過去の雑記置き場

光と時間(3)(4/30)

◆ タイムマシン問題を考えるときには時間と共に空間の事も考慮しなければならない。地球上でタイムマシンを稼働させる。1秒間だけのタイムトリップを行うとタイムマシンの位置は30Kmも吹っ飛んでしまう。これは地球の公転の速度だが、自転もある。いや、そもそも膨張していると言われる宇宙はどうなっているのだろうか。太陽系全体、銀河系全体が動いてはいないのだろうか。地球が動いていることが解るのは、地球とは違った動きをしている他の天体があるからだ。地球も他の天体も全部同じ方向に同じ速度で動いていたとしたら、地球が動いているのか止まっているのか判断できない。

◆ 作用に対する反作用、物質に対する反物質、重力に対する反重力、そして時間に対する反時間。粒子と反粒子が存在する時間そのものが時間と反時間に相当すると考える向きもある。ここまで来ると話が良く解らなくなってくるので、興味ある方は各自お調べいただきたい。これと似たようなものなのかも知れないが、アインシュタインが現在の量子力学の矛盾点を突く予言を行っている。一つの粒子から分離された二つの粒子に関することで、この粒子間の情報伝達(と言うのだろうか)速度を考えると超光速が予言できるという類のものだ。実はワームホールを現実のものにするのに超光速が考えられるととても都合が良い。そもそも移動体の速度が光速に近づくにつれて、それの時間はゆっくり進むようになるのだから、超光速が実現できればそれ自体が過去への道筋になるのではないのか。

◆ 光速を絶対とするならば時間は絶対ではなくなってしまう。凄く限られた範囲での絶対であって、その限られた環境のあり方によって時間は常に相対的なものだ。
体内時計がある。体内時計はタンパク質によって構成されている。体内時計の刻む1時間と、天体の動きを基準にして作られた(現在は原子時計によってこれが決められている)1時間には差がある。
体内時計というか生物時計の、その時計部分は視交叉上核にあるのだそうだ。で、この時計がぶっ壊れたとしても他の生物からそこの部分を移植すると再度時を刻むのだという。この時計は電波時計ならぬ光学時計で、光を浴びることによって時計の時刻補正が行える仕組みが備わっている。また生物時計は複雑なNFBによって安定が保たれているという。タンパク質の量のフィードバックから体温変化による体内時計の狂いまでもが補正されるというのだから凄いではないか。

◆ 体内時計の話ではないが、実際の時の感じ方はその生物の体重に反比例するという考え方がある。猫と虎では虎の方が同じ時間でも長く感じる論である。
最近になって痩せている人は短命だとの研究結果が出ていたが、もしかして体重の軽い人の時間はあっという間に過ぎてしまうのだろうか。
体内時計は小動物でも人間でもゾウでも虎でも24時間を基準にしている。これが自転の周期に合っていると言うことはさして不思議には感じないが、だったら5億年前の地球上の生物の体内時計は21時間だったのだろうか。そしてこれから先、地球の自転速度がどんどん遅くなってくるとそれに合わせるかのように動物の体内時計は別の時を刻み始めるのか。



光と時間(2)(4/29)

◆ ワームホールって一体何だ?これを平たく言うとドラえもん御用達のどこでもドアみたいなものだろうか。つまりドアの入り口と出口が別の時間にある通路なのだ。例えば入り口Aは静止していて入り口Bは光速で運動しているとする。すると入り口Aに対して入り口Bの進む時間は遅くなるので、結果として過去と未来をつなぐ通路になりうるという訳だ。と言っても簡単に実現できるものではなく、実用化しようと考えるだけで様々な難関にぶち当たる。燃費節約用品ではないが、仮定の上に仮定を重ねるような事を行わなければ実現の道が見えてこない。が、燃費節約用品と違うのは、全ての仮定が現時点での科学で説明できるところだろうか。燃費節約用品の場合は未知の科学なんて言葉がバシバシ出てくるが、そんな燃費節約用品よりワームホールの方が科学的なのだ。

◆ ワームホールを使わなくても未来になら行ける。いや、未来に行くというか自分の寿命が延びるから結果として未来を見ることが出来るとでも言った方が良いだろうか。昨日書いたように高速移動体の中の時間の進み具合は静止状態の時よりも遅くなる。1Gの加速を常に行える宇宙船があったとして、これに乗って旅をする。地球時間で1年も経過すると宇宙船の速度は光速に近づいてくる。と同時に船内の時間の進み具合も目に見えて遅くなる。地球時間で10年も経てば宇宙船の速度は光速の99.5%を超えているはずだ。そして地球時間で1万4千年を経過した頃、宇宙船内の時間は10年だけ過ぎていることになる。光速で飛ぶ宇宙船のコースを曲げることは出来ないので、そこから又1Gの減速を行い、速度がゼロになったら向きを180度変えた上で再度1Gの加速度で速度を上げながら地球に向かう。こうして往復40年にも及ぶ宇宙の旅を経た乗組員が地球に戻ったとき、地球では5万6千年の時間が過ぎている。40年も宇宙船内にいるのは耐えられないとお考えの方には、もっと強力なエンジンを積んだ宇宙船で10Gの加速度に耐えれば良い。これなら往復5年で良い。勿論その間に地球の時間は5万6千年を経過している。まさに(映画)猿の惑星だ。なので、10万光年の旅も光速で進む宇宙船に乗れば10万年などかからない。

◆ 未来に行くだけならば様々なパラドックスはクリアできる。問題は過去に戻った場合だ。ワームホールなり何なりを利用して過去に戻ったとする。
そこで過去をいじったとすると、その延長上にある自分にも影響が及んで未来が変わってしまう問題だ。何もいじらなかったとしても、タイムマシンで過去に行っただけで変化は起こるだろう。逆に何をやっても変化しない論もある。つまり確定した未来(というか過去に行く前の現在)があるのだから、それは変えようがない。もしも過去にタイムマシンで行くとすると、それを前提にした未来が作られているという考え方だ。過去にタイムトリップした人が誰かを殺すとする。その人にとっては偶発的事故による殺人だったのかも知れないが、歴史の上では既にそれが確定していた事なのだ。もしも目的の過去に行く前に、その数日後に行って新聞を見てみたらいい。タイムマシンに乗ってやってきた人間が人を殺したと記されているはずだ。
更にもう一つ、タイムマシンを使ってもタイムマシン発明以前には戻れないとする論がある。例えば2010年にタイムマシンが発明されたとする。タイムトラベルの準備に10年を費やし、やっとタイムマシンで本格的時空旅行が出来る。しかしそれに乗って旅することが出来るのは2010年までで、それ以前には戻れない。これにしても無理はある。タイムマシンに乗る1分前に戻って1分前の自分を連れ、2分前に戻って2分前の自分を連れ…と自分を集めていくと無限に近い自分の群れが出来上がる。



光と時間(1)(4/28)

◆ 時間とは一体何だろうか。現在最も正確に時を刻むのが原子時計と呼ばれるもので、セシウムやルビジウムなどが使われている。それぞれの原子時計には特性や寿命やその他があるので、用途に応じて使い分けたり二次標準として使ったりもする。ちなみに1秒とはセシウム133の原子の基底状態の二つの超微細準位の間の遷移に対応する放射の周期の91億9263万1770倍の継続時間と定義されている。ようするにセシウム原子に9.1GHzの電波を放射すると状態が変化するので、そいつにロックをかけるように9.1GHzを作るようなフィードバック回路になっているわけだ。標準として使われるセシウム原子時計は-15乗程度の安定度を持っている。短期安定度だけならば水素メーザ原子時計の方が高いが経時変化が大きい。世界で最も正確なセシウム原子時計の数百倍から数千倍も正確なものもある。パルサーと呼ばれる星から放射されているパルスがこれだ。

◆ 時間はその場所に於いては絶対的なものであるけれど、移動体の中の時間を移動していない場所から見ると異なって見える。身近なものでは低軌道衛星の標準クロックを観測する事でそれがわかり、GPS衛星などが良い例だ。ちなみにドップラシフトと混同されがちだがこれは違う。そもそも地球自体が秒速30Kmほどで公転している訳なので、地球外から見た地球の標準時間は多少遅くなっている。話は横道にそれるが地球の自転速度は時間の経過と共に遅くなっているそうだ。これは月の影響だとも言われていて、地球の自転が遅くなる代わりに月の軌道が外側へ少しずつ動いているのだとか。自転速度の遅くなり具合は1億年で1時間弱らしいので、意外に大きな値ではないかと思う。

◆ 光の特性を云々するときにも時間の進み方が重要になる。そもそも速度は時間が基準になるからだ。光の速度は一定である(と、しておく)。例え秒速30Kmで公転している地球の上の光速も、静止状態での光速も同じだ。光速の50%で移動している宇宙船があったとする。その宇宙船の中央で光を発したとする。
さて宇宙船の後ろの壁に光が届くのと、前方の壁に光が届くのはどちらが早いだろうか。答えは「同時」だ。宇宙船の中で見る限り光は前後どちらへも同じ速度で進む。では宇宙船外の静止した状態でこれを見るとどうなるか。光の速度は同じなのだが、宇宙船が進行方向に進んでいるわけだから、宇宙船の後端は光が発せられた方向へと向かって動いていく。
従って光は宇宙船の後端を先に照らす風に見えるはずだ。では宇宙船がどんどん加速している姿を見るとどうなるだろう。だんだん話が複雑になってくるが、ここではドップラシフトは考えないでおこう。

◆ 宇宙船が加速して光速に近づくと、宇宙船から出てくる光は宇宙船の後ろに出る速度が遅くなる。宇宙船を後ろから見ていると仮定すると、宇宙船の姿はなかなか自分から離れていかないように見えるのではないかな。実際には宇宙船は遙か遠方に遠ざかっていくのだが、宇宙船から発せられた光は宇宙船それ自体の速度との差分しか出てこないので実際の位置よりもずっと自分(宇宙船を見ている自分)寄りに感じられるような気がするが、それを見たことはないのでよく解らない。おそらくこれと同じようなことはブラックホールに引き寄せられていく物質を観測することによって解るのではないかと思う。ブラックホールは光速かそれに近い速度で内側に向かって移動していると考えられるので、そこから光が出てこられなくなってしまう。

◆ 高速移動と時間の関係を組み合わせて考えるとワームホールが見えてきて、それはこの雑記でも以前に書いたことのあるタイムマシンというか時間移動の可能性を考えさせてくれる事になる。この辺りになると未科学というか何というか不思議な世界に入ってしまう訳だが、オカルト燃費用品よりは余程科学的だと言うことで続きは又明日。



トヨタハイブリッド(4/27)

◆ プリウス以外のハイブリッド車は総じてハイパワーモータを装備している。レクサスGSは147KWでありハリアーには167KWものモータが装備される。電池はニッケル水素で288Vを基準としているから、フルパワーでモータを回そうとすると600A以上の電流を流さなければならないことになる。初期型プリウスのモータは30KWだったが、これでも一般家庭用の最大使用電力の数倍の消費電力と言うことになる。例えばあなたの家のブレーカが50Aだったとするならば、最大使用可能電力は(抵抗負荷として)5KWに過ぎない。

◆ 初代プリウスのバッテリは6.5Ahだった。これを直列にして274V(だったかな?)を得ていたと思う。ここから30KWを出力するとなると100A以上の電流を流すことになるので電池としてはかなり過酷な使用状態になるはずだ。が、それより更にモータ容量の大きなレクサスGSやハリヤーでは、もはや電池でモータを回せるのは短い時間だけであり、あとはエンジンによって作られる電力に頼ることになる。例えばだ、電池電圧が300Vで容量が10Ahだったとすると3KW/hのパワーを持っていることになる。通常のバッテリだと10時間放電率、つまり1Aを10時間流し続けられるのが10Ahと言うことになるが、大電流放電を前提としたハイブリッドカー用のバッテリでは5時間放電率や1時間放電率で容量を表すのかも知れない。ちなみに10時間放電率で10Ahのバッテリは、1時間放電率にすると10Ah以下になってしまう。

