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過去の雑記置き場


謹賀新年(1/1)
燃料電池(1/2)
思いこみ(1/3)
日照(1/4)
速度(1/5)
クビになった官僚(1/6)
Yahoo(1/7)
ネコ鍋(1/8)
GPS(1/9)
人間じゃない(1/10)
5万数千局(1/11)
センチュリオン(1/12)
温暖化(1/13)
名前(1/14)
価格(1/15)
ブラウザ(1/16)
松下の場合(1/17)
圏外(1/18)
独立行政法人(1/19)
脳トレ(1/20)
被リンク(1/21)
ポイント(1/22)
家族定額(1/23)
電磁波公害(1/24)
過疎の町(1/25)
気筒休止(1/26)
宿舎(1/27)
サービス悪化(1/28)
GT-R(1/29)
昭和ビジネス(1/30)
バッテリ(1/31)


バッテリ(1/31)
◆ ナノテクノロジーを用いてリチウムイオン電池の容量を劇的に拡大する技術をスタンフォード大学材料科学工学助教授のイー・クイ氏が発見したと報道されたのは暮れも押し迫る頃だったのだが、果たして実用的な技術なのだろうか。これは+極に保持しうるリチウムイオン量をシリコンナノワイヤによって多くすることで容量を稼ごうと言うもの。充電によって物理的体積が大きくなるがシリコンナノワイアはそれでも破壊に至らないと言い、従来電池の10倍にもなる高容量が実現できると言われてもピンと来ないばかりか本当かなぁと思ってしまう。

◆ もしもこれが製品化されれば携帯機器の電池容量不足は一気に解決され、電気自動車は航続距離を10倍に伸ばすことが可能になる。
電気自動車がなかなか市場に出てこないのは多くのバッテリを搭載するとコストと従量が嵩んで現実的な自動車ではなくなってしまうからだ。三菱自動車が電力会社と組んで実用化に向けている電気自動車も、バッテリの進化とモータの効率化などがあってこそと言われている。その為純粋に電池で走る自動車ではなくハイブリッドカーやFCVなどが研究されているのだが、もしも既存の電池容量が一気に10倍にまで高められたら世界が変わるかも知れない。

◆ それこそ深夜電力でチャージすれば1,000Km程度の公称航続距離と、500km程度の実用航続距離が得られる電気自動車が実現できる。充電に多少時間がかかったとしても500km〜1,000kmの航続距離があればさほど不便は感じないと思う。問題は充電コストになるのだが、工業用電力や深夜電力を使えばガソリン代より安くなるのは当然だ。ただし自動車燃料用電気税が加算されたらどうなるか解らない。

◆ ノートPCにしても、最近の小型モデルは数時間の連続使用を可能にしているが、より小さな電池で丸一日フルパワー動作が可能になったりする。携帯電話にしても、同じ電池容量ならばずっと小さな体積でそれが可能になるのだから小型化には大きく寄与するだろう。果たしてナノテクノロジーを使ったリチウムイオン電池はホンモノなのか。
ちなみに本発見が紹介されたNatureNanotechnologyを見ると、ナノテクノロジを使用した半導体製造に関する技術や太陽電池板に関する事も紹介されていたりして面白い。いや、まあ面白いと片付けてしまっては身も蓋もない訳なのだが、イー・クイ氏は電池屋さんを始めるか電池メーカに技術を与えるかして研究したいとも語っているので遠くない将来には電池容量大幅アップのニュースを見ることが出来るかも知れない。

◆ 東芝も基礎技術的研究においてはリチウムイオン量増大による電池容量アップの研究を発表しており、手法は少し違うと思うが理屈的には間違っていないのだろう。エネルギ密度が上がってくると電池自体の危険性も高まると思う。現在の携帯電話用の電池と同サイズで自動車用バッテリにも匹敵するような電力供給が可能になったとしたら、もしも内部或いは外部で短絡が起きたらすさまじい勢いで発熱し、木っ端微塵に吹っ飛びそうだ。



昭和ビジネス(1/30)
◆ 団塊の世代の退職金を狙ったビジネス、その極意?は年寄り扱いしないことなのだとか。例えばクルマにしてもオシャレでスポーティーなものは○なのだが、老人向けを謳うような装備は×という具合。だからといって彼等が老人であることにかわりない訳なので敬老精神による各部の装備や機能は必要とされる。デジカメなどに関しても同じで、ハイスペック一眼レフカメラは○なのだが細かな操作を要求するようなもの、ボタン操作しづらいものは×なのである。
だからといって大きなボタンに大きな文字を印刷したような、いかにも老人向けですよみたいなものは好まれない。いやはや難しい商品を要求される訳なのだが、実はWiiが売れたのはこのあたりの要求を満たしたからではないかといわれている。

◆ 操作は単純で簡単、腕を振り回したりステップを踏んだりするだけでいいにもかかわらず、プレイしている本人はそこそこ運動した気分にもなれるし汗もかく。リアルなテニスコートに足を運んだとしても自分の体力の衰えを再認識するだけなオジサンだったとしても、それがゲーム画面上の体験ならば若かりし頃のプレイを再現できるばかりか体力の衰えを感じる場面も少ないというのだ。この点ではデジカメでも同じかも知れず、松下の一眼レフなどはシーンプログラムなど従来の一眼レフよりもコンパクトデジカメに近いおせっかい機能、いや、便利機能を搭載してきている。手ぶれ補正にしても然りであり多少の手の震えはカバーしてくれるのだから老人向け、いやいや、便利ではないか。

◆ 携帯電話にしても老人向けが売れるのは本当の老人だけであって、シャープがドコモ向けに作ったオッサン仕様はさっぱりだった。誰でもそうかもしれないが団塊の世代は特に高度成長期などにバリバリ仕事をしてきた人たちであって老人視されるのを極度に嫌う傾向があるらしい。
ブランドにこだわりを見せるのもこの世代であり、松下は一流でシャープは三流みたいなきめ付け(米国では確かにシャープのブランド価値は低い)、アウディーよりクラウンにステイタスを感じ、ニコンの一眼レフをカメラバッグに入れて持ち歩くことに魅力を感じる。しかしそのカメラにしても重いものでは負担がかかる。
かと言って老人向けに軽くしましたとでも謳おうものなら一気にマーケットを失う事にもなりかねない。

◆ 日本に続けということでもないのだろうが米国のベリゾン社は高齢者向けに文字を大きく表示する機能やGPS機能を備えた上で防水の携帯電話を発売した。ただし高齢者向けと謳うことは一切せず、若者向けと同等な外観や色を採用してそれを持つことが年寄りの象徴であるような雰囲気を微塵も感じさせないモデルになるという。
お年寄りに手を貸すようなスタイルはだめ、ただし見えないところでは十分すぎるほどの年寄り仕様を盛り込まなければいけないとは同社の弁だ。



GT-R(1/29)
◆ たまに見かけるGT-R、購入した人のホームページなどを見ていると異次元の速さだ等と書いてある。
確かに400馬力を超えた過給器付きのクルマなのでそこそこ速いはず。ただ乗ってると慣れちゃうのも事実な訳で、たぶん何ヶ月か乗り回しているうちにパワーに慣れ、外気温が暖かくなってきた頃にはパワー不足を実感すると思う。ただし首が疲れるという点では慣れないかも知れない。GT-Rから他の、フツーの車に乗り換えると首が楽だ〜と思うはず。加速Gってヤツは首に優しくないのである。しかも過給器付きの場合はトルクがデカいし立ち上がりが急なので余計に首が疲れる。と、GT3オーナも思っているに違いない。こちらはGT-Rよりもっと急激に加速Gが立ち上がるから。

◆ GT-Rの不満は内装が安っぽいところだとか。まあこれは日産車だから多くを求めても無理だと思うし、700万円の多くを動力部品にかけたと思えば良いのではないだろうか。燃費に関しての不満が余りないのは車の性格を知って買った人が多いからだろう。燃費は走り方によるので一概には言えないが、都内近郊で5Km/lあたりだと言うからターボ付きハイパフォーマンスカーとしては妥当だと思う。もちろん高速道路をターボを効かせずにゆっくり?走れば10km/lを超えるかも知れないし、山道を全開で駆け上がったら2〜3km/lしか走らない筈だ。維持費が高いと書かれているページもあったが、オーナ氏は「解っていて買ったのだから仕方ない」と諦めている。この辺りの金のかかり方もスペシャルの一部なのだと考えるほか無いだろう。

◆ カーナビ連動で解除可能な速度リミッタも、そのカーナビの操作で解除できることが暴露されていた。発売前にはGSPの疑似信号発生器か何かで自車位置をサーキット内に持っていけばいいかななどと思っていたのだが、そんな事をする手間もなくナビの操作だけでリミッタ解除が出来るのだとか。
スピードを出すのは簡単で、ただアクセルペダルを踏んづけていれま良い。速度を出すのに必要なのは根性だけである。が、曲がるのと止まるのは大変だ。普段ならば直線にしか見えないような緩いカーブですら、そこを抜けるときにはステアリングを握りしめ、車線をいっぱいに使わなければならなくなる。ブレーキにしても同じで、ABSが効くほどペダルを踏んでつんのめるほどの減速Gを感じているのになかなか止まらない。ま、この辺りは体験しないと解らない部分でもあるので、精々安全な場所で試していただきたい。

◆ レクサスIS-Fもハイパワーカーだが、こちらは大排気量エンジンで速く走ろうという感じ。一般的には過給器付きエンジンより大排気量エンジンの方が(同じ出力なら)燃費が良くなる場合が多いが、LS460の燃費が都内近郊で4km/l程度だという話を聞くとトヨタV8は余り燃費が良くないのかなと思ったりする。排気量あたりのパワーを欲張れば燃費性能は悪くなり、でもカタログ燃費だけは立派な数字が出るようにチューニングするというのが最近のトヨタ車の傾向だ。



サービス悪化(1/28)
◆ クレジットカードやポイントに関しては過去に2度ほど書いた。が、ここに来てポイント付与率が低下するなどサービス悪化も出始めている。掲示板の方で教えていただいたのだが従来はポイント付与対象であった、クレジットカードからのEdyチャージもポイントが付かなくなる。他にも細かなことではあるが100円で1ポイント付いていたものが1,000円で10ポイントに変更されるなどもある。
この場合、例えば1,980円のものを買ったとすると従来は19ポイントが付与されていたのに、それが10ポイントとなる。携帯電話の課金単位が30秒から1分になると実質値上げになるのと同じだ。他にもポイントから品物に変える場合の効率悪化や、ポイントを他社に移す場合の減少率増大などが各クレジットカード会社で行われている。

◆ 確か三菱東京UFJのカードは、ポイント還元ではなくその月の支払金額をダイレクトに1%引くというようなプランも選べたはずだ。詳細について調べてはいないが、ポイントは溜めるよりその場で使ってしまった方がお得な時代になるのかも知れない。と言ってもそのポイントの付与率も問題なわけだから、各カード会社や提携先をよく調べなければお得ではないという面倒さがある。クレジットカード支払いを設定している場合はカードを変えるのもちょっと面倒だ。カード番号変更自体はたいした手間ではないのだが、変更完了までに数ヶ月を要する(Yahooなどは時間がかかる)場合があり、この変更が済むまではカードは解約できないことになっている。つまり自動引き落としを阻止するためにカードを解約してしまう方法が無効になる場合があるわけだ。ただし何が原因で解約できないかはカード会社に問い合わせれば教えてくれる。

