VC

過去の雑記置き場


HMD(4/1)
自転車(4/2)
補強(4/3)
気になる(4/4)
弱い立場?(4/5)
減らせる?(4/6)
誰の場所?(4/7)
血液検査(4/8)
広告(1)(4/9)
広告(2)(4/10)
サービスと端末(4/11)
マルチタスク(4/12)
フリーソフト(4/13)
財布忘れる(4/14)
募金屋(4/15)
景気(4/16)
つゆ(4/17)
独自の変化(4/18)
重い(4/19)
雑炊2(4/20)
過給器(4/21)
過給器(2)(4/22)
規制緩和?(4/23)
会員(4/24)
コーヒー(4/25)
値下げ競争(4/26)
SNS(4/27)
国別仕様(4/28)
周波数(4/29)
カロリー(4/30)


カロリー(4/30)
◆ ローカロ雑炊の話は過去にも書いている。あれって味が濃いめの方が満足感が大きいような気がする。キムチ味とか梅干し味などが、上品な卵味のものよりも良い感じがする。いずれにしても量が少ない為もあってカロリーは少なく、その割に満足度は高い。
カップラーメンというとハイカロリーの代表みたいな感じで、確かに500kcalを超えるものも珍しくはない。しかし300kcal以下のものもあり、あっさり味系のものは意外にローカロリーな感じがする。なんてことは以前は全く気にしなかったのだが、昼飯にカップラーメンを食っていると体重が減少するという事が過去にあった事を思い出して調べてみたのだ。その時は別に体重を減らそう等とは思っておらず、単に手軽なカップ麺を食べていたに過ぎなかった。その後飽きてしまって弁当を食ったりしていた事もあったが、実はコンビニ弁当は油が問題になるのだ。

◆ コンビニ弁当などは炊飯用オイルが使われているので高カロリーだし健康にも宜しくない。炊飯用オイルを使うと冷えてもご飯の味が落ちにくいメリットがあり一般的に使われている。なのでコンビニ弁当よりはカップラーメンの方が良かったりして。以前に好んで食べているよと書いたまるちゃんのカップワンタンだが、これも結構高カロリーだ。分量が少なく安いので昼食のお供にと考えやすいが170kcal近くある。実は私はもっと低カロリーなものかと思ってバクバク食っていたのである。ちなみに今は売られていないのだが、おそらくはローソンのPB商品であると思われるカップスープは70kcal程度で満足感も大きかった。カップワンタンは油分が多いのでカロリーが高いのだろう。

◆ 平日の私の一日のカロリー摂取量は、たぶん1,000kcal程度だと思う。昼食が外出での外食になるとオーバしていそうな気がするが、普通に会社で過ごしていれば昼食の摂取カロリーは500kcal以下になる。その他コーヒーとか夕食とかを入れて1,000kcal程度。もう一声減らしたい所ではあるが食うものを特殊なものにしないと難しいかな。それこそ昼も夜もローカロ雑炊を食えば、間食を入れたとしても一日あたり500kcal以下は十分可能だろう。まあ年齢によっては必要カロリーが2,000kcalに達する場合もあるので極端に減らすのはいけないとも思う。

◆ あ、以前と変わらず週末は食っている。甘いものも食う。寿司も食えば肉も食う。なので相変わらず週末は体重増加になり、それでも1ヶ月に5%以上の減量は続いている。というか、どのくらい続けようか。減量とか増量とか、変化があると面白みもあるのだが、維持というのは結構つまらない。以前blogの方にコメントを頂いた事があったが、LDLコレステロールが高めの方はLDLを減らすのも重要だがHDLを減らさないようにしなければならない所が難しい。油分摂取を制限するとHDLも減ってくる。植物性油脂の中にはHDLを減らすものもある。なのでオリーブオイルを飲む位の事をやらないとHDLが下がってくる。魚好きの人は油の多い魚を、まあEPAやHDAのサプリもあるので手軽にはそれか。
医薬品として同様の成分のものもあるのだが、健康保険が効いても1ヶ月分が2千円以上と高い。


周波数(4/29)
◆ 日ごとに増えるトラフィックをさばくために移動体通信各社の多くは設備増強を行っている。2GHz帯はauが10MHz幅、SBMが15MHz幅、ドコモは20MHz幅をフルに使っている。(そうでない場所もある、エリア設計や収容加入者数により異なる)帯域が逼迫しているSBMが何故15MHz幅でしか使わないのか。一つは帯域あたりの収容加入者数の問題があり、もう一つはコストの問題がある。総務省的には電波は有効利用しなさい、加入者が少ないのに広帯域を無駄に使ってはいけませんという訳だ。
SBMはご存じの通り中継局を乱立させて周波数利用効率を落としてしまった。加入者が少ないうちはそれでも良かったが、加入者数やトラフィックが増えると厳しくなる。ドコモやauがマイクロセル化やマルチセクタ制御を行うのと全く逆の路線をSBMは突っ走ってしまったのだ。決算演説会の場ではさすがに世の中のことが見えてきたのか心を入れ替えたのか、マイクロセル化を進めるとしたが時既に遅しの感が無くもない。

◆ バンド内の使い方も各社で異なっている。ドコモはHSDPA専用のバンドを用意するなどしてトラフィックをさばいているが、パケット通信開始の度に空いているバンドに誘導されるので周波数が異なる。移動時に電界変動が大きいというのはこのハードハンドオーバが起きるからだ。当然制御側の設定で調整は出来ると思うのだが、とにかく多くの収容者数を確保して、なおかつパフォーマンスも出したいとするとダイナミックに割り当て周波数を変えていく事が必須なのかも知れない。とにかくCDMA方式は収容者数などによって様々な特性が変化するので制御は複雑怪奇になる。これにフェムトや中継器が加わったらさぞかし大変だろう。そのためにSONなどが考案される訳で、それらの点ではOFDMAを使うLTEの方が制御が楽なのではないかと思える。

◆ 恐らくドコモも帯域に余裕があればハードハンドオーバはしたくないと思う。出来るだけハンドオーバさせない方が通信断時間が少なくなる訳だし、ソフトハンドオーバ主体で行けばレイクも有効に働く。結局の所収容者数が増えてくるとCDMAのメリットはデメリットへと変化してしまうという事で、ドコモがCDMAに見切りを付けてLTEへと進むのもこのあたりの事情があるのだろう。理屈からすればCDMA方式でもMIMOを使ったりする事が出来るのだが、的確なパワー制御や空間多重、そして拡散符号との干渉などを考えるとHSPA以上の効率を出す事は相当難しい事になる。勿論加入者数というか帯域あたりの収容者数が少なければ符号干渉も少ないしMIMOだってそれなりに動作はする。
しかし帯域内に加入者がぎっしり詰め込まれて、下手すれば漬け物みたいになってしまっているドコモの現状ではうまくは行かない。