◆ このバッテリでハリヤーのモータをフルパワーで回すとしよう。消費電流は600Aに近い。1Aの電流を10時間流せるバッテリから、そのバッテリにとっては短絡に近い600Aの電流が仮に流せたとすると、10秒か20秒くらいでエネルギを使い切ってしまうだろう。これでは瞬間芸みたいなものなのだが、日本の道路事情を考えた場合に20秒間もフルスロットルを与え続けられる車は余程アンダーパワーなエンジンを乗せている車両となる。大抵の車は20秒もフルスロットルを続けたら法定上限速度を遙かに超えるだろうから。ただしそこが急な上り坂などだと話は変わってくる。また10秒加速してから定速走行を20秒行い、その後又フル加速して…みたいな使い方でもバッテリはエンプティになるだろう。充電が間に合わないからだ。

◆ それでもハイパワーモータを積むのは、重量車で充分な(モータによる)加速が得られないと10・15モード燃費が稼げない事情がある。もちろん使ってしまった電力はエンジンによって充電しなければならないのだが、エンジンによって車両を加速させるよりモータで加速させた後ゆっくり充電した方がエンジンの効率点を使いやすくなる。ここで燃費が稼げるわけだ。ハリアーハイブリッドなどでも市街地燃費が8Km/l程度は行くらしいので、この手の重量車としては悪くない値だろう。だが高速燃費も10Km/lを大きく超える事がないのは、空気抵抗や走行抵抗の大きさを物語っている。いずれにしても市街地や渋滞路で威力を発揮するハイブリッド車は都市部で有効だと思う。ただし現段階ではコンベンショナルな車をハイブリッド車より安く買って、その分でガソリンを買った方がコストのみを考えれば得なのは言うまでもない。



緑のおばさん(4/26)

◆ 学童の安全を守る緑のおばさん、旗か何かを持って通学路に立っていたりする。この旗を広告塔として使い収入を得ようと、豊島区では1旗1年間5万円の広告費でスポンサーを募集した。ら、意外に多くの応募があって担当者は驚いたのだという。
緑のおばさんってボランティアなのかな?と思って調べてみると、そもそもこの制度?が出来たのは昭和34年なのだそうで「通学する児童を交通事故から守るための学童擁護員制度」を東京都が制定したところから始まる。この制度自体は東京都労働局が失業未亡人を救済するための対策事業として考えものだ。失業未亡人対策のために何をしましょうか?だ。
そうだ、じゃあ子供の安全を守る仕事を作りましょう。みたいな感じかな。

◆ 現在では町内会でこの仕事をしている事もあれば、ボランティアの所もある。小学生の児童を持つ親の所に順番に緑のおばさん当番が回ってくる。期間は1週間くらいで、その間は登下校の児童の安全を見守っていなければいけない。当然ボランティアというか当番制なので報酬は出ないか、出たとしてもごく少ない額だ。一方で区の職員が緑のおばさんを専門としている所もある。この緑のおばさん係の年収は700万〜800万になると言うから、公立学校の用務員さんと共に高給を稼ぐ部類にはいるだろう。確かに排気ガスにまみれた道路沿いで、雨の日も暑い日も凍える日にもそこに立っていなければならないことは重労働ではある。重労働ではあるが一日辺りの労働時間という面で見れば精々3〜4時間か。県庁などで人の嫌がる掃除などをするおばさん、定年間際には年収1千万円を軽く越えるという。ほうき一本で出世したねと言われるかも。ほうきも持たずにしゃもじとオタマで稼ぐのは給食おばさんだ。こちらも緑のおばさんに負けずの高給取りで、退職金でマンション2部屋が買えると言うから驚くではないか。

◆ 緑のおばさんと同じような経緯で生まれた職業も多く、宝くじ売り場なんてのもその一つなのだとか。あの宝くじ売り場小屋は歩道を占拠していても文句を言われないばかりか、専用の電気まで引けちゃう。さすがに上下水道は難しいだろうが、暑さや寒さはしのげると思う。他にパチンコの換金事業組合とか鉄道弘済会の売店なども戦争未亡人対策として始まったものだ。求職婦人に職業を与えつつ、それが社会福祉(パチンコの換金が?)に役立つとすれば双方にメリットは大きい。そんな中で生まれてきたのが緑のおばさんなのだ。

◆ 緑のおばさんが起こした事件もあった。緑のおばさん制度制定の翌年に緑のおばさん(当時36歳)は麻薬密売容疑で捕まった。これによって緑のおばさんの選考基準は厳しくなり、新宿の職安では緑のおばさんの募集を中止したと当時の新聞は伝えている。緑のおばさんが黄色い旗を振りながら麻薬を売っていたというわけか。勿論今ではそのような事はないだろう、いや、無いと信じたいが、昨今叫ばれる子供の周りの危険排除に緑のおばさんの勤務時間を延長する事は出来ないのだろうか。いや、警備を専門に行っている民間企業に依頼した方がコストは安くなるのかも知れない。失業未亡人を助けるために始まった緑のおばさん制度が悪しき風習とは言えないだろうが、時代と共に歪みを生じている事は間違いなさそうである。



掲示板(4/25)

◆ 掲示板への不正書き込みに関しては何度か書いているが、海外からの書き込みのしつこいことと来たらない。当然ながら全ての書き込みが自動排除できていたが、毎秒数アクセスして毎日数十の書き込みを行おうとしている。書き込み内容の殆どはURLなのだが、どこにアクセスしても自動転送されて一ヶ所に行くようになっている。で、行った先が検索エンジンだったりするのだけれど、これは検索順位を上げるためのものなのだろうか。
何だかよく解らないし、実際には書き込めていないのだから良いのだけれど邪魔だ。奴らは倍角文字が書けない(でもタイトルは他のスレッドからコピーして日本語としている。のは、日本語しか書けない掲示板対策だろう)ので、これを検出すれば簡単に排除はできるし、Cookieの中にまでURLを入れてくる特徴的なものなので排除はきわめて簡単だ。またレファーを残していくのだが、その中味は自分らが書き込んだ掲示板のURLで、多くの場合ポート番号まで書いている。(通常は省略=80番)

◆ で、この手の悪質書き込みを検出したら、そのIPアドレスを自動排除する(アクセスすら出来なくなる)ようにした。これで書き込みは1/4程度に減ったが、Proxyを使っての書き込みは相変わらず続く。当然一回書き込むと次にはアクセスできなくなるのでProxyを変更しての繰り返しになるのだが、それでも書いてくるしつこさ。
Proxyによるアクセスは時間がかかると見えて、アクセスし始めてから[書き込み]ボタンを押すまでに3秒ほどかかっていた。(測る方も暇だけど、自動で計測できるので)更にProxyを切り換えるのに10秒だ。ま、自動でやっているのだから何と言うことはないだろうが。

◆ 最終的に執った対策はcgi名の変更である。これが最も効果的だ。奴らは倍角は読めないだろうから変更のお知らせは日本語で書いておいた。
()Apacheのエラーログをチェックするとminibbs.cgiという名前を捜して各ディレクトリを検索している風が見て取れる。なかなかしつこいじゃないか。しかも1回アクセスすれば分かりそうなものを、毎秒数回ずつ700回もアクセスしてきていた。このアクセス回数の多いIPがヤツのオリジナルIPだろう。Proxy経由ではこんなに高速に連続アクセスは出来ないはず。そのIPアドレスである195.225.177.40を検索してみると、多くの掲示板やゲストブックが被害に遭っていることが分かる。
なので、このIPはF&F自体にアクセスできないようにした。エラーログを見るとこの他にも怪しげな事を行っている跡が見られる。おそらくはWindowsサーバをめがけての事だと思うのだが、それっぽいディレクトリやファイル名を捜しまくっていたり。
こうしてセキュリティホールを狙うのだろうな。
実はもう一つ対策をした。これを行ったら国内からの宣伝書き込みもかなり減らすことが出来た。具体的対策法を書けないのが残念だが、手法としてはこちらをご覧頂きたい。

◆ 先日ネットワークの管理者が言っていたが、メールサーバにメールアドレス総当たり(人名辞書を使っている模様)でアクセスを仕掛けてきたそうだ。アクセス元はYBBだったらしいが、Yahooはクレームを付けても何もやってくれないらしいので黙ってアクセスを拒否した。



水素ロータリー(4/24)

◆ FCかハイブリッドかと言われる中、水素ロータリ車のリースも始まる。リース価格は月額40万円台でFC車の半額から1/3と安くなっている。水素ロータリ車は水素でもガソリンでも走行することが出来て、水素→ガソリンへは走行中でも切り替えが可能(逆は不可能)だ。燃料を切り換えると失火したような不安定な状態を経て、それまでと変わらぬアイドリングを続けるのだという。
水素はガソリンに比較して着火しやすいために、コンベンショナルなレシプロエンジンをこれで動かそうとするとホットスポット(無線LANのそれではない)を減らさなければ自己着火してしまう。レシプロエンジンでホットスポットというかヒートスポットになりうるのは排気バルブ周辺だ。だがロータリエンジンでは排気バルブがないのは勿論のこと、吸気、爆発、排気の各工程の部屋が別れているために水素に適合させやすかったわけだ。

◆ 水素は水素なので炭素は含まれていない。ガソリンは炭化水素なので炭素も含まれている。従って理論空燃比で燃焼させたときの発熱量はガソリンの方が大きい。よってガソリンを燃料とした方が同じ排気量のエンジンならばパワーが出せる。水素ロータリエンジンの場合のパワー比はおよそ2であり、ガソリンを燃料とした場合の約半分である100馬力程度が水素を燃やしたときに得られる出力だ。水素は吸気行程室に直接噴射される。レシプロエンジンで水素を直噴とした場合、十分に空気と水素が混ざり合わない問題があるのだが、ロータリの場合は吸気室から燃焼室へと混合気が移動する間(時間)に混合が促進されるのだとか。とは言っても端の方は空気だけになるのかも知れない。ガソリンの燃焼を見ると空気より重いガソリン分がトレーリング側に偏ってくるので、燃焼室が移動することが100%メリットになっているとは考えにくい。

◆ 水素搭載による安全性の確保も問題で、タンクそのものの構造や耐衝撃性は勿論のこと、配管やバルブから水素が漏れたときの対策も取られている。例えば車室内のベンチレーションに関しても水素配管の通っているエンジンルームなどに連通する換気口は設けず、ルーフなどから直接外気を取り込もうとしている。水素は圧縮気体としてタンクに貯蔵され、その圧力は35MPaだそうだ。ただ海外ではより高圧なタンクが実用化されていることから、今後は給油(給水素)スタンドの仕様自体も見直される可能性がある。

◆ 現在水素ロータリ車の価格が高いのは生産台数が少ない(試作実験レベル)こともあるが、ガソリン車には不要であった安全対策その他にも苦労があったのだろう。水素はロータ内部に直接噴射されるが、その噴射弁なども(今は)かなり高価なシロモノに違いない。水素を燃焼させると炭酸ガスは出にくいが窒素酸化物は出る。またロータリの場合はレシプロより多めのHCも排出される。これはオイルが多少燃焼するからである。窒素酸化物はFCでも出る(動作温度による)と言うが、直接水素を燃焼させた方が多く排出されるだろう。元々ロータリエンジンは燃焼温度が高くはないのでNOxは発生しにくいが、それでも(たぶん)FCよりは多く生成されると思う。
もっともこの辺りは吸着触媒などを利用して処理できる可能性もある。



進化(4/23)

◆ 一時期のCPUクロック周波数競争は凄いものがあった。いや、今でもクロックスピードは頭打ちの感もあるがパフォーマンス競争は行われている。CPUの処理能力が上がればOSが、アプリが巨大化し、それは更なるCPUパワーを求める事になる。やがてゲーム等々や一部のアプリ、シミュレータなどを除くとCPUパワーとOSやアプリの求める処理能力がバランスし、CPUのパフォーマンス競争は落ち着きを見せ始める。

◆ 2Gから3Gへの移行が順調に進んだ移動体通信の世界もこれと似たような状態にある。通信速度が速くなればコンテンツがリッチになり、より高速な通信速度を求める。PDCがそれまでの9.6Kbpsから3スロット利用の28.8Kbpsに移行したとき、その速さの違いはハッキリ実感できた。
そしてFOMAの公称384Kbpsになった時にも速さを感じることが出来た。こうなると着メロは着うたへと代わり、そのサイズも10Kバイトだったものが最大500Kバイトになった。パケット代負担は当然ながら増え、定額制が設定される。