◆ デパート系クレジットカード最大のメリットは駐車料金のサービスではないかと思ったりする。都内や近郊では時間あたり800円くらい取られるわけで、提携カードを持っているだけで3時間無料なんて特典が付いていると結構お得な感じになる。買い物などがあって駐車場を利用するときには余りメリットを感じないかも知れないが、欲しいものがなかったとか他の駐車場がいっぱいで仕方なくそこに停めたときなど重宝すると思う。もちろんそのデパートなどのカードを持っていなかったとしても、商品券を買って駐車料金をタダにする事も出来るわけだが、ちょっと回りくどい?かなと思ったり。が、TVに出てくるような自称賢い主婦さんになるとカードで商品券を買ってそれをそのまま売り飛ばしてポイント稼ぎみたいなセコい、いや、賢い?話にもなったりする。

◆ 飲食店や衣料品店のポイントカードも、これが意外に溜まらない。還元率が比較的良いのかなと思うマツキヨポイントカードも還元率からするとそうお得な感じではない。そこからするとヨドバシやビックのポイント還元率は1割を超えるからお得なのだけれど、その分売価が高いのだからなんだかなぁと言う感じ。私はビックのポイントカードは持っていなかった、いや、持ってはいたのだけれど余り使わなかったから常時携帯しておらず、結局そのままになってしまっていた。今はケータイに内蔵しているのでポイントはシッカリ貯めている。あれってポイントを貰わなかったからと言って値引きしてくれるわけではないのでポイントカードを持っていないと1割以上の損になるのだから大きいと思う。



宿舎(1/27)
◆ 公務員住宅や国会議員の宿舎、日本の議員は恵まれている。総務省は携帯電話の通話料金を米国並みにしろと言うが、未だ2G全盛の米国と比較して何か良いことでもあるのだろうか。だったら米国並みのガソリン価格にしていただきたいわけだし、諸外国並みに議員宿舎など廃止していただきたい。電気料金だって米国などよりずっと高い。もちろん信頼性も高いのだが、信頼性を確保しながら価格を下げるというのがスジではないのだろうか。何度か書いているように税金や電気料金や土地代を安くすると携帯電話料金は安くできるはずなのだ。

◆ そんな中で議員宿舎は建設されようとしていて、しかしこれに東京都は反対している。建設側は建物の高さを変更したり間取りを変更したりの案を出してきたが、結局の所建物を建てると言うこととその為に使う40億円強の金額を変えないといういかにも役所的なプランなのだ。ようするに金を使えば良いわけで、それが宿舎であろうが何であろうが役に立とうが立つまいが関係ない。結局宿舎を建てたとしても国民の目が厳しいから議員はそこに住みにくい。それでも良いのである。目的は議員を住まわせることではなく金を使うことなのだから。

◆ 独立行政法人改革も同じようなもので、廃止に対しての反対を行うのが官僚の仕事でその手先になっているのが国会議員だ。なぜ大臣は官僚の手先に成り下がるのかというか、そうせざるを得ないのか。こんな様子を見ていると独立行政法人解体より先に自民党を解体した方が良いのではないかと思ってしまう。まあ、それらを解体したところで散らばったアリのごとくやがて又集まって悪事をはたらくことは目に見えている。

◆ 役人を含む公務員連中に何故自浄作用が働かないのか。民間では内部告発によって様々な悪事が表に出てくるのに、公務員連中はその点の守りが堅いというか徹底している。警察の裏金疑惑を告発した現職警察官は徹底したイジメにあって、それは内部告発を行うとこうなるのだぞとの見せしめのようだった。また告発したとしても告発を受けた側も同じ公務員なのでそこで握りつぶしてしまう。善良な公務員は一体どこに対して告発すればいいと言うのか。公務員に公務員の監査も出来なければ管理も出来ない。

◆ これら問題に対して民営化が効果を発揮するが、全てを民営化するわけにも行かない。なので仕方ないから第二公務員ってのを作ったらどうだろうか。従来型公務員と第二公務員間で競争を起こさせるのである。もちろんそんな既得権を奪うような事が簡単にできるわけがなく、こういった問題に対してだけは一生懸命に働く公務員は徹底抗戦するだろう。この自分たちを守る為のパワーを国民のために使ってくれたら、どんなに国が良くなることか。と言っても解らないんだな、奴らには。



気筒休止(1/26)
◆ エンジンの各シリンダの燃焼をダイナミックに休止するシステムは三菱が最初に実用化したのではなかっただろうか。気筒休止によってエンジン出力を低下させ、その分スロットルバルブを大きく開けることでポンピングロスを減らそうと言うのがこのエンジンの狙いだ。BENZはV8エンジンの気筒休止をホンダのライセンスによって行っていた時期があった。しかし機構が複雑になる割にメリットが少なかったとかで早々にやめてしまった。気筒休止にはその機構の複雑さや信頼性の確保も難しいし、燃焼気筒と休止気筒の温度差や潤滑差による耐久性問題などクリアすべき事が沢山ある。

◆ モデルチェンジしたホンダインスパイアは従来の気筒休止を進化させ、3,4,6気筒切り替え式のエンジンを搭載している。排気量は3.5リッターと大型だがレギュラーガソリン仕様と言うことで余り無理に出力は上げていない。とは言ってもそこはホンダエンジンで、最大トルク発生回転数を5千回転と高めに持っていき280馬力を絞り出すのだから立派なものだ。ただし低速域のトルクは充分ではないかも知れず、そこもホンダらしさと言えばそうなのだが低燃費指向であればもっと低回転の実用域にトルクピークを持ってきた方が良いと思う。最高出力が例え250馬力に下がったとしても、燃費性能と乗りやすさ重視を時代は求めているのではないのだろうか。

◆ 気筒休止は振動や騒音を伴うわけで、それはエンジンの動作バランスが崩れるからだ。この対策としてエンジンマウントにホンダ称するところのアクティブコントロールエンジンマウントを使用すると共に、室内のこもり音を逆位相の音で打ち消す仕掛けも付けた。こもり音対策にはボディー構造やミッションとエンジンの結合部剛性、と言ってもインスパイアはFFだからどうにもならない可能性もあるのだが、それら基本部分で処理すべきだと思う。逆位相方式も効果がないとは言わないが着座位置によっては不自然な音圧?を感じる場合もある。全長5mに近い大型セダンなのだから防音対策もさほど難しくない筈だし、このあたりの真面目さ?も評価されそうな気もするのだがエレクトリカル装備の方が日本人には受けるのかな。

◆ エレクトリカル装備と言えばホンダインテリジェントドライバーサポートシステムとかいう長ったらしい名前の装備も付いてくし、スポーティーなドライビングを約束してくれるという可変ギアレシオのステアリングギアボックスなど、一体どんな購買層をターゲットにしているのかよく解らない面もある。そもそもホンダのセダンは余り売れていないわけで、このインスパイアもベースは北米向けのアコードだ。国内市場のワンボックス離れに対して何らかの手を打っておきたいとの思いは強いだろうが、果たして販売台数は稼げるのだろうか。



過疎の町(1/25)
◆ 大規模住宅開発は高度成長期あたりをピークに影を潜めた。住宅公団問題の時にも書いたように、住宅需要の沈静化などが大規模集合住宅需要を減衰させたわけだ。多摩ニュータウンなどは当初予定されていた全区画の開発が終了しないうちに需要低迷が見え始め、結局未開発な部分を民間に売却したり戸建て建て売りにしたりと方針転換を迫られた。多摩ニュータウンは小高い丘を開発したもので、宮崎アニメの平成狸合戦ぽんぽこの舞台?にもなった所である。ニュータウンには同じような建物が並び、公園が作られ、学校なども併設されている。しかしニュータウンに訪れた高齢化の波は学校さえも廃校に追い込む勢いなのである。

◆ 高齢化と若者人口の減少はニュータウン離れを加速させた。実際多摩ニュータウンは八王子に近い町田の奥の方にあるわけでさほど便利な場所ではない。電車は通っているがニュータウン内に駅があるわけではないし、ショッピングセンタもそこそこの規模のものがあるがニュータウン自体が広いのでショッピングセンターには車で行くような感じになる。確かに総人口は多いものの地元での消費活動が活発化しない為もあってなかなか街が発展しないまま住民数の減少が現実になってしまったのである。

◆ 公団などが行った大規模開発ではなく、民間による開発でも同じようなことが言える。TBSのドラマが火付け役となったと言え荒れる新百合ヶ丘(神奈川県川崎市)あたりの高級住宅街も、バブル崩壊と共に空き家が目立つようになり、空き地が目立つようになり、商店街のシャッタが開くことはなくなり、銀行は支店から出張所に格下げされた上で消えていった。分譲マンションも当時は高い競争倍率だったのに、やがて住民数は減少に転じて管理費収入が減り、管理が滞るようになって更に住民の減少が加速した。それでもやっとの思いでローン契約をした人の中には引っ越したくても引っ越せない事情もあり、ゴーストタウン化しそうなマンション地帯に未だに住んでいる。

◆ チバリーヒルズなんて所もあったっけ。千葉に出来たビバリーヒルズもどきの高級住宅街で、東急系不動産会社の言うことには「すべてに世界水準を誇る邸宅のための街」なのだそうだ。調べてみると未だに分譲されていて、しかしその価格はかなり安くなっているようで1千坪で1億円くらい。ここも管理されていない物件が幽霊屋敷風になっていたり治安が維持できないなどで問題になっていたような気がするのだがどうなのだろうか。都内に家を買おうとすれば数十坪で1億円は行ってしまうような感じなのだが、チバリーヒルズなら同じ価格で1,000坪も買えますよ!とは宣伝していないが安い土地であることは確かだ。

◆ 今後日本の総人口は減少するはずで、そうすると各地で土地が余り始める。都市部やその近郊など便利な場所ならば需要は見込めるのだろうが、通勤などに時間のかかる場所は値が下がるはず。電車などの混雑具合も就業人口減少に伴って緩和されていると言われるわけで、高齢化と過疎化の波は深刻な問題に発展しそうな感じがする。



電磁波公害(1/24)
◆ 携帯電話基地局で健康被害を受けたと訴える人が居る。
不眠や頭痛、吐き気などがあるのだと。しかも近くに基地局が建設されたことによって体調変化が現れたのだから基地局が悪いというのだが、実際の電界分布としては基地局から数百メートル離れた点が最も電界強度が高くなる。しかし健康被害を受けたと訴える人は基地局のアンテナに近い住民に限られるというのが不思議な点である。そもそも電波は距離の2乗(自由空間、2GHz帯で宅地だと3.2乗位か)で弱くなるので、数百メートル離れた場所での最大電界強度でも60dBμ前後ではないかと思う。アンテナの設置高度の低いPHS(こちらはチルトビームにはなっていない)基地局直下でも100dBμ前後だ。ちなみにTV放送波をうまく受信するためには50dBμは必要だと言われているので、携帯電話の電磁波を感じる人はTV放送波の影響を受けていると思われる。

◆ 電磁波公害が全く根拠のない話だと言うつもりはなく、いわゆるアレルギ的に電波や磁力に影響を受ける人がいるとも思われる。どこまで本当なのかは解らないが電磁波アレルギの人は都市部を離れてシールドルームみたいな家での生活を強いられているのだとか。化学薬品アレルギなどでも同じように、大気中に溢れる化学物質に反応してしまい正常な生活を送るのに苦労をするという話だ。しかしこうしたアレルギ体質の人は希だと思われ、結局の所イヤだから反対する、気に入らないから理由をこじつける的な所なのだろう。確かに住宅街にアンテナが建てば景観にも影響するし台風などで倒れたりしないだろうかと不安にもなる。住民的には携帯電話は使いたいが自分の家の近くにアンテナが立つのはイヤだと言う訳だ。

◆ それを素直に言えばいいものを、健康被害でも訴えないと事業者にしろ何にしろ話を聞いてくれないとばかりに無理矢理こじつけるところが何とも非科学的な感じがする。繰り返し書いておくが、電磁波アレルギ的な体質の方だと何らかの電磁波なりに影響を受けるかも知れないし、アンテナを見ただけで(それが嫌いだから)気分が悪くなると言う人もいるとは思う。事業者はこの辺りの住民説明や理解を徹底すべきであって、何が何でもそこに建てる的な態度では受け入れられない。都市部では反対運動など滅多に起きないというか、そもそも携帯電話基地局のアンテナは沢山建っているので問題にすること自体ナンセンスだ。この手の反対運動は地方などで起きるケースが多く、エリア確保を行おうとする事業者、携帯電話を安定して使いたいという住民に対する反対派という対立が起きる。

