過去の雑記置き場


交換(7/1)
漏洩(7/2)
地デジ(7/3)
2〜3割(7/4)
売り方(7/5)
給食費(7/6)
モバイル放送(7/7)
エンジンと燃費(7/8)
メール送信(7/9)
LTE(7/10)
公害訴訟(7/11)
無料(7/12)
綺麗に見せる(7/13)
年金(7/14)
IMT-Advance(7/15)
3億ダウンロード(7/16)
バグ問題(7/17)
秋冬モデル(7/18)
iPhone(7/19)
下火?(7/20)
ディスプレイ(7/21)
電子地図その後(7/22)
やり方(7/23)
SIMロック(7/24)
1.8 VS. 2.5(7/25)
医者不足(7/26)
6割が通過(7/27)
ターボ過給(7/28)
SUV(7/29)
フォネティックコード(7/30)
売れない(7/31)


売れない(7/31)
◆ F&Fにはしばらく前から広告を載せている。PC用のページにはGoogleをメインに、ケンコーコムなどのものを掲載しているのだがケンコーコムなどは成果報酬なのでそこをクリックして貰ったからと言って私が儲かるわけではない。Googleの方はクリック報酬なのでクリックして貰えれば幾ばくかの収入にはなる。Googleの広告のようなものがケータイ向けにあればいいのだが現時点でGoogleはケータイ向け配信をしていない。携帯電話向けの広告全盛期は既に過ぎたのだが、クリック報酬型の広告で1クリック30円とか50円なんて時代もあったわけだから凄いと思う。
しかし不正クリックなどが横行した結果現時点でクリック保証型の広告を配信しているのは限られた企業だし、その多くはエロサイトや出会い系(広告配信会社の説明にはコミュニティサイトとしてある)なのだ。どんな広告が配信されるのかは広告配信会社に登録して実際にその広告を見てみないと解らないという訳で、いくつかある広告配信会社の中からクリック単価の最も安い(安い=まともな広告かなと思って)所に登録してみたが、やはりエロと出会いと金融の広告だったし広告の種類も選べなかったのである。どんな広告か見たいですか?ケータイの人ならば広告のページに行けます。

◆ 広告も情報の一部と考えれば、多少役に立つ広告ならば(見る方にとっては邪魔だとは思うのだけれど)許して貰えるかなという感じで掲載しているわけで、今月の始め頃からはケータイ向けのページにも広告を載せてみた。でも残念ながら報酬はゼロだった。クリック数は稼げるものの、成功報酬なのでものが売れなければ話にならないわけだし、実はものが売れたとしてもその金額の数パーセントの報酬なのでたかが知れている。ケンコーコムの方もたまに品物が売れている(広告の品物が売れなくても、F&Fからのレファー付きでケンコーコムのページに行って何かが売れればF&Fの収入になる)が、アフィリエイトで稼ぐためのページみたいにやっているわけではないので駄目だ。

◆ 金を稼いでプレゼント企画は以前行ったが、なかなかその分を取り返せないまま現在に至り、ケータイ向け広告で稼げたら気象庁から有料情報の配信でも受けてみようという期待もはかない夢に消えそうである。気象庁からの情報は一般の人も勿論閲覧できるのだが、災害情報などはまず有料会員に配信された後で一般公開される。もちろん税金で運営されている気象庁が直接データを売るのは何かと問題があるわけで、それらの配信は天下り団体が一気に引き受けていて配信料も高額だ。しかし情報の即時性という面ではその有料データを買うしかないのだが個人では手が出せないような価格なので困ってしまう。

◆ 各自治体などが行っている災害情報の配信はそれ専門の企業が全国の自治体に変わって配信している(自治体独自で行っているところもある)ので、有料データを買うだけの原資は出てくると思う。結局の所無料で公開されているデータを使うしかなく(それを使ってはいけないとは言われていない)更なる配信の迅速化を目指したいと思うのだが広告の品が売れないことには話にならないわけだ。それこそメルマガを出したりしてそれに広告を載せている人もいるのだが、そう言う類の情報配信メールでもないしパケット定額に入らずにメールを受けている人もいるだろうから現時点で配信メールに広告を載せようとは思っていない。



フォネティックコード(7/30)
◆ 先日銀行に登録されている住所の変更をした。モバイルバンキングを行おうとすると、毎度ロングインする度に住所変更をしろと表示されて面倒だったのだ。
銀行のページにはフリーダイアルの連絡先が記載されていて、そこにケータイから電話をかける。予め口座番号と暗証番号を入力するのはSBMの157にダイアルしたときと同じなのだが、シティバンクのような盗聴防止トーンが流れることもなく数字を入力する。少しするとオペレータのオネーさんにつながるのだが、このオネーさんの声と言いしゃべり方と言いまるで案内のテープを聴いているかのごとくな感じでなかなか良かった。住所を言うとオネーさんがそれをくり返すのだが、そこでフォネティックコードを使うのでビックリ。例えば「よこはま」だったら、よしののヨ、こどものコ、はがきのハ、まっちのマ、ですね?と言う具合に復唱するのである。確かにこうすれば間違いはかなり減ると思うのだが、まさか銀行のオネーさんからフォネティックコードを聞くとは思わなかった。

◆ もう一つ意外だったのは、例えば住所変更をするという意思確認で、これはオネーさんに伝えるのではなく自動音声とキー操作によって行うのだ。銀行側としては本人(口座所有者)の意思を確認する(オネーさんが聞いたとか聞かないとかの話になるのを防ぐ)為の手段だと思うのだが、操作する側としてはちょっと面倒に感じた。面倒なのは個人情報の取り扱いに対する説明も同じで、オネーさんは慣れた口調でマニュアルを棒読みする事になっている。なのでこれも「個人情報に関する法律のことはよく知っています」と言って割愛していただいた。それでもいくつかの説明などもあって所要時間は20分ほどかかっただろうか。対応は悪くはなかったが時間がかかり過ぎのように思える。オネーさん代だってタダではないはずだから効率的に話を進めて貰っても私はかまわない。高齢者などの場合はそれなりの扱いをすればいいとは思うので、その辺の臨機応変さも必要かなと思った次第だ。

◆ オペレータさんとの通話で話しにくいなと思うのはハンズフリーの出来が悪い場合だ。こちらは普通の電話でかけているのだが、受ける側のハンズフリーがボロだと話が通じにくくなる。少し前のドコモがこれで、どうやら向こうが話している間はこちらからの声がかなり小さくなるようだ。だから相づちを打つと(携帯電話の遅延もあって)話が途切れたり、なんだかとんでもないシロモノだった。電話屋のやることがこれなのだから呆れるわけだが、苦情が多かったのか最近は少しマトモになったと思う。自動音声応答からオペレータ通話に至るまでの手順が長いのも嫌だ。SBMは自動音声応答まではすぐにつながるが、その後やっとたどり着いたオペレータとの通話メニューを選んでも結構待たされる。電池残量が心配なときには電話できないなと思ったこともあるほどで、曜日や時間にもよるが数分から十数分は待たされた感じだ。



SUV(7/29)
◆ 流行りましたよね、ずっと前に。そんな感じのSUVも今や一部のファンが乗るという正常な姿に戻っていると思う。三菱もトヨタも日産も安全性など全く無視のカンガルーバーを付け、それが問題視されるとトヨタは「ディーラが勝手に付けたもの」だと責任逃れをした。ホンダは格好は金属製だが実はプラスチック製で強度を落としたというカンガルーバーを開発、三菱だけは何としてもカンガルーバーを付けるみたいな感じで、カンガルーバーを装着することをデザインに採り入れたような車を売っていた。カンガルーバーに関しては海外からも批判を浴び「トーキョーにはカンガルーや鹿が生息しているのか」などと言われた。それがきっかけでもないのだろうがSUVブームは終焉を迎え、パジェロ人気こそ全てだった三菱自動車は悲鳴を上げた。

◆ その後は皆様ご存じのワンボックスカーブームとなる。ホンダが乗用車の生産ラインを使って背の高いボディーを被せたオデッセイを作ればこれがヒットし、ホンダ=RV専門メーカみたいな感じとなった。
そんな、今では余り見かけなくなったSUVを先日見かけた。私の前方を黒煙をもうもうと吐き出しながら走っている日産車を。ナンバーを見ると北海道の地名であり排ガス規制のない地域では未だにこんなにひどい車が走っているのかと思った。東京近県で売れなくなったディーゼル中古車が地方に回って公害をまき散らしているという話は聞くが、規制前のディーゼルって本当に汚い。おそらくそれに乗っている人は汚く臭いことに慣れているのと、自分の排気ガスを自分で吸うことがないから解らないのだろう。
ディーゼル車の排気管はボンネット前に付けて、自分の排気を見ながら走るようにしたらディーゼル車に乗る人はきっと減ったに違いない。東京都や近県で行われている排ガス規制条例に基づく対策によって黒煙を吐くディーゼル車など余り見かけなくなった私には、この北海道ナンバーのSUVが凄く目だって見えたのである。

◆ ディーゼル乗用車と言えばBENZもターボディーゼル車を売っている。何故この車が都内で販売できるのかと言えば、それは輸入車特例に守られているからなのだとか。もっとも今は新長期規制に適合した車を売っているとは思うのだけれど、何だかんだと特例を設けていたら規制など進まない。ガソリン価格が上がる中、いくらかでも燃料費を安くしようとディーゼル車を買う。ガソリン車に比較して価格が高い場合の多いディーゼル車なのだが、ランニングコストが安いので沢山走る人ならば元が取れる。リサイクルだエコだ炭酸ガス排出量だとみんな言ってはいるが、でも高公害ディーゼル車を買う人はいる。
自分の車の排気ガスが他の人の健康を害しているとは余り考えないのだろうな。影響の大小こそあれガソリン車だって少しは有害物質を排出しているわけだから、例えガソリン車の10倍のNOxが排出されるとしても買う側にしたら問題にもならないのかも。



ターボ過給(7/28)
◆ BMWがバルブトロニックに変わって推しているターボエンジンはNA並の高圧縮比にターボ過給を組み合わせた上で余り出力を欲張らない設計が行われている。排気量あたりの最大出力を高めることが決して燃費性能上の得にはならない事は過去にも書いているが、日本車にありがちなカタログ馬力競争と燃費性能の両立は難しい。ホンダがワンボックスカーに300馬力のエンジンを積んでいるが、これも営業的に何としても300馬力を超さなければならないと言うことで排気抵抗を減らしたり高回転型にチューニングしたりして苦労したそうだ。その為に多少乗りにくくなったとしても、実用域での燃費が悪くなったとしても、それはカタログに掲載されるものではない。カタログに載るのは最大出力と10・15モード燃費なのだ。

◆ BMWも排気量あたりの出力が大きいエンジンを作るメーカだったが、今回のターボは随分おとなしい感じだ。これだけだと面白味に欠けるエンジンなのかなと思わないでもないのだが、まあ3リッターで300馬力は出しているわけだからおとなしすぎると言うことはない。ターボチャージャは言わば可変排気量みたいなもので、過給していないときには普通の3リッターエンジンであり過給されれば3.5リッターとか4リッター並の出力とトルクを発生する。BENZのCクラスはスーパーチャージャだが、これも1.8リッターのエンジンから180馬力ほどを発生させる。BENZの場合はその圧縮比を8.5程度にまで落として過給に対応するが、BMWのこのエンジンの圧縮比はNAと変わらぬ10.2なのだからすごい。過給は2つのターボチャージャで行われ、ガソリン噴射はピエゾインジェクタで筒内に直接行われる。国産ターボ車に多くみられる、エンジンの熱負荷対策のためにガソリンの気化熱を利用する(→過給域では濃い混合比とするので燃費が悪くなる)事を最小限に抑えた設計によって燃費の悪化を防いだそうだ。日本車の場合はガソリンを濃いめに吹いたとしてもそのレンジの排ガスチェックは行われないのでガス検上は問題はない。もちろん実際に街を走れば汚い排ガスを排出はするが、そんなことを自動車メーカが気にするはずがない。

