない。食品類は地方訛りを交えながら「青森からリンゴを売りに来たんですが、この辺りの地理もよく解らないし…」と言う。青森から売りに来るなら仙台あたりにしておくのが良いと思う。
横浜まで来たのでは交通費が大変だろうし、関東で売るなら東京が一番だ。四国からミカンを売りに来たという業者にしても、関西で売った方が良いんじゃないの?あなたの説明には無理がありすぎるよ、って感じ。

◆ 訪問販売ではないが、以前良く道路に軽トラックを止めてカニを売っている風景を見かけたのだが最近は見ないなぁ。カニ商売はブームではないのだろうか。一時期多くなっていた焼き芋屋も最近は見かけなくなった。この手の商売にも旬があるのかも知れない。



shよりPerl(2/19)

◆ F&Fのページは様々なシカケというか自動化というか手抜きというかがしてある。この雑記に関しても前日までに書いておけば当日には自動的に入れ替えが行われ、前日分はバックナンバのファイルに追加される。
更新のタイミングと実際に日付が変わるタイミングが違うので、年や月が変わった時の処理がちょっと面倒でバグが出やすい。そもそもこのシカケはシェルで書いてあったのだが、その後Perlで書き直してスマートにした。同時に月ごとに雑記のバックナンバをHTML化したりiモード用に加工する部分も付け加えた。

◆ 私はソフト屋ではないので、動くソフトは何とか書けても効率的でエレガントなソフトはどうも苦手だ。ソフトはトップダウンであるべきなのだが、なまじPerlなどで書いているとボトムアップの継ぎ足しだらけになって宜しくない。自動更新処理にしても何にしても、知っている人が見たら「何でこんな事やってるの?」みたいな所が多々あると思う。ま、でもページを見ている人はPerlのソースを見ているわけではないから良いかと割り切っている。しかしメンテナンス性は良くない。その一つが先日の投稿の時にも書いたとおり、ソースをNetscapeNavigatorGOLDで書かないといけないと言うことだ。いや、これで書かれたものを加工するように作ってしまったので、そうなっているだけなのだが。METAタグを見て判断して、何で書かれていても同じソースをはき出すようにすれば良いんだけどね。

◆ その他、色々な場所に使っていたshもPerlに変えていった。以前に比較するとPCのメモリもたっぷりあるのでPerlが沢山動いても大丈夫。なのだが、ログの処理には参ったな。何しろログサイズが大きいものだから、元々の処理のメモリに全部読み込んで片っ端から処理する方法ではメモリが足りなくなってしまう。ログの書き出しも間に合わない。で、ログはApacheがはき出すものをそのまま使い、それをshで予め下処理してサイズを小さくし、コイツをPerlで読み込んでソートしたりするようにした。shなら大きなファイルも処理できるので良いのだが、本来だったらファイルを少し読んでは処理しながらテンポラリファイルに書き出して、という事を繰り返すべきなんだな。いや、解ってはいるのだけれど。

◆ BBSも改造に改造を重ねて、様々な宣伝書き込み防止策を組み入れているのは以前に書いたとおりだ。これもトップダウン設計ではないし、そもそもは他人様のソースを改造しているのだからメンテナンス性はとても悪い。
プログラムサイズも大きくなってきて、きっと無駄にCPUパワーもメモリも食っているのだろうな。でも一から作る事は私には出来そうにはない。iアプリに関しても元ネタを改造するのが精一杯で、設計などおこがましいと言う感じ。昔はアセンブラでソフトを書いていた頃もあったのだが、逆にその時代の人間なので高級言語(死語?)は苦手なのである。



二台目(2/18)

◆ 携帯電話・PHSの契約台数が9千万台を突破した。日本の人口は1.2億人強な訳で、その中には老人も赤ちゃんもいる。つまりは一人あたりの所持台数が1台以上になっている訳だし、その割合が加速しているのではないだろうか。例えばプライベート用の他、会社で支給される携帯とか個人でも携帯電話とPHSの2台持ちとかだ。
台湾などは携帯電話普及率100%以上で、多くの人がGSM移動機とPHSを持っている。PHSはサービスエリアなどに難もあるが通話料が安いので2台持つことにメリットが生じる。

◆ 日本でも営業さんにPHSを持たせている会社は多い。PCに接続しても定額で使えて、しかもPHS(WILLCOM)同士なら定額で通話が出来るからだ。ただしPHS移動機も小型軽量低機能で低価格なものが無いのが欠点か。先日発表されたカメラ無しのストレート移動機WX310Jも、カメラこそ搭載していないが大きさと重さは携帯電話と変わらない。重量125gは携帯電話としても決して軽くはない。価格も同じくで、新規契約で2万円なのだから立派なプライスである。仕事用のサブ機として持ち歩くとすれば、軽くて丈夫でシンプルなのが良い。質量は70gを上限として液晶はモノクロでも良いだろう。夜間でも日中でも見やすいことが大切だから。PC連携を考えるとBluetoothは欲しいところだ。その代わりブラウザ機能は不要になるし、そうなればCPUパワーだってそう高くは必要ないだろう。毎日充電することを考えると、連続通話時間は2時間程度、連続通信時間も2時間程度、待ち受けだって100時間あれば事足りる。何ならUSB経由で充電できるようにしておけばノートPCを充電器代わりに使える。ようするに高齢者に特化したようなモデルと同じように、ビジネスに特化したモデルがあれば更に加入者増が期待できるのではないかと言うことだ。

◆ 定額と言えばPHSの他、Vフォンも行っている。Vフォンの3GはFOMAよりエリアに対するクレームは多いと言うが、少なくとも都市部であればそこそこ使える。FOMAもV3GもPHSも都内で使うのならどれも同じだ。高速移動中や地方だとVフォンの方が多少は良いと思う。ので、通話相手が決まっていればVフォンを2台目として持つことも考えられる。いや、だったらVフォン一本で良いではないかと思われるかも知れないが、Vフォンのことだからラブ定額をいつ廃止するのか解らない。しかも安く使おうとすると解約時に万単位のお金がかかる。特定の相手との通話と、海外旅行専用と割り切って契約するなんてのもアリかも知れない。この場合メイン機はauになるだろう。やはりサービスエリアの広さと言うことで。でもやはりPHSだろうな、2台目の移動機は。
あ、来年の今頃には新規参入事業者のケータイを2台目に、なんて話題を書いているかも知れないけど。



崩れる中流意識(2/17)

◆ 全部中流。それが日本国民の意識だった。全員が同じように生活できて平等である世界。それは自由経済の世界とは少し違っているのかも知れないが、日本人は他人と自分を比較するのが好きだからみんなが同じだと安心感を得られるのかも知れない。だがメディアの報道によればそんな全員中流意識も崩れつつあるのだとか。長らく不況のためなのか、或いは貧富?の差が拡大してきているのか。
貧富の差を少なくするのは良い政治なのかも知れないが、あくまでも貧富差が正規分布するようになっていれば良いだけの話だと思う。全部を全部中間層に持っていくようになどコントロールできないと思うし、それは自由度に反比例することになる。