◆ 昨年12月には住民ら10人が反対運動を起こしたとしてドコモ基地局の撤去が決まった。この記事の中で「調停に参加した住民の山路須美子さん(64)は『ようやく少し安心して暮らせるようになる』と話した。」と記されているが、もしもご家族に携帯電話ユーザが居たら反対運動に至っただろうか。或いは自分がドコモのケータイを持っていたらどうだっただろう。ちなみに一部のTVでは反対派がSBMケータイを使っているところを放送していた。SBM、やるな。
この調停でドコモは健康被害に関して認めていない。しかし様々な反対運動が起こる中、本当に被害者が電磁波アレルギやその類ではないのか?携帯電話基地局の電波による人体への影響があるのか無いのか、せっかく?被害を訴える人がそこにいるのだから医学的な検証を行った上での問題解決をしたら良いと思う。



家族定額(1/23)
◆ auが家族定額を始めるなどという噂もあったが、家族定額は意外に帯域に対するインパクトが少ないのかも知れない。vodafone時代でもLOVE定額に対して家族定額はネットワーク負荷増大が少なかったという話だし、知人も家族間の通話なんてそうは多くないと言っていた。もしも今auが家族定額を始めたとしても、そもそも家族間を定額で思う存分使いたい人は既にSBMに移っていると思うのでコストインパクトも少ないのではないだろうか。これが同事業者間の準定額ともなると加入者数がSBMの1.5倍にもなるauには厳しい事態だろうしドコモにとっては更に厳しい話になる。しかし何度か書いているようにいずれは定額の波が押し寄せることになるだろう。

◆ 810Tをスパボ一括で買ったとき、SBMコーナには家族連れや恋人同士と思われる人が集まっていた。店員さんに聞いてみると、スパボ一括で買っていく人の8割は複数台の購入だと言うのだから凄い。メインのケータイは別に持っている人が定額用として買っていくのだという。なのでスーパーボーナスの仕組みも、無料時間帯の事もよく理解している人が多いですよと言うのが店員さんの弁である。ではMNPなどで移ってくる人はどうなのですかと聞いてみると、そもそもコストメリットを考えてSBMに移る人が多いのでMNP代を払わずに番号を捨ててくる人が多いと思いますとの事だった。では実際にSBMで安くなるのかに関して、SBM以外との通話が多いのならばホワイトプランを勧めないけれど、ホワイトプランでないと準定額にならないのでSBM自体のメリットが受けられない感じになり契約を躊躇う人が多いそうだ。

◆ 人間なんて欲張りなもので、家族定額や準定額も使いたくて、それでいて他社宛無料通話や通話単価も安いのが欲しいなんて話になる。だとするとvodafone時代の家族定額オプションは的を外していなかったようにも思うのだが加入者増にはつながらなかった。しかし今はSBMの準定額、WILLCOMの完全定額などが浸透してきている訳で、実際に使うか使わないかよりも家族定額という4文字が与える宣伝効果の方が大きいようにも思える。auは誰でも割などをいち早く開始して、家族はドコモだけれど自分はauだぞ、それでも安いんだぞと売り込んできた感じはする。対するドコモの方は何とか家族ごと囲い込みたいと、ドコモダケに家族やジジババを作って頑張ってみた。とすると、家族定額をやりたいのはむしろドコモの方なのではないのか。家族定額が最近はすっかり落ち目になったドコモダケファミリーに椎茸菌じゃなくてドコモダケ菌を吹かせる良い機会かも知れない。

◆ 実は定額或いは準定額を開始すると長電話をする可能性が増えて、キャッチホンや割り込み通話のオプションが売れるメリットもある。ただ、例えば家族定額オプション料金が525円だとして、キャッチホンなり留守番電話のそれが315円だとすると合わせた金額でSBMをもう一台持った方がお得とも言える。これは2台持ち歩くのが不便か?2台を独立して使えた方が便利かの判断のみなのだが、私個人的には出来れば1台で全てをカバーしたい思いはある。



ポイント(1/22)
◆ ポイント制は顧客を縛るのに効果を発揮する。大手家電店などや最近ではコンビニでもポイントカードなどを導入している。クレジットカードなどもその例でだいたい利用額の1%がポイントとして還元される仕組みだ。だったら最初から値引きしても良い話なのだが、それではリピータが来なくなってしまう。高額商品を買う際に、ポイントが付かない車のディーラなどでクレジットカードが使えるとかなりお得な感じがする。結局ポイントを溜めるため、ポイントを分散させないために同じカードや同じ店に行くことになり、これは単純な値引きよりも大きいメリットがある。

◆ ドコモは来年度からポイント制度を見直す。KDDIも同様に継続利用者優遇策を採るが、ポイント制度に関してはKDDIの方が良いのかなと思わないでもない。ドコモの場合、従来は毎月の支払金額に応じて累進的にポイントが貯まりやすくなるようなシステムだった。それが来年度からは利用金額が低くても継続利用年数が長ければポイント付与率がアップするシステムになる。具体的には、例えば私は月額7千円くらいの携帯電話利用料なのでポイント付与率ランクは一番下だ。これだと還元率は2%でしかない。しかし来年度からは還元率が5%にアップする。しかし、元々高額利用者で還元率が5%の人、或いは瞬間的に利用金額が増えて還元率が上がった人で更に継続利用期間が長い人は一旦上がった還元率が保持されるのでその後利用金額が減ってもポイント付与率は最大のまま固定される。すると来年度からの新囲い込み作戦は効果を失ってしまう。

◆ KDDIの方は継続利用期間に応じてボーナスポイントが付与されるので、元々高額利用の人ならばこちらの方が直接的メリットと感じるかも知れない。
ドコモで還元率を最大にするには年間約25万円超の料金を支払っている必要があり、この場合は5%還元なので年間1.5万円分のポイントが貯まる。
KDDIだと基本的に2%なので6千円+年間36万円以上(月間3万円以上)では利用金額加算ポイントが3,600円+継続利用(10年超)ボーナスが1,000ポイントなので合計は1万600円分だ。トータルの還元率で行けばドコモの方が上だが、継続利用者に対する特別性という意味ではKDDIの方が納得できるのではないだろうか。

◆ ちなみにドコモの場合はドコモ(NTT)系のクレジットカードを一定条件下で作ると還元率が最大値にアップする。継続利用年数が長い人の場合は、その時点でカードを解約したとしても1ランクしか還元率が下がらなかったと思う。なので、余計に継続利用者に対するサービスという面で見劣りするように思うのだが如何だろうか。ちなみにドコモも(たぶんKDDIも)系列クレジットカードで電話代を支払えば更にクレジットカード分の1%がポイント加算されるので、ドコモの場合だと実質6%の割引が得られることになる。ソフトバンクにポイント制度が存在するか否かは解らないが、クレジットカードで支払いが出来るとすれば1%は実質還元されると思う。モバ研ではポイントによる囲い込みもダメよと言っていたはずなのだが、果たして今後はどうなるのだろう。



被リンク(1/21)
◆ 昨年blogの方でも紹介したのだが、特定のサイトがどこからリンクされているのかを調べるサイトがある。ホームページ運用者や商業ページの管理者ならばどんなサイトからリンクされているかを知りたくなるのではないだろうか。また怪しげ系の販売会社、燃費節約用品のページなどの被リンクを調べると面白いことが解ったりするかも知れない。この被リンクチェックは意外に高速に行われていて、興味本位?から当該サイト運営企業に質問してみた。

◆ 株式会社ディーボさんによると、被リンクチェックはYahooの提供するAPIによって行われているそうで、今後更なる高速化を目指すという。現在このサイトは無料で利用できるのだが、一体何で儲けを出すのかも失礼ながら聞いてみた。将来的にはSEOその他の分析ツールに発展させた有料バージョンも検討中であるとしながら、時期及び価格は未定とのこと。実はF&FではGoogleAnalytics無料版を使っているが、サイトの滞在時間を計ってくれたりしてなかなか面白い。これが商業サイトともなれば記事の構成や滞在時間などを考慮しながらのホームページ作りになるのだとは思うが、F&Fは好き勝手にやっているだけなので余り気にしない。おそらくこの手の分析は日本は遅れているのではないかと思うし、故に今後様々なテクニックを駆使した商業サイトが立ち上がってくることは十分考えられる。そこに向けた第一ステップとしてのカタチが紹介したページなのだろう。
サーバ構成などのシステムは明らかにされなかったが、特筆すべき特殊なものではないとのこと。
色々教えていただいちゃったので、ディーポさんの宣伝文句?も掲載しておく。

◆ SEO市場が拡大する中、企業のSEO対策への関心は依然として高い状況であると思います。 その状況下、本当の意味で利用者が「知りたい」、「使いたい」というツールが不足していると考え、本ツールを開発いたしました。今後もお客様からの要望を取り入れ、利便性の高いツールに進化させたいと考えておりますので、多くのご要望をお寄せいただきたいと考えております。

◆ との事なので、実際に商業サイトを運営されている方やこんなツールがあったら便利なのにと思われた方は問い合わせてみたら如何だろうか。F&F的には、問い合わせに親切にお答えいただけたので満足である。この手のアイディア的なシステムなどに関しての問い合わせにマジメに答えてくれるところは余りなく、定型文でオシマイみたいな企業も多い。確かに一々答えていたらそれ用の人員が必要になってしまうし秘密にしたい部分もあろうかとは思う。システムを外注していたりすれば中味がよく解らないから答えられないみたいな、何でもかんでも「特殊な方法で」で済ませちゃったり、電話したら「担当者は出張です」と言われたりする場合も多いわけで、自動車用品などではこうして遠回しにと言うか下手な言い訳で断られた事が何度かあった。



脳トレ(1/20)
◆ 脳トレシリーズと言えばニンテンドーの人気ソフト群で川島教授の名が思い浮かぶだろう。この長島教授とトヨタ自動車が共同で高齢者ドライバの脳内状態を車両側で検知してアラートを発するようなシステムを作ると報じられたのは去年の暮れだった。通常の運転状態を学習するようにプログラムされた装置は、通常と違ったドライビングを行った場合には危険性が増したと判断し、カーナビや空調などを自動制御して脳を活性化させる一方で速度規制なども行って事故を防ぐようにするのだとか。確かに高齢者ドライバによる事故は増える傾向であり、逆走事件とかアクセルとブレーキの踏み間違えなども発生している。

◆ 私は車自体の作り方にも問題があるのではないかと思う。ブレーキやアクセルペダルにしてもステアリングにしても、やたら軽くすることが高性能の証みたいな考え方を日本の自動車メーカが持っている限り根本的な問題解決には至らないのではないだろうか。ブレーキとアクセルを踏み間違えたにしても、ペダルの重さが足裏にフィードバックされちょこんと踏んでもガバッとトルクが出ないようなセッティングであれば大事故に至る可能性は少しは少なくなるのではないのか。ブレーキにしても同じで、サーボを多く効かせないと女性や老人は緊急時にブレーキペダルを踏みきれないという人もいるが、それも程度問題だと思う。

◆ 輸入車に乗っている人なら解ると思うのだが、ペダルが重ければそれに慣れるのが普通で、軽ければ踏み切れて重いと踏めないという事はないと思う。BASなどは通常の重さと緊急時の重さに差があるから効果的なのであって、じゃあ常にBASが効いている重さにしたら緊急時のアシストが不要になるかというとそうではない。ステアリングの重さにしても誤操作による急ハンドルなどはステアリングへのフィードバックが不十分で、それこそオモチャの自動車みたいにクルクル回せてしまうセッティングは決して安全ではないと思う。過度なキックバックは勿論不要なのだが、物事には最適値が存在する訳だ。今はどうだか解らないが、一時期のホンダ車と来たら全く何を考えているんだみたいなステアリングの軽さで、ディーラでは営業マンが「ほら、小指一本でクルクル回せるんです」と自慢げに説明していた馬鹿らしさが頭に浮かぶ。