◆ VWにしてもBENZにしてもBMWにしても、過給器を小排気量エンジンに付ける事でアイドル燃費などを良くしようとしているのだと思う。過給が行われなければ小排気量エンジンであり、過給すれば大排気量エンジン相当の出力やトルクが得られるのだから簡単な可変排気量エンジンのようなものだ。
船舶用ディーゼルエンジンの効率は50%にも達すると言い、それはターボチャージャ無くしては達成できなかったとも言う。自動車用ガソリンエンジンの場合はスロットルバルブもあるし負荷変動も回転数変動も大きいから船舶用ディーゼルエンジンのような効率にはならないが、それでも技術の進歩によって再びターボチャージャが見直される時代が来るのかも知れない。1979年に日本で初めて市販車にターボチャージャが搭載され、その時にはファイナルギア比を異様に高めたりしてターボだから燃費が良いというような申請?をした筈だ。その後パワーのためのターボ過給全盛となり、そして排ガスその他の問題からターボ車は下火になった。



6割が通過(7/27)
◆ 圏央道や中央環状線などが建設されている。先月は中央道と関越道がつながって、この間の時間がかなり短縮された。道路会社によれば首都圏を通過するクルマは全通行車両の6割になると言う。本当かなぁ。社会保険庁の試算みたいなもので絶対にないとは言い切れないがきわめて希なケースをモデルにしているのではないのかなと思ったりする。社会保険庁の試算例では20歳で結婚して、就職してからは年率2.5%で給与が上がり続けると言うもの。今現在でも労働者の収入は減っているのに、いつの時代でも上がり続けるなんて事は非常に希だと思う。なので道路会社の試算も信用できないわけだ。それこそ地方空港の需要予測だって適当だし、暴雨ダムの建設に必要なデータだっていい加減。だから何かが起きて瞬間最大的に都内を通過するクルマが6割になったという事かも知れない。

◆ そうは言っても需要がゼロでないことは明らかだ。
例えば新潟から山梨まで荷物を運ぶとか、長野の山菜を富山に運ぶとか。あ、これだと別ルートを通った方が早いな。山梨の荷物を練馬や所沢に運ぶくらいが丁度良いか。ま、そんなわけで(どんなわけだ?)潜在的な需要はあるし、そんな自動車が一々混んだ都内を通過しなくて済むのは有り難いことだ。圏央道は千葉の館山あたりから東関東自動車道に続き、更に常磐道や東北道と接続しながら関越道に続く。南側だと中央道と東名高速を結び、その先は横須賀の方が終点になる計画だ。
確かに東名道と中央道を結ぶと言われると都心部の渋滞軽減効果はあるのかなと思う。この環状ルートは中央環状線でも実現見込みで、北側部分は既に開通していて東北道から湾岸線などに出るには便利になった。その中央環状は板橋と新宿の間が2009年中に開通予定で、新宿(中央高速)-渋谷(東名高速)間は2013年に開通することになっている。圏央道の中央高速-東名高速間の開通も2013年の予定なので、両方のバイパスルートが完成すれば都内の交通量は激減!するのかなぁ。

◆ 首都高速に流入するクルマが減ると首都高速会社は儲からなくなるのだろうか。単位時間あたりの通過台数は適度に混雑しているくらいがピークになると思うのだがどうだろう。それを見越してか、首都高速道路の通行料金は来年から値上げされる。
いや、道路会社に言わせれば値上げではなくて適正化とでも言うのだろうか。これまでは一律で料金を取っていた(特例区間のみ安価だった)が、来年からは利用距離に応じた課金体制になる。これによる利用者のメリットはもちろんあるが、便乗的な値上げが行われるであろう事も想像に難くなく、例えば「首都高速では近距離の利用が全体の8割であり、多くの方にとっては値下げの方向となります」なんて言いかねない。ま、これは道路料金収入の推移を決算データで見れば解ることで、公団のままだったら絶対闇に葬られた所だな。



医者不足(7/26)
◆ 小児科や産婦人科医が不足しているという話はだいぶ前から言われているが、地域によっては内科医や外科医も足りなくて病院が閉鎖に追い込まれるところもある。大都市圏ではそうでもないのだろうが、近郊地域でも医師が少ない→労働が過酷になる→辞めてしまうような悪循環に陥っているところもある。この原因として報酬の安さがあるのではないかと思う。開業医の場合には所得税の優遇制度があった(ある?)訳で、これを旨く使うと最大社会保険診療報酬額の72%が経費として認められ、実質非課税となった。確かに開業医は設備その他の費用が嵩むことは事実だが、開業医の割合は全医師の1割前後と言われているからこの恩恵にあずかれた人は割合的には少ない。勤務医の場合は他の給与所得者同様に課税されるのだから年収2千万円を稼ぐ人だとその中の800万円くらいは税金などで持っていかれてしまう。他の給与所得者でもこれは同じとはいえ、医者は患者のためではなく国のために働いているのかなと思ってしまう。

◆ 日本の医療費は海外と比較すると安い方だ。米国などで盲腸の手術でもしようものなら(保険がないと)大変な額になる。日本の、末端に支払われる賃金が安いのは保険制度での中間というか上流で搾取される額が大きいからではないのか。そう、社会保険庁と同じように。勤務医の場合は経験年数や技術によって稼ぎは違うと思うが、ではその分を客(患者)が支払うかと言えばそうではない。経験豊富な医師に高額の報酬を与えようとすれば、その分他の医師や看護師の給料を削らなくてはならなくなる。これも民間企業と同じと言えば同じなのだが、民間企業はヒット商品を出して業績が上がるなんて事もある。

◆ 全ての医者の報酬を一律上昇させるのが正しいとは思えない。医者と言っても人間であって、それは技術者や営業マンと同じように個性もあれば能力の差もある。
技術不足から来る医療ミスもあれば、どうしようもない状態で件名の治療にもかかわらず助けられない場合もあり、しかし患者やその家族としてはその死を一律なものとして責めてくる場合だってある。産科や小児科ではそのリスクが高いために、少々報酬が仮に高かったとしても仕事としてやりたくはないと思うのではないだろうか。電子機器の設計にしても測定器に頼る事は多いが最終的には技術者の判断や回路の組み方(特に無線技術は)一つで性能が変わってくる。同じように医療の現場でも設備に助けられることはあろうが最終的には医師の技術だ。それに医師は元手がかかるというか、相当な金がなければ教育を受けられない訳だからその分も償却しなければいけない。

◆ 医師の報酬を自由化したらどうなるのだろうか。おそらく市場原理が働いて落ち着くところに落ち着くと思う。国としては「金持ちしか正当な治療を受けられないのはけしからん」と言うのかも知れないが、現時点だって無収入の人からも健康保険代を取っているのだから同じではないだろうか。年金生活者だって健康保険代と介護保険代と住民税(暮らせる程度の収入がある場合)を取られるのである。無収入で特別な申告をしない場合の国民健保額は毎月約5千円。月に一度通院する程度なら保険加入しない方がお得かも知れない。



1.8 VS. 2.5(7/25)
◆ 新型Cクラスが日本でも発売開始されているわけだが、そのエンジンは1.8リッターのスーパーチャージャ付きと2.5リッターのNA、3リッターNAの3種類だ。1.8リッターのスーパーチャージャ付きはC200と呼ばれ、従来型よりもチューニングレベルが上がって最高出力は184馬力に、最大トルクは25.5kgmになっている。エンジン自体は圧縮比8.5のDOHC4気筒で目新しいところはない。一方でC250と称される2.5リッターV6エンジン搭載車は最大出力が204馬力とC200より一応上を行っている。が、最大トルクは奇しくもC200と同一の25.5kgmをC200より多少高い回転数で発生するばかりかトルクのフラット性はC200に劣るという感じだ。C250のメリットは一体どこにあるのかという議論は従来型車の時にも言われたことで、確かに気筒数は6になりV型配列になりはするものの実運転環境での違いが少ないのではないかというわけだ。

◆ 10・15モード燃費は両形式共に11.4km/lで同一、絶対排気量の違いを考えると渋滞路などでの燃費はC250の方が悪そうな感じはする。エンジンのトルク特性を見るとC200の方がフラットで高回転域でのトルク落ち込みも少ない。従って最大出力発生回転数もC200が5500回転であるのに対し、C250は6100回転である。従来型C180に乗っていても感じるのだが過給が開始されると共に低速から盛り上がるトルクは乗りやすいし気持ちの良いものなのだが、高回転域では余り面白くはない。
回してパワーを稼ぐタイプではないからなのだが、では回してパワーを絞り出すエンジンが乗りやすいかというとそうではない。実用的にはC200、多少面白味があるという点でC250なのだろうか。

◆ エンジンの特性は近いがC200とC250ではその価格が百万円ほど違う。装備も多少違うと言えば違うのだが、メモリ付きのステアリング位置可変機構など自分一人で乗るのだったら不要だと思うし、シートポジションのメモリに関しても同じだ。が、レインセンサ付きのワイパーとかリバースポジション付きドアミラーは便利かも。この辺りの微妙な部分とエンジンコストで100万円の違いが出るのかも知れないが、逆に考えるとC200はとてもお買い得でC250は売る側が普通に儲かる価格設定なのかなとも思うのだ。ちなみに3リッター版を買うのならば、やがて出てくるであろうAMGの方がずっと面白いと思う。C200が4.5百万円で、高いと言えば高いしそんなものかなと言えばそんなもの的価格が何とも絶妙な感じ。クルマの大きさに価値を求める人には向かない、全長約4.6m全幅1.77mのクルマなのだが実用的であるという点を見れば買って損はないような気がする。もっともマークXならばC200よりも百万円安く買えるのだからこちらの方が足に使うなら割安か。しかもCクラスよりはずっと安楽でふかふかのサスペンションだって付いてくる。もうすぐGT-Rも出てくるスカイラインにしても3.5百万円で3.5リッターのエンジンが付いてきてCクラスより十分に速く走れるし室内寸法だって広いに違いない。



SIMロック(7/24)
◆ インセンティブ是非論と共に浮上してきたのがSIMロックのあり方に関してだ。インセンティブによって端末代が安くなっている場合は、それを出している事業者に縛られているわけだからSIMロックされていても文句を言う筋合いではない。では逆にインセンティブがなく定価販売されているとしたらどうだろうか。この辺りはNECのPC9800とEPSON製互換機のあり方みたいな話にはなってしまうのだが、世界的な傾向として定価販売ならばSIMフリーというのが定着している。とは言っても例えばドコモの端末にSBMのSIMを突っ込んだところで使えるのは通話とSMSのみである。現在は事業者と契約していない場合は使えなくなるワンセグ機能などもフリーにする必要がある。

◆ SIMロックを解除した端末を定価販売したとして、auはcdma2000規格なのでSIMロックの有無にかかわらず(多くの端末は)国内で、しかもauにしか使えない。ドコモとSBMとEMは互換性が保たれるが、iモードやiメールをSBMやEMで使おうとしても無理だ。この辺りや通信方式に関して、もしかしたら4G(IMT-Advance)では統一規格になるかも知れないがそれはまだ先だ。
モバイルビジネス研究会ではIMT-Advanceが離陸しようとする2010年頃を目処にSIMロックをかけずに各社で使い回せる移動機にシフトさせていきたいとしているが実際はどうなのだろうか。プッシュ配信メールは各社用のプロトコルを積んでおくとか、挿すSIMに応じてそれをダウンロードしてくるとか、或いは共通ゲートウエイを設けてみるとか様々な方法が考えられるのだが、基本的に各事業者同士は商売敵だと言うこと。端末ビジネスとオペレータを切り離してみようという試みは世界各地で行われたが、失敗して元に戻ってしまった所もある。