◆ この冬にもLTEがスタートするが、高トラフィック通信がLTEにシフトしてくれればそれ以外のCDMAバンドは楽になる。当初はPCデータ通信のみをLTEに持って行く計画だが、それだって効果は少なくないだろう。そしてケータイも徐々にLTEシフトが起これば残されたCDMA帯域での音声通話にも余裕が出来るというものだ。というかHSPAってシステム自体がCDMA離れ方式と今ひとつ相性が良くないと思うんだけど。ちなみにLTEは10MHz幅以上になって初めてOFDMAが生きてくるのではないだろうか。5MHz幅でも勿論使えはするが広帯域に沢山のサブキャリアを立て、マルチアクセス環境を作ってこそのOFDMAだと思う。


国別仕様(4/28)
◆ Xperiaはグローバルモデルでありながら仕向地によって内容が少しずつ異なるなどのきめ細かさを実現している。これは日本企業の特徴的部分であり、自動車にしても仕向地ごとに細かく内容を変えるなどして売っている。一方で米国車などは左ハンドルそのままを持ってきて、さあ乗れさあ買えとやる。で、それが満足に売れないと文句を言う。欧州車にしても以前の右ハンドル仕様は酷いものだったが、日本のマーケットを研究するに従って世界では少数な右ハンドル仕様も設計時点からこれを考慮するようになった。

◆ ケータイでもそれは同じだと思う。倍角文字文化やかな漢字変換などは日本固有のものであるし、各国の文化や事情によっても要求する性能は異なってくる。日本でこそ高画質カメラや高精細ディスプレイが当たり前に要求されるが、そんな事はどうでも良いと思うエリアがあっても何ら不思議ではない。
日本のケータイはVGA以上の画面解像度が当たり前だが、諸外国によってはiPhoneのHVGAの画面を高解像度だと思う所も当然あるだろう。このあたりは大は小を兼ねるに違いはないが、iPhoneの2倍以上の画素をそれなりの速度で書き換えるには大きな処理能力が必要になる。と言ってもAndroidは低解像度は規格外(なのでXperia mini系は特殊と言えば特殊)でありVGA以上が必須なのだから仕方がない。

◆ 仕向地別仕様はアプリなどに関しても同様に、そのエリアでメジャーだと思われるサービスをサポートするような実装がなされている。確かに仕向地ごとにチューニングを行うのはコストがかかる話にはなるし、日本向けXperiaにはドコモのロゴも入れている。iPhoneはSBMのロゴなどは入っておらず、単にSBMネットワークでしか使えないようになった製品を売っているだけというイメージだ。このような細かな部分でのサポートの違いが商品の魅力をアップさせるのか否かという問題は、スマートフォン全盛時代が来なければ解らないのかも知れない。現時点でのスマートフォンシェアは2%にも満たないと言われているわけで、これがもう一桁増えてこないと市場競争も含めて活発化してこない感じはする。

◆ そこに来てのSIMフリー化議論は、ケータイよりもスマートフォンへのインパクトが強いだろう。Xperiaは今のところ投げ売り体制になってはいないがiPhoneはタダより安いキャッシュバック付きで配られている。それでもSBMはスーパーボーナスを分離プランだと言い張る強情さなのだが、一方でSIMフリー化するとインセンティブが出せなくなって端末価格が上がるとも言い出した。そもそも分離プランにシフトしていきましょうという中でのSIMフリー化であり、未だにインセンティブプランを押し通すSBMには風当たりが強くて当たり前だ。

◆ 従って製品にカネを付けて売るのではなく、エリアやネットワークに応じた価格の設定、つまり日本で唯一の3G事業者(他は3.5G)であるからパケット代が安いですよとか、そうした方向で行くべきでありまさにこれが分離プランというものなのだ。が、スーパーボーナスシステム自体が壮大な自転車操業でありインセンティブプランなのだから分離プランに反対せざるを得ない。SBMがSIMフリー化にどこまで抵抗出来るのか、孫さんは当初SIMフリー化を検討するとまで言っていたがその後そんな話はなかった事にされてしまった。おそらくあの時点ではSIMロック、SIMフリーの意味さえ理解していなかったのだろう。


SNS(4/27)
◆ SNSの問題点は過去にも何度か書いている。つまりmixiはGreeなどは実質的出会い系サイトと化している部分があるが、それら運営会社の責任者が理事に名を連ねるEMAはそれらのサイトは安全であるとお墨付きを与えてフィルタリングを逃れている。一方で警察はmixiなどが実質出会い系だとして運営会社に改善を求めるなども行っている。EMA(一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構)は全く意味のないものになっているばかりか、利益のためには何でもあり的な動きになっていると言わざるを得ない。

◆ 警視庁の調べによれば出会い系サイトが規制される一方で、これらSNSの名をかたる実質出会い系サイトはアクセス数を稼ぎ続けている傾向にあり、2008年度の統計によれば出会い系による犯罪よりもSNSで被害に遭う件数の方が多かったという。それでもEMA的には何ら対策を講ずるつもりはなく、それはSNSは安全ですよと言い続けてさえいれば(SNS運営会社が)儲かる仕組みになっているからだ。言い方は悪いが、泥棒が集まって、この泥棒は安全ですよと証明書を発行しているようなもの。その証明書があれば自由にどこの家のカギでも開けて中には入れますという感じなのだから犯罪被害が減るわけはない。

◆ 通信事業者もこのあたりを見て見ぬふりなのは、自分たちが悪事に荷担しているという見方をされにくい事とパケット代を稼げる意味があるからだ。SBMなどは暗証番号を廃して誰もがどんどん有料コンテンツを買える仕組みになっているし、その上限額も設定出来ない。
まさに青天井なのだ。仕方なくコンテンツ売り側でSBM向けの料金リミットを設定するなどするくらいで、これらから利用者を守るのは大変だと思う。

◆ 携帯電話事業者はSNS運営側に加入者情報の一部を提供して年齢詐称を防止する云々があるが、そもそも子供が子供の名前で契約しているケースがどの程度あるのか。SNS側も通信事業者側も、もっともらしい安全対策を出して責任を回避しようとしているようだが、そもそもはSNSの名を語った出会い系を何とかすべきなのは言うまでもない。
しかしmixiは言う、出会い系要素が無くなれば集客は出来ないと。まさにこれが本音だろう。しかもコミュニティは利用者が勝手に行う事でありmixiやGreeはその場所を提供しているに過ぎないと言い訳する。コミュニティを作ったら作った加入者が出会い系の届け出等をしなければならないはずだというのだが、そもそも出会い系コミュニティを作る事を禁止すれば済む話ではないのか。あ、それだと客が来なくなるから駄目なのね。