◆ 携帯電話などを利用した人間近接警戒システムなどの話もあるが、老人の場合は速度が出ていなくても危険なのが厄介な点だ。それでも速度が遅い方が多少は被害が減るだろうから、駐車場内や人が多くいる場所などでは強制的に速度を制御してしまった方が良いかも知れない。ただし、こういった老人アシスト技術が発展すると、より高齢になっても運転が可能な感じが広まって免許返上者が減るのは問題だ。
そもそもは通院のためなどに車を使わざるを得ない高齢者も多いわけで、本来ならばこの辺りのアシストを国や自治体が行うべきなのだが日本国は国民を大切には思わないからどうにもならない。



独立行政法人(1/19)
◆ 昨年も行政の様々な無駄遣いが明るみに出たが、それらが改善される見込みもないまま増税論議へと発展し、更に実質増税も着々と進められている。

◆ 高度成長期、地方から都会に出てくる人々を収容する事を目的に住宅公団が設立されたのは1955年の事である。当時まだまだパワーの足りなかった民間に変わって住宅を建設し、そこには当時近未来的とも言えるバスやトイレが設置され、狭いながらも快適な生活をと公団住まいが人気になった。
その後成長期は一段落すると、実質的な住宅公団の仕事は終焉を迎えるわけだが、利権にしがみつく連中は大規模開発をどんどん続けることになる。
やがて都市再開発事業などを行うようになる同公団だが、この時点で本来の設立目的と違った方向に進み始めたのではないかと思う。

◆ 目くらまし的に組織変更も何度か行われ、日本住宅公団と宅地開発公団が一緒になって住宅・都市整備公団となり、更に住宅供給より都市整備に重点を置く都市基盤整備公団に改組して、一応分譲住宅の供給を停止した。そして2004年には都市基盤整備公団と地方都市開発整備部門が統合されて都市再生機構が設立されるが、このあたりになると訳が分からなくなってくる。組織変更のたびに都合の悪い部分はどこかに押しやられて、何かの名目で天下り連中が巨額を手にしたのだろうと思う。こうして賃貸住宅の名称は公団住宅からUR賃貸住宅に変わったのだ。結局の所URの親分は国交省だかどこかの事務次官がなったということで、モロに天下り受け入れ先なのである。

◆ このURは14兆円ほどの赤字だそうで、年間千億円もの税金が突っ込まれている。いや、税金を突っ込んでも赤字であったとしても、格安な住宅が提供されているのならば文句は言うまい。しかし格安なのはUR職員宿舎の方であって、UR住宅の家賃の1/5程度で借りられるという。URの理事長に言わせれば、大規模開発は民間には無理と言うことになるのだが、実際には民間の力での大規模開発や都市再開発も行われているわけで説得力がない。
オマケにUR職員の平均給与は公務員の1.2倍、関連独立行政法人では1.3倍以上だというのだから素晴らしい。これが14兆円もの赤字を抱える独立行政法人の姿であり、年間3.5兆円もの金を食っている現状がそこにはあるのだ。

◆ おそらく社会保険庁が解体されて独立行政法人と名を変えたとすれば、職員の給料は値上げされて更に悪い方向へと国民を導くに違いない。URなんて氷山の一角以下の存在であって、こんな独立行政法人は山ほどある。こうして(おそらく)年間1兆円以上が無駄に消えていってしまうのだろう。URにしても他にしても、デラックスな宿舎が格安で借りられるのは同じだ。なぜそうなのか。そもそも何かに金を使いたくて仕方のないこれら団体なのだが、自分たちで使う以外のものを作ると目立つ。そこで宿舎に金を使ってみましたというところなのだろう。別に宿舎でなくても、金さえ使い切れれば何でも良いと言うことで。



圏外(1/18)
◆ 圏外と言えばSBMな訳で、ここ最近はSBMの話題が多いが自分で使っていると言うことで気になる部分もあるし、周りにも徐々に利用者が増えてきている。それだけ有名?になったということでSBMファンな方は嬉しいかも。SBMケータイが圏外になるのは別に珍しい話ではない。しかも私の経験から言えば地方都市よりも都内の建物の中などの方が弱いように感じる。地方都市といっても私が行った範囲は限られるわけだが、大型ビル内には専用局が設置されているので不便はなく、中心部から少し離れると見通しの良いロケーションなのでエリア設計も楽になるのだろう。実はこれ、PHSの場合にも当てはまる。郊外だと遮蔽物が少ないのでCSの設置に余り気を遣うこともないのだが、ビル群の中となると反射や回折などで思うようにエリアが広がらないばかりか穴が出来てしまう。その為WILLCOMなどでは穴を埋めるために単一指向性のアンテナによる対策などを講じているいる訳で、実はこの手法をそっくりドコモも使ってビル内のエリア化を行っている。

◆ 外に出れば電波は入ってくるのに屋内が駄目なSBMで、どうしてもSBMからメールを送りたい事があって困ったというか一旦外に出てメールを送った覚えもある。これが、外にすぐ出られる建物ならば良いのだが駅ビルなどで出口が遠いときにはイヤになる。
それでも私は二台持ちだからまだ良い方で、MNPでドコモからSBMに家族揃って移動してしまった知人は可愛そうな感じだ。今やどこでもつながるのが当たり前なケータイが、こんなに圏外が多いとは夢にも思っていなかったのだろう。そうは思っても後の祭りであり2年間は端末ローンに縛られている。このような声はSBM利用者が増えるに従ってよく聞くようになってくる訳なので、屋内のエリア化にも力を入れた方が良いんじゃないのかな、SBMさん。

◆ 端末の売れ行きだが、SBMは比較的価格が安いモデルが多く売れるのだそうだ。やはり準定額などでランニングコスト低減を狙ってSBMに行くわけで、端末代が嵩むのは好まれないらしい。所がSBMとしては高額端末が売れてくれないと経営的によろしくないわけだから何とかハイエンドを売りたい。で、ハイエンド端末を何台か買うとオマケが付いて来るみたいなYBB商法になるのだが、よく考えるとオマケを別に買った方が結局安いよねと言う所が何ともSBMらしい。
しかもWホワイトをはじめとしたオプションてんこ盛りで買わないと頭金がゼロ円にならない所も多い。この辺りはドコモもauもオプションフル装備でないと端末価格が高くなったりするのと同じだ。

◆ 圏外が多く通話品質が悪く通信速度の遅いSBMを、私はSBM同士準定額でSBM同士で使うならば安いのだから仕方ないよと言ったら「私の買った端末は安くない」と言われたことがあったが、残念ながらハイエンドでもローエンドでも圏外は圏外なのである。そしてパケット系ではその通信速度の遅さと制限の多さ(容量の大きなファイルや動画、着うたはまずダメ)ゆえ、アクティブユーザには耐え難いものがあると思う。



松下の場合(1/17)
◆ ディジタル一眼レフカメラ市場が熱い。各社共に銀塩カメラの売り上げ低迷に喘いでいたのだが、そこに登場したディジタル一眼レフカメラは一気にカメラメーカの売り上げを支える存在になった。
この時期、昭和ビジネスではないが団塊の世代の退職金狙いとしてもマーケットを広げ、関連商品の売り上げにも好影響を与えているのだとか。一眼レフカメラと言えばニコンかキヤノンかと言われるわけで、コニカやミノルタの残骸(失礼)を買い取ったSONYも光学メーカのDNAを受け継ぐ。松下もディジタルカメラ分野で光学機器メーカと共同開発をしたり、或いは独自に開発を行ったりしているが、コンパクトカメラ市場から一歩進めたレンズ交換式ディジタル一眼レフカメラも商品に加えられている。

◆ コンパクトカメラは様々な機能が搭載されていて、顔検出やシーンプログラムなど、SONYは笑顔検出なんてものも搭載しディジタル処理で出来ることは何でもやるぞみたいな感じだ。一方でディジタル一眼レフはもう少し硬派であり、手ぶれ検出はSONYが行ってはいるし他社もレンズレベルでの手ぶれ補正はあるがコンパクトデジカメのような感じとは違う。そこで松下は考えた。ディジタル一眼レフカメラにもコンパクトデジカメ並みの機能を搭載すればいいのではないかと。

◆ ディジタル一眼レフカメラの場合は位相差検出方式のオートフォーカスが一般的だ。ペンタプリズム付近にフォーカシング専用の撮像素子を置き、ピントが後ろ方向にずれているのか前方向なのかを検出することによって目的方向に素早くフォーカスリングをドライブする。これに対してコンパクトカメラの場合は撮像素子そのものでコントラストのピークを検出する方法が主流のため、ピントが後ろにずれているのか前なのか判断が難しい。
従ってフォーカスリングを端から端までぐるっと回してコントラストピークを得なければならないので合焦までに時間がかかる。でもその代わり動画撮影時などでも常にフォーカシングを続けられるなどのメリットもある。

◆ 一眼レフカメラでファインダを使用せず、モニタ液晶で被写体を見ながら撮影しようとした場合、通常の一眼レフだとフォーカシング用撮像素子に光が行かないのでピントが合わせられない。ミラーアップしたままではフォーカシング機能が働かないのだ。そこで松下は撮像素子自体でもコントラスト検出によるオートフォーカス動作が行えるようにプログラムした。コントラスト検出方式なので合焦迄に時間はかかるがオートフォーカス機能は働くというわけだ。

◆ 一眼レフカメラの多機能化と自動化には賛否両論があるに違いない。オートフォーカスも今はそれが普通ではあるが搭載され始めた頃には否定論だってあったわけだ。コンパクトデジカメから光学ファインダが無くなったときもそうだった。現在の一眼レフデジカメの液晶モニタはVGA解像度かそれ以上あるとは思うのだが、これも携帯電話の液晶解像度と変わらない。拡大して見れば肉眼より細部が解るだろうが、では色は?明るさの再現性はどうなのかとなると完璧ではない。



ブラウザ(1/16)
◆ 携帯電話にもフルブラウザ的なものが搭載されているが、これを定額で使うためには通常のパケット定額料より高い金を払わなくてはいけない場合が殆どだ。ドコモはパケホーダイフルを契約しない場合にはフルブラウザ使用による料金は従量課金となる。なので無料通話・通信料が余っている場合には気兼ねなく使える感じだ。SBMの場合はPCサイトブラウザを使うと自動的にパケット定額料金の上限がPCサイトブラウザ利用時の料金にシフトして上がってしまうのでちょっと使いにくかった。

◆ 携帯電話で通常使っている標準?のブラウザも事業者ごとに仕様が異なる。もっとも一般的?なのがiモードブラウザだと思うし加入者数も多いので従来は携帯電話向けサイトといえばドコモ仕様で書くみたいな所もあった。やがてauがシェアを伸ばすとau向けにHDMLで書く必要が出てくるのだが、これが意外に大変なのである。そこに気づいたのかauはドコモ仕様で書かれたC-HTMLを閲覧可能にした。何とドコモ絵文字も理解できるようにしたのである。おそらくau内部で相当な葛藤があったと思う訳で、他社の仕様に合わせるなんて事は普通の日本企業ではなかなか出来ないことだ。