◆ 日本では事業者主体で端末の機能が決められる傾向にある。特にドコモはそれが強く端末メーカからの提案を良く思わない。シャープが写メールをドコモに売り込んでもドコモはそれを受け入れず、仕方ないのでvodafoneに持っていって大成功なんて話もあったくらいだ。こうした事業者主体による端末機能のコントロールはサービスと端末を一体にして収益向上を目指そうとする上でメリットとなるが、端末単位での競争が抑制されるために端末メーカ独自の色は出しにくい。海外メーカではこれとは逆に、端末メーカが開発の主体となりそれを事業者に売り込んだり(新サービスに対応する場合)或いは独自に販売したりする。従って事業者のサービスと端末が密接に関係しているような機能は自ずと少なくなり、SIMロックの有無が利便性にも影響して来るというわけだ。

◆ こうしたSIMロック無しの端末が市場に多く出てきた場合、それによる事業者のサービスのあり方にも差が出てくるだろう。独自仕様だと使えないわけだから独自仕様の部分を何とかカバーしようとするのか或いは共通仕様化が行われるのか。いや、共通仕様化なんて相当難しいはずで、しかも日本人は共通化に対して強い反発を示す。オリジナリティこそ命みたいな考え方があって、それは通信方式の規格化にすら影響を与えているのだから。



やり方(7/23)
◆ 小泉元首相、なかなか旨くやったのではないかと思う。当時から年金問題は言われ続けていたし、もしかしたら小泉さん自身も社会保険庁のデータ不備などを知っていたのかも知れない。しかしそこは先延ばし手法で知らんぷりを決め込んだ。もしもあのとき年金問題に火が点いてしまったら、それこそ郵政改革どころの話にはならなかったはずだ。郵政改革も大きなお仕事には違いないし、それによって暴かれる不正だって出てくるわけだが年金問題に比較すれば小さいものだと思ったのだろう。しかも名を残すという面では年金改革よりも派手である。そして総理を続けていればやがて手を付けざるを得なくなる筈の年金問題を横目で見ながら潔い退陣と見せかけて去っていく。最初から最後まで計画通りと言ったところだったのかも知れない。

◆ 小泉さんが去った後は面倒なことばかりが残ったわけだから大変だ。年金問題にしてもそうだし、増税問題だって同じ事。福祉をどこまで切り捨てていくのか、どうやって国民から税金を引っ張り出すのかはもはや避けて通れなくなった。しかも人気者?の小泉さんの後なのだから安部さんにしてもやりにくいだろう。何だかんだと言いながら、言われながらもそこそこの支持率を維持した小泉さんに比べられたら不利すぎる。同じ事を言うにしても小泉さんなら支持されるのに安部さんでは反発を食らうなんて事もあるに違いない。でもまあ好きでなったのだから頑張って貰わないとね。

◆ この辺りは東国原知事にも言えることかも知れなくて、話のうまい人が得をする的なところだ。それはそうだろう。総理がどれほど偉いか知らないが、言っていることが解りにくくて国民にそれが伝わらなければ意味がない。政治家は口先ばかりなのではあるけれど、そんな従来型の政治家トークにもはや神通力は無いのではないかと思ったりする。新しい政治家じゃなくて、新しい手法で国民を騙す?政治家が出現しなければ支持率維持も難しそうだ。難しそうなのだがこの辺りは芸人でもなければなかなか習得は出来なくて、手法自体は似たようなものであった長野県知事よりも宮崎県知事の支持率が圧倒的に多いのも東国原さんの鍛えられた芸人魂?によるところが大きい。

◆ 政治家を育成するるための塾というか何というか、そういった所があるのだが、知識としての知識を教えるのみならず話し方、いや、これまでの政治家と来たらディベートにもならないような他人の発言中に大声で自分の考えを話しまくる的な行儀の悪さばかりが目立ってきた訳なのだが、そうではない、他人に聞いて貰えるような、聞かせるような話し方教室を、講師に芸人でも招いて行ったらいいのに。安部さんにしても話し方一つで支持率は随分違うと思うんですけどねぇ。いずれにしても、支持率が高まったところで日本国が良くなるわけでもないし、役人達の無駄遣いが減るわけでもないのが悲しいところではある。



電子地図その後(7/22)
◆ ケータイで使う電子地図に関しては以前にも書いたのだが、その後「ちず丸」なども使ってみたのでこの辺りにも触れてみよう。前回は使った中でゼンリンのものが最も使いやすいのではないかと書いた訳で、実は現時点でもその評価結果は変わっていない。
ちず丸は1週間の無料試用が可能ということで今回ダウンロードしてみたのだが、他のビットマップ地図に比較すると少し使いやすいかもしれない。地図をスクロールさせていくとそのエリアのビットマップを再読み込みするのは他のアプリと同様ながら、よりスムーズにそれを見せる工夫がなされている感じがする。ただしHSDPAを使ったとしてもデータの読み込みには時間がかかり、ベクタデータで送ってくるゼンリン方式とはかなりの差を感じてしまう。縮小や拡大に関しても同様で、その都度データを読み込みに行く(ゼンリンのものもそうなのだが、最低限のデータだけは表示されている)ので軽快感という点でゼンリンのものには適わないのかなと思った。

◆ だがゼンリンにはない機能もあって、例えば移動してきたルートを表示してくれたりする。怪しい街を歩いていたら、いつのまにかスタート地点に戻ってしまったなどという怪談的経験をした人には良いかも知れない。その他地図連動の周辺検索や一通報/通知機能などはゼンリン同様に使えるが、その都度データのダウンロードが起こるのでストレスがたまる。しかし周辺検索などではちず丸も捨てたものではない。例えば周辺のホテルを検索したとすると、ゼンリンの方はその場所と連絡先などがテキスト表示されるのみなのだが、ちず丸は施設の写真も含めて表示してくれた。ホームページを持っているホテルなどであればそれを見ることが出来ると思うが、そうでない場合に写真入はありがたいかもしれない。
このあたりは地図提供側とホテル側のコスト分担その他もあって全ての施設が表示されるわけではないのだがいずれにしてもデータはサーバ側にあるので最新の情報が得られるはずだ。

◆ 操作性という面で、これはNEC製独自のものなのだがちず丸はニューロポインタに対応していない点で使いにくさを感じた。ニューロポインタはIBM製ノートPCのポインティングデバイスのようなもので、カーソルやスクロールを制御できる仕掛けだ。大抵のアプリはこれに対応したインタフェースを持っているがそうでないアプリもある。シャープ製のSH904iにも新たなポインティングデバイスが実装されたが、これに対応するアプリは更に少ないようだ。(もしかしてアプリからは使えない?)またちず丸はVGA解像度にも未対応のため画面から得られる情報量はゼンリン製よりかなり少なくなる。現時点でVGA解像度の液晶およびアプリからそれを使えるのはN903iとN904iのみなので仕方ないといえば仕方ないのかもしれないが、せっかくのVGAを活かせないのは残念だ。
ビットマップで地図データを送る場合、QVGAとVGAでは大きく異なるし場合によっては送り出し側のシステムも変更しなければならない。ベクタデータでもそれは同じなのだが設計所自由度は高いはずだ。このあたりの事情というか都合によってVGA対応にも差が出てくるのだとは思うし、伝送時間を考えると非HSDPAのN903iでは使いにくさばかりが目立ってくるのかも。



ディスプレイ(7/21)
◆ 有機ELがよく使われているのはレーダ探知機だ。最近のモデルには単色やカラーの有機ELが付けられていてレーダや取り締まりに関するインフォメーションを表示してくれる。自動車用とあってスキャン速度は早めでちらつきも少ない。有機ELと言えば寿命や輝度の問題などが指摘されたものだが自動車用に付けるとなればそれらは充分クリアされたのか。或いは寿命が来たら捨ててねみたいな感じなのだろうか。有機ELはそれ自身が発光するのでコントラストが非常に高い。自動車も昼間ならば液晶の視認性もある程度良いが真っ暗な車内で見るとバックライトが透けて見える感じで調子が良くない。特に文字を表示するような場合は動画を映し出すテレビと違って黒が黒に見えない不自然さが目立ってしまう。が、レーダ探知機によっては有機ELを捨て?液晶パネルを搭載したものもある。有機ELの欠点は価格なのか耐久性なのか。

◆ 三菱だったか、家庭用の照明装置としての有機ELを開発するとか何とか言っていたっけ。今後数年程度内には蛍光灯に匹敵する発光効率が得られ、更にフレキシブルで設計自由度が高く安全であるというのが謳い文句だ。このフレキシブルという点を見るとフレキシブルなフルカラー有機ELにTV画像を映しているものもあった。液晶と違ってバックライトが不要なため薄型化が可能ではあるのだが、炎天下で見なければいけないような機器の場合は輝度の関係で液晶より見にくい場合もある。
携帯電話には初期型FOMAでNECがメインディスプレイに有機ELを使ったが、スキャン速度が遅すぎて非常に見にくかったし耐久性もなかった。現在の携帯電話も背面ディスプレイを有機EL化する事は行われており、以前使用していたSBM向けの705P(スキャン速度が遅かった)やドコモ向けN904i(705Pよりはマシ)にも単色ながらこれが使われている。

◆ 有機ELを背面ディスプレイに使い始めたのは富士通ではなかっただろうか。最初は単色で、やがてカラー化されて同社端末の特徴になった。有機ELは寿命と消費電力の関係で常時点灯させておくのが難しい。
レーダ探知機の例があるので寿命自体は何とかなったとしても、その消費電力は無視できないだろう。液晶にしても見える状態に保つためにはバックライトが必須なのだが、半透過型を使うとかモノクロ表示にして視認性を高めるなどすれば見にくいが見えないことはない。それでも有機EL利用モデルが増えたのはコストの面や厚み(バックライトが不要になるので数ミリ厚さを薄くできる)を考えたものではないのだろうか。

◆ メインディスプレイに有機ELを使っている現行モデルはMEDIA SKINだ。どうやらパネルは京セラ製のようで輝度を高くしやすいが製造にノウハウの必要なトップエミッション方式を採用している。寿命は輝度などにもよるのだろうが2〜3万時間とされており、例え点けっぱなしにしたとしても3年くらいは持つ計算だ。携帯電話の平均的使用年数が1.5年程度と言われているので充分な値だと思う。発色方式はよく解らないが、輝度の面などからすると発光層の材料によってRGB各色を得ているのかも知れない。(白色発光+カラーフィルタ等の方法もある)



下火?(7/20)
◆ ガソリン価格の高騰と共に燃費改善グッズがショップに溢れ、それを追ってマスコミが取材に走った。TV番組でも燃費改善効果が検証され、燃費改善グッズの多くが誇大広告であると暴かれた。まさに身から出たさびそのものなのだが、これによってどの程度販売量が減ったのか増えたのかは解らない。F&Fの掲示板もそうだが、自動車系の掲示板などには宣伝が沢山書き込まれた。F&Fの方はその手の書き込みをしてくるターゲットサイトや書き込み者自身をブロックしているので余り被害はなかったが、そもそも燃費グッズ屋なんて悪の集団みたいな所なのだから他人の掲示板を荒らそうが何をしようが知ったことではない。個人を装って「使ってみたら凄く効果があった」とするのは可愛い方で、エロサイトよろしく宣伝文句のみの書き込みも多数ある。