◆ 夏頃にはHSDPAのカテゴリ6による最大3.6Mbpsの通信速度を誇る902iXが登場する。無骨なスタイルのこの移動機は、平均1.5Mbps程度の通信速度を発揮してくれるはずだ。現行FOMAの約5倍の通信速度は、動画のストリーミング再生などに威力を発揮するはずだ。地デジに消極的なドコモは、放送網による動画受信ではなく通信網によるそれを狙っているのか。HSDPA,HSUPAを3.5Gと位置づけ、更にOFDMを利用した3.9Gへと移行した後は4Gのサービスが始まる。実証実験では数百メガbpsの速度が出ているので、ハイビジョン放送だって難なく送れる。が、移動機の液晶解像度はVGAかSVGAに留まるだろう。何故ならば人間の目が精細化に追いつかないからだ。

◆ 確かにCPUパワーはあった方が良いし、通信速度は速い方が良い。が、不安定なOSは要らないしセキュリティホールのあるアプリも要らないように、au等に比較して劣っているとしか言いようのないiメールが変わらないとすれば、通信速度が上がったって使い勝手は悪いままになってしまうのかも。対するauは年内にもRev.Aでのサービスが始まりそうだ。QoSなどがサポートされるのでパケットベースでのTV電話も出来るようになるが、宣伝にはなっても実用的なサービスとは言い難いTV電話をauがやるかどうかだ。
いや、auがやればTV電話は今とは違う形で流行るのかも知れない。そしてRev.Bを経てウルトラ3G構想へと発展するのだが、ドコモのスーパー3Gとの違いは明確でFMCなどを含んだシステム全体としての(ドコモの場合は無線区間の速度向上のみを言っている)パフォーマンスアップ謳う。

◆ 自動車の近代化は自動化の波でもある。ABSやESPをはじめとする姿勢安定制御や、車車間レーダによる衝突回避などが運転をアシストする。つまり、機械が人間を助けてやらないといけない時代に突入したと言うことだ。この手のハイテクデバイスをもってアクティブセーフティと呼ぶには多少の抵抗を感じる。自動車としての基本性能を上げないままに、電子デバイスによって欠点を補うのは本質ではない。だがコストに縛られる国産各社、いや、今や世界中の自動車メーカが過剰にトヨタの真似をして基本品質を失いかけているのではないか。
移動体通信の世界も、PCや自動車の進化の道を辿っているに過ぎないような気もする。



氷山の一角(4/22)

◆ わいせつ行為で懲戒免職になった教員の数は昨年は170人程度だったろうか。実際にはその10倍とか100倍の類似犯罪があるのだろうな。私が中学生の頃にもエロだと言われていた教師が居た。おそらく各校に1人位の割合でこの手の人間は存在しているのではないだろうか。この件に関してTVで現役教師にインタビューしていた。TV番組なので多分に過剰な脚色が施されているのは想像に難くはないが、その教師曰く「毎日女子高生のミニスカートを見ているとムラムラする。でも自分の学校の生徒に手を出すわけにはいかないから、他校の生徒を買った」と。他校の生徒ではなくオトナと遊べば良かったのに。
そもそも毎日学校で中学生なり高校生を見ているのだから、その年齢の女の子に興味はなくなるのではないかと思うのだけれどどうなのだろうか。

◆ 会社で設計仕事をしていたら、趣味といえども自宅に帰ってまで設計なんかしたくないよなとか、私だったらそう思うだろう。それと同じではないのかな。でも実際にエロ教師が居ることを考えると違うんだろうな。
様々な犯罪で検挙されるのは教師ばかりではないが、教員や公務員の犯罪はニュースになりやすいから目立つのだとの意見もあるだろうしこれは事実だと思う。最近は公務員犯罪は氏名を公表しないケースや、事象そのものを隠す感もある。先月だったか北海道で起きた住基ネットのパスワード漏洩事件に関しても、役所は「パスワード流出が重要な事件とは思わなかったし、聞かれなかったから答えなかった(公表しなかった)」と開き直っていた。ま、奴らの頭の中は少々壊れ気味なので何を言っても無駄なのだろうけれど。と言う話は以前にここでも書いた。し、こちらの方も同じような対応にあったようだ。

◆ 話を教員に戻すが、子供が犯罪に巻き込まれるケースが増えている現状をセンセーはどう見ているのだろうか。
自分が犯罪者になるくらいヤバい人たちがセンセーをやっているのに、子供達の安全が確保できるのだろうか。
と言うと、登下校時の安全確保の責任は学校にはありませんとか言われる。まあそう言ってしまえばそうなのかも知れないのだけれど、それでは役所の言い分と何ら変わらない。と言うか同じ公務員だから同じなのか。いずれにしても社会に揉まれている民間人とひと味もふた味も違う人種が多いことに違いはないだろう。少子化対策も政府は補助金とか児童手当とか、その辺りのことは検討しているようだが、身近な問題としての教育とか安全とか環境だって大切だと思うんですけどねぇ。

◆ ドコモの社長が言っていたが、子供用のセキュリティ携帯が売れる事自体異常な社会だと。事業者としては売れてくれれば文句はないわけだろうが、その用途や利用目的を考えると手放しでは喜べない、いや、本当は喜んでいるのだろうけれど、あからさまに喜んでいる風を見せられないのだろう。民間の調査によると、登下校時の安全性に疑問を持っている親は全体の7割に上り、そのほぼ100%の親は防犯ブザーを持たせているという。そして全体の3割近くがPHSやケータイを子供に持たせている。現在はケータイ等を持たせていないが、いずれは持たせたいと答えた親の割合は6割近くいる。逆に持たせたくないと答えた親も35%居るのは、ケータイ絡みの(ワンクリック詐欺や架空請求、出会い系など)事件を逆に恐れてのことだそうだ。



LED電球(4/21)

◆ ホームセンターに行ったらLED電球を売っていた。E26の口金で明るさは白熱電球7W相当、消費電力は2.5Wと記されていた。価格は\1,980だった。常夜灯などに良いかななどと思ったのだが、2.5Wの消費電力で明るさが7W相当と言うことはあまり効率的ではないなと思った。何故なら電球型蛍光灯は9Wの消費電力で40W相当の明るさが得られる。しかも価格はLED電球の1/3以下だ。
蛍光灯なのですぐ点灯しない(最大照度に上がるまで時間がかかる)とかの欠点はあるが、効率面や価格を考えるとLEDはまだまだなのかな。
量販店には並んでいないようだが、明るさが20W相当とか40W相当のLED電球も売られている。こちらはLEDのドライブ方式を工夫しているのか、若干効率も高い。が、価格も高くて7千円位する。電球1個に7千円は出せないよなぁ。

◆ そんな中、今年の秋口からは松下が本格的にLED照明に力を入れるのだという。同社は以前からLED照明の可能性に関して研究を行っていて、主に高輝度LEDの放熱をどうするかなど実用化に向けての試作なども行っていた。松下電工がLED照明事業に本格参入となれば、他社も当然ながらそれを追ってくるだろう。松下は60W相当の明るさのLED照明を発売するらしいので、価格が安ければ電球型蛍光灯や白熱電球のマーケットを奪うかもしれない。またLED照明では苦手とされていた演色性も、複数色のLEDを組み合わせるとともに蛍光体ドライブ型のLEDも使って違和感のないレベルを実現しているらしい。
平均演色評価数の設計目標値は80以上だという。
演色性を上げようとすると照度は落ちてしまう。それは視感度の低い赤系の色を混ぜなければいけないからだ。だが松下電工によれば、充分な照度が得られたので余力を演色性に回したと余裕を見せる。高効率LEDは蛍光灯より多少効率が悪い程度、白熱電球よりは勿論効率が高い。果たして松下電工のLED照明がどの程度の効率で登場するのか解らない視楽しみでもあるのだが、LED単体の発光効率やそれをドライブするための回路などにも興味がある。

◆ 高輝度LEDの低価格化と白色LEDは世の中を随分変えたと思う。信号機はかなりの台数がLED化されてきたし、自動車用の室内灯やテールランプ、ウインカーなどもLED化が進んでいる。輸入車乗りとしてこれは嬉しいことだ。日本の電球は切れることを知らないが、輸入車に付いている電球は良く切れてくれる。しかも国産球とはちょっとだけソケット周りが違うので切れやすい海外製電球を買わなければならないことが過去にはあった。白熱電球よりコスト面で不利なLEDは低価格車に使いにくい事があるとは思うが、これも量産効果で徐々に変わってくるのかも知れない。ま、ヘッドライトがLED化されるのはまだまだ先だとは思うが、それ以外の電球はLED化出来るレベルには達している。

◆ LED電球自作キットも売られている。電球の口金が60円でLEDが12個乗る基板が200円くらい。そこに青でも白でも赤でも、好きな色のLEDを並べればLED電球の完成だ。が、くれぐれも燃えないように注意して作っていただきたい。
LEDもそれこそ色々あって何を選んだらいいのかよく解らなかったりする。白色と言っても様々な種類があるし、それに加えて照射角なども色々ある。数ワットの消費電力ならば抵抗を直列に入れた疑似定電流ドライブでも良いだろうが、なんか抵抗に電力を消費させるのはもったいない。LEDは定電圧デバイスなので定電流ドライブしなければならないが、効率を考えればPWMなどの制御機構が必要なのだろうな。この辺りもコストアップの要因になりうるわけだが、電球型蛍光灯のローコスト化を見れば将来は決して暗くはないと思う。



燃料電池車の効率は高いのか(4/20)

◆ 既報の通りトヨタはGMとの燃料電池車共同研究プロジェクトを打ち切った。化石燃料をエネルギ源として水素を作り、それを運搬して燃料電池車両に充填し、それで電気を作って車を走らせる効率とハイブリッド車で直接化石燃料をエネルギとする方法のどちらが効率が高いのか。研究機関のデータによれば燃料電池車の方がハイブリッド車より1割程度効率が高いという。が、それでも1割程度だ。一方でトヨタは自社が開発するハイブリッド車の方が効率的だと主張する。それはそうだろう、これまで多額の開発費を投入したトヨタの技術の粋とも言えるハイブリッド車が燃料電池自動車に負けてはたまらない。

◆ 燃料電池の価格が下がるとかインフラ整備が進むとかそれによって総合的効率が上がるのならば話は別だろうが、現状ではどちらが効率的かは明確に出来ない程度の差なのかも知れない。ならば既存のインフラが使えて既存の技術の延長であり、更に言えばトヨタお得意の技術であるハイブリッドを同社としては推進したいのだ。
家庭用燃料電池は100万円/KW程度を目標に開発が進められている。これらが普及すれば燃料電池自動車の未来も明るいのかも知れない。いや、燃料電池自動車を電力源にすれば数件分の家庭用電力がまかなえるから自動車兼家庭用発電機なんて自動車が出来ても不思議ではない。車を走らせるには100KW級の燃料電池が必要だが、一般家庭の消費電力量は高々数KWだからだ。

◆ 水素を何から作るかも効率判断を左右する。天然ガスから水素を分離するのか、水から作るのか。水から作れば炭素は出ないが作るためのエネルギとして炭素は排出される。太陽電池板で作られた電気を元として水から水素を作るのが最も良いが、天候に左右されるばかりか効率が思うように上がらない太陽電池板の利用はあまり現実的ではないのかも。もう一つは化石燃料の価格だ。中国のエネルギ消費量は増える一方で、もはや高コストの燃料開発さえも行わなければならない状況にある。電力は原発で作れば良いのかも知れないが、プラスチックやガソリンや軽油が不要になるわけではない。そうなると必然的に石油消費量は増えていき価格は高値で安定してしまう。すると原発の電力で作った電気で水素を作った方が、もしかしたら安くなるのかも知れない。
いや待てよ、東京電力は電気料金を値下げするとか言っていたな。原油高騰の世の中で値下げをするのは電力自由化によって競争が激しくなるからだとか。
家庭用燃料電池で都市ガスから作った電気の方が、電力会社から買う電力より安くなったら電気の売れ行きは悪化する。勿論その為に家庭用燃料電池ではとうてい供給が不可能なくらいの電力を消費するオール電化住宅を売り込んでいるわけだが。