◆ SBMのブラウザはドコモ仕様は理解してくれない。といってもHTMLは普通に読めるので絵文字が出ないとかたまにエラーが出る位なので余り気にならないと言えばならないかも。ブラウザの仕様的にはauやSBMの方が便利に出来ていて、クッキーも食ってくれるしキャッシュサイズも大きい。端末識別コードを(設定次第ではあるが)どんどん送り出すのが良いのか否かは別として、やはりこうした後発事業者のブラウザを見るとiモードブラウザは古いのかなと思わないでもない。ドコモに言わせればクッキーを食わずレファーも出さないのはセキュリティ重視だからと言うことになるのだが、個人的にはせめてクッキーくらい食ってくれても良いのにと思う。

◆ ブラウザの最大データ読み込み可能量も事業者によって異なる。ドコモは比較的制限が多いと思うのだが、これも頭が固いから仕方がないか。結局の所新しいものにどんどん移行できるか否かでこのあたりは変わってくる。movaの時代には10kバイトほどしか読み込めなかったブラウザも、今は100kバイトや200kバイトは読み込める。通信速度の向上で読み込み時間もグッと速くなっているわけで、今後さらに大容量データの読み込みも可能になればうれしい。
とすると、ではフルブラウザ料金とは何なのかって話になる。SBM向けのjigブラウザは21時以降は大容量データである動画などの読み込みが規制される上にフルブラウザ料金が適用される。逆にドコモの方は特別な料金無しに10Mバイト程度の動画読み込みは可能だ。SBMの場合はデータARPUを上げたいのか、ドコモより不親切で高額だ。さらに時間制限など、ネットワークの貧弱さも露呈しているし、通信速度もドコモやauに比較すると遅い。おそらくSBMはデータ通信をさほど重要視していないのだろう。



価格(1/15)
◆ 携帯電話の端末価格、最も高いのはSBMで最も安いのがauである。au製が安価に出来ているのは企業努力もさることながら、クアルコム製チップやファームによるところが大きい。確かにクアルコムのチップ自体の価格は極端に安いものではないのだが、携帯電話機トータルで見たときの様々なコストを考えるとリーズナブルであると言えなくもない。ドコモ機は仕様(電気的性能や筐体強度、検査仕様その他まで含めて)がデラックスなのでどうしても高額になってしまう。中味的にもオリジナルチップ開発などを行っているので汎用デバイスより高額になるのは仕方ないところだろう。
SBMはauの次に安いのだが、端末それ自体の安さに加えて在庫コストを減らすなどの徹底したコストコントロールが行われている。

◆ 例えばドコモなどは企画台数や納入スケジュールなどをメーカに伝えた上での一括大量発注&分割納入が基本なのだが、SBMは毎週或いは隔週発注で余計な在庫を持たない方針を採っている。とは言っても少量に何度も生産ラインを動かすわけにはいかないので結局はメーカが在庫をすることになる。メーカにとっては嫌な事業者なのだが、逆に内部設計を余り変えずに外観やファームだけを変えたものを新モデルとして扱ってくれるなどのメリットもある。こうすることによって某社のように内部基板まで使い回せたり、そうは行かなくても部品在庫は処分できるなどのメリットが出るわけだ。

◆ メーカへの納入価格はハイエンドと言われるモデルでauが2〜3万円、SBMも同程度か少し高いくらい、ドコモが3〜4万円と言うところだろうか。これをauやドコモはほぼ原価で売っている。SBMの場合は高い定価を付けて売るわけだが、その理由として「携帯電話メーカのSIMフリー端末は8〜10万円が普通だ」という。しかしメーカの販売端末はそれによってメーカに儲けをもたらさなくてはいけない。つまりSBMの商売は事業者的ではなく販売商社、そう、ソフトウエア卸売業である本業(だった)そのものなのだ。しかしそれらを定価で売っているわけではない。例えば920SHは約8.6万円のプライスタグが付けられているが、2,200円×24=5.2万円の特別割引と称した値引きが(解約しない限り)行われる2重価格に近いスタイルを採っているので実質的には3.3万円ほどで買えることになる。しかしこれでは販売店や代理店への分け前が無くなってしまう。で、販売店などには従来どおりの儲けが出るようにコントロールする。何せ販売店は儲けにきわめて敏感なので、おそらく金額的にはauやドコモより少し高い程度が出ているはずだ。

◆ SBMの場合は価格統制が取れているので販売店などは楽だとは思うが、販売店だって儲からない品物は売らない。WILLCOM扱い店が急減少したのは割賦販売の開始で販売店の儲けが激減したためだと言われている。価格統制を取りながらも販売店に適度に儲けさせ、しかも価格競争を起こさせないようにするテクニックはソフトウエア卸売業で磨いたソフトバンクの技術だ。そう、通信技術はゼロだが価格コントロールや在庫に関する技術は高い訳である。



名前(1/14)
◆ タダ電と呼ばれているSBMケータイなのだが、その無料通話時間は21時までである。すると21時までに用事を済ませようとする人が増え、深夜まで長話をするケースが減るのだとか。で、早寝が出来て健康的なのではないかと言う人が居るのだが実際はどうなのだろうか。確かに20時過ぎに電話をする場合には時計を見ながらになる。21時を過ぎてからならドコモやauからたかけた方がお得だし通話品質も良い。SBMを使うようになって時間が気になる感じである。

◆ 学生などで夜型人間は最初からSBMを選ばない。基本料金を考えると多少損なのだがWILLCOMならば時間を気にすることなく、連続通話にさえ気をつければ24時間話し放題だ。他社携帯電話や加入電話にかけても通話単価は安い。SBMではY!を使おうとするとS!契約が必要になるが、WILLCOMならばそれも無料の中に入っている。そうそう、Y!は正確にはヤフーケータイというわけだが、サービス名称がヤフーケータイとは変な感じだ。ヤフーケータイはヤフーの携帯電話の事か?みたいに思う人も居て結構話が通じなかったりする。むしろY!(ワイ・ビックリ)と言った方が通じる。携帯電話にもY!と書いてある。ドコモの場合は何でもかんでもi○○と"i"が付いているが、SBMもそれを真似て何にでもS!を付けている。何故Webアクセスが"Y"で他が"S"なんだろう?何故インターネットアクセスだけがY(Yahoo)で他がS(Softbank)なのかな。で、S!にも色々な種類があるのだがメジャーなサービスは無い(ドコモで言うiチャネルとかのマイナーさと同じような感じ)のでS!(エス・ビックリ)で通じる。

◆ ドコモのような統一感で、例えばSを付けたいのならばインターネットアクセスはSアクセス、それの基本契約はSアクセス契約みたいな名称に出来なかったのかな。しかも現状ではSやYのあとに"!"が付いている。これは読まない(発音しない?)らしいのだが、知らない人からするとなんて読んで良いのか解らないらしく、S!メールはエス・ビックリマーク・メールと長ったらしく呼んでいる人もいる。SBMがメジャーになれば、これもiモード並みに知られてくる&呼ばれるのかも知れない。

◆ まあ、名前のことを言い出すとvodafone買収後の名前に関して、「ソフトバンク」や「ヤフー」は最も嫌われていたわけで、それにもかかわらず孫さんはこの名称を使った訳なので商売は上手だがセンスはないなと言ってしまえばそれまでだ。そう言えばあのときも孫さんは数字をあげて○○○個の案の中から選んだとか言っていたっけ。機種数とか色数にも拘っていたし、基地局も数字だけに拘っていた。たぶん孫さんはデカい数字が好きなんだろうな。日本人が嫌いだという孫さんだが立派に日本人のオヤジ風じゃないか。きっと車も6気筒より8気筒より12気筒より16気筒が素晴らしくて、8人乗りより10人乗りより50人乗りのバスの方が… いやいや、違う違う。
あ、数字に拘らないものが一つあった。2GHzより800MHzが良いというアレだ。あ、いや、2GHzというからダメなのであって2000MHzと言えばOKなんじゃないのかな。たぶん単位のことは解らないと思うから。



温暖化(1/13)
◆ 地球温暖化、陸地の氷が溶けることによる海面水位上昇、温暖化ガスとしての炭酸ガス排出量抑制などが世界的に行われ始めている。昨年の世界の平均気温は平年(1971年〜2000年の平均)より約0.3度高く、過去6番目だったそうだ。陸地の温度で見ると0.67度高く過去最高、日本の陸地温度は0.85度のプラスで過去4番目だったらしい。超長期的に見た地球の気温変動はかなり大きく、確かに温暖化ガスの影響があるとは思うのだがそれが全てでもないとは思う。海水の温度が上がると海水中に溶けていた二酸化炭素が大気中に放出されるために二酸化炭素濃度が上がり、逆に海水温が下がると二酸化炭素をより多く溶かすようになる。

◆ 炭酸ガスは排出抑制より排出権を買った方がお得と言うことで企業は排出権を購入し、土地の広い国では植林などを行って排出権を売る。植物は炭酸ガスを吸収するが、吸収したままにしておくことは難しい。燃やせば炭酸ガスが出るし腐らせても最終的には似たようなものだろう。もちろん木材として利用できる木ならばいいのだがマングローブとかって何かに利用できるのだろうか。中国では植物の伐採が進んだ為に砂漠化に拍車がかかったという。その為に木材やそれを原料とした炭の輸出を制限するなどしているが、一旦砂漠化した土地を元に戻すのは相当大変だ。一方で鳥取砂丘などは植物の影響なのか、砂丘の面積は減少しているらしい。

◆ 植物を植えるにしても、それが育って木が使えるようになるまでには長い年月を要するし、山火事でも起きて木が燃えてしまったら大量の炭酸ガスが放出されることになる。植物に炭酸ガスを吸収させるのは表向き正しいようだが実はちょっとインチキ臭いかなと思わないでもない。平均気温の上昇と炭酸ガス濃度の上昇は植物の育成速度を速めているはずだ。観賞用の水草などにしても、水槽内で育てるためには水中炭酸ガス濃度を上げるために炭酸ガスを溶解させる。これと強い光があれば水草はどんどん育つのだが、炭酸ガスを添加していない場合には育ちが悪いし水草によっては枯れてしまうものもある。

◆ サンゴなどの生育にも炭酸ガスは必要だ。無脊椎飼育ではKH(日本語では炭酸塩硬度というが、アルカリ度のこと)を上昇させるために、これも炭酸ガス添加を行う場合が多い。炭酸ガスは適度な濃度であればカルシウムやマグネシウムと結合して炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムとなり沈殿したり生物に吸収されたりする。なので深海に炭酸ガスを吹き込んだらいいのではないかという研究もあり、さらに深海の圧力によって海底に液化炭酸ガス層(炭酸ガスハイドレード)を作るという話もあるが、一体どれだけの圧力が必要なのか?そのエネルギはどうするのだろうかと思ってしまう。

◆ それこそエネルギをいくらでも使って良いというのならば炭酸ガスを分解して酸素と炭素にだって分けられるだろうし、海底に沈めることも宇宙に運び出すことも可能だとは思う。しかし炭酸ガス排出抑制費用よりも排出権購入費用の方が安いからそうしていると言うくらいにコストがかけられない部分であるところが難しい。



センチュリオン(1/12)
◆ Googleの広告にアメックスのブラックカードを取得する方法を売りますみたいな広告が出ていた。
これは先日書いたような情報を売って商売にしている例なのだが、ミソはその方法を使ったとしても100%確実にブラックカードが手に入る訳ではない点ではないだろうか。例え確率が99%だったとしても、もし希望どおりにならなかった場合には「残念ながら不成功の1%に入ってしまったようです」で終わりだ。この辺りは燃費改善グッズと同じような感じなのだが、燃費グッズの場合には自分で実験して自分で結果が出せるのに対して、カード発行はカード会社の判断であり自分でそれを確認することが出来ない。