◆ 今はすっかり廃れた感のある燃費グッズ販売業者の掲示板、まだその掲示板が販売業者の道を歩んでいない頃には燃費グッズ業者からの書き込みもあった。大抵の燃費グッズ業者は質問に対して正確な答えを書き込まずに話をそらして燃費改善効果のすばらしさを語るばかりだったり、理論的に突っ込まれると企業秘密を連発したり、挙げ句の果てには逆ギレして脅しにかかるというのがこの手の業者のパターンだった。そもそも理論的に証明できないシロモノを売ろうというのだから無理がある。一部のマニアというか信仰者というかもこの手の業者に騙されるわけだが、実際に冷静に考えてみれば燃費改善などあり得ないことに気づくはず。この手の業者に騙されたり怪しげ理論を信じてしまう人は「それは何故なのだろう?」と考える能力が不足していると思う。妄信的とでも言ったらいいのかな。それでも自動車関係の掲示板は平均年齢が高い(少なくとも免許を取れる年齢以上だから)ので激しく荒れることは少なかったと思う。

◆ 逆に平均年齢の低い携帯電話系の掲示板などは荒れまくりみたいな感じの所もある。今は閉鎖された自動車系掲示板でもあったが、管理者は気に入らない発言を削除していく。問題解決を行わないまま天安門事件を起こすわけだ。これが結果として更に問題を大きくすることに管理者は気づかない。携帯電話系でも気に入らない発言を削除する管理者もいる。自動車系掲示板と同じで、これは何の問題も解決しない。携帯電話系掲示板には燃費グッズ信仰者と同じように、さもそれが正しい風に事業者を褒め称える書き込みをする人もいるが、それに対する質問には真っ向から対決しない。
結局それはいつになっても終わらない、議論とは言えない書き込み合戦に発展する。そんな方の書き込みを見ていると、燃費グッズ業者とダブってくる部分がある。燃費グッズ業者は自らの利益のために間違った主張をさも正当なことのように書き込むわけだが、携帯事業者信仰者には一体何のメリットがあるのだろう。



iPhone(7/19)
◆ 一時期は売上利益共に減少していたアップルが、iPodのヒットで俄然元気になった。自動車の世界でもそうなのだが、一発のヒットで会社の経営状態がまるっきり変わってしまうほどの事は実際にあるわけだ。今の話題はiPhoneだろうか。昨年だったか孫さんがこれに興味を示し、でもGSMモデルオンリーと言うことでiPodの抱き合わせ販売でお茶を濁す結果になった。そして今度はドコモがこれを売りたいと言い出す。アップルとしては携帯電話市場では極めて珍しい、ロイヤリティを取りたいという。普通だったらドコモ様お願いしますウチの携帯電話を売ってくださいという所だが、アップル的には「売らせてやるから(通信・通話料収入の中から)ロイヤリティをよこせとやる訳だ。

◆ 何という自信なのか。バブルの頃に、NSXなどにプレミアム価格が付いたようなもので「高値で買ってくれるなら売ってやっても良いよ」的な商売である。日本の各携帯電話メーカがコストダウンに喘ぎ多品種少量販売でスケールメリットが出しにくくなり、更に割賦販売などの導入が各社で行われれば買い換えまでの期間が長くなって端末が売れなくなり、しかし常に新商品を出して行かなければ負けてしまうと言った苦しい状況なのに、だ。もしも実際にこのようなロイヤリティ付きの商売が成功したとしたら、それは日本の携帯電話市場にとっても携帯電話メーカにとっても新しい道を切り開くきっかけになるのかも知れない。

◆ しかし米国人気とは裏腹に、そう、丁度ドコモのモトローラモデルのような販売低迷に陥ったらアップルの自信はもろくも崩れ去ることだろう。幸いにしてiPodは日本でも成功を収めているから、全く売れないと言うことはないと思う。あとはアップル側が日本の携帯電話ユーザに好まれるようなマンマシンインタフェースを用意できるのか?或いは(現時点でも米国では評価の高い)iPhoneのマンマシンインタフェースを日本人に定着させる事が出来るのかが勝負になるのかも知れない。
ドコモ的にもiPhoneが欲しいためにドコモに加入する人が増えればロイヤリティを払ったとしても得になる可能性は充分にある。ドコモやauは料金値下げ余力が残されているわけで、その部分を削りさえすれば何とかなる。

◆ では孫さんは指をくわえてみているのだろうか?まさかそんな事は無いだろう。元々iPhoneが欲しかった孫さんの事だしドコモには負けたくないという思いも強いはず。こうして両社がiPhoneを取り合えばアップルにとって商売はやりやすくなる。
私自身はiPhoneには余り興味はないし、日本メーカの事だからiPhoneがヒットすれば似たような製品を出すに違いないのだ。中国のようにそっくりそのままコピーと言う事は無いだろうが果たして。いずれにしても話題性という点では面白いと思うし、業界の活性化が行われれば様々なメリットが生まれるはずである。



秋冬モデル(7/18)
◆ ファッション業界じゃないんだから、春先から秋冬モデルの話ですかと言いたくなるようなドコモの905iや906iに関する期待度リークは同社の焦りなのかも知れない。905iに関しては904iが発売される以前から、GSMとワンセグを標準搭載すると発表した。もちろん標準搭載であってもそれを積まない機種もあることだろうが、今やワンセグレシーバは7mm角くらいで出来ているわけだしSDカードサイズに実装できるほどの小型化と低コスト化が実現している。とは言っても携帯電話にとって7mm角は小さな部品ではない。おそらく905i用には更に小型のモジュールが搭載されることだろう。モジュールの小型化は進んでもアンテナの小型化は進まない。PMCは内蔵アンテナと外部アンテナを使用して感度を稼いでいるが、果たして905iはどうなるのか。700MHz帯という波長の長いバンドで高効率な内蔵アンテナを用意するのは難しい。それこそ液晶側の内面に線を這わせる(ようなパターンを作る)などの工夫を持ってしてもロッドアンテナには叶わない状態なのである。

◆ GSM入りに関しても、年々小型化される無線部とは言っても体積がゼロな訳ではない。ロジック部に関してはW-CDMAとGSMのデュアルモードサポートのチップを作ったから良いが無線部の部品やフィルタなどは体積と重さを食ってしまう。確かに3Gローミングできる地域は限られているし米国は絶望的だからGSM入りの方がそのまま海外で使えて便利だしローミング代と称した高額課金も出来るので事業者的にはメリットがある。あって邪魔なものでもないのだが、小型軽量化に相反する訳なのでそれを求めない人から見れば邪魔なものに違いはない。私は海外に行くときにはソニエリのGSM機を持っていく。持って邪魔になるほどの大きさでも重さでもないストレート移動機だが、まあFOMAがGSM対応でこれが不要ならば多少は便利な感じはする。ただしSIMロック付きなので現地のSIMを入れて使うわけにはいかないところが不便だとは思う。

◆ GSMも入れてワンセグも入れてGPSも入れて、更にBlueToothも入れてなのだから開発メーカも大変だ。N904iが電池容量を削って小型軽量化を果たした話は以前に書いたが、もはや電池は一番大きな部品であるのだから他の機能のためにそこに目を付けられるのは仕方がないのかも。と言って小型軽量化最優先のSH702iDはFOMA最小最軽量を謳ったものの余りの電池持ちの悪さにクレームが殺到したなんて話もあった。シャープ製は特に電池の持ちが悪いのに、そこに容量の小さな電池を持ってきたのだから仕方ないと言えば仕方がない話だ。N703iμは薄型化をしても電池容量は確保したというのはこの辺りの状況を見ていたからではないのだろうか。

◆ auの冬モデルは未だ余り情報が得られていないが、従来から発売を前提に開発が進められていると言われていたINFOBARのWIN版は夏モデルとして発売か?などとの噂も一部で流れていたようだが、これは今年の秋〜冬に発売される模様だ。ストレート端末派、デザイン端末派には見逃せないモデルとなるはず。ワンセグなどのアクセサリ機能?は付かないがコンセプトモデルに近い形で登場するはずだ。これまで不評だった液晶の大きさや解像度も現代風となり、INFOBARから始まったと言っても過言ではない四角いデザインもINFOBAR2では柔らかな丸みを帯びたものに変更されている。



バグ問題(7/17)
◆ 携帯電話のバグ問題は相変わらずという感じがする。
N902iXでも特定のサイトを見ると電源が落ちるバグがあり、ドコモショップに報告するも「悪意を持ったサイトを閲覧するとそう言うこともあります」と訳の分からない回答をしてくれた。ドコモに言わせると、おそらく悪意を持ってウイルスをまき散らすようなサイトがあったとすると、そこを見に行ったヤツが悪いと言うことなのだろう。セキュリティホールを造った自分たちに罪はなく、そのセキュリティホールめがけて悪事を働くヤツが悪いという話だ。
もっともN902iXバグ問題に関しては複数サイトで問題が起きたこともあり、また2006年12月製増分ではそのバグが修正されていた件もあってドコモではその後ソフトウエアアップデートを実行した。

◆ バグ問題で大騒ぎになったのは2001年のSO503i問題だろうか。この移動機は実に多彩なバグを満載していて通常の通話すらマトモに出来ないような機種だった。それに加えてiアプリ経由で内部データが流出するというセキュリティホールまであったのだから驚かされる。これに関しても当初ドコモは「そのような事実は確認できない」としていたものの、マスコミなどにその真相が徐々に暴かれることになる。
ドコモはこのセキュリティホールに関して知っており、CPに対してセキュリティホールを突くようなソフトは作らないようにと指示していたことが明るみに出たのだ。それでもドコモはセキュリティホールを認めず「特定の動作をさせると端末が不安定になる仕様がある」と開き直った。が、結局は42万台の無料交換と回収に向けて動かざるを得なくなった。
実はその後も機能の不具合は多岐にわたるものの、大事になった件を除いては知らんぷりを決め込んだのである。

◆ 確かにバグを作ったのはSONYの問題なのだが、発売初期からその事実を知っていて隠したドコモの罪は軽くはないと思う。バグの発生はある程度仕方がない部分も認めるのだが、その後の対応が重要だと思う。最近ではSO903iTVで内部データが消えてしまうバグが発覚し、SH903iTVではワンセグ録画機能に問題がある事が発覚した。確かにauにしても同じような傾向がないとは言えないのだが、移動体通信事業経験が浅い分だけピュア?なのかなと思ってみたり。
auでのトラブルと言えば水没があったなぁ。故障してauショップに持っていったら水濡れシールが反応していないにもかかわらず内部に腐食痕があるとのことで修理不能と言われた。同じようなケースは知人でもあって、購入後1週間程度で不具合が起きたためauショップに持っていったら内部腐食が原因で、それは汗や水分が混入したのではないかと言われたそうだ。当人は水に濡らした覚えもないために初期不良ではないのかと言ったが、内部が錆びている写真を見せられて納得せざるを得なかったのだとか。auショップでは全損扱いで修理不能を言い渡され、その方は仕方なく他の機種を買ったそうだが「二度と京セラの端末は買わない」と怒っていた。私の場合は日立製だったのでメーカによる差ではないと思うのだが…



3億ダウンロード(7/16)
◆ 携帯電話向けにアップロードされている違法な音楽データのダウンロード数は年間3億ファイルにもなるのだそうだ。JASRACなども一時期はPC向けのサイト取り締まりに躍起になった時期があり、MIDIであれ何であれ片っ端から取り締まっていった。しかし携帯電話向けとなると取り締まりも難しいのか、ちょっと捜せばそれら音楽データをダウンロードできるサイトはいくらでもある。サイト運営者は、音楽データを無料でダウンロードさせて何が面白いのかと言われるが、偽リンクや騙しリンクなどを使って広告サイトに誘導することで利益を上げている場合が殆どだ。こうしたサイトが多いので、どれが音楽データなのか騙しリンクなのか解らずに、アクセスした人は片っ端からクリックしていく。

