ライブカメラ(2/7)
◆ 先日ライブカメラのサイトを見ていたら、そこには住宅だかマンションだかの火災の現場が写っていた。たぶん意図してカメラを向けたのではなくて、たまたまカメラで写っている範囲で火災が起きたのだろう。絵が小さかったので火災の詳細は解らなかったが、天空高く立ち上る煙の様子はハッキリと写っていた。最近は交差点に事故を監視するためのセンサ付きカメラが設置されていたりするが、それ以外の普通のカメラでアクシデントが見られるのは希かも知れない。
◆ コンビニなどの店内カメラが公開?されている所もあるが、これなどそのページを見た人全員が監視していてくれると思えばセキュリティ上役に立つのかな。そこで何かが起きれば誰かが通報してくれるかも知れない。F&FではPanasonicのWebカメラを使っているが、最近はより高画質で高感度なCCD(Panasonic製の安価なものはCMOSセンサ)を使っていながらも価格が抑えられているモデルも出てきた。市場が広がってスケールメリットが出てきたのだろう。Webカメラは有線或いは無線LAN直結なので手間が無くて良い。USBカメラは安価だがPCか専用サーバかを必要とする。NTSCで出てくるカメラもあるがこれはキャプチャボードから必要になるのでお手軽とは行かない。だが赤外線カメラとか超高感度カメラを使ってみたいと思うとこれらを選ぶしか無くなる。
◆ 例えば雷などを撮りたいと思ったとき、雷センサ(空電を聞く)と連動して記録させるわけだが、通常の高感度と呼ばれるカメラだと(蓄積型なので)静止画ならば暗いところでも写るのだが動画は撮れない。F&Fで使っているものも、かなり暗くてもカラー画像は得られるが更新レートは毎秒1フレーム以下に落ちてしまう。当然ながらそれで動画を撮るとブレて絵にならなくなる。そこで、リアルタイムの高感度カメラの登場となるのだが、これらは当然ながら高価だ。だが雷の一瞬を捉えるような用途にはピッタリだと思う。このページは以前にも紹介したことがあるが、普段見ることの出来ない画像が公開されている。
◆ タクシーにカメラを付けている会社がある。事故防止と事故が起きた場合の解析を行うために、衝撃センサと共に小型のカメラが取り付けられている。衝突事故などが起きるとその前後の時間の画像が後から見ることが出来る。フライトレコーダならぬドライブレコーダ構想などもあるようだが、余程価格が下がってこないと一般車両には搭載できないような気がする。メーカなどでも、カタログに謳える装備は付けるがそうでないものには消極的だ。これが車車間通信やミリ波レーダ、赤外線カメラと画像処理装置などだと(ホンダ車のように)カタログを飾る材料になり得るから多少(多少?)高価でも搭載されることになる。
◆ 以前の日本車といえばドライブコンピュータとか電子地図とかが装備された時代があった。この電子地図など酷いもので、カセットテープに記録されたディジタルデータをCRTに表示するのだが、カセットテープですよカセットテープ。昔のAPPLE-][じゃあるまいし、それはそれは遅くて、首都高速路線図みたいなものを表示するだけで分単位の待ち時間が必要だった。第二世代ではこれに地磁気センサが組み合わされたが、タワーパーキングや鉄橋の下などを走るとセンサが狂ってしまってその都度車を360度ぐるっと旋回させてキャリブレートしなければいけない、まあ、とんでもないシロモノだった。最近では派手なエレクトリカルアクセサリはなりを潜めた感もあって、むしろ欧州車などが日本車が10年前に付けていたような装備をリファインして装備していたりする。
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