◆ ブラックカードがあれば車も買えて便利なんて話もあればステータスのために欲しいという人もいるだろう。アメックスの場合は限度額そのものが存在していない(個別判断)ので、ゴールドカードでもそこそこの金額は使えるはずだ。ゴールドカードまでは申し込みさえすれば手に入るが、プラチナカードは希望したからと言って発行されるものでもない。私がプラチナカードを手に入れたのはもうだいぶ前になるが、アメックスからしつこくプラチナカードにしませんかと言ってきて、最初は会費も高いし余り使わないしで断っていた。
ま、結局押し通されて?プラチナカードを持ったわけだが会費が高い(当時8万円,現在10万円ちょっと)ので家族分の保険が付いてくるなどのサービスを考えても微妙なところだと思う。

◆ そもそもアメックスゴールドなんて殆ど使っていなかった。普段はポイントの付くカードを使っていたためで、限度額が影響しそうな品物を買うときのみアメックスを使ったのだ。なので年間の利用額が0の時もあれば100万円の時もあると言った具合。従って年間○○万円以上使うとプラチナカードになるというのはウソだと思う。もしもプラチナカードが欲しいのならば、ゴールドカードの時点で次のことをやってみたらいいと思う。まず低額商品を買わないこと。スーパーで使うとかガソリンスタンドの支払いに使など私はしなかった。
使うのは有名店とかブランドショップみたいな所とかで、少なくとも他のカードでは限度額に引っかかりそうな物を買うときだけ。知人紹介がプラスになるなんて話もあるが、私は紹介したことがないので余り関係ないと思う。アメックスにしろカード会社は顧客がどんなところで何にカードを使ったかを把握している。つまりカード会社はカードを使った店や買った品物のみでその人物を判断するわけだ。

◆ 私の場合はプラチナカードをやめてしまったというかアメックス自体を今は持っていないのだが、プラチナカード解約の時の引き留めの激しさと言ったら結構なものだった。翌年会費を無料にするからもう少し持っていろとか、ポイントを付けるから持っていろとか散々言われた。私の場合はこうして無理な引き留めをされると余計やめたくなるという天の邪鬼なものだから、引き留めるオバサン(電話の声からして)を振り切ってやめちゃった。
ゴールドカードは誰でも手に入れることが出来るわけで、カード各社はその上のレンジを新たにねらっている。だがたとえば日本ではほんのちょっとだけ手に入れるのが難しいと言われるCitiのプラチナカードも実は街で配られるレベルであるという話はまた後日。



5万数千局(1/11)
◆ SBMは年内にも基地局数を5万数千までカウントするそうだ。孫さん的には増やすと表現しているが実際の所免許情報以上の基地局数を公表している訳なので何が本当なのかはよく解らない。おそらくこの孫さんの発言はドコモの基地局数を抜きたいと数字を作り上げたに違いないのだが、ドコモの方は基地局数として5万を超えているのにSBMは中継局を併せれば何とかみたいな感じだ。実際の所基地局数が多くても少なくても使えれば文句はない訳なのだが、孫さんは何かと数字を気にする性格のようで新機種発表の際にも他の事業者より多いとか何とかと言いたがる傾向にある。
私は昨年2度SBMと契約した訳で、孫さんの言うところによると1度目の契約時点と2度目のそれではSBMの言う基地局数は大きく増えていた。もちろん総務省の発表する基地局免許数は余り増えていなかったのだが、で、使ってみた感じは総務省の方が正確でしょうみたいな感じだった。

◆ 何度か書いているように基地局あたりの収容者数が増えればパフォーマンスは悪化する。HSDPAでの最高速度が14Mbpsだと言っても、同時利用者が多ければ多いほど平均速度は低下するわけだ。そのためドコモではマイクロセル化を推進していて、Bフレッツなどを足回りに使った張り出し局を増やしている。一方でSBMは全く逆にホームアンテナやリピータでセル半径を広げる方向なのでパフォーマンスは出ない。810Tで空いているときは150kbps程の速度が出たが都内などでは20kbps台に落ちることも度々あった。その後HSDPA対応機を持っている人に速度を測って貰ったところ、空いている状態では1Mbpsを少し超える程度、都内や近郊部では400kbps〜600kbpsだった。もちろん混雑の激しいエリアではそれ以下にもなるが平均と言うことで。ドコモのHSDPA機がダウンロードで1.5Mbps〜2.5Mbps程度、アプリ計測で0.8Mbps〜1.8Mbpsあたり出ることを考えると随分遅い。

◆ これに関して、基地局のパフォーマンスが悪い(コスト最優先でパフォーマンスが出せないものを使っている)という意見もある。確かに基地局の処理能力は重要なのだが、最大14Mbpsにまで対応できるように作るのが普通なのでこれはどうなのだろうか。
もしも基地局がちゃんとしていて、無線空間のキャパシティも十分だとすれば問題は地上系ネットワークと言うことになる。ご自慢の世界最大級のネットワークはどうしたんだろう。世界最大級に混んでいるネットワークなのかな。無線区間は最大20MHzの帯域に高々1千万人しか収容していないのだから多少余裕があっても良いとは思う。しかし設計当時とは違ったホームアンテナやレピータによるエリアの拡大で周波数利用効率が相当下がったと言うことだろうか。リピータの場合はセクタ制御が出来ない(しにくい、する意味が余りない)ので周波数利用効率は悪くなるし干渉(雑音)の問題もあるのでコストは安いが品質も悪いみたいな所があるのも事実だ。
これで安ければ文句もないのだろうが、パケット定額料金の上限はドコモより高いのだから堪らない。



人間じゃない(1/10)
◆ 薬害被害者の人が厚労省の役人は人間じゃないと言っていたっけ。薬剤を投与した患者の氏名公表にかかる問題で、もしもそれを患者に知らせておけば適正な治療が受けられた可能性もあるし、命を落とさずに済んだ人もいるはず。でも製薬会社も厚労省も何もしなかった。公表するなどしたら自分たちの失態をさらすことになって出世に響くかも知れないし天下りの道に影響するかも知れない。奴らにとって国民が死のうが生きようが関係ないわけで、単に税金生産ロボットみたいなもの。
それに比較すれば自分たちは良い学校を出てキャリアと呼ばれる役人になった偉い人間、その自分がほんのわずかな国民のために不幸になることなど許されないという訳だ。

◆ 社会保険庁にしても考え方は同じだろう。国民が年金を貰えようが貰えまいが知ったことではない。
大切なのは自分が出世して天下れるかどうかだけであり、氏名不詳者がリストにあったらそれは金を払わなければいい。気にしないのである。
そんな役人にも12月にはボーナスが出たわけで、不祥事続出、赤字満載でありながら立派な額の金をフトコロに押し込んだ奴らがニヤっと笑う。天下り法人の奴らもみんなニヤっと笑う。無理矢理金を使いまくる計画を立てて道路特定財源を守ろうと必死な国交省も、関係天下り団体の廃止に知らんぷりな省庁の連中もニヤっと笑う。

◆ 民間企業でも不祥事はあり、その後の対応で企業のイメージや業績は大きな差が出る。最も対応に真剣に取り組んだのは松下ファンヒータ事件ではなかっただろうか。TV CMを流したり全国民宛に葉書を出すなど金をかけた。その甲斐もあってか事後対応に対する評価は余り悪くはなかった。逆に食品偽装などで窮地に追い込まれた企業もある。
一流と言われた吉兆問題にショックを受けた方も多かったはずで、一流を信じずに何を信じるのかみたいな不安も感じたことだろう。少し前の話では三菱自動車のリコール隠しもあった。これによって死者まで出ているのは厚労省事件と同じなのだが、三菱自動車系列はその後経営状態が悪化して賞与などにも影響を出した。でも厚労省は何をしようがボーナスはちゃんと出る。厚労省は言っていたなぁ、氏名公表しないことは多少の道義的責任はあるかも知れないが、法に触れるわけではないから問題がないのだと。自分たちが不利になりそうになると、法を曲げて解釈してでも言い訳するのに。

◆ 市役所でも区役所でもどこにでもいる、一見姿は人間風だが人の心は持ち合わせていないような連中は今年も昨年と同じように、何の進歩もしないまま役所で生き続けるのだろう。こればかりは例え民主党が政権政党になったところで変わらないような気がする。守屋事件をいち早く察知して逃げ出した小池百合子議員(干支はコウモリと言われるだけのことはある)みたいに、逃げ出すのが精一杯なのかも知れない。



GPS(1/9)
◆ 携帯電話向けGPSレシーバ市場は今後も拡大するという。GPS搭載には消極的だったドコモでさえ90xシリーズには全機種に搭載なのだから、カメラ内蔵ケータイ同様今後は標準的な機能になっていくのだと思う。この分野ではauが先行していた訳で、圏外時にも地図が見られる機能を持ったモデルなども出している。GPSの感度自体も、機種による差はあるのだろうと思うのだがau機に比較するとN904iは多少感度が低いのかなと感じる。そのN904iが測位できる場所でもGPSを補足できないのがSBMの810Tだ。
もしかしたらSBM機でも感度のばらつきはあるのかも知れないが、現時点では810Tしか使っていないのでよく分からない。

◆ 私などカーナビをよく使うわけで、そうするとナビ依存性が高くなるのでナビがないと不安にもなる。
ナビがない頃だったら記憶した地図を頼りに道を探すみたいな事とか、TVのアンテナの向きで自車の向きを判断したりと言うこともあったが、携帯電話メモリのおかげで電話番号を記憶しなくなったのと同様に今はナビ依存度が高くなっているわけだ。何度か書いているがBENZ純正カーナビの見にくさは特級品であり、それに比較するとゼンリンのケータイ向け地図の方が余程情報量が多い。ルートナビや渋滞情報もFM VICSより速く情報が得られるし、唯一最大の欠点が画面の大きさのみではないかと思えるほどの出来映えなのである。

◆ 感度が低めの810TなのでGPS衛星が補足できずに基地局の情報から測位する場合もある。基地局密度が高い場所であればこれでもそこそこの精度が得られ、おおむね100m前後の誤差範囲に収まるのではないかと思う。ただし基地局密度が低いと誤差は拡大して1kmとは言わないが数百メートルの誤差になることもある。このあたりエリアの充実しているauやドコモでは余り問題はないのだが、SBMとなると誤差が急拡大する場面に何度か遭遇した。測位精度比較にはGPS電波の入らない場所で自位置の確認を行えばいいのだが、そんな場所だとSBMが圏外になったりして少々困った。それでも都内何カ所かで比較してみたのだが、結論から言えば都内だからといってSBMが基地局情報を元に高精度測位できるとは限らないと言うことだ。場所によってはSBMの方がドコモより正確な場所を示すことももちろんあり、基地局からの距離やその配置に依存することは当然ながら、最大誤差という面で見るとドコモが200〜300mなのに対してSBMは500m以上も離れた場所を示すことがあった。計測は何度も行って平均を取るが、多くの場面で絶対位置そのものは狂っているが何度測ってもほぼ同じ位置を示す状況が見られたのが面白かった。

◆ また、あえて基地局が見渡せる場所で測位したりもしてみたが、そのような場所でも一定の誤差は避けられない訳で、これは基地局を使った測位方法の限界でもある。UWBなどを使って細いパルスで測位するならば測距誤差はパルス幅依存になるが、そもそもは通信用の電波を使った測位なのだから誤差を減らすにも限界がある。しかもPHSのようなマイクロセルならばまだ良いがセル半径の広い携帯電話システムでこれを行うのは意外に大変なのだ。



ネコ鍋(1/8)
◆ 昔舐めネコってヤツがあったネコにツッパリ風な衣装を着せたヤツである。で、去年は何かと言えばネコ鍋だ。仔猫が土鍋に自ら入って炊かれちゃうって話ではなく、気持ちよさそうに土鍋の中でくつろぐ姿が話題になった。で、F&Fとしても一応実験してみなければならないだろうと挑戦してみたわけですよ。
ウチのネコは段ボール箱や籠に入るのは好きで、たまに段ボール箱を奪い合ってケンカをするほどなのだ。だから鍋をそこに置いておけばきっと入るに違いないと思った。が、問題はその鍋である。
ネコのサイズに比較して鍋のサイズが小さすぎる。
一番大きなアルミ製の鍋を以てしても、一番小型のネコがすっぽり入るくらいの大きさであって、一番デカイヤツはシッポとか前足が出ちゃう。