◆ そもそもフィルタリングなどと言い出すからおかしな団体が出来上がるわけで、最初から学校などでSNSは危険だから気をつけろと教育した方が良かったのだ。それを短絡的にフィルタだケータイ所持禁止だと大人の都合で行うから悪徳系が地下に潜ったりEMAを作ったりする。日常生活にしても同じで、道路を渡る時には左右を確認しなければ危険であると教えているではないか。道路が危険だから道路を歩くなとか、車は危険だから車を全面禁止にしようなどとは言い出さないではないか。そもそもフィルタなどは中国の検閲問題と似たようなもので、だったら米国風にアダルトサイトの届け出制をキッチリ行うなどした方が余程良い。反則者には莫大な罰金を科せばいいわけで、米国などではもうずっと前からそうなっているはず。


値下げ競争(4/26)
◆ 牛丼価格が下がったりあがったり。キャンペーン的な下げもあるのでどの店が今いくらなのかよく分からなかったりするが、以前の最安値を下回る250円あたりに競争のポイントがあるようだ。比較的高値で頑張ってきた吉野家も割引券をくれたり期間限定で価格を変えたりしているが、未だライバル他社よりは高いのかな。しかし決算を見ると最終赤字に陥っていて価格競争激化の影響なのか、外食産業自体が低迷なのかという感じ。一方でサイゼリヤは最高益を更新したというのだから凄い。いったい何が違うのか。
サイゼリヤはリーズナブルな価格が人気で、その価格維持のための徹底した合理化が行われている。店員の数や接客システムまでコントロールされているのだ。

◆ だからといって客単価が極端に安いかと言えばそうでもなく、安いからと色々頼むと結局はそこそこの価格になる訳だ。それでも一品あたりの価格が安いので色々頼めるなどの、食べる側のメリットというか面白さみたいなものもある。ランチやおやつ代わり?にはちょっとずつ何品かを食べたいみたいなニーズを旨く吸収している。サイゼリヤの躍進はメディアの使い方にも現れている。いわゆるバックヤードを見せるみたいな感じの企画ものに乗るなどでメディア露出度を上げ、広告宣伝費を節約しながら知名度を上げていく作戦が功を奏した格好だ。おそらくはTV番組に対して無償提供などを行い、撮影時間も含めれば数十万円規模の実質支出になるのだろうがCMを流すよりはずっと安い。これがいつも満員の店などだとそうそう応じられないだろうが、店舗数が多い事を旨く使って時間を空けられれば企画に乗れる。

◆ 外食産業全体では減収傾向が続いている。神奈川県内では受動喫煙に関する条例によって禁煙店が増える事になり、集客に影響が出るとの見方が強い。ならば分煙設備をと言う事にもなるのだが、これは設備投資額やスペースの有効利用の点で難しいという。
景気が良い頃ならば何でも出来たのだろうが、今のこの状況にあっては各店舗とも難しい訳だ。マクドナルドも決算状況は良く最高益を更新したが、そのマクドナルドでも神奈川県内の店舗では禁煙による売り上げへの影響が無視出来ないと分析する。マクドナルドに関しては一時期の安売り作戦から徐々に離れ、新製品の開発やコーヒー分野への参入で集客率向上を狙う。エリア別価格の設定も、その店舗のその商品が安いのか高いのかよく分からない的な感じで価格比較をしにくくする効果は十分に発揮されていると思う。ケータイなどに配信されるクーポンも囲い込みとお得(に、感じる)さアップに貢献している事は間違いなく、ケータイをレジ横のリーダにかざす光景も今や珍しくはない。

◆ 実際私にしても、何を食べようかと考えたところでケータイに何かクーポンは来ていないかなとチェックする事もある。ケータイで何かを買うとさらにクーポンなどが貰えたりするのでマクドナルド大好き派はケータイ必須ではないだろうか。まあこのクーポン配信もそこそこの設備費用はかかるわけで、どの外食チェーン店でも導入出来るというものではないのだろうが、集客のひとつのあり方と言えるはずだ。ポイントカードなどから一歩進んだ、みたいな感じになるが、一方でサイゼリヤなどは現金支払いのみの対応としてクレジットカード屋に払う手数料削減を狙う。果たしてどちらが得なのか。


コーヒー(4/25)
◆ 以前blogの方にも少し書いたが、ここしばらくコーヒーカップにセットして湯を注ぐタイプのコーヒーをいれて飲んでいる。最初に買ったのは1杯19円との文字が躍る比較的安価なもので、その割に味は悪くないなと思っていた。でも他のものも試してみようかなと言う気になりブレンディーブランドの少し価格の高いものも買ってみた。だが私の口には価格の安い国太楼のものの方が美味しく感じられた。ブレンディーのものは苦みが強めで味が薄め、国太楼のものはその逆な感じで少し酸味がある。もっとも国太楼のものも濃いコーヒーが出るわけではなく、アメリカンな感じになるのだがゴクゴク飲むには丁度良いかも知れない。

◆ この手の簡単に煎れられるコーヒーは数社から何種類もが発売されているので各種試してみたい気持ちもあるが、一度買うと何日かはそれを飲み続ける事になるので比較用の品を用意しておかないと味の違いを的確に表現出来なくなったりして。またコーヒーなどの味は個人の好みの差が凄く大きいと思う。私はどちらかというと濃いめのコーヒーが好きなのだが、でもこの国太楼のアメリカン?をイヤだとは思わない。以前に比較するとずっと美味しくなったと思う、いわゆるインスタントコーヒーも飲まないではないが味も香りも見た目も違う。見た目という点では、インスタントコーヒーって透明度が低い気がする。カップに残ったコーヒーを見ても、インスタントコーヒーは残留物が多い。もう思いっきり絞り尽くしてカスまで混じったみたいな、そんな感じだろうか。

◆ コーヒーというと手軽なのは缶コーヒーなのだが、これもコーヒー含有率によって呼称が異なる。いわゆるロング缶と言われる一般的長さの缶の方はコーヒー飲料に分類されるものが多く、100gあたりのコーヒー豆使用量が2.5以上5g未満のものだ。小さい缶のものはコーヒーに分類される豆使用量が5gを超えるものが多い。ちなみにカップにセットするタイプのものの内容量を見ると8gとなっている。スタンダードな湯の量は180ccとなっているのでコーヒーと呼ぶには少し薄いのかも知れない。とは言っても缶コーヒー製造会社で作る時には絞って絞って絞り切るみたいな方法なのではないだろうか。それこそ、豆を粉にして入れちゃえみたいな。美味しくなったというとペットボトル入りのコーヒーもそう思う。以前は飲むに耐えない(いつの話だと言われそう)感じだったのが、今はそれなりに美味しいのだから。