◆ みんながみんな同じだから良いと思うと欲が無くなって発展が無くなりそうな気がする。それ以上になろうという意識が薄くなってくるからだ。望みようもない上を狙うかどうかは別として、常に向上心を持っていないと結局は取り残される。
ゆとり教育、何がゆとりかというと教員にゆとりを与えましょうという方針である。そしてこれは塾業界にも潤いをもたらした。土曜日が休みになった関係で学校で教える時間は少なくなり、生徒の多くは塾通いを始める。みんなが塾に行っていると聞いてそれまで塾に関心の無かった家庭も通塾を考え始める。

◆ 最近になってこの教育方針を見直す動きが出てきた。
将来を担うであろう子供達の学力低下が現実のものとして認識され始めたからだ。だが教員は猛反発。当たり前である。今までは土日が休みだったのに、その土曜まで出勤しなければいけないとなるとゆとりが無くなってしまう。そこで今度は給料を上げろと言う。
土曜手当を寄越すのなら出勤しても良いよ、と。
学校のセンセーは夏休みや冬休みが長くて良いと以前に書いたら、その分土曜日が休みではない(当時は土曜が休みではなかったから)から年間休日数は似たようなものなのだと反対意見を頂いた。
やがて土曜が休みになって、その分丸々休みが増えたと書いたら又反論を頂いた。夏休みや冬休みは生徒の休みであって教員は様々な仕事があるから休んでいないと。
教員に関することを書くと即座に反論メールが来る。
これは別にかまわないのだが、学校のドメインから接続してフリーメールから送信するのはやめていただきたい。だってあなた、あなたがメールをくれた時間って勤務中でしょ?立派なことを言うのなら、立派なことをして欲しいと切に願うのである。

◆ 私立校などでは教員に対する管理も厳しいところがある。それこそ担任に就けるかどうかで給料が変わったりもする。公立校の場合はそんな事はないだろう。みんな中流、みんな同じでなければいけない。



携帯電話昔ばなし(その2)(2/16)

◆ [しだ]さんより投稿を頂きました。
ありがとうございます。
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◆ 今から22年程前のころ、DSPと言うとまだまだ珍しいデバイスでありました。DSPとはデジタル信号処理プロセッサと言い、信号処理に特化したCPUと言ったところでしょうか。国産ではNEC、富士通が漸く出始めたところでした。16ビット、クロック速度が4〜8MHz、ROM、RAM領域が1Kバイトが主流でした。
これを、携帯電話に活用しようと言う話があり、アセンブラの経験があった私に仕事が来ました。
さてさて、何に利用するか?音声CODECには別部隊が半年前から苦戦中、デジタル変復調にも私の同僚が悪戦苦闘中、1年で実用化するものとしては、秘話回路があった。当時の携帯電話はFM変調で一般の受信機で傍受可能であり、政府高官や防衛庁も自動車・携帯電話に秘話機能があればとの声が多かった。

◆ さて、DSPを使って秘話回路を作ろう。仕組みはKDDの研究所の論文と香港の偉い先生が出した論文に詳しく載っているので、数式をプログラムに展開して書き直すだけである。口で言うのは簡単であるが、当時まだ私はFFT(高速フーリエ変換)をアセンブラに展開した経験がなく、音声フィルタの知識も乏しかった。とにかくバンクフィルタ(音声フィルタの1つの単位)を作る事からはじめた。A/D、D/Aボードを自作してFIRフィルタをつくり基本的なDSPの動作(消費電力なども)を確認実証した。さて、秘話プログラムを書き始めるとそのステップ数にめまいが。当時のDSPは電話音声を処理しても1サンプリング当りの処理ステップ数は最大1Kステップまでとなる。メモリも1Kバイト、とにかくプログラムをスリムに簡素に作らないといけない。複素数演算結果などは予めテーブルを用意したり、バッファを群別けしてリアルタイムに開放しないといけない。今のプログラマーには考えられないほどメモリが足りない、処理能力が足りない、人材が足りないと、悲惨なものでした。どうにか、送信側と受信側ソフトを個々に組み上げ、不特定話者による評価試験(現在のMOS値試験)もパスして、実用化の目途が立ち、メーカに試作させた。試作の間に送受信用のソフトのスリム化を行い、実用化に無理やり乗せた。

◆ この時に採用したオーバーサンプリングフィルタは後にCDプレーヤー用として世間を斡旋したデバイスとなった。いまや、パソコン、携帯電話、医療機器、オーディオなどDSPは必需品となったがその影には、私の百倍は苦労した先輩達がいたこそ現在の小型・多機能携帯機器があるのである。武器が少ない時ほどアイデアが必要でまた生まれる、このことを現在のエンジニアに贈って今回は終わります。
ちなみにこの秘話機能を採用した当時のIDOとNTTは数億円単位の設備投資を行ったが、需要は少なく極僅かな顧客が採用したに留まった。まさにVIP対応の機能と言う事ができる。太っ腹を通り過ぎて 呆れるばかりであった。次回は携帯電話バイブレータ機能の笑いばなしを少し。



エミュレータ(2/15)

◆ 現代のマシンで、少し前のマシンをエミュレートしてみようという動きはいつの時代にもある。PC-9800のN88BASIC上でunixライクな(コマンド程度だったと思うのだが)動きを見せるものもあった。MSXをPCやワンチップマイコン上で動かすなんて事も出来たし、ファミコンやゲームボーイはWindowsマシンで動くばかりかPSP上でも動かせるという。エミュレータだろうがインタプリタだろうが、今のCPUパワーを持ってすれば軽く動かせてしまう見本だ。逆にゲームマシン上でWindowsを動かすなんて話もあったな。

◆ 携帯電話のiアプリでエミュレータを作った人もいる。
ファミコンやゲームボーイのソフトがこれで動くのだそうだ。iアプリはプリミティブな処理が苦手だろうに良く作ったものだ。ゲームカートリッジのROMイメージを画像に偽装して(そうしないと読み込みが大変だから)携帯電話にダウンロードする。するとiアプリが命令コードを解釈&変換してゲームが動作する。PCで組むのならどんな言語でも使えるしメモリ容量もCPUパワーも有り余るものがあるからエミュレータも解る。だが携帯電話のiアプリで動かすというのが何とも凄い。CPUパワーはそこそこあるが、FOMAでも100Kバイトまでしかプログラム領域として使えず(スクラッチパッドと入れ替えながら使えばもっと使える)、しかもjavaは限られた事しか出来ない。もちろん言語だから、それを組み合わせれば出来るのだが効率が悪い。でもファミコンソフトが動く。

◆ ずっと前の話になるが、Z80用のICEを設計していた人間が、Z80の100倍の速度で動くCPUがあったなら、Z80の端子も命令も全部エミュレート出来て、その他にデバッグトレースやその他色々なことが出来るのにと言っていた。
今だとこれが簡単に出来て、例えば高速ワンチップCPUのI/O端子を使ってクロック数MHzから十数MHzのCPUの端子をエミュレートする。命令の読み込みからRAMへのアクセスも、全部高速CPUのI/O経由で出来てしまう。