◆ で、まずは一番小さいロシアンブルーを入れてみる。コイツはおとなしいし飼い主にはとても良くなれて甘えるネコ。鍋に入れて撫でていればおとなしくしているのだが手を放すと出ちゃう。アルミの鍋なので冷たいのかな?肉球が冷えちゃうのかな?と思い、火にかけて、じゃなくてエアコンの吹き出し口のそばで暖めたりしてみたがネコのお気には召さないようだ。他のネコも鍋に誘導してみるものの入ろうとはしない。うーん、やっぱり成ネコだとダメなのだろうか。それとも鍋が狭いからなのか。

◆ ロシアンブルーは足マッサージ器の足を挟む部分にすっぽりはまってくつろいでいることがある。だから決して狭い場所が嫌いなわけではなく、やっぱり鍋だと料理されちゃう気がしてイヤなのかな。
結局一日鍋を出しておいたのだがそこにネコは入らずF&F的ネコ鍋は失敗に終わった。まあネコにしても入りたいものと入りたくないものがあるのだろうし、ネコホットなど暖かなものの上になら喜んで上がるわけだから、やはり少し温めた鍋の方がネコにとっては居心地が良いのかも。ネコ鍋が流行れば、いや、今後も流行り続ければネコ鍋用のネコ専用ヒータ付きの土鍋なんてものがペットショップで売られそうである。この手のものに対して商魂たくましいのがアジアの業界だ。土鍋といっても火にかけるわけではないのでプラスチック製の土鍋もどきで十分だしその方が安い。大きさや色も色々取り揃えられたりして、いつの日かそれの元が土鍋であったことを連想できないような製品に発展してしまうかも知れない。

◆ 普段のネコたちは、それぞれのネコのお気に入りの場所に陣取っている。夏は涼しい場所をめざとく見つけ、冬は暖かい場所で丸くなる。最近ではエアコンの吹き出し風の当たるあたりに固まって、体が温まってくるとこれでもかと言うほどに伸びている。デカいネコがソファーの背もたれの上で伸びきると、カラダの幅の1/3位が背もたれの幅よりもはみ出したりして、それでも落ちずに乗っかって伸びている。



Yahoo(1/7)
◆ 正月元旦からYahooのトップページが新しくなっていたのだそうだ。いや、トップページには余りアクセスしないから気づかなかった。日本ではGoogleを抜いて使われているYahooなのだが、ケータイの世界ではどうもメジャーになりきれていない。SBMケータイだとY!ボタンを押すと無条件に(ドコモだと最初に表示するページを指定したり予め決めたり出来る)モバイルYahoo的なページが表示されるものの、それを以てしてもアクセス数が思い通りに伸びないのだとか。YahooにしろGoogleにしろケータイからのアクセスアップには力を入れている訳でYahooにしてもモバイル用コンテンツを力を入れているものの、PCを立ち上げたらそこに行くみたいな感じではないだけにケータイからのアクセスアップを狙うのは難しいのかも知れない。

◆ 評論家?センセーによれば、Yahooはケータイからのアクセスが少ないから先がないんだみたいな話になるのだが、私としては必ずしもそうではないと思う。確かにでは実際自分でYahooを使うかというと否なのだが、だからと言って全ての人が使わないとは言えない。auはGoogleとの提携でインターネットアクセスが活発になったという。SBMはYahooを使うがSBM加入者自体のデータ利用量が少ないせいもあってアクセスアップには結びつかないのかも。SBMケータイでY!ボタンを使っていた頃思ったのは、何故Googleへのリンクがないんだ!である。ドコモでも当然auでもGoogleでの検索は出来るのに、やっぱりマズいかなライバルのポータルへ誘導したら。別にYahoo検索が使いにくいという訳ではないのだが何となくGoogleに慣れていたものだから。

◆ YahooにしてもGoogleにしても、PCサイトが検索対象になった場合にはケータイ用に自動変換されるのが便利というかお節介というか。ちなみに変換時にYahooは2行の広告が入るがGoogleは入らない。F&Fの変換は1行の広告が入る。いずれにしてもCSSを理解してくれるわけではないのは画面サイズがそもそも違うので仕方ないとしても、画像が省略されてその画像がクリックできないためにどこにも行けないとか、クリックをjavaだけで処理しているので次のページに行けないとか、色々不便なところもある。ただ世の中的にはケータイからのアクセスを考慮し始め、今後ケータイからのアクセスが増えると見る向きも多いので変わっては来ると思う。

◆ SBMの810Tを使っているときに度々表示されたのがWJ46065Eなるエラー表示だ。容量オーバ説とか他社の絵文字があったらダメとか巷では色々言われているし、157に聞いてもよく解らないのだそうだが、何らかのエラーがよく出たというお話し。ブラウザの容量制限自体はドコモよりも緩いかなと思ったのだが、キチンと各社の各モデルに対応したケータイ向けページを作るのは大変だと思う。Yahooより力が入っていない?のはNTT系のgooであり、gooのメールアプリなんて最新機種にはまず対応していない。おそらく動作確認や検証が済んでいないからと言う理由なのだろうが、この点ではYahooの方が対応が早く好ましい。
SBMケータイにはYahoo mocoaというアプリがついてくる。
これはSBMがサービスしているものではなくYahooJAPANがSBMケータイに入れているリンク集みたいなものだといえば良いだろうか。Yahooの各サービスに誘導するためのアプリなのだが、だったらブックマークでも何でも良いわけで、起動の遅い(810Tだから?)アプリをわざわざ立ち上げる意味が解らない。



クビになった官僚(1/6)
◆ 正確には官僚がクビになったのではなく、元官僚が立候補を断念せざるを得なくなったという12月のお話しである。1951年生まれの太田房江(本名 齊藤房江)元大阪府知事は法に抵触しないとはいえ、不誠実な金の流れとそれに対する意識によって立候補を断念せざるを得なくなったわけだ。太田房江元知事は東大卒業後に通産省勤務のいわゆるキャリア官僚であり、その言動や行動は官僚意識が抜けなかったと言っても良いかも知れない。大阪府と言えば大赤字を抱える訳だが、太田元知事によってそれが良い方向に向かったかと言えばそうではない。官僚仲間最優先みたいな感じで、自らもせっせとアルバイトに精を出すなど通産相時代と余り変わらぬ不真面目さで行政をエンジョイしたわけだ。

◆ 公務員の場合はアルバイトなどを行うとそれを報告しなければいけないわけだが、著作料や講演会収入など本職よりもずっと多くの金を懐に収める奴らが沢山いる。一つには外郭団体による利益のフィードバックがあり、訳の分からない本を書かせてはその本を山のように刷って配って印税を稼がせるシステムだ。こうすることによって省庁の金が合法的に外郭団体に製本などの費用として渡り、更にその外郭団体から官僚には印税の形でバックされる。本自体は売れようが売れまいが、強制的に市区町村などに買わせてしまえばいいので問題はない。他にも年金のしおりとか何とかと、国民の目に触れることのない様々な印刷物を作っている。

◆ これら印刷物が何故国民の目に触れないかと言えば、官僚が書く→印刷する→倉庫に眠らせる→捨てるという道筋をたどるからである。結局の所金を使うために膨大な資源を無駄に使ってゴミを増やしているわけだ。またこうすることによってゴミ処理費用という新たな金の使い道も生まれるのが奴らの自慢なのだろう。こうして金の流れ道が出来て、パンフレットなどに元ネタを提供したことになっている官僚のフトコロには年間数百万円から数千万円の金が流れ込む仕組みになっている。もちろんこれは違法ではなく持ちうる知識を売って得た正当なアルバイト代と言うことになるわけだが、この手の事って民間企業で許されるのだろうか。問題はその企業で知り得た知識などを講演会や紙媒体向けに売るという行為だ。

◆ 学校のセンセーにしても夏休みの暇を利用して通信添削のアルバイトをするとか、少し離れた場所の塾の臨時講師をやってみるなんて事は珍しくないわけで、要するに暇なのだろう。そう言えば捕まった守屋氏もTVのインタビューに最初は「事務次官がそんなに暇なわけがないでしょう、アンタ事務次官がいかに忙しいか解って聞いているのかね」なんて立派なことを言っていたが、実は暇過ぎちゃってゴルフでもやっていなければ間が持たないみたいに、毎週のように接待ゴルフ漬けになっていたわけだ。アルバイトをするセンセーにしても、学校では適当に教えても給料が貰えるが、塾ではちゃんと教えないとクビになっちゃうから気合いを入れるなんて話もある。



速度(1/5)
◆ blogの方で何度かレポートしたようにSBMケータイのデータ伝送速度は凄くムラがあって遅いときには耐え難いほどの速度にまで落ちてしまう。電界強度が弱くて速度が出ないのならば場所を変えてみるなどの対応も出来るのだが、少なくとも電界表示が最大で速度が出ていないときには回復?を待つしかない。FOMAの普及が進み始めた頃にはドコモも似たような状態だった。SBMの方も基地局整備が進めば伝送速度アップも期待できるかも知れないが、現状のようにホームアンテナやレピータで無理矢理セル半径を大きくするような方法を採っている限りダメである。FOMAの方はBフレッツを使った張り出し方式でマイクロセル化を進めている。

◆ SBMのS!は先月で解約してしまったので、今後速度を測ることも無いと思う。回線混雑時には通話品質も悪くなる(圧縮レートが上がる)し、発呼出来なくて話中音になる事もある訳だが、タダだから我慢するか。音声用論理チャネルは帯域が確保されているので極度に品質が劣化することはないのだが、その代わり帯域が確保できないと発呼や着呼が出来なくなる。通話中に混じるノイズの問題もあってドコモやauに比較すると品質が悪いと感じる。レピータからホンモノの基地局に入れ替えるにしても、エリア設計などを見直さなければならないので大変だ。加入者が増えるであろう事を前提に設計されたドコモのネットワークと、「きわめて安価な方法でエリアを増やす画期的な方法」と孫さんが自画自賛するSBMネットワークでは様々な部分が違うわけだ。でもまあ、そのおかげで準定額が実施できたとすればデメリットばかりとは言えない。インフラ整備にかけるコストを最小に抑えることは通信事業者の誰もが追求していることで、ただし今までの事業者は「機能を削ってまで」それを行わなかっただけだ。

◆ SBMと言えばエリア問題なのだが、これも不満を言えばきりがない。FOMAと同じにしろとは言わないが、せめて大規模商業ビルの中くらいは使えるようにしても良いのではないだろうか。以前はドコモが音頭を取って共同レピータの設置などを行ってきたのだが、最近では小型の光インタフェース局でマイクロセル化を推進するドコモと中継局でエリア化しようとする事業者間に温度差が生じている事もあって、共同利用中継局の設置台数は余り増えていないようだ。その他ドコモなどは地下駐車場などもこまめにエリア化しているがSBMはダメ。ドコモのつもりで地下駐車場で待ち合わせなんて約束をしてしまうと痛い目に遭う。私は二台持ちなのでドコモの方にかけて貰えればいい話なのだが、会社支給ケータイがSBMとなると可愛そうな感じだ。

◆ 年末年始と出歩く機会が増え、地下や半地下の店などに行くとエリアの弱さは露呈する。ドコモにしても3年前には似たような感じで、ビルの中で使えなくて結構困ったものだった。それも都会の真ん中でなのだから、今のSBMと似たり寄ったり。当時はデュアルネットワークサービスに加入していたので(切り替えは面倒だったが)movaに切り換えて凌いだこともあった。SBMもそんな場合のためにドコモとローミングをしたら良いのに。SBMのエリア内では準定額で使え、エリア外ではドコモネットワークを拝借する。