◆ ずっと前に中目黒付近で仕事をしていた時、コーヒー工場があって風向きによっては素晴らしく良い香り、と言いたいところだがそうではなく、コーヒーが嫌いになるくらいしつこい臭いが漂ってきたものだった。あれはアートコーヒーの工場だったのかな。
なにやら再開発か何かでマンションになるとかなったとかの話も聞くが、やはり住宅街にあの臭いは駄目だろう。と言っても最近は脱臭設備なども進んでいるのかも知れないか。喫茶店などで香るコーヒーの感じは悪くはないのだが、やはり極限まで絞って絞って絞り尽くしているのか、それとも焙煎などの時の臭いなのか。臭いと言えばお茶も炒る時には独特の臭いを発する。今でもあるのかどうか解らないが御茶屋さんの店頭になにやら機械があってお茶が炒られている、みたいな。そう考えると製造時の臭いと飲用時のそれでは大きく違いがある事になる。


会員(4/24)
◆ 商品を買うとそれのユーザ登録などを行う。今はWeb上から簡単にできるのでたいていの製品は登録している。従来でもソフトウエアなどはバージョンアップなどの関係でユーザ登録の概念が存在し、恐らく私が登録している中で最も古い、しかも現在も生きているものはATOKだと思う。シェアウエアだとBecky!だが、こちらはバージョンアップの際にも課金される訳ではない。mobile2pcはメジャーなバージョンアップは有償となるが、利用頻度の高いアプリなので負担感は少ない。ハードウエアとしては松下の製品やSONY製品がある。SONYは登録するとクーポンが貰えたりして、次回もソニースタイルで買おうかなと思わせる囲い込み効果がある。ただクーポンとかには寿命があるようで以前あったはずのポイントが無くなっていたりとか、そんな事はある。SONY製品を買うのは5年ぶりなのだが、IDが残っているとちょっと嬉しかったりする。いちいち個人情報を再入力することなく製品購入が出来るのも便利だ。まあソニースタイルで注文すると2週間程度の納期は覚悟する必要があり、嫌なら店頭品を買いなさいみたいな所はあるが、仕様が違うので微妙な感じはする。CPUクロックも(Type-Pで)店頭ものは1.3GHzではなかっただろうか。SonyStyleモノだと2GHz版が選択できる。

◆ カスタム系だとDellも同様なのだがこちらは早い。
予定日数は長めに表示されるが、どんどん前倒しで処理される。勿論すぐに買いたければ店頭に行けば良く、面倒なカスタマイズでなければそれで良いと思う。松下、現Panasonicも数年前のモデルからWeb上での登録が可能になった。こちらも登録しておくと修理でも何でも手続きがスムーズで宜しい。もともとPanasonicの家電系はアフターサービスが素晴らしく良いので心配は少ないが、問い合わせの際などに製品番号だ何だと調べる事もしなくて良い。Panasonicの場合はWeb販売で買った事がないというか、そもそもWeb販売しているのかどうかも知らないのだが、なので、登録はアフターサービスの為だけになっている。

◆ Dellも何度か買っていて登録はされていたはずだなぁ。ただ登録したからと言って何が起きる訳でもなくて、むしろ宣伝メールを受信していた方がお得なクーポンが手に入ったりする。あ、そういえばVostroシリーズが230sになったようだ。何が変わったのかは良く分からず、CPUもCore2のままだったかな。ウチのPC達にはまだ頑張って貰わないといけない訳で、Core iになるのはもう少し先になりそうだ。高額で高信頼性のPCを長期間使う手もあるのだが、そもそも物理的寿命より先に論理的寿命が訪れるPCでは、定期的買い直しは必須だろう。買い直せば処理速度は2倍に、消費電力は半分になる可能性だってあるのだから。

◆ 販売店の会員もある。ヨドバシカメラとビックカメラは会員証をケータイに入れたためにポイントの付け忘れや失効もなく維持できている。マツキヨポイントカードも同様で、たまにポイント10倍云々とかあっても以前は気にしていなかったのだが今は少し気にしたりして。マツキヨのポイントは有効期限が短かったかな、先日ポイントを使わないと失効しますよと言われて全部使い切った。
ヨドバシやビックは放置しない限りポイントが無くなる事はないが、マツキヨの場合はポイントが発生してから1年とかの期限付きかも。


規制緩和?(4/23)
◆ 丸の内でEVタクシーが走っているとか。iMIEVを使ったものだが、他のレンタカーでもEVを用意している会社も出てきている。実際に買うとなると高額だが、ちょっと乗ってみたいという向きには良いと思うし私も乗ってみたい。タクシーはアイドリングで延々客待ちというケースが多いのでEV化は環境にとても良いと思うが冷暖房をかけっぱなしにしたがるドライバにとっては悪魔の車と映るかも。銀座などではタクシー規制で多少マシになったが、相変わらずタクシー渋滞は酷いものがある。新横浜でも左折車線をタクシーがふさいでしまっているのでバスは直進車線から左折するしか無くなる。当然一般車もそうなのだが、デカい路線バスが直進車線から左折するのは危険だと思う。近くに交番はあるが、タクシーは交通安全協会への御布施額が大きいのでそう簡単には取り締まらない。

◆ 昼間から一車線をふさぎっぱなしなのが千葉県浦安駅周辺のやなぎ通りだ。ここは車線幅が狭いのでタクシーの列で完全に1車線がつぶれ、しかも右折車両もあるので渋滞が長く伸びる。直進車用の左車線はタクシーがふさぎ、右車線は右折車がふさぐという具合だ。規制緩和に反対だとかタクシー乗務員の給料水準を守れとか言っているが、規制という名の甘やかしが動かないタクシーを大量生産しているのではないだろうか。自由競争があれば収益率の悪いタクシー会社は廃除されていく。都内近郊から道路を駐車場代わりにしているタクシーが無くなったら、渋滞緩和に一定の効果があると思う。
関西だったか値下げ申請が却下されたタクシー会社があったっけ。規制の中でぬくぬく過ごすには価格競争は敵である。自由競争に突入しては困る世界がそこにあり、安全性確保だ何だと言いながら価格を維持しようとしているが、安全面であれば安全面を厳しくチェックすればいい話であるし、待遇問題を言うのなら最低支払賃金制度を見直せばいい。おそらく末端のドライバは薄給でも、規制に守られた会社はそこそこ儲かっているはずだから。

◆ タクシーの話ではないが農業政策も同じようなものだ。減反政策というヤツで、金をやるから米作りはやめろと言うあれだ。だからといって多額の金が貰えるわけでもなく、生かさず殺さず、そのうち高齢化が進んで農業が衰退し、減反政策も意味が無くなって国が支出しなくても良くなる。それまでの我慢だから仕方がないねと役人が農家に金をまいている訳だ。その役人の思惑通り儲からない農業は衰退をはじめ、後継者もないまま荒れていく田畑がある。
役人は大喜びだ。これで支出が抑えられると。
しかし一方では自給率を上げようとか何とかもっともらしい議論がされる。勿論目的波そのための予算を用意して無駄遣いするためだ。
農業もタクシーも役人にかかれば一緒なのである。