◆ そう言えばEPSONがPC9800互換機を作っていたっけ。これはエミュレーションとはちょっと違うが、PC9800側は最初互換機排除のために様々なプロテクトをかけた。だがDOS/V機に押され始めた頃、NECはEPSONに「一緒にPC9800ワールドを守りましょう」みたいな事を言ったとか。やがてPC9800は消え去る運命にあり、オリジナル路線をその後も守ったAPPLEとは路線を異にした。エミュレータにしても互換機にしてもオリジナルメーカ独自の部分があって、それをどうやって解決するかが問題になる。オリジナルをコピーして(売るのはいけないが、ユーザが)使っちゃう方法が一般的?だが、ちょっと違法っぽい。もっともAPPLE-IIなどはモロにコピー品があった訳で、オリジナルが未だTTLで組まれていた頃にオールC-MOS版が出たりしていた。ケースもそっくりコピー品で、エンブレムが付いていないだけ。もちろんメインボードのみならずフロッピィドライブや音源カードなどもコピー品が売られていた。

◆ blogの方に投稿を頂きました。



投稿:携帯電話昔ばなし(その1)(2/14)

◆ [しだ] さんより、投稿を頂きました。
有り難うございます。
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◆ 携帯電話の創世記の頃の事業者と通信機メーカとの接待漬けのことを。さて今から17、8年前の話である。私はとある研究所で携帯電話の基地局装置を開発していました。当時は開発メーカに詳細な仕様書や試験手順書を提示して、参画するか募るのである。公募で採用が決まれば、大きな商いとなるのである、何せ日本全国の基地局に納入が可能となる、その額は少なくても数百億円である。またその他の後発携帯電話事業者にも強力なセールスポイントとなる。
今みたいたいに、世界標準化規格が無い時代であった。高額な接待など当たり前のころで、メーカは納入実績のために、まともに開発費用を請求しない時期でもあった。たぶん、1装置開発あたり億前後は自社持ちであっただろう。
凡その開発期間は1年半から2年間が多かった、試作を1回、プロトタイプを1回作る、その間に月に2回程度の進捗会議がそれぞれのロケーションで行われる。メーカサイドで行われる会議の後は決まって懇親会と云う名目で接待があった赤坂などはあたりまえ、関西の会議では京都の料亭で芸者・舞妓さん、なんてことも。営業課長が1ヶ月に扱える接待費も百万円はあったと思う。
PDCが普及して携帯が一般的になる頃には、バブルも弾け、接待も厳しくなり、開発費も適正化がなされ、本来の取引形態に戻り。なあなあの関係も徐々に改善されて行きました。私も超小型基地局装置の開発を最後に開発から離れ、会社を転々として現在も業界で細々と暮らしています。
悪き慣習も懐かしい日々であります。次はアナログ時代の苦労話でも。



日本沈没(2/13)

◆ 日本沈没、赤字国債にあえぐ日本国が経済的破綻を免れなくなり中国の植民地と化す… という話ではない。
小松左京原作の小説を映画化し、1973年の12月に公開された映画のお話だ。これとは別に柴咲コウ演じる2006年版もやがて公開される見込みだ。1973年公開の映画は興行収入40億円のヒット作になった。このDVDを借りてきて観たのだが、さすが出演者が若い(!)。
何しろ30年以上も前の映画なのだ。総理大臣を演じる丹波哲朗だって若いし、いしだあゆみ(当時25歳)だって同じ。ちなみに水着のシーンもある(笑)。
1970年代の東京の民家ってこんな感じだったんだと、改めて思うようなシーンもある。破壊シーンはいかにも模型チックなのだが、それが又年代を感じさせてくれたりする。特撮シーンは何となくウルトラマンとかに通じるような印象も受けるが、まあ、それよりはカネがかかっているのかな。やたらにスパークしたり爆発したりするのは興ざめだけど。津波のシーンなども模型にバケツで水をかけた風なのだが、当時の日本映画としては頑張った方なのだろうな。これでも1980年に公開された[地震列島]よりは余程マシなのだから。
地震ものというとこの他にもアメリカ映画が何作かあるが、国そのものを沈没させてしまうお話は島国日本ならではの話だろう。この後同じ小松左京作品である復活の日が1980年に公開されている。こちらはウイルスか何かを"敵"とした地球滅亡作品だ。

◆ 地球滅亡といえば核戦争と相場が決まっていたのは冷戦時代であって、最近では宇宙からの侵略者や小惑星の衝突などが題材とされる。これら星衝突ものも何本かが映画化されているが、SFというよりコメディー(!)に近いような設定のものや、まあこの程度のことなら考えられるかなと思われるようなものまで様々である。
小惑星の衝突は予測が難しい事もあるし、全く衝突しないとも限らないからお話のネタとしては面白そうだ。
F&Fでもそのうち書いてみよう、小惑星によって津波が起きて人々が逃げまどうお話を。
他には地球内部の異常が原因になる映画もある。これなど穴を掘って地球内部にもぐって修理?してくるお話で、確かTVでも放送されていた気がする。

◆ 個人的にこの手の映画の面白さは、物語そのものの出来具合もさることながらスペクタクルシーンの出来具合が重要だと思う。この点でどうも日本映画は分が悪い。新日本沈没は随分お金をかけたんですよと宣伝しているがどうなのだろう。DVD化されたら観てみようとは思っているが、その頃にはTVでも放送されたりして。
ただTVの場合はカットされるシーンが多いのでオリジナルとはちょっと違ってくる場合も多々ある。それにCMががっぽり挟まってくるので、だったらDVDを借りた方が気分よく見られるかな。映画によってはTV用として全体を再編集したり予めTV放送用のシーンを撮っておいて入れ替える場合もある。映画にとってTV放送用に売れるメリットは大きいわけだ。ついでに言えば、レンタルDVD用としては販売用DVDと違った(中身は同じだろうが)ものもある。予告編とか宣言が山ほど詰まっているのだ。



電話番号変更(2/12)

◆ 昨日の続きである。
電話番号を変更できるのかどうか、ドコモショップに問い合わせてみた。回答は灰色なもので、お客様の事情によっては変更も可能だという。その事情の規定はあるのかと聞いたがハッキリとは言わない。
しかし「架空請求業者から電話がかかってきて困っているのですよね?凄くお困りなのですよね?」と聞くから、Yesと答える。と、「その場合は仕方のない事情と言うことで電話番号の変更に応じられるかも知れません」と、ちょっと曖昧。結局はドコモショップに出向いてもう一度事情を説明した上で担当者が判断すると言うのだ。

◆ 出かけていくのは良いが、そこでダメですと言われるのも悔しい。誰宛に訪ねればいいのかを聞いても、窓口でもう一度説明してくださいというばかりで話が進まない。当然番号変更の確約も取れない。ドコモが規約で禁じている以上、明確なことは言えない訳か。
ダメなら仕方がないから新規契約の道を選ぶことになるが、継続利用割引が無効になるばかりか1年割引の解約違約金も取られてしまう。ま、悪いのはこちらの方なのだから文句を言う筋合いでもないし、規約の拡大解釈?によって電話番号変更を考慮してくれるのはドコモ側の善意とも言えるわけだが、今の時代明確な規約を作っても良いのではないだろうか。もちろん無料で番号変更を行えと言うつもりはさらさら無い。番号変更手数料(契約手数料と同程度の)はとられても良いとは思う。電話番号の変更は以外に面倒だと思うのだ。単に解約と新規契約を行うのではなく、それまでの様々な状態の引き継ぎがあるからだ。