◆ これと同じように燃料電池車とトヨタハイブリッド車の戦いが起きるのではないかと思う。当然ながら競争が起きれば性能向上と価格低下でユーザは恩恵を受ける。トヨタが燃料電池車開発に消極的になったことから、燃料電池車開発それ自体の熱が(業界全体として)冷めてしまったと見る向きもあるが、今後景気が順調に回復するとするならば燃料電池に対する動きも又活発化すると思うのだけれど。



帰還の日(4/19)

◆ 宇宙空間で過ごす日は瞬く間に過ぎた。無重量にも慣れ、宇宙酔い?からも解放されて快適な宇宙生活を送っているのに今日は帰還の日だ。起動離脱から約1時間後には地表に到着する。クルーは帰還に向けて機内を片付けたりチェックをしたりと忙しい。
散らかって、色んなものが空中浮遊していた機内もすっかり片付いた。
軌道修正用エンジンが短時間燃焼し、少しGを感じた。無重量状態に慣れた身にはかすかなGにも敏感になっているのだろう。シャトルは軌道を離脱し大気圏に向かって落ちていく。

◆ 耐熱タイルは大丈夫かななどと考えながら帰還軌道を取る。徐々に高度が下がっていくのは窓から見える地球の大きさで解るが、この時点では振動も音も何もない。地球に近づいたことが解るのは、今まで何も気にせずその物体の位置を保持するためだけの力を与えていればで良かったペンが、スッと重みを増して膝の上に乗った時だった。
やがて空気を切り裂くような音やガタガタと揺れるような振動を感じはじめる。この時の速度はマッハ5あたりだろうか。静かな宇宙にいたから余計に振動や音を感じるのか、あの打ち上げの時の振動にも似たガタガタさ加減で機体が振動する。そして明確なGを感じ始めるのだが、1Gとはこんなにからだが重くなる世界だったのかと改めて思う。空気抵抗などによる減速で1.5Gを超えると、打ち上げの時に体験した3Gよりももっと凄い重力なのではないかと思うほどキツい。

◆ 速度がマッハ1近くにまで下がれば、その直前で増えた振動も少し収まったような感じがして、普通の航空機に乗っているのと余り変わらない。と言っても推進力を持っているわけではない、単なるグライダーだ。このグライダーを旋回させたりしながら着陸させるのだからパイロットの腕は凄いと思う。失敗したらやり直しはきかない。通常の旅客機よりもずっと速い速度で滑走路に進入するので、シャトルはなかなか止まらない。長い滑走路が必要なのだ。
シャトルが止まってミッション終了だ。座席から立ち上がろうとして自分の体重に戸惑う。身体も重いし頭というか首から上も重い感じがして疲れる。着陸後はメディカルチェックを受けた後ベッドに入るが、とにかく歩くのにも疲れてしまって仕方がない。

◆ 翌日になっても地球の重力には未だ慣れられないが、だいぶ感覚が戻ってきた。たまに失敗するのは持っているものを"空間に"置こうとしてしまうことだ。
これでペンを何度床に落としたことか。たった数日の宇宙滞在でもこうなのだから、国際宇宙ステーションに数ヶ月も滞在している人はどうなってしまうのだろうか。
猫は三半規管によって平衡を保ち、放り投げてもちゃんと着地する。猫は宇宙でも猫宙返りはするのだろうか。一旦回り始めたらくるくる回り続けてしまうのだろうか。それとも天も地もない宇宙では猫も戸惑ってしまうのだろうか。次に宇宙に行く機会があったら猫や虎を連れて行ってみたいものだ。シャトルの貨物室はコクピットの何倍もの広さがあるのだから、虎くらい乗せていったって良いだろう。

◆ こうして短い期間の仮想試乗は終了したのでした。



宇宙に行ったぞ(4/18)

◆ 背中に心地よいGを感じ、すさまじい音と振動を伴ってシャトルは加速していく。その感動に浸っているまもなく既に1Gの加速度になったことをディジタル計が示している。打ち上げまでじっとしていて背中の痛くなった身体に1Gはちょっと気持ちいい感じだ。加速しているなと感じる。私の乗っている位置から見えるのは空だけなので、どの程度の高度になっているのかはよく解らない。
白っぽかった空が水色になり、そして更に青く黒っぽく変わっていく。
姿勢制御などが行われているはずなのだが、それがいつ行われたのかなど全く解らない。加速Gは徐々に高まりSRBの振動と音は相変わらずだ。発射から130秒でSRB燃焼停止。それまでの音と振動がすっと無くなる。加速Gはどんどん大きくなり、MECO(メインエンジンカットオフ)前には3Gにも達する。1G前後ならば気持ちが良いと思っていられたが、3Gとなるとかなり苦しい。自分の手を上に上げることさえ出来ない感じだ。その加速度が弱まるのはMECOの少し前だ。音と振動も弱まり、ETも空になったのだなと思う。打ち上げから8分30秒でMECO、スッと加速Gが無くなると共に、そこはもう無重量の世界なのである。

◆ シートに縛り付けられているベルトを外し、パラシュートを外せば自由の身なのだがクルーのような手際ではこれが出来ない。やっとシートベルトから解放されて外を見ると、そこには切り離されたETの巨大な姿があった。
ETは回収されずに大気圏内で殆どが蒸発してしまう。こんなデカいものをもったいないなぁと思う。シャトルは楕円軌道を回っていて、ここから幾度かの軌道修正作業を経て正規の軌道に乗る。無重量で振動も殆ど無い船内なのだが、なるほどこれが宇宙酔いなのかと思われる気持ちの悪さにめげる。地上では重力によって血流のバランスが取れているのだが、それが失われた今は何となく頭に血が上った感じがして気分が良くない。クルーは夕食の時間なのだそうだが、とても何かを食べようという気分じゃない。それでも何か食べないとと思い、カロリーメイトみたいな固形物を口にする。でもなんだか発泡スチロールを食っているようで喉に詰まる感じ。コイツをミネラルウォータで流し込むようにして一日目が終わった。

◆ シャトル内部は乾燥しているようで喉が渇く。寝ると言ったって布団の重さを感じるわけでもないし、そこらに身体を固定して(固定しておかないと勝手に浮いて何かにぶつかる)身を休める感じ。緊張が一気に解けた私はあっという間に寝入ってしまった。
数時間後の起床時間、まるで雲の上で寝ているような(ちなみに雲の上で寝たことはないので念のため)感覚でよく眠れた方だと思う。今日は写真撮影と携帯電話での通話が私のお仕事だ。宇宙に行ったデジカメとか何とかで売り出すのだろうか。でもこの一眼レフと望遠レンズは凄い。特に夜間の日本って言う島の光具合が綺麗に見える。昼間なら地形や山岳の様子だってよく解る。ホワイトバランスなどちょっと難ありだったが故障することもなく数百枚の写真を撮った。日本上空になると携帯電話の通話が待っている。持ち込んだハンディービデオを船内に固定して自分を映し、そのカメラのフレームの中に収まるように通話してみせるのだ。地上局は一体どんなアンテナで追っているのかな。400Kmも電波を飛ばすんだから特別な免許も取ったのかな。なんて思いながら数分間の通話に成功。これらスポンサー企業のおかげで私は宇宙にやってこられたのだけれど、でもオッサンが電話をいじるより仲間由紀恵とか加藤あいの方が良いよな〜とか思ってしまった。
続く…



宇宙へ行こう(4/17)

◆ 仮想試乗?第二弾はスペースシャトルである。近未来には誰もが乗れる時代が来るかも知れないが、少なくとも現状その道は遠い。この仮想試乗記は「宇宙日記」を参考に書きました。
スペースシャトルに乗り込むのは打ち上げの2時間も前だ。機内では非常用パラシュートとシートベルトで狭いシートにくくりつけられ、そのまま2時間も"縦に"座って発射を待つ。前日は興奮して殆ど眠っていない。今までの辛い訓練の成果が明日の打ち上げなのだと思い、天気予報をチェックし、そして早く眠らなくてはと思いながらもさっぱり眠くない。朝方になってウトウトした所で起床の時間が来た。寝ていないためか緊張のためか、ちょっと頭がさえない感じなのだが仕方がない。様々なメディカルチェックを受けたりしていると眠さも吹っ飛ぶというものだ。

◆ スペースシャトルは結構大きい。いや、スペースシャトル本体よりET(外部燃料タンク)の方が太っているしSRB(固形燃料ロケットブースタ)の方が長い。ETには着氷防止用ヒータが取り付けられているが、低温の液体燃料に冷やされて周りまでひんやりしている。
シャトルに乗り込むと、私は奥の方の席に縛り付けられる。前の方はパイロット席なのだ。と言っても外観から想像するよりはずっと狭く、計器パネルなどは何となく古風な感じがする。今時だったら液晶のディスプレイと突起のないスイッチパネルなどが使われるのだろうが、シャトルの計器板には思いっきりメカニカルなトグルスイッチやプッシュスイッチが並んでいる。

◆ 打ち上げまでのカウントダウンは長い。クルーは各部の最終チェックなどを行っているが、私はただシートに縦に縛り付けられているだけ。身動きもしにくいので背中が痛くなるが、ぐいぐいと力を込めながらちょっとだけ背中の位置をずらしてその時を待つ。緊張は徐々に高まり、貧血でも起こしてしまうのではないかと思うくらいの気持ちになる。この緊張感と昨夜の寝不足で思考能力は低下気味、目を開いたまま寝ている感じとでも言えばいいだろうか。カウントダウンが進んで5分前、ここからは更に緊張感が高まる。APUが始動して内部電源に切り替わると共に、APUの音とかすかな振動が感じられるからだ。
クルーと管制との交信も静かになり、いよいよだなと思う気持ちが極限まで高まってくる。あと何分だろう…そう思ってカウンタを見るが数秒しか進んでいない。このカウントダウンの1秒が1分にも5分にも感じられるほどなのである。

◆ カウントは10まで減った。あと10秒だ。えーと、メインエンジンは何秒前に点火だったっけ。メインエンジンは暖機?が必要だからSRBよりも先に点火するはずだ。
でもそのパワーだけでは飛ばないのかな。いや、パワーを絞って暖機だったっけかな。暖機用の燃料はもったいなくないのかな?などなど、この期に及んでどうでも良いようなことが頭の中を駆けめぐる。
発射6秒前、突然大きな音がしてメインエンジンに点火される。低周波振動のような震えと音がコクピット内に充満する。飛びそうで飛ばないような振動というか揺れというかを感じる。いよいよ打ち上げだな。カウントダウンは進みゼロと同時にSRBに点火。これはもう轟音というか爆音というか、もの凄い音と振動だ。ロケットというものはただ垂直に上がるものだと思っていたが、何なんだこの振動は。ディーゼルトラックだってもう少し乗り心地が良いぞ。
続く…



MNP対策(4/16)

◆ 約半年後に迫ったMNPを巡って各事業者は水面下での動きを活発化させているようだ。おそらくMNP対策費としてもっとも金を使うのがauではないかと思われる。勢いづいているauはこれを機に加入者獲得に力を入れてドコモとの加入者数差をいくらかでも少なくしようと思っているに違いない。対するドコモも料金面やサービス面での変更を小出しにする作戦で同社の優位性をアピールしている。
ソフトバンクに売られたvodafoneはどうなのだろうか。経済研究所の調査では最も多くの加入者を失う結果になると予測されている同社だけに、孫氏の手腕が問われることになりそうだ。

◆ ソフトバンクは携帯事業新規参入にあたって、「日本の携帯電話の料金は世界的に見ても高い。新規事業者が参入して競争が起きれば料金は下がり、ユーザーメリットにつながる」と再三主張してきた。それと共に数兆円規模のマーケットを既存3社に独占させておくことはないとも言っている。携帯電話事業そのもののみならずコンテンツ販売その他を含めればかなりの規模のマーケットがここにはあるのだ。
しかしソフトバンクはもはや新規参入事業者ではなく、既存事業者の仲間入りしたことになる。こうなると既得権益を守ることに必至になるのは当然だ。立場が変われば主張もコロッと変わるのが世の常である。この買収劇で十分な利益を上げられなければ株主は黙っていないだろう。