日照(1/4)
◆ 国土が狭く密集した中に住宅のある我が国ではたびたび日照権や景観に関する争いごとが起きる。陽が当たらなくなれば室内は暗くなってしまうし、庭の植物の生育にも影響が出かねない。しかしそうは言っても日当たりの良い土地を求めるならば、隣家の影響がないくらいの広い土地でなければ現実的では無いという所もあって難しい。しかしたとえば自分の南側の少し離れた土地に高層マンションが建つとなったらどうだろうか。離れていても高層マンションの影は長く伸びてくる。夏場は良いかも知れないが太陽高度の低い時期だとその影は長くなる。

◆ 従来は太陽光が当たらなくなることによっての直接的な金銭被害はあまりなかった。室内の照明用電力が余計にかかるとか、冬場の暖房用エネルギが余計にかかるとか、でも夏場は反対に冷房エネルギが少なくて済むじゃないかみたいな。しかし化石燃料の枯渇や価格高騰を受けて太陽光発電を取り入れる家庭が増えてくると日照問題は直接的な金額に換算されるようになると思う。高層マンションが建っていなければ売電収入が年間いくらあったのに、日陰になるからそれが減ってしまうという具合だ。日当たりの良いエリアの多いオーストラリアやハワイ付近では(発電量)日照権に価格が付くのではないかとまで言われているくらいで、太陽光による発電が役に立つ関東以南では今後問題になってくる可能性もある。

◆ マンションにしても壁面に太陽電池板を取り付けて共有スペースなどの照明や冷暖房の足しにしているところがあったとすると、そこが日陰にされてしまうと住民のコスト負担が増える話になる。中国ではないのだが、エネルギ不足になってくると、では太陽光は一体誰のもかみたいな議論は当然起きるだろう。すると日本のことだから太陽光利用税か何かを取り始めたりして、それが天下り財団を肥やすなんて事が凄く現実的に見えてきてしまうのがこの日本なのである。

◆ ガソリン価格が高騰して電気自動車が普及したとする。その電気自動車を太陽電池板からの電力で充電するのが良いですねと言うことで、世の中は太陽電池板と電気自動車だらけになる。こうなると日陰は敵であり、太陽電池板に影が差し込もうものなら車の航続距離に影響してしまう。それこそ騒音問題や悪臭問題ならぬ太陽光問題で喧嘩が起きたって不思議ではない。何しろ太陽光が直接的にお金に換算されるのだから。これが、太陽電池板の効率が凄く高くなって少ない面積で必要十分な発電が出来ればまだしも、屋根全面に太陽電池板を張り付けてもその発電量はギリギリ、しかもイニシャルコストが回収できるかどうか微妙だとすると神経質にもなってくる。

◆ ビルが建って電波障害が起きるなんて事もディジタル放送化で過去のものになりそうだし、そうした都市部特有の問題解決に技術進歩は味方しているのだが、こと太陽エネルギとなると難しい。逆に高層ビルに反射鏡を付けて太陽光線売りますみたいな商売が出来てきたりして。この売太陽光線コストでそのビルの北側のエネルギを補償するとかね。



思いこみ(1/3)
◆ 思いこみが激しいなんて言うように、物事に対する考え方の柔軟性を、時に失うことがある。これは年齢と共にその傾向が強くなると言うが、根本的には考え方が柔軟であるかどうかの方が大きな影響があるとは思う。思いこみや固定概念の極致は宗教的なものではないのだろうか。その宗教の教えを信じてそれに従うのは、その宗教を信じ込んでいる状態であるからこそだ。例え他の人がその教えは誤っていると言ってところで本人は考えを変えようとはしない。すなわちこれが強い思いこみというわけだ。

◆ 芸術家には思いこみの激しい人が多いのだとか。自分の才能なりひらめきを信じることこそが素晴らしい作品につながるのかも知れない。逆に思いこみが害になってしまうのはエンジニアだろう。日進月歩の世界の中にいて、時に古い知識に凝り固まってしまうと新しいものが見えなくなってしまう。いや、これは自分にも言い聞かせなければならないことだ。
たとえばSBMは圏外が多い。これは事実でもあるが、永久にそうではないと思うしそう思いたい。やがてエリア改善やトラフィック改善がされてFOMA並に使える日がやってくると思う。そのFOMAにしても未だにエリアは完璧ではないが、様々な部分の改善が行われているのは周知の事実であり過去の状態そのままでは決してないわけだ。

◆ 自動車にしても同じだと思うのは、FF車の挙動に関しての進歩が著しいことである。昔のFF車と言えばトルクアクションが強く出て、タックインも出るし曲がらないし前輪だけ異様に早く摩耗するしで良いところがなかった。しかし市場が安くて軽くてコンパクトに動力系をまとめられるFF全盛となってくると、そのデメリットはかなり影を潜めることになる。
ホンダは大型乗用車までFF化しているし、大型のワンボックスだって今やFFの時代なのだ。あえてFRとするのはある程度以上のサイズの乗用車(でもホンダはFFだけど)などに限られてくるのはコストやスペース占有率の問題が大きいからだろう。確かに極限的な挙動とか、それ自身を楽しみたいという向きにはFRがふさわしいと思う。タイヤの能力をすべて引き出そうとすれば駆動輪と操舵輪は別の方が良い。

◆ 去年はさんざん公務員はアホだと書いてきたが、これは思いこみじゃなくて真実だと思う。国のために汗を流していただいている公務員をアホだとは言いたくはないのだが、どうも奴らの考え方は理解しがたい部分が多すぎる。奴らは奴らの中でスタンダードな考え方を持っているのだろうが、一般国民との乖離は大きいと思う。さてどちらが思いこみなのか。
人はなぜ思いこむのかと言えば、自分の考えの範疇ですべての物事を処理した方が安心感が高いからだ。
常に新しい物事に直面するような立場なり職業の方ならば新しい事象に対する不安感にも慣れているとは思うのだが、そうでなければ未知の世界に入り込んで行くには勇気が必要になる。そこで既知のものと関連づけるようにして新たな物事を処理しようとする所に思いこみが発生するのではないだろうか。



燃料電池(1/2)
◆ 松下や三洋/新日鉄が家庭用燃料電池分野への本格進出を狙っている。まだまだ高コストな電池ではあるが、値上がりする電気料金を見てのことなのか量産化や安定度のめどが立ったのか、松下などは1万台規模での量産化を開始するというし新日鉄は15年度にも50万円台に価格を下げたいとしている。電池は都市ガスや灯油を燃料にして電気と熱を作り出す。冬場はお湯は使い切るかも知れないが電気が少しあまりそうで、夏場は逆に冷房用電力として電気は使い切っても湯は余ってしまう。このあたりをどう考えるかで燃料電池のお得さ具合は違ってくる訳で、水道料金の安い都道府県であれば豊富に作られる湯を使って快適な入浴が出来そうだ。

◆ 横浜の場合は節水によって水の使用料が減り、横浜市の水道料金収入が減ったために値上げだそうで、使えばいいのか使わなければいいのかよく解らないような事になっている。一旦値上げされた料金は二度と下がることがないから住民はより節水の努力をする。すると市の収入はますます減るからダム建設費の負担分を払えなくなり、結局水を沢山使っても少しだけ使っても同じように金を取られるみたいな事が起きてしまう。なのでそれこそ豊富なお湯を使いたければ井戸でも掘ってみるしかない。井戸水のくみ上げは燃料電池の電力でまかなえばいいのだから丁度良い。

◆ 所で都市ガスは原油高の影響を受けないのだろうか。都市ガス自体は原油と関係ないにしても、輸送コストの面では影響がありそうだ。いや、もしかして天然ガスの輸送船は天然ガスで動いているのかな。いずれにしても限りある資源を燃やしているわけだから価格変動はあって当然だ。ただガスからも電気が出来るとなれば電力会社にとっては競争相手が出来るに他ならず、独占的料金を続けていく事が難しくなるかも知れない。で、電力会社はオール電化住宅を推進するわけだが、電気代が上がってくればオール電化はお得ではなくなる。今後の原油高でどんどん電気料金が上がってしまったら、オール電化住宅の人は悲鳴を上げる。

◆ 電気代が高くなると相対的に燃料電池や太陽電池パネルの価格が安く見えてくる。とは言っても関東以北で太陽光発電を本格的に行おうとすると、かなり広い面積の屋根が必要だ。関東あたりでも夏場の発電量は太陽電池パネルの定格容量の1/3程度と言われるから、冷房などをまかなった上でピーク時には買電しようとなると10kW級のパネルでも足りないくらいではないのだろうか。その太陽電池板を作るのも大量の電力を必要とするから、電力単価が上がると太陽電池板の値段も上がって結局は同じだったりして。ホンダ技研がローコストな太陽電池板を開発していたが、あれはどうなったのだろうか。ホンダと言えば今年の夏頃には燃料電池自動車のリースも開始すると言うことでちょっと楽しみではある。燃料電池自動車が一般市販されるにはクリアすべき問題が沢山あるが、この原油高が新技術開発の一つのトリガになれば面白いと思う。



謹賀新年(1/1)
◆ あけましておめでとうございます。本年も昨年同様、どうぞよろしくお願いいたします。

◆ 最近は正月元旦から店を開けているところも多く、正月らしくないというか働く人も大変だというか、そんな感じである。神社なども、そしてその近くのお店も初詣客を取り込もうと必至だ。私が子供の頃に住んでいた家の近くの東伏見神社も、当時はマイナーな所だったのにあっという間に人だかりがするような場所になった。そもそもは伏見(京都)の系列だそうで、この神社の東京版なので東伏見神社、その辺りの地名や西武新宿線の駅名もここから来ているらしい。

◆ 名前といえば、横浜の野毛山動物園が命名権を売るそうだ。野毛山動物園はほんの小さな動物園なのだが小高い丘にあって入場者も多い。横浜市としては珍しく全て税金で運営されていて入場料は無料である。年間の維持費は1億円を超えるという事で、市としては閉鎖したくてしょうがないと思う。しかし付近住民などの反対などもあり、じゃあ命名権でも売ってみるかという所なのだろう。いずれにしても無料で動物に触れられる場所があるのは嬉しいことだし、福祉切り捨てや住民無視の姿勢が目立つ横浜市の数少ない住民サービス事業として続けて欲しいものだ。おそらく動物園近くに駐車場でも作って運営すればそこそこの利益になるとは思うのだが、市が経営したのでは絶対にダメだな。まず駐車場を作るために要らぬ金を使ってしまう。それこそ不要な設備や管理コストのウルトラ高い人材などを使いまくって天下り事業にしてしまうだろう。

◆ 正月といえば箱根駅伝で、これにかかるコストも相当なものだと思う。道路を閉鎖して警官を出して、目に見えるお金よりもこうした公務員を出動させるコストがバカに出来ないと思う。これって読売新聞もちゃんと金を出しているのかな。それこそ放送権を競売にかけたら儲かりそうな気もする。いや、儲かると言ってはいけないのか。これに要した税金分の回収といわなくては。読売といえば政界工作と言うくらいで、どうも新聞社ってヤツは胡散臭いなぁ。
本来は中立公正でなければならないはずの報道機関が、最近ではNHKですら信用は出来ない。

◆ NHKといえば月観測衛星のハイビジョン動画を一般公開してはいけないとJAXAに文句を付けたんだっけ。NHKが独占放送するから一般公開はダメだと。あの衛星って税金で上がっているのではないのかな。NHKが例え金を出していたとしても、そのNHK(グループ)にも税金が突っ込まれているのだから一般公開しろよと言いたい。月面映像なんて普通の人が見て面白いものでもないだろうし、逆に教育的見地から見れば意味ある映像だと思うのだからケチなことは言わないで欲しいものだ。そもそも受信料などで運営されているNHKなのだからそれをネタに視聴率を稼ぐ必要など無いはず。



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