◆ 時間を作って後日ドコモショップに出向いた。ドコモショップ側ではマニュアル通り、迷惑電話拒否サービスを使えと言う。しかし拒否したところで次々に違う電話番号でかかってくるものは拒否できない。相手は悪徳なのである。これらを説明し(面倒だが仕方がない。相手が十分承知していることでも、おそらくこちらがそれを説明するという儀式が重要なのだろう)、番号変更手続きをしてもらった。ちなみに料金は2.1千円かかる。名目を見てみると設定変更料となっている。
そもそもドコモに番号変更の規約がないのだから電話番号変更手数料を取る名目も存在せず、一律の設定変更という扱いでこれを行うのだろう。番号変更は至って簡単で、契約者名義変更より手間はない。iモードもすぐに使える(名義変更時には翌朝まで使えなくなる)。
作業はSIMを専用治具にセットして内容を書き換えるだけだった。従ってSIM IDは変わることなく、ダウンロードしたデータは全てそのまま使用できる。

◆ 容易に他人を信じるなと子供に教えるのは本意ではないが、そう言う世の中なのだから仕方あるまい。最近になって架空請求業者が逮捕されるケースも増えては来たが、これもspam問題同様に取り締まる側は面倒な事例を抱え込みたくないと避けているのが現状なのだと思う。特定商取引に関する法律の改正は、国会議員の携帯電話にspamが送られたことがきっかけだったと言うが、国会議員が架空請求の被害にでも遭わなければ状況は変わらないのかも知れない。



引っかかる(2/11)

◆ ワンクリックや架空請求など悪質サイトは後を絶たないが、ウチのチビがそれに引っかかった。サイトの謳い文句としては、無料着メロをGETするために無料の登録を行うというもの。そこで使われる登録IDに電話番号を入力させるところがミソだ。ま、普通の人ならこれには引っかからないと思うのだが、免疫不足のチビは簡単に引っかかった。無料ポイントを使い切ると自動的に18,000円の課金がされるとキチンと書かれている。退会するときには退会フォームから申請しろと書かれているが退会フォームなるものは存在しない。ポイントを使おうが使うまいが請求メールが来るのは言うまでもなく、3日以内に払わないと延滞金が6万円だぞと言ってきた。単にメールアドレスを登録してしまった程度なら問題は少ないが、電話番号を知られてしまったところに問題がある。

◆ こんな事もあろうかと、ドメイン指定受信を設定していたのだがサイトは巧みにドメイン指定を外させるようになっていた。引っかかる人間の多くが未成年だと見えて、サイトには「親に連絡が行くぞ」みたいな文言が並んでいる。しかも全くのワンクリック詐欺ではなく、規約(無料ポイントを使い切ると自動的に課金される旨)も出来ているし、完全無料だが規約を読めみたいなことも書かれている。つまり任意での契約であり契約は正当であることを示しているのだろう。所が入会フォームが存在しない。
ようするに無料ポイントを使い切った人が自動的に会員になるだけで、それ以外に入会のしようがないと言うことだ。更に、会員用ID(つまり電話番号)入力ページに行って架空の電話番号を入力してもエラーではじかれることがないのが面白い。

◆ 最初に無料着メロサイトを謳っていると書いたが、実質はアダルト画像(絵)のサイトだった。ようするに登録させて電話番号を取得するのが目的だろうから内容など何でも良い。ワンクリック詐欺サイトだって同じようなものである。携帯用ページに広告を配信しているアフィリエイトサイトには、このようなワンクリック系の広告主が氾濫している。聞くところによると架空請求詐欺は月商?1千万円を超えるのが当たり前で、稼ぐところになると5千万円くらいは稼ぐというのだから凄いではないか。おそらく実際に登録してしまった事とメールアドレスや電話番号を知られたことで、その18,000円を振り込む人が多いのだろう。

◆ さて電話番号を知られた以上、この情報は他の架空請求事業者にも回ることが予想される。とりあえずはメモリ登録番号以外からの着信を拒否する設定にし、電話番号を変える策を考えることにする。ドコモによれば電話番号の変更は受け付けていないとのこと。一旦解約して再度新規加入すれば電話番号は当然ながら変わるという。当たり前だ。では絶対に電話番号が変えられないのかと言えばそうでもないらしく、ドコモショップに相談しろと言われた。ほう、ドコモ本体が電話番号変更を認めていないのにドコモショップでは出来るというのか。
続く…



VAIOの電池(2/10)

◆ VAIO TX90のバッテリの保ち時間が異常に短くなった話は以前に書いた。その後SONYのサポートにmailで問い合わせを行ったところ、故障の可能性があるのでサービスセンタに連絡を取って欲しい旨の返事が来た。で、サービスセンタに連絡を入れると、既にサポートからの情報が伝達されていてスムーズに修理依頼となった。修理手続きは迅速で、トラック便が修理品を引き取りに来てくれる。通い箱を持ってきてくれるので梱包の手間も要らない。殆ど出張引き取り修理と同じだが、それが民間の運送業者に委託されている感じなのだ。しかしこの対応、東芝とは大違いだ。東芝は故障原因は不明、原因が本体か電池かも不明、電池は消耗品なので新しいものを買って下さいと言うばかりだった。が、SONYはチェックのためにサービスに出してくれと言う。例え有償修理(東芝の場合はバッテリ購入なので有償)でもチェックして貰えれば安心感が違う。

◆ 修理には10日ほどを要した。修理表を見るとバッテリ異常で無償交換となっている。何が原因でバッテリが壊れたのか、バッテリの品質不良だったのかは不明だが保証適用による修理が出来たことには間違いない。私はメーカ製新品パソコンを修理に出したのが初めてなのだが、受け渡しが簡単で助かった。
エプソンのプリンタの時には販売店まで持ち込んで、修理完了品を引き取りに行かなければいけなかったので、これに比べればずいぶんと楽で宜しい。もっともこれはSONYだからなのかも知れず、他メーカの修理体勢がどんなものなのかは解らない。ちなみにこれも以前書いたPanasonicのWebカメラも販売店への持ち込みと引き取りが必要な上、修理期間も3週間以上かかるという決して褒められたものではなかったのだ。

◆ 修理は無事完了したものの、気になるのは故障の原因である。単にバッテリユニットに内蔵された充放電制御回路なのか、或いはバッテリそのものの品質なのか。さらにはこれが希な故障であるのか否かも気になる。今回は購入後未だ日が浅いので無償修理となったのだと思うが、再度同じ症状になったときには無償では済まないと思う。バッテリに関しては何せリブレット事件があるので心配なのだ。ま、T90の方は未だ元気に使えているので基本設計に誤りがあるというものでは無いと思うし、東芝よりはずっと対応が良かったからまあ満足なのだが。

◆ 普段ACアダプタをつなぎっぱなしで使用しているので、これはバッテリにとってはベストな状態ではないと思う。Ni-MHや鉛と違いリチウム系二次電池は過充電に極めて弱い。大げさに言うと100%充電にしてはいけないのだ。携帯電話など比較的ハードに電池が使われる用途では、数年前は90%充電程度で充電をストップさせているものもあった。これだと電池容量の9割以下の容量でしか使えないので高密度であるリチウムイオン電池のメリットが生かし切れない。最近のモデルでも、SH902iは電池充電中に通信(メールや電話の着信など)が起こると充電が停止してしまう。これは単にバグかも知れないが、一説によると負荷電流が増えたときの充電制御不良を防ぐための苦肉の策だとか。本当かなぁ。



投稿(2/9)