◆ 音楽データを自分でアップロードするわけではなく、データ添付可能な掲示板だけを提供しているサイトもある。言ってみればYouTubeみたいなもので、エンコード好きな人?がそこにデータをアップするという具合だ。同じ音楽でもエンコードやエフェクトに違いで○○さんのデータは音が良いとか何とかと言われれば、アップロードする人も気分が良くなってどんどんデータを作る。このような掲示板の提供者が捕まった例もあるが、実際に取り締まるのは難しいのではないのだろうか。サイト運営者の方も定期的にURLを変えるなどの対策は採るだろうし捕まえる側にしてもPCからのアクセスが拒否されている場合には証拠を掴みにくいと思う。もちろん携帯電話事業者自身が取り締まるとか取り締まりに協力すれば話は別だと思うが、セキュリティに関する面もあって難しいと言わざるを得ない。

◆ RIAJは違法な音楽データをダウンロードしないようにと呼びかけるサイトをオープンさせたが、一体どれほどの人がこれを見るのか?そして違法データのダウンロードをやめるのかは疑問である。中国のコピー問題は大きく取り上げられるが、日本人だって負けず劣らずのコピー好きだ。ただし中国と違っておおっぴらにそれを行わずに地下に潜っているところに違いがあるのだ。
これら違法なダウンロードサイトを取り締まることは不可能ではないはずだが手間がかかる。RIAJでは健全な市場形成が阻害されているとは言うものの、実際にそれらサイトを告発するのかというとそうでもないようだ。結局の所手間がかかるとか、取り締まりに要する金額が被害額より大きくなってしまうとかの理由もあるのだろう。

◆ 違法ダウンロード賛成派?に言わせると、所詮圧縮データで音も良くはないのだから、これをダウンロードして気に入ったらCDを買ってくれるはずだと言うのだが、これにも少し無理があると思う。最近ではファイルサイズ10Mバイト程度まではダウンロードできるわけで、3〜4分くらいの曲ならそこそこの品質になるのではないだろうか。



IMT-Advance(7/15)
◆ 見えてきた4G、IMT-Advanceに関してである。おそらく今後数年内にも実証実験が始まると見られているIMT-Advanceだが、基本技術はLTEを基本としている。
LTEにしても、W-CDMAからコネクションシーケンスなどを大幅に簡略化してそれによる遅延時間を最小とするほか、様々な面での遅延低減策が盛り込まれている。ドコモ曰く「W-CDMAはデラックスすぎた」そうで、どうしてもコネクションに時間がかかってしまう。大容量データを送受信する場合には接続のオーバヘッドは無視できるが、小さなデータを散発的に送受信しようとするとトータルスループットの足を引っ張ることにもなってしまう。ピーク速度を求めるのみではなく、この辺りのチューニングも仕様段階で行っていかなければ充分なパフォーマンスは得られない。おそらくこの辺りはLTEで実証され商用サービスが行われる訳で、IMT-AdvanceにしてもLTEを考慮し或いは参考にしながら決められていくのではないだろうか。LTEに関してはW-CDMAの拡張系ではあるけれど、そのシーケンスや伝送方式などは別物と言っていいくらい変わるわけだ。

◆ IMT-Advanceに積極的なのは日本、韓国、中国のアジア勢だ。特に日本はW-CDMA以降も規格制定の中枢で居たいとする意識が強く、様々な実験やシミュレーションを行っている。例えば既存方式やWiMAXとの高速ハンドオーバに対する考察であり、例えば干渉モデルや電波伝搬チャネルモデルの検討である。MIMO等に関しても4GHzあたりが割り当てられれば移動機の中に相関の低い何本かのアンテナを搭載することが可能かも知れないが、1GHz以下ではまず無理だと思う。おそらくはLTEと同じくカバレッジ用に2GHz以下が使われ、パフォーマンス用としてはそれ以上の周波数を使っていくことになるだろう。こうなるとサービスエリアの拡大が問題になることは明らかで、現状より多くの基地局の設置が必須となる。事業者はますます設備投資に金がかかるようになるが、それをどうやって回収するのだろうか。ちなみに私が関係している所はマーケティング以外なので実運用に際することは全く解らない。

◆ 技術的にはOFDM化による無線無消費電力をどうするかとか膨大な計算量になるMIMOをどうするかという問題になる。消費電力に関してはLSIの微細化がある程度解決してくれるとは言っても、送信部のPAの効率問題はなかなか解決できない難しい部分だ。このためLTEや次世代PHSでは上りをシングルキャリアとすることでPAPRを低くしようとしている。パフォーマンスその他を考えた場合は上りもマルチキャリアにしたい所ではあるが、移動機の場合は電力ソースが有限なので効率の余り低い方式は採用できない。基地局などではDPD(PAでの歪み分を逆方向に予め歪ませておく技術)が使われたりするが、移動機では(現時点では)難しいと思う。ただ世界で数億或いは数十億の加入者が使い始めるとなると、そのマーケットが大きいが故に研究が進むのがこの世界の常でもある。それより問題は、世界統一規格になるかどうかかも知れないけどね。



年金(7/14)
◆ なんだかなぁという感じの年金問題、3千件ほどを40人でチェックするのに1ヶ月くらいかかったんだったっけ。この調子で5千万だか6千万件をチェックするには相当な年数が必要だろう。社会保険庁の電話受付も素人アルバイトだと言うから、年金データチェック要員を沢山雇用したらニート対策になるかも。ただしそれにかかる費用は税金から出るわけで、とことん無駄金を使いたがるのが社会保険庁と言うことか。で、今度は新しいシステムを構築するなんて話しも出てきている。システム変更で現時点のデータ不整合を更に解りにくくする気満々なのか、それとも国民背番号制に向けた第一歩ととらえているのか。

◆ 国民に番号を振るのは管理がしやすいと思う。その番号だけでの一元管理ならば、それこそ犯罪の管理から年金まで生年月日や氏名によらない管理が出来る。国民の動きを正確に把握したい政府としては、番号を振りたいだろうなぁ、各個人に。ま、その番号がどの程度正確に振られるのかという問題もあって、無戸籍問題などがクリアされるのならば良いとは思うのだが総合的に見るとどうなのだろう。確かに生年月日と氏名だけで管理するには限界がある。
同姓同名で誕生日も同じ人がいるかも知れないし、それに加えて年金番号振り間違いがあったらデータはゴミ同然だ。

◆ 知人が引っ越しをした。引っ越しを終えて転入出の手続きを終え、銀行その他の登録住所も変更しないといけないなぁと思っていた矢先にDMが来たそうだ。
サラ金やマンション屋や株屋からDMが来る。住所は区役所に教えただけなのにこれである。DM業者は役所でデータを調べてDMを送りまくる。こうした業者が容易に国民に振られた番号を調べることが出来て、それを元にその内容を紹介できるとしたら恐ろしいと思う。役所にしてみればそんなのはDM屋の勝手みたいな感じで気にしないかも知れない。今や民間企業では個人情報保護に関する法律に基づいた管理が行われているわけだが、では役所はどうなのか。なぜ住民データがDM業者に閲覧できるのか。何とも不思議だ。

◆ 社会保険庁は1日辺り1万キーストロークしか許さないのだとか。ローマ字打ちだと5千文字以下な訳で、F&Fのこの雑記が1.4千文字程度だからこれと同様な文章を3本書いたら一日分のキーストロークを使い切ってしまう話になる。社会保険庁にプログラムを書かせたら遅いんだろうな〜 って話ではなく、役所なんてそんな所だと言うことだ。Windowsの画面の右下辺りにキーストロークカウンタか何かがあって、それが1万を超えると文字が赤くなったりして、あなたは今日のパソコン操作は終わりですとか出たりしてね。あとはお茶を飲むなり、マッサージチェアでくつろぐなりして終業時間を待つ。いやいや、余計なキーストロークで手当が貰えるかも知れないな。何でもかんでも手当を出すという役所のことだから、そのくらいの事はやるかも。だとするとかな打ちは損だと言うことでローマ字打ちの練習をして、練習で1万ストローク使い切っちゃったから仕事は出来ないな、みたいな。



綺麗に見せる(7/13)
◆ 携帯電話の液晶解像度、QVGAとVGAを見比べれば違いが分かるがそうでなければ解らない場合もある。
それよりも重要なのは見せ方ではないかと、N904iとSH904iをいじっていて思った。N904iはVGA解像度なのだがiモードブラウザのフォントは荒く見栄えが悪い。通常のメニューにしても表示項目が多く、その割に精細なフォントではないのでいわゆるNEC的なごく普通の見え方なのだ。対するシャープの方は比較的綺麗なフォントとその大きさの最適化など、見せる技術が優れていると思う。確かにその為にデータ量が多くなって動作が鈍重かも知れないのだが、見た目を考えるとシャープの方が一枚上手だと言える。この辺りが家電メーカと非家電メーカの違いなのかも知れない。

◆ 汎用マルチタスクOSを使用していないSBM向けのシャープVGA機はさほど動作が遅くない。対するドコモ向けはSymbianを使うこともあってVGA解像度でさえ満足な速度が出ていない。ソフトウエアのチューニングやCPUパワーの向上が得られればVGA解像度に出来るのかも知れないが現状では苦しいだろう。
NECにしてもFlashのメニューを使うと動作が遅く感じられるし、iモードブラウザは前述の通りの16Dotフォントみたいな汚い字のままだ。これもスクロール速度などへのインパクトを考えてのことかも知れないがiモードブラウザ機能の一部を使うメッセージフリーやメッセージリクエストの画面も汚いフォントのままというのが情けない。

◆ 同じQVGA同士で比較してもシャープ製よりNEC製の方が1画面あたりの情報量は多いと思う。沢山の情報を表示させたいとか、表示エリアの外に電池やアンテナなどのアイコンを持ってくるために液晶のドット数を増やすというのはNECの手法であり考え方だ。シャープの方は機能だ情報量だというより、まずは見栄えでしょうと言うところからスタートしているのではないのだろうか。情報量だ何だと言ったって、それが見にくかったら何にもならないという考え方。
いやいや、多少見にくくても多くの情報を高速に表示した方が良いでしょ?みたいなNECとは根本が違う。

◆ シャープがドコモ移動機の中でもシェアを拡大してきた背景には、この辺りの考え方がドコモユーザの中でも新鮮に映ったのではあるまいか。家電屋としてのユーザインタフェースのあり方みたいな感じで、それはソニエリに関しても同じようなところがあるのだがソニエリ自身がドコモ向け移動機にフルパワーを注いでいるようには思えない。デザインや外観面ではさすがにソニエリみたいな感じはあるが、ファームに関しては余り目立ったところはない。技術的に見た機能が似たり寄ったりになった現状を見ると、残る部分は外観デザインとマンマシンインタフェースではないのか。そこでシャープや東芝、日立やサンヨーと言った家電屋が家電製品の経験を元にそれらの部分をデザインしたものが好まれるのは当たり前のことかも知れない。



無料(7/12)
◆ 無料だゼロ円だというとSBMの話かと思う方も多いだろうが、今回はドコモの話である。以前に得するメニューに関して書いたのだが、それと同じようなものはiメニューのいろいろな所にあるというお話だ。例えばmusic.jpやiLOVEフルMODEは「今なら無料」とか「ここで登録すれば無料」とバナー広告を出している。そしてこれはiミュージックメニューのトップページから行けるようになっている。ではこの無料とはどんなことなのだろうか。一般的に無料といえば料金がかからないことを示すと思うのだが、この広告をクリックした先を良く見ると「有料登録された方には無料でポイントを差し上げます」らしい。普通に言うとこれは割引であって無料ではない。ではドコモの定義する無料とはいったい何なのか。さっそく151に電話をして聞いてみる事にした。