◆ 農業にしてみれば近代農業に向けたシフトを推進し、そのために金を使った方が良い事はみんな解っているはずだ。しかしそれは面倒である。食品自給率を上げても役人にとって面白い事はなく、だったら適当に金でもやっておとなしくさせておいた方が良い。人間の寿命は有限なのだから、そのうちおとなしくなるモンねと。最近は企業レベルでの農作物作りも開始されているが、そんな事をされてはたまらないと役人は思うだろう。せっかく農業を衰退させようとしているのに、大規模農業で低コスト生産になったら役人達の意に反する。そこで様々な規制をかけて大規模な工場生産的農業が行われないようにしている。


過給器(2)(4/22)
◆ 大排気量高効率ディーゼルエンジンはターボ無しでは存在し得ないとまで言われている。スロットルバルブのないディーゼルエンジンの場合はターボとの相性も良く、また日本のディーゼル排ガス規制の網の目を(ザルの目?)をくぐるためには排気量あたりの出力を高める必要もあってディーゼルトラックなどのターボ化は進んだ。小排気量エンジンで大きな出力を出せれば、エンジン重量に対して積載量を大きくできるという、トラック本来の目的にも合致する。ガソリン車の方は排ガス規制の強化で瀕死となり、各社共に撤退方向になる。一方で欧州では過給による効率向上が追求され、ターボチャージャやスーパーチャージャ搭載車が存在し続けていた。昨日のBMWもそうなのだが、圧縮比を高めながら過給を行う事でエンジン効率を高めていく方向のチューニング、気筒内燃料直噴によって吸入空気の温度を下げるなども可能になり、それは小排気量エンジン(アイドリングや低負荷時の燃費が良い)で大きな車を動かす(高負荷時には過給されて大排気量エンジン並みのトルクを出す)セッティングが可能になった。

◆ スーパーチャージャとターボチャージャのどちらが良いのかみたいな議論はいつでもある。両方を積んだ車もあるし、ツインターボやその2つのターボの大きさを変えたもの、バリアブルジオメトリを狙ったものなど様々なスタイルが存在した。スーパーチャージャはエンジンのクランク軸で過給器を駆動するのでタイムラグがない。しかし排ガスエネルギの回収もないし、回転ものなので回転数の上昇に従って効率が悪化してくる。ターボチャージャはその逆で、高回転高負荷時は排ガス量が十分にあるので過給が可能だが、低負荷低回転域では(ガソリンエンジンでは特に)ターボを回すだけの排ガス量が得られない。
この過給出来ない領域ではパワーが無く、一旦過給が始まると過給する→エンジン出力が上がる→より多くの排ガスがターボをドライブする→もっと過給出来るようになる、正帰還で急激にトルクが盛り上がる。そんな低速域を助けようと、ターボとスーパーチャージャの両方を付けちゃいましょうという考えや、動作点の違う大小のターボを付けて低負荷域では小さいターボだけをシングルで使うなどの工夫がされるわけだ。

◆ 過給化の流れはAMGにも及んだ?ようだ。シングルカム3バルブのエンジンは過給器との相性が良かったというか、過給器無しでは余りパワーが出なかった事もあって従来はこのSOHC5.5リッターエンジンにスーパーチャージャを付けていた。その後新たに開発された6.2リッター4カムエンジンは大排気量NAながら高回転まで回って過給器エンジンに劣らないパワーを出力した。が、最大トルクでは過給器付きエンジンに負けた。AMGのこの6.2リッターエンジンは出来が良かったのだが、最新作では排気量を5.5リッターに縮小しながらツインターボ化して571馬力/91.8kgmを出力するに至る。過給器付きエンジンはトルクが大きくなる。
最大出力は最高回転数依存なのでNAエンジンの方が上げやすいのだが、トルクは吸入空気量なので、例えば5リッターエンジンに自然吸気の2倍の空気を送り込めば排気量が2倍になったのと同じくらいのトルクは出る可能性があるのだ。このAMGのエンジンは燃費云々とは無縁(でもメーカ的には燃費が良くなったと謳う)で、むしろ出力とトルクの関係を重視したデザインだとは思うのだが、流れは過給器なのかなと思わせるエンジンのモデルチェンジだったという事で。


過給器(4/21)
◆ 欧州では小排気量エンジン+過給器で燃費改善を図ろうとする動きが進行している感じがする。BMWは従来の可変バルブリフト機構からターボへと転換を図っている。そのBMW本家が可変バルブリフトから足を洗おうとしている頃にトヨタなどはその技術を使ったエンジンを作るという感じで、何とも。それは良いとして、日本でもターボによって燃費が良くなるのだという理由で過給器付き車両を発売にこぎ着けた経緯がある。当時はギア比などで誤魔化しながら何とかカタログ燃費を確保したというスタイルだったが、勿論その後発売されたターボ車の実用燃費がNAに勝ったはずはない。

◆ ひとつの理由として日本製の小型軽量エンジンが過給による熱負荷上昇に耐えられなかった事情がある。本来は出力上昇分の負荷を逃がす設計を行わなければならないわけだが、日本車の場合は既存エンジンや既存冷却系統の手直しでターボかを推進した感じがある。それはターボエンジンとNAエンジンの併売という事情もあっただろうし、10モード燃費テストの裏をかく事が出来た影響もある。すなわち、ターボチャージャの動作域はモードテストに含まれず、よってターボが効いた時には濃いめの燃料で(排ガスは汚くなるが)燃焼温度を下げる事が出来たのだ。勿論この領域でもガス検が行われればアウトなのだが10モード燃費テストはそうはなっていなかった。

◆ モードテストで排ガスレベルを規定値に入れるためにはストイキ点での燃焼など細かな制御が必要となる。
当時欧州車を見たホンダのエンジニアは、エンジン回転/負荷のほぼ全域でAFが制御されているのは素晴らしいと言っていた。日本車と言えば高回転域や高負荷域では燃料を濃くして誤魔化していたからだ。日産のある車両、V6エンジンにターボが付いたそのエンジンのAFは高負荷高回転域で12 1あたりまで濃くなり、うっすらと黒煙を排気管から吹き出すセッティングだった。別に測られる訳じゃないから公害まき散らしてもいいや、まあ、今も昔も自動車メーカなんてそんなものである。