◆ この雑記のページで投稿を受け付けようかなと書いたのは1年以上も前だったか。実はこのページの記事の書式が変わっている為に、投稿用のページ作りが面倒で進んでいないのだ。普通のテキストで受け取って編集し直しても勿論良いわけだが、出来ればそのままファイル化してポンと放り込む形の方が好ましい。でもそうすると投稿受付開始がいつになるか全く解らない。
絵やイラストや写真を交えた投稿となると更に加工が面倒になる。とりあえずは下準備的加工のみ自動で行うようにし、メールで受け付けたものを自動処理する仕組みを作ってみた。

◆ なので、実験的にこちらで投稿を受けてみようかと思う。もちろん投稿してくれる奇特な人がいれば、だが。
掲載するかしないか、いつ掲載するかはこちらにお任せいただきたい。文字数は倍角換算1,500文字(25文字×60行)程度、つまりファイルサイズで3Kバイト位がスタンダードだ。それより長い場合には連載と言うことになる。写真やイラストや動画!も掲載可能だが、携帯でも読めるようにしている関係から画像などは全てトップページからリンクする形とする。もっとも現在の投稿フォームではデータ添付が出来ないので、しばらくは別途受け付けるとか何か考えなくては。画像サイズは、出来れば横幅300Dot程度が望ましい。これは携帯でも読める可能性を作る為だ。ドコモのPDCはファイルサイズ制限が厳しいのでダメかも知れないが、FOMAなら大きな画像も読み込める。読み込めても所詮はQVGAでしか見られないので、イタズラにファイルサイズを大きくすることも無いと思う。添付データを一緒にと言う方はご面倒でもメールでご一報いただきたい。

◆ 他のページをリンクして参照させることは当然可能だ。
可能だが、現在の投稿フォームではタグが使えないので実際にはリンク指定が出来ない。これも(不便で申し訳ないが)リンク希望の場合は別途メール等でご相談いただきたい。ただし、いかにも宣伝臭いものは受け付けない。或いはgoogle辺りのキャッシュを参照させるように改造を加える場合がある。投稿作品はタイトル欄に投稿であることと投稿者名(ハンドル名)を記すことにしたい。投稿された文章や写真は基本的にF&F側が管理する事とし、他のメディアその他で紹介されたりする場合があるかも知れないことをご承知おき頂きたい。これは、そのようなリクエストがあった場合に、投稿者に一々確認を取ることが事実上可能だとは思えないからである。ようするに私が書いている他の雑記と全く同じように扱わせていただきますと言うことだ。なので権利の主張が重要な意味を持つような投稿はお控えいただいた方が良いと思うし、写真や絵や音楽や動画に関してもそれは同じである。

◆ 掲載日が1週間〜1ヶ月先になる事も充分考えられるので、リアルタイム性を要する話題には注意が必要だ。
また、投稿後の編集も(単に私が手間なだけなのだが)ご勘弁いただきたい。投稿作品は基本的には無編集でHTML化を行う。これは予め作っておくが、投稿者ご本人様もトップページに公開されたときに初めて出来映え?をご覧頂けることになる。
なんて面倒なことを書いてしまうと投稿なんか来ないのかなぁ… とも思うのだが、是非皆様ご検討下さい。
他にこんな風なものも作ってみた。これなら写真もすぐアップロード出来るのだが、管理上の都合によりメールでの投稿のみとなる。Jpeg画像はメールに添付すれば送ることが出来て便利だ。トラックバック機能もあるのだが、トラックバックspamの世話が相当大変になると思うので現在はDisableにしてある。こちらはまだ変更の余地が多々あるが、トップページ雑記より気軽に短い記事と写真投稿をメインにしたい。でも投稿者が居なかったらすぐ閉鎖(笑)。
投稿希望の方はmailで、簡単なプロファイル等をお知らせ下さい。



ワンセグ(2/8)

◆ この4月から地デジのワンセグ放送が正式に開始される。SONYはVAIOにワンセグチューナを内蔵した新ノートPCを発売している。ベースモデルに比較すると1万円ほどの価格アップになっているという。ノイズや受信状態その他の影響で、外部アンテナを接続しない状態での視聴が難しかったアナログ放送に比較して、対移動体を意識したワンセグ放送は目新しさと実用性を兼ねたものなのかも知れない。そう、まさに今年はワンセグ元年なのである。

◆ 携帯電話の方もワンセグチューナ内蔵モデルが発売されている。こちらもノートPC同様、アナログテレビは余り実用的ではなかったのに比較すると充分な品質の映像が(電界強度にもよるが)映し出される。
ただし携帯電話の場合はアンテナ効率の問題もあり、移動しながらの視聴が厳しい場合もあるようだ。もっともこれは録画を目的とした場合であって、通常の視聴ではその冗長性が不感時間をカバーしてくれる。いずれにしてもノイズまみれで同期もズレがちなアナログテレビよりは余程良い感じ。機種によってはタイムシフト機能まで搭載していて、短時間であれば電話を受けたりしてTV放送を観られなかった部分をメモリに保存してくれる。電話が終わればその保存された部分を1.4倍ほどの速度で再生しながら現実時間に追いつくという次第だ。

◆ ではディジタルチューナ内蔵携帯はどの程度使われるのだろう。一番問題になるのは電池寿命だと思う。
携帯電話を音楽携帯として使っている人の中には、充電器や予備の電池を持ち歩いている人も多いと言うから、それよりも電力消費量の大きくなるTV受信がどの程度現実的か。やはりこれは流行るかはやらないかの問題なのかも知れない。地デジ放送が日本全国どこででも見られる日がやってくれば、それはそれで携帯視聴も意味あるものになりそうだ。PSPで動画を見ながら電車に乗っている人も希に見かけるので、中高生に支持されれば流行るだろう。もしかしたらTV離れに歯止めがかかって、より高品質な番組が生まれるトリガになるかも知れない。何しろ携帯電話人口は相当な数なのだ。
私は都内でもろくに映らないアナログチューナ付き携帯電話を見たが、あれだったら付いていても余り意味はないなと思った。見ていて疲れるようではダメなのである。

◆ カーナビにもディジタルチューナは搭載されるが、ワンセグを見せるか13セグを見せるか、メーカ側でも迷いがあるようだ。当然ながら受信状態が良ければ13セグの放送の方が好ましいし、最近の大型画面ナビに1セグでは画像が荒すぎるだろう。その選択をユーザに任せたところで一々切り替えるのは面倒だと感じるのでは無かろうか。通信や放送のディジタル化に於けるユーザのメリットは確かにある。経済効果だってバカには出来ない。長らく続いたアナログテレビ放送との決別の日も近い。



ライブカメラ(2/7)

◆ 先日ライブカメラのサイトを見ていたら、そこには住宅だかマンションだかの火災の現場が写っていた。たぶん意図してカメラを向けたのではなくて、たまたまカメラで写っている範囲で火災が起きたのだろう。絵が小さかったので火災の詳細は解らなかったが、天空高く立ち上る煙の様子はハッキリと写っていた。最近は交差点に事故を監視するためのセンサ付きカメラが設置されていたりするが、それ以外の普通のカメラでアクシデントが見られるのは希かも知れない。