◆ オペレータに無料とは何を示すのかと聞くと「いわゆる情報料(通信料ではない)がかからない、あるいは情報料を必要とするサイトに登録することなくその情報が得られるものを言います」とのお答えだった。なので当該サイトでは、無料とは有料サービスに加入すると無料のポイントがもらえる仕組みになっていると告げると「それはおかしいですね。確認のうえ対処します」と言われた。(もちろん対処などされていない)どうやらドコモの認識とiLOVEフルMODEの認識も表向きは違っているようなのだ。ではドコモに責任が無いのかというとそんな事は絶対にない。iモードサイトとして公式なポジションに居るサイトであるし、その広告を載せているのは紛れも無くドコモなのだから。この手の商法はmusic.jpやiLOVEフルMODEだけではなくエロサイトや出会い系でも行われていると聞くし、そもそもiLOVEフルMODEの利用規約には会社名すら書かれておらず、単に「当社」となっているだけだ。サイト内を捜してみたが運営者に関する情報は記されていなかった。ページの後ろの方にドメインが書かれている部分があり、それを検索してみるとホームページがあった。
携帯上のページはmusicfull.jpで、ドメイン情報を調べるとこのフォーサイドという会社の運営だと解る。
決算データを見ると売り上げは減少しているようで、なりふり構わず的なのかなと思わないでもない。ちなみに決算短信情報へのリンクはNotFoundにになっているのが悲しさを誘う。

◆ 確かに通話定額にしても、通話料無料と謳いながら定額料が発生したりするわけなので何が無料かなんて良く分からないと言ってしまえばそれまでだ。公式iモードサイトには今のところ騙しリンクが少ないけれど、これが携帯向け一般ページのように騙しリンクばかりで結局は数サイトをループしているだけみたいな感じになってきたら更に使いにくくなる。iモードブラウザの場合は表示領域の問題もあるとは思うが、URLを表示するとかリンク先がリンク元と同じドメインか否かとかをチェックする機能が欲しいところだ。iモードブラウザは使っていて不便なくらいに様々なセキュリティというかCPを守るような仕組みが付けられているのだが、人間の操作誤りを防ぐような仕組みは殆ど無い。
携帯電話のサイトなど「無料着メロ」なんてリンクがあって、そこをクリックしたらランキングサイトだったとかワンクリック詐欺サイトだったなんて事は良くある。



公害訴訟(7/11)
◆ 排気ガス公害訴訟で首都高速道路会社は東京都の要求する額の1/6以下である5億円しか払えませ〜んとしたそうだ。この手の公害訴訟はいくつか起こされているが、根本の原因は国が高公害ディーゼルエンジンを野放しにしていたことに尽きる。ディーゼルエンジン製造各社および自動車各社はディーゼル排ガス規制強化に反対し、同じく運輸業界もこぞって反対した。自民党としては国民の命よりも支持団体のほうがずっと大切なわけだから排ガス規制の強化は見送り、あるいは抜け道を沢山用意したざる法によって見かけの体裁を整えるに留めて来た。その結果として多数の喘息患者などの被害者を生む結果になった。

◆ 東京都はいち早く(関西での訴訟結果を受けての措置か?)独自の排ガス規制を条例化する。これによって東京近郊の空気は相当綺麗になったし、雨の日などに車を走らせると水垢だらけになったのが嘘のように今は汚れが少ない。歩道橋やガードレール、道路標識や信号機の汚れも劇的に少なくなったというから規制強化の効果は絶大だったわけだ。未だに地方からやってきたトラックやバスが黒鉛を吹きながら走っている光景は見かけるが、取り締まりや罰則強化で高公害ディーゼル車を排除していただきたいと思う。そして多くのディーゼル車が都内での販売を行えなくなったのも公害防止に役立ったと思う。三菱のデリカに代表されるワンボックスやトヨタのハイラックスやランドクルーザといったライトトラックも黒煙を吐き出しながら走っていたが、それも今は売れない(売ることが出来ない)車になった。

◆ 東京都に出来てなぜ国に出来ないのかはすごく疑問なのだけれど、実のところ自民党の強い千葉県では東京都並みの規制を行うことに議会が反対してもめたくらいだ。郵政民営化の話ではないが、圧力団体こそ命であるという考え方を変えさせなければ古い考えの自民党員もはびこり続けるという見本だ。
首都高速道路会社にしても、5億円しか払えませんで済まそうとしているところがすごいと思う。たぶんそれ以上に金を払ったら道路通行料の値上げをしますよと言い出すのではないだろうか。それでなくても来年度から(かな?)は通行料金を距離で分けるシステムになり実質値上げになるといわれている。これまでにも一律料金ではなく距離性がいいのではないかとの議論は何度もされたのだが、首都高速側は料金を細分化するのは面倒だとしてこれを断り続けてきた。しかしETCの普及によって様々な料金体系を検討できるに至り、短距離の通行車の料金を下げることも可能になった。
ら、短距離は下げるけど長距離は上げますよみたいな最初の頃とは違った議論になってくるところがいかにも役所チックなのである。

◆ 首都高速道路会社は今でも相当な無駄金を使っていると思う。それは道路公団時代からあまり変わらず、何しろ経費の10%節約を目標にしたら10%以上節約できるにもかかわらず「10%節約しろといわれているからそれ以上はやらない」と、堂々とマスコミに言うくらいぶっ壊れた組織なのだ。民営化といったって中身が変わらなければ何もならないわけだし、道路族としては中身は替えたくないのだから変わらない。結局損をするのは国民であり、喘息患者であり、公害で命を落としていった人々なのだ。



LTE(7/10)
◆ 3.9Gとも呼ばれていたW-CDMAの拡張?規格であるLTEだが、これは伝送方式にOFDMAを使用したもので、MIMOとあわせてより高速な伝送を目指したものである。すでに実験やシミュレーションなども行われているのだが、基地局からの距離が比較的短い(数百メートル前後)ではピーク速度326Mbps(4×4MIMO)の伝送速度が20MHz帯域で得られる。占有帯域幅は現状のバンドプランやより狭い1.4MHz帯域幅でも利用できるように規格が作られている。LTE実現に向けてのタイムスケジュールも公表されていて、2010年末には最初の仕様がリリースされる見込みだ。OFDMAと現行のW-CDMAは変調方式が違うために同じ周波数帯を使うことが出来ず、おそらく割り当てられた2GHz帯の一部をOFDMA用に分割使用するのではないかと思う。

◆ cdma2000勢もほぼ同一の方式による高度化を目論んでいて、こちらは具体的なシミュレーション結果等は公表されていないが20MHz帯域によって500Mbpsを目指しているという。W-CDMAの場合には元々が5MHz帯域幅でバンドを使用していたので転用などが比較的楽だと思うのだが、cdma2000の方はこれまでの比較的狭い帯域から広い帯域への変更となるのでチャレンジ要素が大きくなりそうだ。cdma2000とW-CDMAを比較した場合、後者のほうが圧倒的に支持?事業者数が多いのだが、どちらかに統合されるという見込みは無い。むしろ両方式を有効に生かすために異なる方式間でのハンドオーバに関する仕様が盛り込まれるなどの動きがある。

◆ 次世代といわれる方式に関しても検討が進んでいて、その名称はIMT-Advanceと決められた。これは静止時で1Gbps、移動時でも100Mbpsを超える伝送速度を目指している。周波数帯域に関しても各国間での調整が行われているが、バンド幅自体が数百MHz必要なことから4GHz帯をFDDで使う案が有力である。一方でW-CDMAの方も新たなバンド割り当てなどが検討されていて、人口密度の低い地域向けにセル半径を200km(!)にまで拡張する規格も盛り込まれる。周波数帯に関しては400MHz帯の割り当てなども検討されていて、これを使用すれば(アンテナをどう格納するかという問題はあるものの)人口密度が極めて低いエリアでも低コストでのサービスが可能になるだろう。こうした、低い周波数でエリアカバレッジを確保し、ハイパフォーマンスを求める都市部などではより高い周波数帯を使用するように今後変化していくと思われる。

◆ 最初の規格化からずいぶん時が経ったW-CDMAだが、これを採用する国や事業者やメーカが増えるにしたがって規格には様々な拡張が行われ、最新のリリース7では前述他の通信方式とのハンドオーバなども含めて規格が書かれている。残念ながらIMTでは単一方式による世界共通規格とはならなかったが、次世代方式では再度世界共通を目指すべく検討が進められている。しかし考え方によってはチップセットで複数方式をサポートする事で異なる通信方式はカバーできる場合が多いし、世の中的にはOFDMAの方向に向いていることを考えると物理層だけでもある程度そろえておけば、あとはなんとでもなるのかなと思わないでもない。



メール送信(7/9)
◆ F&Fで行っている情報メールの仕組みは、かなりテキトーに考えたものなのだ。そもそも、そう多くの登録はないだろうと思ったので安易な方法でこれを行っている。ただ、メールアドレスなどはサーバ内に保存してある関係上、外からそのファイルを持っていかれたりする事がないようにはしている。というか、ファイルが細かく別れているので全部を持って行かない限り何の役にも立たないと思う。メールの送信は当初はsendmailで行っていたのだが、配信速度が遅いのでPostfixに変えた。それでもシステムの作り方が悪いので千通の配信に数秒を要している。
Postfixに渡す前に、送信しやすいような並びにしておけばもう少し速くできるとは思うのだが、思っているだけで実行していない。

◆ 登録は自動なのだが、間違ったメールアドレスを登録しても登録だけはされてしまう。間違いで多いのがdocomo→dokomoとか、ne.jpをme.jpやco.jpと間違えたりする事だろうか。こうした間違いでも登録はされるがパスワードは(当たり前だが)送信されない。これらの間違え登録データは10日ほど経つと自動的に消去される仕組みになっている。配信で困るのが転送メールを設定している場合で、その転送先からケータイなどに更に転送している場合はケータイのメールアドレス変更でエラーが起きる。エラーが起きて私の元に配信不能のリターンが帰っては来るが、最初の配信先が解らなかったりして困ることがある。リターンメールと言えば、携帯電話事業者は独自のフォーマットでリターンを帰してくる場合があるのでその処理にも少々悩んだ。vodafoneがSBMになったとき、リターンメールの配信元がvodafoneだったりSBMだったり、内容にも違いがあったりして混乱した。

◆ 携帯電話宛に毎分数万通のメールを送るようなエンジンも売られているが、大量のメール送信では携帯電話事業者側がそれをブロックする場合もあるので難しい。
今年の年末から来年にかけては緊急地震速報の携帯電話向け配信がスタートするような話もある。これにはその時点での新機種が必要になるので携帯電話を買い換えなければならないが、おそらくはマルチキャスト的に情報を送信するのではないかと思う。いくらなんでも5千万人の加入者に一斉にメールを送信したら遅延が増えて緊急事態を知らせられなくなってしまうはずだ。

◆ F&Fでも気象庁の外郭天下り団体から情報を買うようにすればもっと早く情報を送信できる可能性がある。
気象庁が直接データを売ると文句が来るということなのか、有料配信は全て外郭団体が請け負っている。これが安ければまだしも、月間数十万円+イニシャルコストが数百万円といわれると個人で手の出せるものではなくなる。というか、この手の配信は気象庁自ら税金で行うべきではないのか。地方自治体もこうした情報の配信をしているが、自治体が直接行っているところは少なくて殆どは外注任せだ。



エンジンと燃費(7/8)
◆ BENZは長らく使ってきたシングルカム3バルブエンジンを4バルブDOHCへと変えてきている。3バルブ機構の導入は排気温度の確保による触媒の反応を早めるとか言われていたのだが、私自身はコストダウンが最たる理由ではないかと思っている。3バルブにしてもDOHC機構を採用すれば可変バルブタイミング化も出来るわけだが、BENZはそれも行わなかった。2プラグ化も排ガス浄化が目的とされ、位相差点火を行うなどの凝った制御もされていた。このシングルカムエンジン群は同排気量の他社製DOHCエンジンに比較するとピークパワーが低くカタログを飾る効果は余りなかった。SLに搭載されていた5リッターのエンジンでも最大出力は300馬力ちょっとなのだから今時は3.5リッターエンジンでもこの数値は超えられる。もっともトルク自体は排気量にほぼ見合った数値を出していたので、乗りやすさというか実用域でのフィーリングは全然違うが。