◆ こうした設計はローコストでターボ車を作り出してはくれたがターボ=燃費が悪いと思われる原因にもなった。
確かに同排気量エンジンより多くのパワーを出すのだから相応の燃料は必要とするが、では同じ出力を大排気量NAエンジンから得たらどうかというと、明らかにNA大排気量エンジンの方が燃費が良いという事になったのだ。2代目ソアラ(MZ-20)でそこそこ高速を飛ばすと燃費は3〜4km/l、それよりパワーの大きい500SLで同様に走ると6km/l程度だった。しかし理屈の上ではターボ車は燃費は悪くはないはずだ。その理由として、ひとつはポンピングロスをゼロ以下に出来る事、もう一つは排ガスのエネルギを多少回収できることにある。マイナス要素としては高負荷によるノッキングや熱負荷問題があってメカニカル圧縮比を下げなければならない(ミラーサイクルの逆が起きると思えばいい)事やターボチャージャの効率が100%ではない事などだ。ターボの効率、コンプレッサ側の効率はこんな風になっている。大型船舶エンジンのように定負荷定速で回せればいいのだが、そうでない自動車用エンジンの場合は常に高効率点だけを使う事が出来ない悲しさがある。
続く…


雑炊2(4/20)
◆ 前回に続いてローカロ雑炊というかカロリーコントロールの話だ。朝はトマトジュース、会社ではノンシュガーのコーヒー、昼食はサラダとカップスープ、おやつ代わりにカップスープ、夕方コーヒーを飲んで、帰宅後にローカロ雑炊2パックという生活をすると、毎日1%前後体重が減少する。
これは結構大きな値なので連続して続けるのはきっと健康に良くない。
朝食は摂らない事が多かったのでトマトジュースで充分、昼も慣れればサラダとカップスープ(両方で150kcal程度か)で我慢できるというか、カップスープが結構腹にたまる。足りなければカップ味噌汁とかカップワンタン(これは170kcalもある)とかを食べればいい。コーヒーはミルクを入れなければ殆どカロリーはないと思うが、私はミルクと甘味料を入れている。夜のローカロ雑炊も慣れれば1パックで良いかなという感じだが、最初は2パック食っていた。就寝前に食ってはいけないと言うが、腹が減って眠れないタイプの人は遅めの夕食を。これが約50kcal、恐らく一日の摂取カロリー量は700kcal前後になると思う。成人男子の必要カロリー数が1500kcal〜2000kcalだとすると、そのカロリーを摂取していたのでは体重は減らない。なので目標は1000kcalあたりが良いだろう。

◆ この中で一番飽きるのがサラダだ。たまにはサラダの代わりにカレーパン食っちゃおうかなとなるととたんに+300kcalである。だったらエースコックの肉王しょうゆヌードルが295Kcalで満腹感も大きいだろう。カロリーコントロールの第一歩は、これはいったい何kcalなのだとチェックするところから始まる。たぶんカロリーコントロールも禁煙も同じようなものではないかと思う。そこに食べ物(タバコ)があれば食う(吸う)が、無ければ我慢してそのうち忘れてしまう(私の場合)という具合で、空腹感はあるのだからなべの中に煮物があったら箸で突っついちゃうだろう。カレーパンの話ではないが、一日の余裕度300kcalを貯金しているとすると大福も食う事が出来る。しかも大きめの大福を、だ。ビールだって大瓶がいけるんじゃないかな。ただしつまみを食ったらアウトになる。
幸いにして私は酒が飲めないのでこの点は心配はないが、甘いものが欲しくなる事はある。

◆ 週末は食う事にしている。なので体重も増える。
平日は毎日1%程度減るが週末は3%増える、みたいな。ただ、普段から小食に心がけていると馬鹿食いは出来なくなる。でもまあ食い始めれば成人男性の摂取カロリー標準量よりは多くのカロリーを摂る。食いだめは出来ないと言うが、らくだのこぶのごとく腹に脂肪がたまっていくのではないだろうか。摂取カロリー量が多くてもギャル曽根ちゃんは太らないわけで、これって燃費が悪いって事か。基礎代謝量がものすごく大きいとか、まあ体質なんだろう。ダイエット食品とか朝バナナとかあるが、結局は摂取カロリー依存だと思う。食わなければ痩せるし食えば太る、何を食えば太らないとか痩せるとかって余り関係ないような気がするのだ。
高タンパク低カロリーのプロテインダイエットなどというが、プロテインやアミノ酸は筋肉系の消費エネルギ関連だ。ただ運動によって消費されるカロリー量はそうは多くない。特に筋肉が少ない人は筋肉のエネルギ消費総量だって少ない訳で、タンパク質だとかアミノ酸だとかって有効なのかなと思ってみたり。ただ筋肉量を増やす事による基礎代謝の増大効果はリバウンド防止に有効だろう。勿論その筋肉を毎日有効に使うという事で。あ、血液さらさらに効果的なグレープフルーツだが、果物は意外にカロリーが多いというか、果糖が云々だったっけかな、とにかくカロリーコントロールとは相反すると思った。


重い(4/19)
◆ LED電球の事は何度か書いているが、市場には結構重い製品も流通しているとの事だ。随分前になるが会社の先輩が電球型蛍光灯の走りみたいなものを持ってきた。これは電球ソケットに取り付けられる蛍光灯なんだぞと言うわけで、その珍しい物体をみんなで眺めた。先輩はデスクのZライトにその蛍光灯を装着して手を離したら… Zライトはうつむいてしまった。関節のねじを締めても、どうしても重さに耐えきれない。電球型蛍光灯が重い原因は内部の銅鉄型安定器のせいで、インバータ式ではなかったその蛍光灯はものすごく重く大きかったのである。それでも電球の口金に取り付けられるというのが画期的で、いったいあの物体はどこの製品だったのだろうかと未だに不思議なのだ。ちなみに電球型蛍光灯をはじめて作ったのは東芝だと言われている。発売は1991年で、銅鉄型安定器内蔵で重さは430gだったそうだ。私がその物体を見たのはもっと以前の話なので東芝製でない事は明らかだ。そして日本製でもなかったのだろうが100Vで点灯させていたような気がする。

◆ LED電球は特に重くはないだろうと思ったら、実はヒートシンクが結構な重量なのだとか。それでも大手メーカ製は200g以下のものは殆どなのだが、白熱電球は60g前後というから結構重い。ヘビーデューティ?を謳うものなどは1kg近いものもあると言い、LED温度が上がると照度が低下するために大きなヒートシンクを付けているらしい。ちなみに現在の電球型蛍光灯は150g前後なのでLED電球と似たり寄ったりだと言える。重さが問題になるのは灯具の強度の関係で、そもそも白熱電球を付けるように作られているところに重さ数倍にもなるLED電球や電球型蛍光灯を付ける事は危険ではないのかと言われるわけだ。電球型蛍光灯は温度が低いと照度が低いが、LEDの場合は反対で温度が低い方が照度が上がる。だったら両方組み合わせて、なんてそれこそ無駄か。