◆ 料金を下げずに加入者数を増やすにはどうしたらいいのか。YBB!の悪徳加入作戦と似たような勧誘作戦を行うのは容易に違いない。駅前やショッピングセンターでケータイ入りの袋を配りまくればいいわけだ。だがこのての強引商法は既に(携帯電話の世界では)使い古された感のある手法でもある。ガソリンを満タンにすると携帯電話が貰えるとか、○○を買うと携帯電話が貰えるなんてのはもう古い。ソフトバンクが得意とするのは(ある意味)コンテンツ商売だ。これは強力な武器になることは想像に難くなく、Yahooの特定コンテンツにダイレクトにアクセスできるVアプリを予めセットアップしたケータイを配りまくるなんて手法は使えそうだ。おそらく今頃はいかに魅力的なコンテンツでしかもカネになるものはないのか、その実現方法はどうしたらいいのかなど検討しているに違いない。

◆ ソフトバンクはvodafonの名称は使わず、新たなブランド名にすると言っている。こうした方が色々なしがらみを捨て去れるのはもちろんのこと、料金体系の抜本的見直し、それは一見安いような感じがして、でも実際には余り安くないような、YBB!的な基本料金は安いがそれでは余り実用的ではなく必須とも言えるオプションを加算していくと結構高くなっちゃったな〜みたいなものへの移行を何となく進めてしまう事への布石でもあるように思う。この辺りはソフトバンクの得意とする所なので実現に向けての難関は少ないだろう。唯一それがあるとするとvodafon社内の反発くらいだろうか。



水余り(4/15)

◆ 水道使用量が減って収益が少なくなったから水道料金を値上げした横浜の話は以前に書いたが、この4月には再度の値上げだ。それも2割近い値上げ率。この現象は横浜(神奈川県)のみの問題ではなく、全国的な広がりを見せているという。市区町村では節水を呼びかけている。電力会社も節電を呼びかけている。でも商売だから使用量が減ってしまっては話にならない。そこで電力会社はオール電化を推進する。節電しましょうねと言いながらオール電化でもっと電力を使わせたいのだ。水道の場合はどうか。水道料金の値上げその他もあり、いわゆる節水家電が主流となっている。最近は国産機も増えてきたドラム型洗濯機は、従来の縦型のものに比較すると約半分に水の使用量が抑えられている。他に全自動食器洗い機や、水洗トイレだってそうだ。当初は20リットルの水を流していたトイレも、節水型のそれはたった6リットルで済むという。

◆ こうして水道使用量は年々減っている。だがダム建設が減ることは余りなく、ダムが出来るとそこからの水を自治体は買わなければいけない。使いもしない水を買わされるのである。水道使用量が減って収入は減るのに(水の)仕入れコストは上がっていく。よって水道料金の値上げになると言う何とも馬鹿馬鹿しいお話しだ。もしも節水しましょうなどと呼びかけずにどんどん水を垂れ流していたなら、いまと同じ水道料金で1.5倍くらいの水が使えたのかも知れない。
今後もダムは増え続け、水道使用量は減る。水道料金が上がれば節水に拍車がかかるからだ。大規模事業所は工業用水源として自前で井戸を掘る。戸建ての家だったら庭先に自前で井戸を掘ることも可能だ。その土地によってどの程度掘らなければならないかは違ってくるし飲用に使うためには処理に手間がかかるが、飲用以外の生活用水としてなら十分に使える。

◆ 飲用と言えば、ペットボトル入りの水の売り上げも伸びている。マズい水道水よりも買ってきた水の方が良いというわけだ。もっとも飲用や料理に使う水の量などたかが知れているだろうから、これを以て直接的に水道使用量が減ったと言うことでもないだろう。
おそらく一般家庭で使う水の多くは風呂やシャワーではないかと思う。4人家族が風呂に入ると、湯船とシャワーで500リットル前後を使うと言われている。これが毎日なので水の量はかなりなものだ。
雨水を溜めて生活用水にするためのタンクもある。ただし敷地に余裕がないとこれを置くことが難しい。タンクの容量は様々だが、数百リットル規模のものがよく売れているのだとか。これは屋根に降った雨水をタンクに蓄える方式で、庭の水まきなどに使える。夏場ともなると庭に撒く水だってバカに出来ない量だから節水には有効かも。ちなみに普通の圧力の水道だと毎分10リットル以上の水が流れる。水まきを10分間行うと100リットル以上の水を使うわけだ。

◆ 様々な節水努力をしたとしても、それによって水道使用量が減ればさらなる値上げが待っている。やはり井戸かな。水をくみ上げるために電力は必要(え?アームストロングパワーでポンピングする??)だろうが、もしかしたら水道代より電気料金の方が安いかも。
マンションも屋上にプール並みの貯水槽!、これは地震による揺れ防止ウエイトもかねて、なんてものを作ってトイレ用の水に使ったら良さそうだ。こうして水道使用量が減ろうが何しようがダムはどんどん造られる。これが日本って国だからだ。



ポスティング(4/14)

◆ ポスティング屋がポストに広告を入れていく。それも深夜にやってくることが多い。やはり人目が多い昼間はやりにくいのだろうか。それとも他の仕事が終わった夜のアルバイトとしてやっているのか。いずれにしてもウチのポストはこれら広告の類が9割を占め、郵便物などを覆い隠してしまう。ゴミにしたって紙ゴミの9割はこの手の広告である。郵送によるDMも来るが、それよりも圧倒的にポスティングが多い。
一度ポスティング屋のオバサンがウチのポストに近づくのが見えたので「いらないよ」と声をかけた。ら、ウチは素通りして隣の家のポストに向かった。ように見せかけながら再度戻って来てウチのポストにもゴミを入れていった。したたかである。
配っている中にはオジサンもいる。しかもスーツ姿で自転車に乗っている様はちょっと滑稽だった。会社帰りにアルバイトをしながら駅から自宅まで帰っていくのかなぁなんて思わせるようなスタイルだ。増税の中にあって、アルバイトでもしなければ自分の小遣いが稼げないのかな、ちょっと気の毒だな。なんて思ってみたりするが、要らない広告は要らないんだよね、誰が配っていたとしたって。

◆ ポストに蓋でも付けたくなる。鍵は簡単に自動で開くようなRF ID仕掛けにでもしておいて、郵便屋さんとクロネコさんには開け方を教えておく。これで相当量のゴミ削減が可能になる。スーパーのレジ袋問題を云々言っているが、ゴミの体積としたらポスティング広告の方が余程上なのだ。しかもこの手の広告は怪しげ系だったりして有用とは思えないものが多い。スーパーやホームセンターの広告なら貰っても良いと思うが、これらは新聞に折り込まれてくる。
自分で配った広告は(それが不要になったら)その広告主が回収しなければいけない法律でも作ったら良いかも。そう、いわゆるリサイクル法である(本当か?)。
しかし一日に配られるこうした広告の量って一体どのくらいなのだろうか。数十トン?もっとかな。経済効果というか印刷屋や配達している人間の雇用関係もあるだろうから、そこそこ(全国規模で考えれば)大きなマスではないかと思う。

◆ 迷惑電話も相変わらずだ。先日も例によって例のごとく「NTTですが、この地域に光ファイバーが引かれましたので、そのご連絡です」と電話がかかってきた。
光ファイバーなど数年前から引かれているではないか。
で、どちらにおかけですか?と聞くと「この地域の方全員に電話しています」としか言わない。NTTなら契約者氏名は分かるでしょ?誰宛の電話なんですか?と問いただしたら電話は切れた。そもそもこれは何の売り込みだったのだろう。それも聞かないうちに相手は電話を切っちゃった。この手の電話はナンバーリクエストを契約するとかなり少なくなる。自分の電話番号がバレるから通常非通知でかけてくるからだ。
そうそう、これも電話の営業か何かだと思ったが、素人らしいオバサン声の人からかかってきた。で、電話を取り次ぐには会員登録が必要ですので、住所と電話番号と氏名と生年月日を名乗って下さいと言った。ら、本当に名乗ったよ、このオバサン。こういう人が電話詐欺に引っかかるのかなぁ…なんて真剣に考えてしまった。



生活保護(4/13)

◆ 以前にも書いたことがあるが、国民年金で生活するより生活保護を受けた方が豊かな生活を送れる。国民年金をフルに貰ったとしても月額6万円前後だろうか。一方で生活保護なら月額10万円近くまで貰える可能性がある。健康で文化的な生活を営むための最低線が生活保護費となっていると解釈できるだろうから、月額10万円はどうしたってかかってしまうカネなのだろう。
では年金はどうなるのか。年金で暮らせようが暮らせまいが社会保険庁の知ったことではない。だから支給額は低く抑える。でないと無駄金に使う分が減ってしまうから。
だがこうなってくると、年金の掛け金など払わずに生活保護を受けようとする人が増えてくる。当然だ。そこで日本国は考えた。もっと年金支給額を増やさなければいけないのではないか… だったら正しいのだがそこは日本国のこと、生活保護費用を年金支給額以下にして、余った分で保養施設でも作っちゃおうかな〜と考え始めた。

◆ 何故年金を払わない人がおおいのか。答えは簡単で、将来性がないからである。国民年金に将来性がないと困っちゃうよな〜、だったら別枠で議員年金を作っちゃおうかなと考えたのが高支給率を謳い文句とする特別なシステムである。これは現在廃止に向かってはいるが、その代わり国庫負担率を100%にしてみましたという曰く付きのものだ。役人にしろ議員にしろ、常に特別な存在でなければ気に入らない。なので特殊特別優遇制度が定着している。公務員宿舎に関してもよく言われるのは、自宅に戻っても公務の一部なのだから優遇されて当然みたいなものがある。うんうん、だったらゴミ集積場など人の嫌がるものを公務員の住まいの側に作ったら良いではないかと思う。
が、そう言うところには強力に反発する。随分前になるが放射性廃棄物の海洋投棄を日本国は考えた。低レベル放射性廃棄物なので海洋投棄しても全く問題ないと言いながら、日本近海にはそれらを捨てない。絶対安全なのだったら国会議事堂の地下にでも埋めたら良いではないか。議員会館と国会議事堂を地下で結ぶトンネルの下にでも埋めたらいいのに。

◆ 生活保護を受けるためには様々な仕様をクリアする必要がある。役所の人間は生活保護費など払いたくないので、できればそんな人には死んでいただきたいと思っているに違いない。そこでもし「公務員は生活保護費と同額の給料で生活しなければいけない法案」が可決されたとすると、翌月から生活保護費は10倍になるだろう。いや、公務員特別生活保護費規定か何かで優遇されるかな。
生活保護を受けるのにある程度のフィルタは必要だと思うし、むやみやたらに金を払うのでは箱物事業と変わらなくなってしまう。しかしそのフィルタの減衰量カーブには愛情変数が含まれていなければいけないと思う。生活保護を受けるために冷房装置も買うことが出来ず、熱中症でご老人が亡くなったなんて話しもあった。でも役所はそんな事は気にしない。規定に沿っただけで、死んだのはソイツが弱かった為だという。



情報漏洩(4/12)

◆ 官公庁での情報漏洩がたびたび報道された。職務上のデータや持ち出し禁止のデータをノートPCに入れて持ち帰り、ソイツがウイルスに感染してデータをばらまいてしまうと言うお粗末なものだ。民間企業では情報管理に注意を払っているところも多く、それは個人情報保護に関する法律などの影響もあるし、情報漏洩が会社にとって大きな損失になることを理解しているからだと思う。では官公庁は情報の重さを理解していないのか。答えはYesだ。税金を、所詮他人のカネだからとどんどん使うように、持ち帰った情報の中に自分のものが混じっていなければたいして気にしないのだろう。