◆ この3バルブエンジンは燃費に関してもなかなか立派で、高速走行燃費などを見るとSL500もCSL350も殆ど変わらない。ま、パワーも余り変わらないのだからと言ってしまえばそれまでなのだが、最高出力を欲張らない設計で実用域の燃費を稼いだという感じだろう。
絶対パワーもそうなのだが、パワー感や実用域での燃費も3バルブエンジンと4バルブエンジンではだいぶ違う。同排気量での比較ではないのだが3バルブエンジンの乗ったE320と4バルブエンジンになった後のE350では1〜2割ほど実用燃費に差がある。勿論走り方とか道路事情によって燃費などいかようにも変化するが、ほぼ同じような通勤に使っての燃費差という事だからエンジンの違いによる燃費の差と片付けても良いような気がする。

◆ パワー感に関して、中低速域ではさほど違いが分からないものの、4千回転を超えてからの吹け上がりの良さは当たり前ながら4バルブエンジンが勝っている。ただしこの回転域は常用するようなものでもなく、普通に街中で乗っている分には精々3千回転までタコメータの針を上がれば流れに乗るには充分な感じだ。だったら燃費の良い320の方が良いではないかと思うし、実際の所実用車として考えたら320で良いと思う。が、3.5リッターに関してはパワー競争みたいな流れもあるので仕方ないか。BENZでは直噴で更にパワーを上げたCGIも国内導入するだろう。確かに燃費テストでは現在のポート噴射エンジンよりも良い燃費になってはいるのだが、欧州のレポートなどを見ると実用燃費は変わらないか若干悪いのではないかとしているものもあった。

◆ 最近のアメ車は燃費が悪くないと言われるのも、ピークパワー競争を行わずに低中速回転域でのトルク重視みたいな設計だからではないのだろうか。日本車にしてもピークパワーを20%落として良いよと言われたら燃費が少し良くなるかも知れない。が、やはりカタログ数値は絶対みたいな所があるから、280馬力よりは290馬力を求め、いやいやそれより300馬力だよねと言う風潮がある。
この300馬力を超えるためにホンダのワンボックスカーは排気管の取り回しなどに相当苦労したという。290馬力でも295馬力でもダメで、何としても300馬力を謳いたかったという強い要求に技術陣が応えた形だが、ピークトルク発生回転数が5千回転という所が乗りにくそうだ。



モバイル放送(7/7)
◆ 先日も少し書いたが、TVの空きバンドを利用したディジタル放送に関して、それは丁度2.5GHz帯のバンド獲得の時のような盛り上がり?を見せている。通信で金を稼ぐより放送の方が良いのかなと思った企業が多いのか否かはよく解らないのだが、あのソフトバンクもMediaFLOによるサービス開始に意欲を見せている。同社によればVHF帯の空く2011年まで指をくわえて待っているのではなく、積極的に周波数を取りに行くとしている。ソフトバンク系の周波数や通信方式に関する話は素人じみていて面白いというか奇抜だというかなのだが、MediaFLOに関しても周波数利用効率が高い→設備コストが安い→CATVや衛星放送より投資額が少なくて済む→儲かるという図式で語っていたのだが、何故周波数利用効率と設備コストが同列で語られるのかはよく解らない。決められたバンド幅の中に多くの放送を突っ込めば、放送あたりの帯域幅が小さくなるのは解る。多くの放送を突っ込んで、設備コストを放送数で割れば放送あたりの負担額は小さくはなる。でも元々の設備費用が他の放送方式より高かったら意味ないんじゃないのかな。

◆ ビジネスモデルとしては再放送型コンテンツや地域密着型の広告チラシ配信などに加えてペイ・パー・ビューを考えているらしい。有料放送がなかなか成功しない我が国にあって、果たして移動体で観る有料放送がどこまで金になるのかは興味あるところだ。
またチャネル単位でのMVNOとでも言うのか、地域や時間や期間を限定してチャネルごと売るようなビジネスも考えているらしい。多チャネル時代だからこそ出来るサービスではあるのだが、そんな中で視聴率を確保するのは難しいはず。TVと言えば広告による収益がメインと考えられる訳なのだが、面白いコンテンツがなければ視聴率が上がらず、視聴率が上がらないと広告料収入が充分は言ってこないという悪循環に陥ってしまう。この辺りをどうやって打破していくのか、面白いコンテンツをどこから買ってくるのかが腕の見せ所になるはずだ。

◆ いずれにしても、定額や準定額で通話料が稼げなくなった携帯電話事業の収益率改善をモバイル放送によってプッシュしようとしているわけだから、それなりの収益モデルがなければならない。そしてこれは有線インターネット接続と同様に、接続事業自体で儲ける時代はやがて終焉を迎える事を充分に認識した結果だと思う。逆に言えばソフトバンクとしては携帯電話そのものの事業は儲からないと認識していて、それに付随する様々な事業で儲ける、いわばYBBのADSLみたいにオプションを色々付けたら結局高くなっちゃったみたいな方法を考えているのかも知れない。しかしこれはある意味正しいとも言える。オプションの押し売りやワンクリック課金(SBMならやりそう)は勘弁して欲しいが、回線料の商売ではなく純粋な付加価値部分で金を稼ぎ出す方法が主流になるのは間違いないと思う。



給食費(7/6)
◆ 給食費の未納に関する問題がマスコミなどでも取り上げられている。払えなくて払えない人も中にはいるのだろうが、むしろ払いたくないから払わない人の方が問題なのだという。これは公営住宅の家賃踏み倒しと同じような感じで、取り立てが厳しくないから踏み倒すという人が後を絶たない。給食費に関しても住宅家賃に関しても、本来ならばそれを取り立てる側である自治体職員の未納が目立つというのだからなんだかなぁと言う感じ。
給食費問題だが、義務教育なのに何故給食費を徴収するのかと文句を言う人もいる。確かに教育は義務だろうが給食はどうなのだろう。この点に関して、学校給食も共同生活や食の授業だという人もいるのだがこじつけ臭い気もする。

◆ 給食費は税金のようなもので強制徴収である。給食費を払わない代わりに弁当を持参して良いと言うのならば話は別なのだが、多くの学校は給食を基本としているはずだ。学校給食は非常に安く作られていて、しかも(一応)栄養バランスも考慮されている。
これに関してもコストとの問題があるので栄養バランス重視でメニューを考えると、ある意味ちぐはぐな組み合わせになったりもするが予算が限られているのだから仕方がない。それでも昔に比べれば普通の食事っぽくなったと思う。
給食費未納問題で、自治体によっては給食費の支払いに連帯保証人を付けさせるところもあるそうだ。また未納が続いた場合には給食を停止する(その子供だけ)とした所もあり、確かに金を払っていないのだから給食を食う権利を失うのは当然とはいえ払わないのは親で食えないのが子供だと言うところが悲しい。

◆ 連帯保証人を付けさせると言う所はいかにも自治体的な考えで、自分たちは決して責任を取らないが相手には徹底的に責任を追及するという感じ。おそらく多くの自治体が持っていると思われる裏金のほんの一部を使えば給食費の補填など簡単にできるはず。裏金でなくても、無駄な箱物事業の一角を削るだけで給食費を補って余りあるものになる。給食費を無料にするのか否かは又別の議論にはなるが、少子化対策費と言うことで無料化することだって出来るはずだ。何かというと自治体は赤字だとかなんだとかと言っているが、確か地方税も値上げされたのではなかったかな。奴らにとっては所詮他人の金、勝手に入ってくる税金なので有効にそれを使おうがどうしようが関係ない。つじつまが合っていればいいのと、取れるものはどんどん取って自分らの気に入った用途にそれを使うだけだ。

◆ 横浜市などでも使われているのかいないのか解らないような施設が沢山あって、おそらく相当な金額の維持費をかけて維持だけをしているに過ぎないと思う。学校に関する費用と箱物事業の費用は別だと奴らは言うのだろうが、住民から見れば到底納得できる問題ではなく、そんな無駄遣いや裏金の背景が給食費未納に影響を与えていると思えなくもない。だからといって支払い拒否運動をしようなどという気はさらさら無いのは当然だ。



売り方(7/5)
◆ 携帯電話のインセンティブ販売方式是非論が波紋を呼ぶ中、インセンティブ付きで売れる日までで売ってしまえと思ったのかどうか知らないが価格競争は激しさを増しているように思う。auが最新の機種を新規契約時\0としているのは今や珍しくはないが、一体いくらインセンティブを積み増しているのだろうかと思ってしまう。実際KDDIの決算内容を見ても顧客獲得費用は膨らんでいる。確かにMNPや新規加入を考えた場合、そのイニシャルコストは問題にはなる。例えば家族揃ってauに変わろうとして4台の移動機を買うのに10万円もの出費を強いられるとしたらフトコロに厳しいMNPになってしまう。かといって型遅れの機種が\0では嬉しくないだろう。単に通話が出来てメールが送受信できればいいと思う世代ならともかく、音楽機能などでauに移ろうと思っている人たちにとって端末の機能も重要に違いない。

◆ SBMは割賦販売によって頭金を\0にするスーパーボーナスで売るわけだが、今月初め頃からは更に激しい戦略に出てきた。多少古いモデルとはいえ端末と1年或いは2年分!のホワイトプラン基本料金を無料にすると言うのだ。毎月の基本料金を無料にするとは言っても元々が980円なので1年分にしても1.2万円に満たない。これの他に端末代全額をまかなわなければいけないわけだが、これまでだって(つまり、スーパーボーナス以前)全額インセンティブでカバーするような売り方をしてきたわけだから、それに1.2万円を積み増して年間の基本料金をゼロにしたっておかしくはない。おかしくはないのだが収益モデルがどうなっているのかは気になるところである。もしも2台目需要で持つ人が多いとすれば無料通話範囲内で利用するだろうからARPUは上がらない。そうでなければデータ通信もしてくれるだろうし他社宛の通話も起きるだろうから少しは収益が上がるはずだ。もしもこれでSBMに加入しない人が居たとするならば、料金だけが全てではないと考えるのかSBM同士の通話量がきわめて少ないかだろうが、後者に関してはSBM加入者がどんどん増えればそうとも言えなくなる。エリアに難があろうと屋内で電波が弱かろうと、タダなのだから我慢も出来ようと言うもの。これで加入者が増えなかったら、あとはパケット代も無料にする程度しかやりようがない。或いはキャッシュバック(一部では行っている)で加入するとタダで使えてお金も貰えるという風にしなければいけない話だ。

◆ もしも今年の末頃からインセンティブモデルに制限が加えられるとすると、1年分の販促費用を前倒しで使える可能性がある。そう考えればSBMの無謀とも思えるこの売り方もアリなのか。そしてauの新機種ゼロ円も可能なのかなと思うのだがどうなのだろうか。そんな中にあって新規加入者を余り引き入れられていないドコモは何故他社に習った\0政策を採らないのだろうか。一気に値崩れするのが怖いからなのか。新機種でなければドコモショップは量販店レベルの話として新規加入や機種変更価格ゼロ円はやっている。SBMも完全ゼロ円や一括9,800円(端末代と1年或いは2年分の基本料金を合わせて一括払い9,800円)も最新機種というわけにはいかない。しかしauは最新機種がゼロ円なのである。SBMも凄いがauも凄いと思う。いや、もしかしたらドコモも昨日発表された704iを発売開始当初からゼロ円にするかも。