◆ 電球型蛍光灯のインバータ回路は、今はソケットの口金の内側に入っている。一番大きな部品がケミコンなのだが、これも小型化されて口金の内側に入るようになった訳だ。これによって光る部分の殆どを蛍光管に出来るようになり、見た目も白熱電球と変わらなくなった。LED電球の方も同じく、将来的には小型軽量化が進むのだと思う。ただ放熱という点ではLEDの発光効率を上げる以外にこれを減らす事が出来ないから困ってしまう。

◆ LED電球も安いものは千円台で買える。のだが、暗い。
60W相当とか書いてあっても全光束が400lm程度とかで、Panasonicだと800lm近くあったりするから、これが価格の差なのか。明るさは違うが消費電力は大きく違わないわけで、効率を取るか目先の価格を取るかみたいな選択を迫られる。個人的にはやはり千円台でそこそこの明るさのものを選びたい。いつかはLED電球に変えるぞと、居間の照明器具の電球型蛍光灯が不点灯になったのを取り替えずに待っているのだ。まあ多灯式なので切れていても見栄えが悪い以外に(慣れてしまえば)実害はないんだけど。それでも1年で半額程度まで実売価格は下がっている感じで、今年の冬には1,980円でそこそこの明るさのものが手に入るようになっている事だろう。


独自の変化(4/18)
◆ 日本のケータイはガラパゴスだと言われて久しい。
世界でも類を見ないほどの高機能と独自のサービスは日本固有のものであり(あったと言うべきか)日本の環境に合わせて独自の変化と進化を遂げたものだからだ。従ってこれをこのまま海外に持って行くわけにはいかず、それは事業者とのサービス連携が必要だからだ。同じように海外製の携帯電話を日本に持ってきても売れない。世界シェアナンバーワンのノキアにしても、日本国内でのシェアは微々たるものだ。こんな世界と日本のケータイ事情を知らずに(知らないわけはないのだが)日本のケータイは世界に出て行かないから駄目だ、メーカのスタンダードモデルを作らないから駄目だと言っている松本氏は、実はそうでなければSBMの仕入れに影響が出てしまうと言う苦しい事情の言い訳に過ぎない。

◆ 誰も言い訳をしないと何の話題にもならない見本のようなものが日本のワンボックスカーだ。これは日本独自のスタイルであり海外には殆ど輸出されていない。もっとも米国などに持って行ったらすぐに横転させられて大変な目に遭うだろう。ホンダは少数ながら米国に輸出しているが、低床/低背タイプなのかな。
日本は初めてだというフランス人を接客した人がこう話していた。フランスの方が、日本は(東京は)商用車以外の乗り入れが出来ないのかと。最初は何を言っているのか解らなかったらしいのだが、どうやら商用ワンボックスだらけの交通事情を見てそう思ったらしいのだ。そこで、日本人は合理的だから荷物や人を沢山積める車を好むのであって商用車ではないと説明するもフランスの方は今ひとつ納得してくれなかったそうだ。曰く、合理性のためにスタイルを無視するのか?合理的なら格好悪くても良いのか?それに、多人数で乗っている車なんか無いじゃないかと。確かにそうなのだが、日本の都市部の事情的には車を何台も、用途別に持つ事は不可能なのだ。多人数乗車の時にレンタカーを借りる手もあるとは思うが、おそらく多くの日本人の考え方は普段はワンボックスに乗っていて、ホテルやレストランに行く時だけタクシーを使うみたいな感じだと思う。

◆ フランス車と言えば合理的生産や設計とはほど遠い感じがある。設計や生産段階の合理性とコストを追求した日本車とは全く違う。自動車メーカがパーツを開発する事も少なく、多くのものは他のメーカから買ってくるような感じだ。日本人から見るとおかしな所に拘っているとか、なんかふかふか系の乗り心地だとかと言われる一方でおしゃれな小型車的な感覚を持つ人も少なくはないだろう。機械、マシン、或いは道具としての車の域を超えた冗長なものがフランス車であるのかも知れない。ただ最近のプジョーなどはなかなか道具としての魅力も発揮しているのではないかと思う。フランス車と一口に言ってもいくつかのメーカがあり特色もある。近代化や合理化の波も押し寄せているだろうし、コストダウンの要求にも応える必要があろう。だが、日本車が日本車であるように、フランスの車はフランス人の好みに仕立て上げられている訳だ。なので、そんなフランス文化の中の人が日本のワンボックス事情を奇異な目で見るのは仕方が無いとも思う。
そうそう、日本の車は洗車が行き届いているともフランスの方は言っていたそうだ。スタイルは気にしないのに洗車には気を遣う文化もフランスには無いのかも知れない。


つゆ(4/17)
◆ 先日うどんに関して書いた。うどんにしてもソバにしてもつゆがなければ話にならない。その重要なつゆは地方によってかなり味が違うし、好みの問題もある。実は先日うどんを食おうとしたらつゆが無くて、コンビニに行ったらプライベートブランドの105円の品しか無くて、なんだなんだこの安さは!と思いながらも他の品がないので買ってきたのである。で、食ったら美味しくない… 当たり前かも知れないが美味しくはないのだ。仕方がないので出汁などを入れて調整したが美味しくない。価格に比例とは言わないが、安物は安物なりの味と言う事なのか。

◆ つゆは出汁と返しで出来ている。出汁は地方によって大きく違うが、いりこ(煮干し)や鰹や昆布を単独または複合で使って作る。大まかには関西は昆布と鰹、関東は煮干しと鰹が主成分になるだろうか。これに合わせる返しも関東は色の濃い醤油的なものであり、関西は塩分の多い薄い色のものになる。私は関東人なのだが関西風のつゆも大好きだ。そもそもきしめんは名古屋だが、きしめん好きとしては関西風のつゆは外せない。関西の方が東京に来て、あの真っ黒なつゆは何だ!とお怒りになるが私は両方OK、50Hz/60Hz両用である。

◆ 関東風のつゆも肉うどんなどにはよく合うと思うし、ネギにも合う。そうそう、関東でネギと言えば葉っぱに近い方が緑で反対側が白い、いわゆる深谷ネギみたいなものを普通にネギという。細い丸いニラのようなネギは万能ネギと言って区別するのだが、関西以南ではネギというと万能ネギを指すようだ。なのでソバやうどんの薬味としても普通に万能ネギが使われていて、もしかしたら深谷ネギは余り売られていないのかも。焼き鳥はどうだったかなぁ、鹿児島でも食った事はあるがどんなネギが串に刺さっていたか忘れてしまった。