◆ コンビニなどの店内カメラが公開?されている所もあるが、これなどそのページを見た人全員が監視していてくれると思えばセキュリティ上役に立つのかな。そこで何かが起きれば誰かが通報してくれるかも知れない。F&FではPanasonicのWebカメラを使っているが、最近はより高画質で高感度なCCD(Panasonic製の安価なものはCMOSセンサ)を使っていながらも価格が抑えられているモデルも出てきた。市場が広がってスケールメリットが出てきたのだろう。Webカメラは有線或いは無線LAN直結なので手間が無くて良い。USBカメラは安価だがPCか専用サーバかを必要とする。NTSCで出てくるカメラもあるがこれはキャプチャボードから必要になるのでお手軽とは行かない。だが赤外線カメラとか超高感度カメラを使ってみたいと思うとこれらを選ぶしか無くなる。

◆ 例えば雷などを撮りたいと思ったとき、雷センサ(空電を聞く)と連動して記録させるわけだが、通常の高感度と呼ばれるカメラだと(蓄積型なので)静止画ならば暗いところでも写るのだが動画は撮れない。F&Fで使っているものも、かなり暗くてもカラー画像は得られるが更新レートは毎秒1フレーム以下に落ちてしまう。当然ながらそれで動画を撮るとブレて絵にならなくなる。そこで、リアルタイムの高感度カメラの登場となるのだが、これらは当然ながら高価だ。だが雷の一瞬を捉えるような用途にはピッタリだと思う。このページは以前にも紹介したことがあるが、普段見ることの出来ない画像が公開されている。

◆ タクシーにカメラを付けている会社がある。事故防止と事故が起きた場合の解析を行うために、衝撃センサと共に小型のカメラが取り付けられている。衝突事故などが起きるとその前後の時間の画像が後から見ることが出来る。フライトレコーダならぬドライブレコーダ構想などもあるようだが、余程価格が下がってこないと一般車両には搭載できないような気がする。メーカなどでも、カタログに謳える装備は付けるがそうでないものには消極的だ。これが車車間通信やミリ波レーダ、赤外線カメラと画像処理装置などだと(ホンダ車のように)カタログを飾る材料になり得るから多少(多少?)高価でも搭載されることになる。

◆ 以前の日本車といえばドライブコンピュータとか電子地図とかが装備された時代があった。この電子地図など酷いもので、カセットテープに記録されたディジタルデータをCRTに表示するのだが、カセットテープですよカセットテープ。昔のAPPLE-][じゃあるまいし、それはそれは遅くて、首都高速路線図みたいなものを表示するだけで分単位の待ち時間が必要だった。第二世代ではこれに地磁気センサが組み合わされたが、タワーパーキングや鉄橋の下などを走るとセンサが狂ってしまってその都度車を360度ぐるっと旋回させてキャリブレートしなければいけない、まあ、とんでもないシロモノだった。最近では派手なエレクトリカルアクセサリはなりを潜めた感もあって、むしろ欧州車などが日本車が10年前に付けていたような装備をリファインして装備していたりする。



寿命(2/6)

◆ 余程安定な、単純な物質でない限り寿命がある。人間だって寿命付きで生まれてくる。人間の長寿命化は人類の夢に違いない。不老長寿の云々とか、将来のために備えた(現時点では不可能なので)死体の冷凍保存とか、映画アイランドでは自分の臓器スペア用にクローン人間を育てておくなんて話が出てくる。これも人間の寿命が有限で、死亡率が100%であるからだろう。
ある時何かのきっかけで(たぶん)若い人であろう闘病記を読んだ。今はおそらくそのサイトはなくなってしまっていると思うのだが、若くしてガンを患い治療の様子やその日の気分が綴られていた。抗ガン剤に耐える苦しみや、食べ物の味がわからなくなって何を食べても段ボールをかじっているようにしか感じられないとか、その日の気分や病状によって書き方は様々に変化していたが様子は伝わってきた。その日記が途切れて数日後、その方のお父さんだと思われる方が訃報を記していた。多くの方々に励ましを頂いて娘もきっと力強く感じたことでしょう、と。

◆ 私はお会いしたことはないが熱帯魚関連と言うことでページは何度か見たことのあるこちらの方も胃ガンで亡くなっている。おそらくお若い方ではないかと思うのだが詳細はよく解らない。インターネット上で、それはメールであったり掲示板であったりするのだが、趣味などのことで色々教えていただくときに年齢や性別は普通は気にしない。アクア界など狭いもので、アクティブな方のページは同じ趣味の人が見ている場合が多いし、お互い顔は知らないのだが掲示板や日記を見ると実は同じショップで顔を合わせていたあの方かなと思ったりもする。だがあえて(少なくとも私は)自分を名乗らない。もちろん同じ趣味を持つもの同士としてお会いしたことのある方もいらっしゃる。

◆ 人間が何歳まで生きるのかは余り問題ではないのかも知れない。特に病気などの場合は、最初は死に対する恐怖に震えるのかも知れないがやがてそれを許容して、死と隣り合わせである事の違和感から解放されるような気がする。たぶんこれは自分が不治である事を悟ったからなのだと思うが、闘病記などを読むに至ってそう感じた次第だ。以前飛行機が落ちそうになったときの話の中で、私は余り恐怖感は感じなかったように書いた。むかしから私はそんな感じで、若い頃同僚であり先輩である人の単車に乗せて貰ったことがある。
彼は相当激しいドライビングをしたのだが、ふと私に恐くないのか?と聞いた。私は恐くないですと答えた。
人間いつか死ぬのだからもしも事故で死んだら、それはそれとして仕方ないことですからと言ったら、先輩はそんなものかなぁと小声でぼそっと言った。

◆ 同じようなことを、私の父親くらいの職場の人間に話したこともあった。たぶん打ち上げか何かで、普段はそんな話などしない(出来る立場ではない)のに、何かの拍子にそんな話題になったのだろう。その方は、若いのに(若かったのです)寂しいこというヤツだなぁと言った。そう言われたって、人生に明確な目標を持って生きている人なんて宗教家くらいなものではないですか?みたいな話をしたと思う。オマエは何のために生きているのかと聞かれても、明確な答えは出てこない。生まれてきたから生きていると言うほど消極的ではないし、かといって死ぬために生きているというのも少し違う。そもそも、普通の(何が普通かは又疑問だが)人よりはずっとアクティブかつアグレッシブ?に生きてきた私なのだから、夢のないことを口にすると他人は意外に思うのかも知れない。
いや、ふと以前読んだ闘病記のことが頭に浮かんで寿命ってヤツを考えてみただけなんですけどね。



停電(お話4)(2/5)

◆ 東京近郊の人々は寒い夜と寒い朝を迎えた。一部地域やプロパンガスの家ではガスだけは使えたが、電化住宅や高層マンション住民達は悲惨な夜になった。特に高層マンションに住んでいる人はエレベータが止まっているために階下に降りるのが大変なことになった。地震に備えた非常食がこんな時に役立つとは思わなかったというのが正直なところである。
停電から24時間を経過しようとしている現在も、相変わらず復旧の目処は立っていないようだ。福島原発は非常停止からマニュアル通りの再起動まで数日を要するという。制御プログラムを旧バージョンに入れ替えて、変電所と化石燃料発電所の一部は稼働の目処が立ったが、発電量が絶対的に足りない。東京電力では地域を区切って特定時間だけ電力を供給すると発表した。