2〜3割(7/4)
◆ プリウスと他車の燃費を比較する記事を見る機会は多いが、比較的長時間(長距離)でこれを比べたデータがあった。結論から言えば燃費が比較的良いとされるビッツに比較して、プリウスは更に2〜3割平均燃費が良いとのこと。燃費に関しては走り方や環境で大きく変わるはずなので、もっと燃費が良くなったという人もいれば期待したほどではなかったと思う人もいるはず。その平均が2〜3割と言うことなのだ。私から見ればビッツなどに比較すると重量も嵩むし動力伝達効率だって必ずしも良いとは言えないプリウスが2割以上も差を付けたのは立派だと思う。
いくらハイブリッドカーだからと言って、そのエネルギ源はガソリンでありエンジンだ。ミラーサイクルで効率化を狙うにしても限界は存在し、確かに渋滞路などではアイドリングストップとモータによる走行が効いてくるとは思うのだが、高速道路などではコンベンショナルな車とさして違わないはず。その中で他車より良い燃費をたたき出すのだから、ある意味立派だ。

◆ 信号待ちを含む地方の空いた道路だとビッツでも20km/l程度は普通に走る。そこにプリウスを持ってくると30km/l近くまで行くというのだからこれも凄い。定速走行に近い状態で燃費が稼げていると、信号待ちやそこからの加速で燃料を消費する分が目立ってくるのかも知れず、その部分での燃料消費がきわめてゼロに近いプリウスは更に好燃費をたたき出したとも言える。逆に燃費が冴えないのは山道を登るときなどで、パワーが必要なことからエンジンもモータもフルに稼働してバッテリ残量は減っていく。そのまま下りにはいると今度は回生によるバッテリ充電率が高まりすぎて有効な回収が出来ないなど、レアなケースではあるがプリウスが本来の力を発揮することが出来ないシーンなのだ。

◆ メーカごとの販売車両全体の平均燃費の事もあり、欧州でも小型車や低価格車(販売量を稼ぎたいからか?)を発売するメーカが増えている。VWなども一時期は高価格車路線に転じたのかと思ったのだが、今度は低価格車で攻めてくるそうだ。低価格車=軽量小型であり燃費も悪くないはず。ただ燃費が良いだけでは売れにくいこれらの車も、価格が安いとなれば街乗りやお買い物用として売れてくるのだと思う。SBMのケータイが月額3千円だったら2台目需要と言ったってたかが知れているだろうが、これが980円で維持できるからこそ売れるわけだ。しかし端末価格(車両価格)が高いのがネックになる場合もあり、高価格高機能な端末よりもスーパーボーナスでゼロ円になるシンプル端末が売れるという。車も同じように、維持費は安くてもプリウスはイニシャルコストが高い。携帯電話でもフル装備の全部入りじゃなきゃ嫌だという人も勿論居るだろうが、2台目だったら通話さえ出来ればいいと考える人も多いはずだ。
同じように車にしても、一台だけしか所有しないのならばプリウスが候補に挙がっても、セカンドカー需要だと安価な車に目が行くという話も分かるような気がする。



地デジ(7/3)
◆ アナログ放送に比較するとUHF帯を使うと言うこともあって今ひとつ電界強度が上がらない地デジなのだが、カーナビ内蔵型などではアンテナのみの二重化ではなく受信部そのものまで二重化して感度を上げる工夫などが行われている。確かにちゃんと映っているときはノイズもゴーストもなくて綺麗なのだが、電界強度がちょっと弱くなってくると画像は止まって音が出なくなる。東京近郊で地デジを満足に見るには第二東京タワーまで待たなければいけないのかなと思う一瞬だ。
ワンセグの方も似たようなもので、屋内で携帯電話に内蔵されたワンセグTVを見ていると頻繁に音声が途切れる。この分野ではPMC製が感度向上に力を入れているが、それにしたって電波の来ていないところで映るわけもなく都内であっても受信が厳しい状態は起きうる。

◆ 逆に23区からは遠く離れた場所であってもロケーションが良ければ満足にTVを見ることが出来るのは当然の話で、おそらく高尾山や箱根の山に登れば充分な電界強度で地デジやワンセグの電波が届いてくることだろう。PCに接続するUSB型のワンセグチューナも最近は受信感度を売りにしているような感じもする。私もこれは持っているのだが、横浜の室内で内蔵アンテナを使ったワンセグ視聴は全く不可能だった。横浜と言っても広いので東側が開けている土地ならば見ることが出来ると思う。初期の頃のワンセグ機能内蔵携帯電話にしても、横浜駅周辺だとビルの高い階の窓際でないと受信できなかった。そもそもUHF帯を使った広域放送なんて無理があるんじゃないのと思ったものだ。

◆ クアルコムが推進するMediaFLOもディジタル放送なのだが、こちらは積極的に基地局数を多くしながらサービスを行うらしい。しかも米国では数十キロワット級のまさに放送局と同じような基地局を何本も建てるというのだから凄いものだ。米国では700MHz帯を使ったサービスを行い、クアルコムとしては日本でも同周波数帯を利用したいと思っているようだが果たして。携帯電話事業者は特許料をぶんどられているクアルコムに対して余り好感を持っていないと思う。勿論同社のデバイスやチップセットは使うものの、特許料という高い部品も買わされているのだから(価格競争激化の携帯電話市場にあって)辛いところだろう。なのでドコモはワンセグ方式を多少モディファイした形でのモバイル放送を推進したいと思っている。ここでもドコモ対au,SBMの図式が出来そうな感じだ。ちなみにクアルコムは3G端末に内蔵するMediaFLOに限って特許料を徴収しないとも言っている。

◆ そもそもモバイル放送が浸透するのかという問題もあって、現状のワンセグが余り見られていないのはモバイル環境で見やすい番組がないからだとも言われる。
モバイル環境で観やすい番組って一体何だろう?放送と通信の融合だとかシナジーだとか言われるが、それこそスポーツ番組の視聴などリアルタイム性が面白い分野でなければ流行らないような気もする。一時期は若者のTV離れにストップをかけるのはワンセグ機能入りの携帯電話だとまで言われていたのだが、必ずしもワンセグ機能入りケータイが売り上げを伸ばしているわけでもないのが難しいところか。



漏洩(7/2)
◆ 2in1契約で、いわゆる捨てアドレスを確保する事ができた。そこでメールアドレスがなければ登録の出来ないいくつかのサイトにそのメールアドレスで登録してみることにした。この手のサイトは、指定のメールアドレスに空メールを送ることで折り返しダウンロードURLなり登録URLが送られてくる仕組みだ。果たしてメールアドレスは漏洩するのだろうか。さっそく3つのサイトにメールを送ってみた。まずは大手のGyaoで、PCであれば登録は簡単だがケータイの場合はメールを送って登録する仕組み。登録ならばフォームにメールアドレスを入れたって良さそうなものだが、空メール方式である。つぎに同じく動画サイトであるニコニコ動画。そして最後はフルブラウザアプリのサイトスニーカをダウンロードするための空メール。サイトスニーカはダウンロードしてみたが、遅さと不完全さで全く使い物にならないほどひどいものだった。

◆ 登録して少しするとGyaoからメールが来る。ニコニコ動画からもメールが来る。メール配信をディセーブルにする設定があるようなことは書かれているものの、どこでそれを設定するのか良く分からなかった。両サイト共に特に面白いような動画があるわけではなく(つまり、私の求めているものとは違うということ)何本かの動画を見たら飽きてしまった。
登録して1週間ほど経過すると、今度は出会い系サイトからメールが来るようになった。果たしてどのサイトからメールアドレスが流出したのかはわからないが、いくつかのドメインの出会い系サイトからメールが届くようになり、ドメイン指定拒否では間に合わなくなる。ここでメールアドレスを変更してこれらメールが届かないようにしたが、この手のメールアドレスに付加価値を見出すタイプのビジネスモデルでは、少なからず迷惑メールの類が来るということが解った。

◆ セカンドメールアドレスが欲しいとするユーザはアンケートの結果によると7割を超えるという。またセカンド電話番号が欲しいとするユーザも5割に近いというから、この手の怪しげ系登録には皆さん困っているということだろうか。サイトスニーカなどはメールを送れ書いてあるが、ケータイドメイン以外でメールを送っても完全に無視される。だったらホームページにそれを書いておけば良さそうなものなのだが、いったいどんな意図があるというのか。同社は最初は通常の広告によって収益を上げる方法を採っていたのだが、それよりもメールアドレス売り?のほうが儲かると判断したのだと思う。これに関しては様々なサイトで批判などが行われたが、現状のアプリの状態を見る限りメールアドレス売り?作戦は失敗して十分な収益が上がらずアプリの更新も中継サーバや回線の増強も停止状態になったのではないかと思う。フルブラウザアプリでは最大手?のjigとibisが有料サービスを行っているが、やはり無料では難しいということなのだろう。
Gyaoなども無料で動画配信を行っているわけで、収入源は広告だ。携帯電話で動画を見せる場合にも同じような方法が採れるとは思うのだが、それでも更ににメールアドレスが欲しいのだろうか。



交換(7/1)
◆ 先日N904iの不具合?でドコモショップに行ったら新品交換となった。不具合といってもたいしたことは無いというかなんというか、キーの照明の一部分が暗くなっていることに気づいたのである。なので夜間など暗い場所での操作には支障があるが日中や明るい場所の操作は出来るという感じ。でもまぁ一応ドコモショップに行ってみるかと、ドコモショップ近くに行ったついでに寄ってみた。ら、あっけなく交換となったわけだが以前に比較すると移せるデータが増えているというか、結果として全てのデータが移行できたのである。N902iXの時には一部のデータが移行できず、Felicaデータも移行できなかったし携帯電話の設定そのものもデフォルトに戻っていた。

◆ しかし今回は違った。Felicaのデータもそっくり移動出来た(ただし端末IDが変わったためか起動できないものが多かった。)し、メロディやiモーションの類も、iアプリまでコピーできていて驚いたのだが更に携帯電話の設定そのものもそっくり移動できているではないか。もしやこれって手動で設定を変えたのか?と思うほどだ。原理的にはメモリのユーザエリアをそのまま移せば良いと言う話なのだが、これまでは出来なかった(やっていなかった)事だけに少々驚かされた。これならば移動機の交換もさほど手間だとは思わない。唯一Felica関係は再ダウンロードしなければならないが、まあその位は許そうと思う気になるほど他のデータが完璧に移行できている。アプリのスクラッチパッドのデータも移動できていて、ドコモ料金案内アプリなども前日までのデータがちゃんと表示されている。技術的にはメモリコピーなので何と言うことはないが、今まで出来ていなかったことだけにちょっと驚いたというのが正直なところだ。

◆ PDC時代には着メロなどのデータ移行は行え(わ)ずに修理や交換の時にはせっかくダウンロードしたデータを全て失うのが常だった。しかしユーザからの不満爆発事件もあり、ダウンロードしたデータの所有権がユーザにある以上ユーザのせいではない機器の不具合によってそのデータが消失する恐れのある場合は何らかの補償が必要ということになったのだ。こうなると、それまでは移行できませんの一言で済ませていたドコモも手のひらを返すかのごとく方針変換してデータは移せますよとやるのだからユーザを馬鹿にしているというかなんというか。そしてその移行できるデータなども徐々に増えてきて、今では上記のように携帯本体の設定までそっくり移せるようになったわけだ。

◆ もちろんこれはドコモ過失による移動機の故障時のみ出来るものであり、機種変更など加入者任意の事情によるデータ移行は考慮されていない。厳密には外部メモリに書き出せるデータもあるのだが、アプリの仕様やメーカ/モデルの違いによる不具合回避のためもあってか外部書き出し可能ビットを立てていないアプリが多い。着メロなども同様に、着メロ屋に言わせれば「そのモデルに最適化されたデータだから移行はできないようにしている」となるのだが、自分でお金を出して買ったデータを自由に出来ないというのは携帯電話独特の世界なのかなと思う。