◆ 私物PCの持ち込み禁止で役所がPCを配布したり、Winnyインストール禁止令を出したりしているようだが、それでは根本的な解決にはならない。情報の重要性や秘匿性を教育し直すのが先ではないのだろうか。本質を見ずに対症療法的に片付けようとするから改善されない。話は全く関係ない駐車禁止場所とパーキングチケットの関係だって同じようなものだ。そこに車が止まっていることで明らかに渋滞を引き起こしている場所があるのだが、パーキングチケットさえ買えば駐車違反には問われない。だったら駐車禁止にしなければ良いではないかと思うわけだが、駐車禁止にしないと駐車車両が交通の邪魔になると言う理由でそこは駐車禁止だ。でも交通安全協会の原資となるパーキングチケットさえ買えば駐車違反にはならない。しかし決してパーキングチケットを買った車交通の邪魔にならないわけではない。物事の本質とはかけ離れた部分での議論は本質を見失うことになる良い見本だ。

◆ 暗号は必ず解ける。解けない暗号では意味がないからだ。この金庫はどんな泥棒にも絶対に破ることは出来ませんと言って、金庫の扉を溶接してしまったのでは意味がないのだ。複雑な鍵を作って開けにくい金庫を作ったところで、鍵の所有者が金庫に鍵を付けっぱなしにしていたのでは意味がない。情報管理を徹底的に行っても、その情報を扱う人間の意識が曖昧だと危険がいっぱいなのだ。情報の漏洩は人間から。このケースが最も多いと思う。ソフトバンクの顧客情報漏洩にしても、ドコモのそれにしても、大抵は内部犯行なのだ。信じられる人にのみ鍵を渡すとして、果たしてその人間が信じるに値する人物なのかどうかは誰にも解らない。コピー禁止、写真撮影禁止としたところで情報を扱う人間の脳内には多少キャッシュされる。

◆ ハードディスク非搭載のセキュリティ強化型PCなども販売されているのだが、情報を持ち出そうと思えば比較的簡単にそれは出来ると思う。と言うか、官公庁の場合はその意識すらないのだから仕方ないか。情報が漏洩したからと言って民間企業のような被害は受けないし顧客も減らない。そして情報を持ち帰ることが仕事の延長として評価されることも問題だと思う。

◆ 全く関係ないが仕事の持ち帰りついでに、東京都の出納長問題が報道されていた。飯を食いに行くにも飲みに行くにも公用車を使い、オマケに女性の送り迎えまでしていたという。出納長曰く「これも仕事である」なのだそうだ。そうか、東京都では出納長の飲食飲酒も公務と認めているのか。



ステッカー(4/11)

◆ 車いすマークのステッカーが売られている。自動車用品店などでは隠れた人気なのだとか。これを買い求めるのは女性が多いらしい。何故ならばこれを貼っておけばスーパの入り口に近い身障者用駐車場に堂々と停められるからだ。いや、別にこんなステッカーを貼っていない車も堂々と止まっているんだけど。
スーパによっては身障者用とは別に、小さな子供を連れた人用の駐車スペースを用意しているところもある。ま、ベビーカーを出したりするのは面倒だし子供が駐車場内を走り回ったら危ない。だがここにも親子連れではない車が止まっている。もはやオバサン方にモラルという言葉はないようだ。だからといってこれらのオバサン(歳を取っている人だけがオバサンではない。若い人だって独身だって十分すぎるほどオバサン化している人は沢山いる)に反撃を試みようなどと思わない方が良い。あの騒音オバサンをあなたは覚えているだろうか。態度に多少の差こそあれ、思考のベクトルはあのオバサンと大差ないのである。

◆ 以前にテレビでやっていたが、高速道路の身障者用駐車スペースに車を止めた若い男女にインタビューした時、彼等は「空いているんだから良いじゃないか」と言っていた。まあそんなものだろう。車いすマークステッカーを買った若い女性にインタビューしているところもあったが、彼女は「カッコイイから買った」んだって。そうか、格好良いのか。同じくステッカーを買った主婦は「家に車いすの年寄りが居るんです。え?今は乗っていませんけどね」と苦しい言い訳をしていた。米国だったか、指定外車両の指定スペースへの駐車が取り締まり対象なのは。
日本でもその位やらなければいけないのだろう。罰則があったって無視するのに、罰則無しでは無理だ。
オバサンはそんなに優しくはないのである。バーゲンで他人をかき分けていくように、親子用だろうが身障者用だろうが、停められるスペースがあれば停める。それは狭い通勤電車のベンチの隙間に無理矢理お尻を突っ込んで来るように、だ。

◆ ステッカーと言えばディーゼル規制対応ステッカーも売られていた時期があったっけ。黒煙をもうもうと出しながら走る小型トラックにこれが貼ってあったりする。ヤフオクでも売られていたようだが今は規制されたのかな。NHKのステッカーなんてのもあったな。今でもあるのだろうか。あんなものを目立つところに貼られたら格好悪いな。犬のステッカーもある。犬を登録しておくとくれるヤツだ。ウチでも貰ったことがあったが貼ったことはなかったと思う。
いや、犬小屋か何かに貼ったっけかな。

◆ ステッカーではないが、訪問販売屋が表札やその付近にマーキングしていく事もある。悪徳系訪問販売員同士の共通マークで、家人のいる時間を示したり引っかかりやすさが示されていたり、或いは営業しても無駄だとのマークだったり。これらはドアの横や上や表札の脇なんかに油性のマジックで点などで示されている。モールス符号のような感じで。



定年(4/10)

◆ 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が面白い?意識調査の結果を発表していた。それは退職金は誰のものかを夫婦に聞いたアンケートの結果だ。退職金を受け取る本人であるオトーさんの6割近くは「退職金は自分と配偶者のもの」と答えている。一方で奥さんの半数以上は「退職金は自分のもの」と答えた。退職金の使い道に関しても男性は「家族と相談」だが女性は「自分一人で決める」そうだ。極めつけは定年後も夫婦一緒に暮らしたいかという質問に対する答えで、男性の殆どが一緒に暮らしたいと答えているが女性の4割はご主人と暮らしたくないのだそうだ。

◆ 高度成長期を働き抜いたオトーさん、なんか可哀想に見えてくるのは私だけだろうか。結婚を永久就職と言ったのは昔の話であって、今言うのなら腰掛け就職なのだろうか。オトーさんが退職して一日中家に居たらウザくてしょうがないなんて話も聞く。外出してくれるのならば良いが、24時間顔をつきあわせていたのでは息が詰まると言うことか。だからといってオトーさんが綺麗なオネーさんのいる店なんかに通い詰めていたら、やっぱりオカーさんは怒るんだろうな。
なんてTVドラマもやっていたっけ。仕事人間だったオトーさんは定年後夫婦で旅行でもと思うわけだが、それを素直に表現できない。そればかりか奥さんからは離婚してくれと言われる。
リストラにあって職を失ったオトーさんも、退職金を貰って任務完了のオトーさんも結局は捨てられる運命にあるのか。離婚されたくないオトーさんは退職金を分割払いで毎月貰ったらいいのかも。そうすればまとめて奥さんに取られてしまうことも無さそうだ。

◆ 海外ツアーなど、昔はスケベなオトーさん連中が行くと相場が決まっていたが、今は奥さん連中で溢れている。韓国へ俳優と会いに行くとか、エステや美容整形に行くとか。
これからの時代、消費のメインはそうした奥様連中になるのかも知れない。仕事ばかりしてきたオトーさんは余暇の過ごし方すらよく解らずに家に閉じこもり、なんとなく暗い感じがするものなのに、奥さんの方は友達やご近所さんと共にアクティブに動き回る。外に出ていれば新しい情報に触れる機会も多く、家にばかりいるオトーさんが余計古くさく見えてくる。そしていよいよやってくる年金分割開始、これを待っていた奥様方が多いのだとか。その為ここ3年は離婚数が増加していないと言うから凄いではないか。カネのためなら3年くらい待つワってなものだろう。

◆ 韓国と言えばコピー商品、それも極めてレベルの高いものが揃っている。日本の奥様連中の中にはこれらを定期的に仕入れて売りさばいている(たまに捕まっている人が居る)人も多いのだそうだ。趣味と実益を兼ねてでもないだろうが、なかなか商魂たくましいのである。このコピー商品、素人には勿論ホンモノと区別が付かない。ホンモノの製品ばらつきと同程度の範囲の中にコピー品の品質も入っているために、生地や縫い目や金具を見ても解らないのだそうだ。とは言ってもどこかしらに違いはあり、税関は目を光らせている。
ブランド品のコピーではなくCDやDVDのコピー天国は中国だ。中国の地方都市ではホンモノを買うことが困難で、売っているものの殆どはコピー品だそうだ。オリジナル(ホンモノ)が欲しいというと、何故そんなものが必要なのかと不思議がられる。



位置情報(2)(4/9)

◆ 昨日の続きである。最近は小学校でも防犯ブザーや携帯電話の携帯を推奨する風潮がある。子供を対象にした犯罪が防ぎきれない以上、自分の身は自分で守れとでも言わんばかりである。子供の安全を社会が守れてこそ少子化対策にも通ずるのではないかと思うのだが如何だろうか。
そうは言っても国民のための政治にほど遠い我が国のこと、通学路を見守るのはいつも民間人であって警官が巡回することは期待できないと思う。そこで仕方なく防犯ブザーや防犯ケータイという話になるわけだ。防犯ブザーも人の多い場所でなら効果は上がるだろうが、人気のないところで突然車に連れ込まれるような犯罪には無力だ。また、防犯ブザーをおもしろがって鳴らして遊ぶような子供達もいるそうで、そうなると防犯ブザーがオオカミ少年にもなりかねない。

◆ 防犯ケータイにしても、ドコモは電源を切りにくく電池を外しにくくしましたと言っているが、犯罪者はそんな事を気にするのだろうか。電池が取り外しにくくても電池の蓋を開けて水を注ぎ込めば携帯は無力化しないだろうか。或いは道路にたたきつけて壊せば単なる固まりと化してしまうだろう。位置情報取得を逆手にとって、道路を走る第三者のトラックの荷台に投げ込むとかすれば攪乱になる。ではどうすれば良いのか。以前に書いたことがあるが、筆箱とかランドセルとか靴などに仕込めば良いかも知れない。でも「防犯筆箱、位置情報通知機能付き」なんて宣伝されたら、誘拐犯は真っ先に筆箱を壊すだろうな。

◆ 人体にRF IDを埋め込んだ人の話もあって、これをキーにしてドアを開けるのだとか。ただしRF IDでは遠距離にまで情報を飛ばすことは出来ないし、何となくこれを推進すると国民背番号制みたいになってイヤな感じがする。
そこでドコモに提案したい。SA800iの防犯ブザーだけが機能するモックアップを発売したらどうかと。
ホンモノのSA800iはランドセルの奥にしまっておく。
で、ランドセルの見える位置には防犯ブザー機能オンリーのモックアップをぶら下げておく。誘拐犯はまずこのモックアップを壊すなり何なりするだろう。しかしホンモノは別の場所にあって位置情報を送出し続けるのだ。

◆ でもそこまでしなければいけない世の中それ自体が悲しい。町内会レベルでは通学路に監視カメラを付けましょうとか、色々行っているところもある。しかし行政はこれらに消極的である。役所に行っても予算がないと門前払いなのだとか。余計な金を使う余裕はあっても、必要なところにかける金は無いようだ。結局は子供に防犯ブザーや防犯ケータイを持たせ、だがそれはもしかしたら子供のためではなくて、「ここまでしたのに…」と諦めるための親のココロなのではないかと思ってみたりする。登下校時に親が付き添うのではいつまで経っても子供は自立できないだろうし親の時間だってそれに食われてしまう。でも防犯ケータイを持たせたのだから…そんな逃げみたいな感じを(自分も含めて)思わないでもない。事件が起きる度に話題にはなるが、しかし繰り返し事件が起きるのが現状である。



位置情報(4/8)