◆ 所がここでも問題がある。電力供給のエリアも時間も、その情報伝達がうまく行かないために混乱が起きるのだ。特にエレベータはその影響を強く受けるため、電力の安定供給まではエレベータを作動させないようにとの通達が出された。当然のことながら住民は怒る。これは当たり前の話だろう。首都高速道路は相変わらず通行止め、地下鉄も動いておらず道路は人と車で溢れている。東京中央部がやっと生きている状態で、経済も産業も全て止まってしまっている。食料も水も温かさも不足している状態で、人々はじっと停電からの回復を待つ以外に無かった。
この関東圏から脱出する人の為に道路は終日混雑している。東名高速道路は静岡以北が通行止めだ。
何も出来ない政府に対し、民間企業は水や食料を地方からどんどん運んで売った。高速道路すら解放できない政府と、一般道にトラックを連ねてくるコンビニチェーン店の動きが対照的に思える。

◆ 停電から丸2日が経ち、東京都区内は電力供給が再開された。隣接県は電力量不足を理由に計画停電が行われている。計画停電が開始されると、通電中に使用する電力量が通常時よりも増えるために供給調整は難しくなる。東京電力は会見を行い、予期しない事だったを繰り返した。国民の間には電力会社に依存しないエネルギ供給を考慮する動きが出てきた。
これに対して電力会社は、このような異常な事態は今後起こる事はないので安心して欲しい旨を述べたが説得力には乏しかった。実は東京の停電は1987年7月23日にも発生している。この時には3時間余りで復旧にこぎ着けたが、一都三県が停電するという前代未聞の出来事だった。停電といえばニューヨークの大停電が話題になるが、復旧に手間取った点でこの停電はニューヨークの規模に匹敵する。
このような首都圏大停電はおそらくは起こらないだろう。絶対に起こらないとは言い切れないが、関東大地震が発生する確率に比較すれば低いような気がする。(おわり)



停電(お話3)(2/4)

◆ 事態が急変したのは午後2時のことだった。マニュアル操作でつじつまを合わせていた各発電所の一部が過負荷になり、ハードウエア遮断機が作動したのだ。
自動制御されていればこれらは自動的に回避されるのだが今はそうではない。各発電所共にギリギリの出力まで送電量をアップさせて手動運転していたので、何らかの拍子にリミットを超えたものと思われる。発電機の一機がダウンすれば、当然ながら他の部分でこれを補う必要が出てくるが、その他の発電機もマニュアル運転なので対応が遅れる。このわずかな時間の中の負荷変動が許容できず、連鎖的に各発電機が停止した。一カ所の発電所からの送電が止まると他の発電所の負荷が上昇するが、これに対応する矛盾が生じて変電所がフェールセーフモードに入り、同時に負荷の軽くなった発電所は全て遮断機が動作した。

◆ 午後2時20分、東京及び近県への電力供給の全てが停止したのだ。自家発電設備を持っているJRや鉄鋼系企業と非常用電源設備のある施設は停電を免れたが、それを除く全ては停止してしまった。電話や通信会社は非常電源設備があるのですぐには停止しないが、携帯電話や一般加入電話は輻輳のためにつながらなくなった。
東京電力は緊急的に一部重要施設に対しての電力供給再開を優先する作業に入ったが、各変電設備や送電設備の手動切り替えは思うようには進まない。火力発電所の一部と水力発電所からの電力供給の目処は付いたが、それで全エリアをまかなうことはとても出来ない。
優先供給といっても優先電力線があるわけではないので、個別にコントロールする必要がある。

◆ 午後7時、都内中心部のみのほんの小さなエリアではあるが電力供給が再開された。この間に非常用電源の燃料が底をついた施設では緊急対応に追われることになる。ディーゼル発電機は燃料補給が出来ず、ガス燃料電池は停電により都市ガス供給圧が低下し、水素燃料型は水素が底をついた。
一般家庭及び一般企業への電力供給の目処は立たず、私鉄各線も殆ど運休状態になっている。政府は緊急対策本部を設置するも、給水車を出動させる程度の対策しか出来ていない。高層マンションはもとより、戸建てに於いても水道局の送水ポンプが動かないために断水状態になっている。電話は加入電話のほんの一部が使える程度、ドコモやauは移動電源車を出すも電源車自体が(ドコモでも)数十台規模なので郊外の基地局をまかなうことは出来ない。一般電灯線と同じラインから電力を貰うPHSや公衆無線LANも全滅、各プロバイダの非常用電源もそのパワーを使い果たしたために不通… 首都高速道路はETCが使えないために料金所が閉鎖された。政府は首都高速道路に対して道路も無料開放を求めたが、同社はその代償として税金投入を要求して来た為に話は途切れた。

◆ 停電によって都市機能は完全に麻痺した。情報を得ようにもその手段がない。精々夜間になると入るAM地方局と、非常電源設備の稼働している局のニュースを受信する程度だ。このラジオを求めて店を回る人も見られたが、大型店は全て閉店している。
混乱に乗じた犯罪も発生した。電話や専用回線を使用したセキュリティシステムがダウンしたため、ATMやコンビニ強盗が現れたのである。電話がダメなので110番通報すら満足に出来ない。警察はパトカーによる巡回を強化したが、今度はそのパトカーの燃料補給が出来なくなった。ガソリンスタンドのポンプが動かないのである。
続く…



停電(お話2)(2/3)

◆ 発電所の出力が思うように上昇しないのは、単なる制御ソフトウエアのバグだったのだが、それが解ったのはこの事故の何ヶ月も後の話だ。福島原発では手動制御によって出力調整を試みる。しかしこれは全自動電気炊飯器に慣れた人が、飯ごう炊飯をしようとするようなもので、システムを手動で動かしたことのない若いエンジニアが緊急対策マニュアルを見ながら手動操作するという、とてつもなく面倒で時間のかかる作業だった。今や航空機も大型船舶もコンピュータアシスト無しでは満足に運行させることが出来ないのと同じように、ハイテク原発は手動操作を嫌う。出力がやっと上昇に転じたのは午前9時を過ぎた頃。需要量に間に合ったと関係者はほっと一息ついた。

◆ この頃から化石燃料発電所も出力を上昇させ始めるが、福島原発同様に出力が上がらない。柏崎からの電力供給が停止しているので普段より多くの電力を供給する必要があるのだが、このベース電力の違いが普段の状態とは異なっていた。
化石燃料発電所でもマニュアル操作によって出力コントロールを開始する。首都圏の電力需要はピークに向かって二次曲線的に上がっていった。自衛隊機墜落の事故は報道はなされたが、これによって送電システムに異常が起きたことは報道されなかった。
人々はいつもの通りのいつもの朝を迎え、凍える息を吐きながら職場や学校に向かう。首都圏の消費電力量は5千万キロワットに達した。この頃福島原発では更なるトラブルに見舞われた。マニュアル操作で安定的に上昇させていた出力が急降下し、回避操作を行うも出力が上がらない。エンジニアは必死で出力上昇に取り組むが制御システムはアラートを出して緊急停止プログラムを走らせてしまった。マニュアル操作で上げた出力電力量と、自動制御システムが想定している出力電力量に差が開きすぎたことを異常だと判断したシステムは、原子炉を非常停止させたのだった。
出力制御をマニュアル操作することは可能だが、状態監視システムをディセーブルにして運転することは出来ない。過去に例のなかったこのような操作に、制御プログラムが対応していなかったのだ。これによって一気に1,100万キロワットの電力が不足したことになる。