◆ キッズケータイと銘打って登場したSA800iの速報?は先月blogの方にも書いたが、この非常通報システムはauが数年前にセコムと共に始めたココセコムの焼き直しのようなものである。ただし事業者がこれを行うことでユーザインタフェースの簡略化が図られている。
ココセコムの場合は(少なくとも私が使っていた頃は)アプリベースの通報プログラムをキー操作で起動するものだった。その為にショートカットキーの割り当てのある移動機でなければ使いにくかった。ちなみにココセコムは現在はドコモ用もある。SA800iの場合は移動機の機能とネットワーク側の機能が連携して動作する仕組みだ。防犯ブザーを鳴らすと移動機側は登録された電話番号(最大三カ所)に順番に発呼する。それと同時に位置情報取得を行ってネットワーク側に通知し、それをイマドコサーチ加入移動機宛にメッセージリクエストで通知する。位置情報通知は定期的(時間指定可能)にネットワーク側からポーリングされてその都度メッセージリクエストで情報を通知してくる。
GPS携帯でない場合の位置情報取得も可能ではあるが、その位置精度はauの場合より悪い。

◆ auのジュニアケータイと名付けられたA5520SAもサンヨー製の防犯ブザー付き機種だ。こちらも防犯ブザー鳴動と同時に位置情報を取得して位置情報付きのメールを登録されたメールアドレスに送ってくれる。この位置情報付きメールはauのスタンダードな仕様な為、ドコモのようなネットワーク側の介在を必要とせずに行える。これも旧態依然としたドコモのメールシステムと、インターネットメールに近い形であるauのそれとの違いだ。ただしメッセージリクエストはメールアドレスに依存しないメリットがある。spam対策等でメールアドレスを変更したままジュニアケータイの設定変更を忘れているといざという時に役に立たない。

◆ SA800iの位置情報取得は意外と高速だ。使った感じではauのものより速いと感じた(高速モードの場合で、高精度モードの場合は遅くなる)。だが位置情報取得に失敗するケースが皆無だとは言えない。GPSで位置が取得できないと基地局情報からおおよその位置を割り出すが、その両方とも失敗する場合がある。その場合は再度PCか携帯から位置情報再取得のリクエストを送れば、ネットワーク側は再位置取得の指示をGPSケータイ側に送る。検索されるケータイ側の設定は必要だが、これを適切に行っておけば勝手に位置検索が行われて結果が通知されてくる。

◆ GPS以外ではあまり精度の良くないドコモの位置検索だが、奥さんがダンナさんの居場所をサーチするくらいのことは出来そうだ。ちなみにWILLCOMでもマイクロセルの特徴を利用した位置情報提供サービスを以前から行っている。位置精度はGPSには遠く及ばないが、ドコモの基地局情報を使った位置検索よりは高精度、auの同方式よりは精度が悪い。やはりこの点で最も使えるのは現在の所auだと思う。FOMAに比較するとかなりサービスエリアが広いのも安心感がある。



レクサス(4/7)

◆ 私は実は店に足を運んだことはないのだが、外車乗りの中にはレクサス店に様子見に行った人間もいる。
彼らの言うことには、スタンダードモデルより100万円も余計に払ってトヨタ車を買う気にはならないと。所詮クラウンでしょ?みたいな、冷めた感想を漏らす。これは、その人が輸入車に乗っているからなのかなと思ってみたのだが、国産車乗りに聞いても今ひとつの印象らしい。トヨタに言わせればブランドが定着するには数年を要するとの事なのだが、米国でのブランドイメージがそのまま日本で通用するのかは気になるところである。

◆ レクサス店に足を運んだ国産車乗りは、その足で輸入車ディーラも回ることが多いらしい。そして同価格帯のBMWやアウディやBENZを買うのだとか。で、輸入車ディーラはしっかりと「レクサス効果」を受け止めている。トヨタにとってはまったく厳しい状況だ。が、今秋に発売が予定されている本命のセルシオやハイブリッド路線の車にレクサス店は手応えを期待している。果たしてレクサス店のセルシオはトヨタ店のセルシオより売りやすくなるのだろうか。

◆ 話は変わって先月乗ったセフィーロなのだが、従来の日産車よりブレーキもアクセルも操作しやすくなっていた。センターメータはblogに書いたとおり見にくい。慣れるまで時間を要するし、そもそも視線移動が大きいので疲れるのだ。同じセンターメータなら小型車に大型の速度計を配したトヨタ車の方が良い感じである。トランスミッションはどうやらCVTのようで、違和感を少なくしたセッティングなのだろうけれど高負荷運転時には(パワーのないこともあって)まるでミッションがスリップしているような感覚のCVTそのものだ。エンジン音は3千回転を超えた辺りから盛大に室内に侵入してくるので、5千回あたりをキープし続けるCVTはちょっとノイジーだ。

◆ サスペンションは硬めである。いや、さほど固くない割にゴツゴツして固そうだと表現すべきだろうか。
ボディー剛性はブルーバードシルフィーよりは余程マシだが、しかし基本的には剛性不足で、それがサスペンションの特性をより悪くしているように感じた。
硬めのサスペンションをシッカリ受け止める為にはそれなりのボディー剛性が必要なのだと思う。もちろんその為に従来車種より剛性を上げたのだろうけれど、それでもまだ不足していると見るべきなのか。
この辺りのポイントを抑えないと、固い足=乗り心地が悪い印象になる。もしかするとトヨタの大型車はこの辺りを嫌ってシッカリ目の足回りを採用しない(出来ない)のかも。

◆ ブランドとはイメージだけのものだとトヨタは思っているようだが、そうして作られるのではなくてそこで扱う商品が認められてこそのブランドだと思うのだが如何だろうか。せっかく金をかけて車を作るのならば、見えない部分にも拘りを注入した方が長い目で見れば得だと思う。今後車を取り巻く環境は大きく変わってくるはずで、そこに新ブランドを立ち上げるのは苦労も多いだろう。果たして高級高価格ハイパワー低燃費路線で行くのか、ハイブリッドや燃料電池車でイメージを作るのか。その両方を追おうとすれば難しさはどんどん増えてくる。トヨタディーラと同じ「何でも屋」になってしまうからだ。



犬のシベちゃん(4/6)

◆ シベリアンハスキーだからシベちゃんなのだけれど、そのイージーな名付けには賛否両論があった。ウチにシベちゃんがやってきたのは長女が生まれる1年前だっただろうか。最近はずっと実家の方に居候していて、甘やかされ放題で飼われていたというか甘やかされながら老人の世話をしていたというか、そんな感じで暮らしていた。
そのシベちゃんが亡くなった。最近の犬の寿命からすると少し短命だったのかも知れないが、大きな病気をすることもなく死ぬ前日まで元気だったそうだ。

◆ 実家の母親が朝起きてみると、既にシベちゃんは冷たくなっていたと言っていた。しばらく私とは離れて暮らしていたシベちゃんだが、幸せな飼い犬だったのだろうか。こればかりは犬に聞いてみなければ解らないが、色々な想い出を残してくれた意味では少なくとも飼い主には幸せを与えてくれたと思う。
小動物の寿命は意外に短いのだが、犬や猫は以前に比較すると凄く長寿になった。この大きな要因として医療技術の発達もあるし食事品質の向上も見逃すことが出来ない。飼い犬と言えば人間の余り物を食べて暮らすのが普通だった昔とは違い、専用の食事や犬齢や体質にあった食事が今は一般的だからだ。

◆ 怪我をしたり体調不良があれば動物病院に連れて行って適切な治療を受けるし、毎年の予防接種や予防薬も忘れない。こうして犬は15年程度、ネコは更に数年の寿命を得られることになった。
シベちゃんは北国の犬なので夏の暑さには弱い。なので真夏には出来るだけ涼しいところや、猛暑の時期には冷房の効いた室内に避難させたりしていた。普段から食の細かった犬なのだが、夏ばて気味になると更に体重を減らしてしまう。で、高栄養食を与えていたら脂肪分過多だと医者に言われたこともあったっけ。

◆ 実家ではパグも飼っていたのだが、その犬は昨年の夏に死んでしまった。シベちゃんより短命だったことになる。パグが死んだ後はシベちゃんも随分元気を無くしていて、散歩の途中でもウォ〜と変な声を発することもあったらしい。犬同士はとても仲良しだったので、パグがいなくなったことがシベちゃんにとっても寂しいことだったのだろうか。
犬にも猫にも、そして人間にも寿命がある。長生きすることが一概に幸せだとは言えないだろうし、人生(犬生?)が充実していたかどうかなんて他人(他犬)は知るよしもない。

◆ 飼い主としては、ペットショップで売られていた一匹の犬がウチに来たことで充実した一生を送れたものと思いたいところではあるが、それは飼い主の勝手な思いこみなのだろうな。自然の中で野犬化した、太く短く生きた犬の方が幸せなのかも知れないし。
ウチの3匹のネコ達は幸せなのかな。毎日決まった時間にご飯を貰えて、遊びたいときに遊び眠りたいときに眠る。自然の中で遊ぶことは出来ないけれど、部屋に閉じこめているわけでもないしケージに入れているわけでもないから、ネコにとっては家の中がネコ世界の全てだと感じているはずだ。外ネコを家の中で飼うのはストレスの原因かも知れないが、家の中で飼っていた猫は外には怖がって出ていこうとしない。



市役所の場合(4/5)

◆ 昨日の雑記をご覧頂いた方からメールを頂いた。
その方は期限の決まった申込書類を市役所に提出したときのトラブルだそうだ。申込書を期限内に持っていき、受付の人に一通りのチェックをして貰って受理となったそうだ。だが後日電話で問い合わせてみると書類不備で受領されなかったという。その方は市役所に出向いて理由を聞いた。市役所の言うことには捺印が一カ所抜けていたために申込書類不備の扱いになったのだとか。でも受理して貰うときにチェックして貰ったと抗議したそうだが、受付のチェックはあくまでも形式的なものであるし、受付係が見落とすこともあり得る。なので、その時点では捺印の抜けは発見できないと。
だったら書類を提出したこちら側だって同じように、捺印を忘れることだってある。だから何とかしてくれと言うが、市役所側は申請期日を過ぎているので訂正して再提出しても無駄ですの一点張りだったそうだ。せめて連絡さえ貰えれば捺印をしたのに、何故連絡すらくれなかったのかと言ったところで、連絡の義務はないし捺印を忘れたのは提出者の責任なのだからダメだと。

◆ 担当者では話にならないので責任者を呼んで貰い、申請書の件を再説明したそうだが、責任者を名乗る人間は「期日が過ぎているのでどうにもならない」としか言わない。期限の問題より前に、一旦受理して貰った部分で議論しようとしているのに、責任者を名乗る人間は何を言っても「期日が過ぎていますね」と、全く話がかみ合わなかったそうだ。
提出者氏は何故期限を過ぎる事になったのかも、勿論説明したそうだが、結局は「期日が過ぎているから受け取れません」としか言わなかったと言うことだ。ご本人曰く、確かに押印を忘れたことは事実であって、それは自分のミスだ。だが、全く融通も利かないばかりか市民をバカにしたような態度には呆れる以外になかったと書かれていた。

◆ そう言えば耐震偽装問題で強度不足が指摘されたサムシング問題も似たような経緯だったと思う。サムシング側は強度偽装と報じられて風評被害を受けたと役所側に抗議をしたが、役所側は「書類に不備があったのは事実だ」として、全く論点が異なっていたそうだ。書類不備なら書類不備だと公表すればいい話で、それを耐震強度偽装問題と公表するのは話が違うだろうというのがサムシング側の主張。これに対して役所は耐震問題には一切触れず書類不備があったことは事実だと突っぱねたのだとか。

◆ 区役所にしろ市役所にしろ、そこで働く人間には大きなプライドがあるらしい。オレは役所の人間だぞ、オレの言うことが聞けないというのか!みたいな感じだろうか。地方でも国でもこの傾向は似たようなもので、この役人天国には議員すら歯が立たない。
心の通う市政などと言っているが、市役所の人間に暖かい血が流れていない以上どうにもならないような気がする。市民と接する窓口は多少の改善を見るものの、奥の方でふんぞり返ったオッサン連中がアホでは仕方がない。一人暮らしの老人問題とか、生活保護を受けている人たちの問題、ホームレス問題など、徹底的にこれらを嫌う体質は改善されないんだろうな。それこそ市役所の民営化でもしない限りは。



地方の場合(4/4)