◆ この事態に対応するため、化石燃料発電所は緊急出力上昇措置が採られた。比較的レスポンスの良い火力発電所は急激な電力需要の変化にも対応しやすいのは事実ではあるが、一時的に関西電力から借電する事で事なきを得た。しかし問題はこれでは終わらなかった。
原子炉の緊急停止信号は各変電所に電送されるが、火力発電所はマニュアル操作中だ。福島原発の異常停止の影響を懸念した東京電力は、化石燃料発電所のフェールセーフ回路をディセーブルにし監視員が計器をモニタリングすることで凌ごうとした。
電力ネットワークは電力そのもののネットワークであると同時に、各電力供給源等々のデータも扱っている。
全てが協調しあって動作しているのだ。この中の一部を手動操作ししかもフェールセーフプログラムを切った事による影響は、それら制御システム全体が想定していなかった事態でもある。
続く…



停電(お話1)(2/2)

◆ この冬は寒い日が続き、北日本では真夏の電力消費量と同じくらいの電力が消費されたという。各電力会社は節電を呼びかけ、冬場の暖房温度を下げ夏場の冷房温度を上げて節電しましょうと広報している。その一方でオール電化住宅や電力で熱源を駆動する方式の機器などを拡販していて、いったい電気を使って欲しいのか使わないで欲しいのかがよく解らない。東京電力管内で見ると原発とその他の電力供給比率は年間平均でほぼ同じ位なのだが、起動しにくく停止しにくい原発でベース電力量をまかない、日中のピーク電力供給に火力発電所などを使っていることが解る。
何年か前に東京圏を中心に大停電が起きた。供給電力量を消費電力量が上回った(正確には電流が過大になった)事によって送電が自動停止したのだ。これの対策として力率改善施設などが作られたほか、原発推進派にとってはこれが追い風になったことは言うまでもない。

◆ 昨年の新潟大停電は10カ所の送電線がほぼ同時刻に短絡したことによって起こった。このような事態は想定外だったと東北電力は言う。そう、想定外のことが起こると(想定していないのだから)大きな事態に発展する。では都市圏の大停電は起きないのだろうか。原発が全て停止したとしても、化石燃料発電所のパワーだけでまかなえる(ならば原発の存在意義は?)とされ、高い信頼性と高い料金を誇る日本の電力供給に盲点はあり得ないのだろうか。

◆ 以下のお話は設定に無理な点もありますが、ご覧下さい。

◆ 首都圏の電力は福島や柏崎の原発がその多くを担っている。各原発の発電電圧である10KV〜20KVは変電設備によって数十〜数百KVに昇圧され、複数のルートを経由して首都圏に到達する。
事件が起きたのは寒気に凍える明け方だった。自衛隊のヘリが山中に墜落し、送電線の鉄塔を破壊してしまったのだ。これは電力会社にとってはたいしたことはない。すぐに迂回ルートに切り替えて送電を再開する事が出来る。いや、出来るはずだった。しかし新潟大停電の教訓を生かすべく、迂回ルートやその送電量の管理システムを変更していたが為に些細な障害が発生した。これを回避するため柏崎からの送電量を一時的に低下させて、その分を福島原発からの電力でまかなう制御が行われた。この時、午前6時。
東海原発はメンテナンスのために停止中、浜岡も同様に3機が停止していた。

◆ 社会が動き始める時間にあって、電力消費量は増大し始める。しかし原発のみの電力で充分にまかなえる程度の電力量だ。福島原発は出力を上げながら電力供給を開始した。午前8時を過ぎ大口需要家の電力消費が開始される。福島原発はゆっくりと出力を上昇させる措置をしたが出力が上がらない。制御は自動化されているのでオペレータは単に端末を操作する程度のことだが、このコマンドに対してシステムが応答しない。東京電力の司令センタは制御システムの調査を開始するが、既に電力需要は立ち上がり始めている。
続く…



有料データ(2/1)

◆ 以前にも触れたことのある、気象データに関してのお話である。天気予報はおおむね無料で見ることが出来る。それはテレビやラジオの天気予報であったり、インターネットサイトであったりするわけだが元ネタはタダではない。気象庁は税金で運営されている訳だが、その情報は誰もが無料で利用できるものでもない。もちろん気象庁そのものが商売をするのは反発を買うと言うことで、様々な法人が暗躍、じゃなかった活躍している。その情報を買えば無料で見られる情報よりも詳しく早く入手が可能になるわけだ。
F&Fの地震情報メール配信は気象庁のデータを元にしていて、勿論これは無料だ。この情報を数分ごとにチェックしているのだが、これに関して気象庁は良いとも悪いとも言わない。どうぞどうぞ情報を有効に活用して下さいでもなければ、そう言った用途でのアクセスは禁止していますでもない。サーバに負荷がかからないようにしてくださいとの返事だけだった。より速い情報も気象庁は配信している。この一つが緊急地震速報だ。だがこれを利用して情報配信を行ってはいけない規定だ。二次配信は遅延を生むとかの理由もあるだろうし、受信地域を限定しないと地震波到着時刻が特定できない理由もあろう。
が、タダで配信されたら儲からなくなるというのが本当の理由だったりして。地震波到達時間はともかくとして、震源地と地震規模情報程度の二次利用が出来るのならF&Fでも申し込んでみるのに。(法人以外はダメなのかも)

◆ 他にも財団法人気象業務支援センターなる、天下りの巣窟的名称の団体からデータを買おうとすると、様々な名目で課金される。おそらく放送局など即時性を求められるメディアはこれを買っているのだろう。もう一つ、株式会社なので民間風な雰囲気が漂うが、ちょっと怪しい所もある。何が怪しげかと言えば財団法人 大阪市都市型産業振興センター運営施設に関係していると記されているからだ。
もちろん怪しげでないかも知れないし、いわゆる民間の気象データ販売会社と同じように運営されている企業かも知れない。ちなみにこの会社が利用しているのはこのISPのレンタルサーバだ。
財団法人で有名所は日本気象協会だろう。この団体が何を行っているのか今ひとつよく解らないし、このサイトに掲載されている情報は本来は気象庁のページにあっても(全くないわけではないが)良いと思う。ちなみにこのサイト、最近広告が随分増えた。

◆ 気象情報を携帯電話で見ようとすると、大抵は有料になる。無料でも見られないことはないが、より詳しい情報を得ようとすると金を取られる。ちなみに同じ情報をPCで見れば無料だ。各地域に密接した天気情報を売る民間の気象情報提供会社がある。運動会やイベント、弁当屋などがここの情報を元に商売などを行い、便利に活用しているようだ。話によると気象庁発表のデータより(金を取るだけあって)正確だとも言われている。一体どこまでが国のデータでどこからが民間のデータなのかよく解らない。
地震にしても同じように、気象庁が公表するより前に優先配信してくれるシステムがある。地震情報は民間が簡単に取得できるものではないのだから、元ネタは気象庁だと思うんだけど。これらのリンクがここにある。気象振興協議会なる団体?のメンバーだそうだが、ここへのリンクは気象庁のページにあった。同ページには皆様の広場と称されるリンクがあるが、パスワードがかかっているので皆様にはご覧頂けない。