◆ 昨日の続きである。地方自治体も相当なあくどさで、大阪府の例はたびたび問題になる。大阪は絵画も持っている。箱物事業はちょっと目立ちすぎるから絵画でも買い込んでみようかと言うところだろうか。
大阪の言うことには美術館を作って展示するために買い集めているのだそうだ。しかしその美術館の建設計画は全くない。なので買い集めた絵画の保管費用だけが無駄に支出されている。そしてその後財政難を理由に美術館建設は具体的計画も立たないまま闇に消えることになる。だがその後も絵画は買い続ける。役所の言うことには「買うと決めたものなので買う」のだそうだ。こうして赤字はどんどん膨らんでいく。

◆ 区役所の人間と話したときの事だ。私は某所の工事は無駄ではないのか。毎年掘り返して一年ごとに単に歩道を広くしたり狭くしたりを繰り返しているだけではないのかと質問した。区の言うことには「それは決まった工事なので、決まったとおりに工事をしています」だ。決まっているならその決め方に誤りがあったわけで、それを見直すのが本来の仕事ではないかと言ったところで、「ご意見は頂戴いたします。でも決まった工事ですから変更はしません」。
私は担当者に、あなたはこの工事は無駄だと思わないのですか?と聞いたが、「決まったものですから無駄では御座いません」と担当者は言う。奴らに何を言っても、決まったことだからそれをやるとしか言わないし、決まったことを見直す前例がないから見直さない、次年度の工事も前年度までと同じように行うとまで言っていた。そして就業時間が終わると「時間ですから失礼します」と、話の途中にもかかわらず帰宅の準備に入った。窓口は多少愛想が良くなってきた区役所だが、一歩中に入るとそこは旧態依然とした悪しき風習の蔓延した腐界なのである。

◆ 以前にも書いたと思うが、ゴミ収集の話も同じようなものだ。引っ越しの時に出た本などをゴミ集積場に出したところゴミ収集車はそれを持っていってくれなかった。ゴミ集積場には私が出したゴミがそのまま残っている。で、区役所に電話をしたら「普段より多くのゴミが出ていたので持って行けなかった」のだそうだ。で、いつ持っていくのかと聞くと「普段よりゴミが多いので持って行けません」だった。
全く話にならないとはこのことである。私は「だったら隣の区に出します」と連絡した。隣の区のゴミ集積場は道路を挟んだ反対側だ。そうしたら数時間のうちに全部のゴミを回収に来た。
一生懸命住民サービスをやっていますよとのポーズを見せているが、行政の多くは住民本位のサービスは行っていないと思う。

◆ 天災やその他で被害を受けたとして、それを市区町村役場に相談して満足な対応を受けられたケースなど皆無だと思う。例えば火事で住むところを失ったとする。そこで区役所に相談に行ったとしても、「引っ越すのなら住民登録の変更を御願いします」位の事しか言わないのだろうな。
年金にしても、払いなさいという通知は頼んでもいないのに配達されてくる。だが年金支給年齢に達したとしても、行政からは何も言って来ない。自分で複雑怪奇な書類を作って持っていかなければ年金は貰えないのだ。その書類は殆どイジメに近いような複雑怪奇なもので、専門家の力を借りなければ何度も突き返されるようなものなのである。



新入社員(4/3)

◆ この4月から社会人として世に出た人も多いだろう。
或いは転勤で見知らぬ土地に移った方もおられるかも知れない。悪名高き公務員宿舎、それも悪の親玉と言われる大阪府が東京都に持っていた宿舎は売却されたのだとか。奴らが何故宿舎売却にOKを出したのかと言えば、大阪府所有の宿舎より豪華で安く、更に手当も出る借り上げの宿舎が用意されたからだ。
ここに住むと遠方出張に関する手当が付いたりして、東京で遊ぶ分程度の小遣いは出る仕組みになっている。さすが大阪府である。やる事が違う。
横浜市が公務員への各種手当ての廃止を進めている話は以前にも書いたが、とにかく自治体と言えば手当だらけだ。給料を思うように上げられない現状で、民間より実所得の低かった時期に片っ端から手当を新設して個人収入を増やした。これを地方公務員の所得倍増計画と言う(うそ)。ま、とにかくそうして手取りを増やし続けた結果、今では民間企業の1.5倍から2倍の平均年収にまでなっている。バブル崩壊からの長い不況の中にあって、民間企業では各種手当てのカットなどで実所得は減った。だが公務員はそんな中でも手当を増やし続けたのだ。

◆ 国家公務員の宿舎問題も色々言われている。国によればこれら全部を売却すると5千億円程度の収入になるのだとか。だが有識者にいわせれば、1兆円は軽く超える売却益が出るという。国としては低めに見積もらないと増税の妨げになったりする事もあるのだろう。
公務員宿舎は今も建設し続けられている。一等地と呼ばれる場所で、しかも駅に近い。駅に近いが役人は駅は使わない。送迎用の車が東京都の条例に反してアイドリングを続けながら待っているからだ。
これら宿舎の家賃は民間のそれの1/5〜1/10だと言う。全く恵まれたものだ。

◆ 公務員宿舎全廃で1兆円いや、今の宿舎を売却せずに民間並みの家賃を取ったら長期的にはもっと儲かるのかも知れない。でも取りあえずのカネは欲しいだろうから売っちゃおう。これで1兆円だ。次に公務員の住宅手当を民間並みにする。これでも相当な額が節約できる。後は先日書いた特定財源の一般財源化。この部分でも1兆円以上は捻出できるはずである。外務省、社会保険庁、その他諸々の省庁に於ける無駄遣い、それはゴルフボールだったりワインだったり調度品だったり、絵画だったりするわけだが、これらを無くせば5千億円以上は浮く。こうすれば合計で2兆5千億円だ。2兆円規模の減税が行われれば経済成長率に見るべき変化が現れ、それによって法人税や所得税、消費税収入が増えるので減税分が丸々国の損になるわけではないという人もいる。
中には8兆円だとか10兆円の減税を行って経済の活性化を進めた後で増税に転じさせた方が良いと見る向きもある。

◆ いずれにしても、役人天国である日本国のシステムが変わらない限りダメだとは思う。安保闘争に燃えたような世代だったらクーデターでも起こしそうだが、現在の若者は日本の教育システムによっておとなしく育てられているからダメだろう。そしてその教育のもたらす歪みが、青少年による凶悪犯罪だと言ったら言い過ぎだろうか。



チップセット(4/2)

◆ チップセットと言っても携帯電話用のそれの話だ。従来はNEC製のベースバンドコントローラとTIのOMAPプロセッサがFOMAハードウエアの定番だった。実際、902iシリーズの多くにはこれらの組み合わせが採用されているし、OMAPはそれまでのSH-Mobileから市場を奪い取ったかのように見える。だがルネサスも黙ってはいない。W-CDMA/GSMのデュアルモードベースバンドチップとSH-Mobileを組み合わせ、その上にファームまで乗せてしまう形で標準プラットフォームを作ろうとしている。
開発期間はおよそ1年だと言うから、かなりの突貫工事になるのだろう。

◆ 一方でTIはその頃、OMAP2の3倍以上の性能だと謳われているOMAP3430の量産出荷を開始する。果たしてFOMAの中味はルネサス製になるのか否か。OMAP3は画像処理に力が入っている感じで、デジカメ画像の圧縮や伸長、メモリインタフェースの高速化やハードディスク用インタフェースなどを積んでいる。
低消費電力化も忘れられてはおらず、動作クロックのダイナミックな切り換えや、電源電圧チップ温度の監視機能などと相まって電力消費を極力抑える設計になっている。
三洋電機は従来からQualcomのチップセットを使用している。これにBREWベースのjava_VMを乗せる形になるわけだ。QualcomチップはOMAPによる処理よりも速度が速いと言われており、GPS対応等とも相まって今後も三洋は使い続けるかも知れない。
ルネサスの作るデバイスに何故GSMが含まれているのか。おそらく日本のマーケットだけでは販売数量に限りがあるので、海外でも売りたいからだと思う。
そうなるとGSM(GPRS)は必須になるし、もしかしたら海外対応FOMAと言うことで、GSM機能搭載がスタンダードになるのかも知れない。

◆ 世界で一番携帯電話を売っているのはどこか?それはノキアでもエリクソンでもモトローラでもなく、韓国のサムソンなのだ。ちなみに日本の企業名は上位には出てこない。DoCoMoの鎖国体制によって国際競争力を奪われた国内メーカーは収益率の悪さに苦しんでいる。ちなみに以前はモトローラ、次はエリクソンあたりがシェアを伸ばしたと思う。だが今はサムソンだ。サムソンと言えば米国におけるブランドイメージはSONYより上だという。日本人にしてみると「韓国製ですかぁ」みたいな感じはするのだが、考えてみればPCの中味の多くは台湾製なのだ。

◆ 2007年度中には世界の携帯電話の半数がW-CDMAに移行すると見る向きもある。ま、この数字はちょっとオーバかなとは思うが、いずれはW-CDMAと一部地域がcdma2000になる事だろう。そうなると国内メーカも全世界が競争相手となる。国際メーカは各国仕様の各国事業者向けの移動機を設計製造している。日本のメーカはと言えばドコモの呪縛から逃れられない。こうなると販売数量も何も井蛙そのものではないのか。



SONYの特許(4/1)

◆ 古い話になって恐縮だが、昨年の今月にSONYの米法人が面白い特許を取得している。これは超音波などを脳に照射する事によって擬似的に味覚や臭覚などを刺激するという技術。昨年はちょっとだけ話題になったので記憶している方も多いだろう。
この技術は「経頭蓋磁気刺激」というようなものらしいが、果たして本当にバーチャルな味覚や臭覚が得られるのだろうかと思ってしまう。
あれから約1年が経ち、SONYはPS3SE(SonicEffect)の概要を発表するに至った。と言っても凄く大げさなものではなく、ヘッドギアのようなものに16個の超音波トランスデューサが付けられているものをPS3(或いはアダプタを付けたPS2)に接続するだけで良い。

◆ 接続してヘッドギアを装着したら"キャリブレート"を行う必要がある。初期の音声認識技術のように、現時点でのSEは万能ではないようだ。キャリブレートは冷たくて甘い飲み物と熱いお茶、香り豊かなコーヒーと焼きたてのパンがそれぞれ順番に画面に映り、自分の感覚と最もマッチした項目を選んでいけばいい。毎回同じメニューでは飽きてしまうが、キャリブレートも空腹時なら結構面白いとは米国の某ゲーム雑誌エディタの弁だ。更に彼はバーチャルな世界で満腹感が味わえるためか、体重が1ヶ月で15Kgも減った(減った状態で彼の体重は133Kgだそうだ)と、減量効果も認めている。
キャリブレートが完了すると、通常のゲームに移行するわけだが、普通のゲームと違うのはゲーム中に出てきた飲食物の味や香りが体験できる事だ。
成人向けゲームでは、殴られて口の中が切れて血が出たときの味や鼻血の臭いが再現されているという。
現状ではキャリブレートデータを保存しておくことは出来ない。どうやら毎回キャリブレートしないと味覚再現性が保てなくなるかららしいのだが、それが人間の感覚によるものなのか、トランスデューサの特性ドリフトによるものなのかはよく解らない。

◆ このヘッドギアにもっと可能性を見いだそうとするグループ?もある。味や臭いだけでなく、痛みや苦痛や快感を味わう事が出来ないだろうかと、様々な信号を様々な方向から16個のそれぞれのトランスデューサに加え、自らが実験台となってオリジナルソフトの開発に精を出している集団だ。
彼らによると「バーチャルドラッグ」すら可能だと言い、これを安価に市場に投入してくれたSONYに感謝の意を表明している。もちろん彼らはこの装置を過度にチューニングして、それを使い続ける事による人体への影響にも触れてはいるが、結論的には「麻薬より害は少ないだろう」と結んでいるところがちょっと不気味でもある。このヘッドギアとセットになったPS3SEは現在米国内でのみ予約可能、予約すれば今秋の発売日には必ず入手が可能なのだと直系オンラインショップでは謳っている。またPS2に付けるアダプタとのセットも米国内でのみ注文可能だとの噂だが真相は明らかになっていない。