◆ こうしたつゆの味の違い、薬味の違い、うどんやソバ自体の味の違いが独自に進化し変化したわけだ。当然その地方にはその地方の味があるわけで、カップラーメンやカップうどんでも地域によって味を変える必要が出てくる。雑煮の味も地方によって、或いは家庭によって大きく異なるがそばつゆも同じように凄く大きな違いがあると思う。うどんのようでうどんではない、山梨のほうとうがある。麺状のほうとうはうどん的ではあるが、山梨の人はこれとうどんを明確に区別する。ほうとうはいわゆる煮込みうどん的もので、カボチャが入るのが特徴だという。山梨の人は前日に作ったほうとうの冷えたものを、翌日ご飯にかけて食べるそうだ。これってたこ焼きをおかずにご飯を食べるという関西風と似たようなものか。

◆ つゆの話ではなくなるが、東京人は醤油をよく使う傾向があり大阪人はソースを使うような気がする。
例えば目玉焼き、東京の人は醤油をかけるが関西の人はソースをかける。コロッケなどでもお爺さん世代の東京人は醤油をかけるかも知れない。関西以南のマヨネーズをかける風習?は東京にも伝わってきている。名古屋だかどこかの人がマイマヨネーズを持ち歩いていると言っていたが、嘘か本当か今となっては確認する術もない。東京人的にはマヨネーズが付属したカップ焼きそばが新鮮に思えたものだった。そういえばもんじゃ屋に行ってマヨネーズをくれと行って店主から怒られている人がいたっけ。


景気(4/16)
◆ なかなか景気が回復しない。というか、バブル以降景気が良くなった試しがないと感じている方もいるだろう。今回の米国発の不景気も、その米国はデフレからも脱して金利上昇が噂されるなどしている。
一方日本は相変わらずの状態、何故だろうか。日銀総裁はFRB議長の2倍、3.5千万円も給料を貰っているのに働きが悪いのではないのか。日銀にしても政府にしても景気が良かろうが悪かろうが自分たちの生活が変わるわけではないし、むしろデフレになれば実質給料が増えるようなものだから有り難いのかも知れない。

◆ 日銀は景気よりプライド、ゼロ金利なんてやらないもんねと考えている。これで景気回復が遅れたとしても日銀や総裁や職員に何かが起きるわけでもない。国民がどうなろうが、税収がどうなろうが、政党支持率がどうなろうが関係ない。プライドを持った日銀こそが偉いのだ。という感じ。
それでも民間企業は頑張るわけで、何とか消費を拡大しようとする。ところがエコブームがこれを邪魔する。大量消費こそが成長率を押し上げるのだがエコ意識は消費を悪だと考える。それでも景気が良くなってくると有形無形の消費が増えてくるとは思うのだが、そのためには思い切った経済政策が必要だ。

◆ システム的にうまく行くのかどうか解らないが、金利をマイナスにしたらどうなるだろうか。カネを借りるとカネが付いてくる、iPhoneを買うと2万円貰えますみたいな感じで。勿論民間への貸出金利がゼロやそれ以下になるわけではないし、供給したカネが動くようにする仕組みも必要だが。まあそれ以前に日銀の爺さん達がね、ダメだから。
政府にしても中途半端なばらまきはやるが、そんなことを繰り返していてもうまく行かない。民主党もボロが出てきているし、一時期は民主を恐れていた官僚も今は馬鹿にし始めている風である。

◆ エコと絡めての事業だとEVやFCEVなんてのが良いような気もする。住宅関連も景気刺激にはなるだろうし太陽光発電なども積極的に導入させる施策を考えて良いと思う。財源がないと言うが、チョコチョコばらまきをやるなら一度にどかんと使って景気を立て直し、その後の税収をアテにした方が良いのではないのか。といっても日本の場合は税収が増えたら増えたで無駄遣いを増やす。税収が減っても無駄遣いは減らさないだからダメなんだけど。

◆ タイムリーと言うことでマグロ養殖産業強化にカネを使っても良いだろう。もっともそのためには天下り公益法人がマグロ養殖事業を行い、天下り独立行政法人がFCEVの総元締めを行い、天下り社団法人が太陽光発電パネル補助金事業をとりまとめなければダメなんだけど。天下りETC管理団体だって、高速道路有料継続かで大喜び、その上で首都高速の実質値上げもするとか何とか。土日の高速料金絵下げはどうなるのかな。これだって多少は経済効果を発揮していると思うんだけど。

◆ 日本はダメだと言っていても日本が良くなるわけでもなく、やはり日本から逃げるのが正解ではないだろうか。老人は仕方ないとして、若い人は逃げようと思えば逃げられる。産業が逃げていき、若者が逃げていったとしても政治家や官僚が危機感を抱くことがないのが日本国だったりして。


募金屋(4/15)
◆ 先月だったか、偽の募金が詐欺罪に当たるという最高裁判決があった。巷には様々な募金屋が暗躍していて、おそらくは詐欺にならないように頑張って仕事をしていることだろう。これらはいわゆる募金屋であり、募金を募って集めたカネから必要経費や人件費を引いて、一応募金は行う。ところが経費部分が大きいために募金に回される額は全体の1割にも満たないなどに調整されるのだとか。
募金屋の幹部はその募金の中からカネを貰ってウハウハなのだが、実際に街頭で活動する人は軽食代程度が出てボランティアだからと言われるケースもある。これは安全協会から学んだのではないかみたいな感じで、安全協会も末端の人間をタダ同然で使いながら天下り警官は良い暮らしが保証されている。

◆ 災害その他では国や自治体より世間の募金の方があたたかいとは良く言われることだ。国や自治体は様々な制約(があると言い張る)で被災者をなかなか助けることが出来ない。しかし義援金などはかなりのペースで集まるわけで、これも何だか不思議な話だと思う。国や自治体は被災者への援助はそこそこに、災害記念館などに多額の出費を厭わない。まあ公務員のやることなんてそんな感じなのだろう。
そういえば日教組は「あしなが育英会」に寄付すると言って集めたカネの多くを連合に供給した。その見返りとして助成金を貰い、今度はこれを朝鮮学校にぶっ込んだ。確か北海道の教委だかは朝鮮崇拝だったっけかな。多くの国民や多くの教員を騙している日教組は解体すべきだろう。

◆ つまり日本の教員組合が率先して詐欺行為を行い、反日活動を行っていることになる。教育問題云々と言ったって、こうした組織が腐っているのだから何だぁなぁと言う感じ。もちろんその腐敗を民主に云々できるわけはなく、むしろ腐った果実にたかるハエと化している感じがする。教育改革は教育を改革しなければいけないのではなく、直すべきは教員の集まりであることに間違いはないだろう。そんな腐った連中に教育されたから募金詐欺犯が生まれるのだと言うことでもないだろうが、ようするにお人好し日本人を騙しまくりと言うことだ。募金詐欺に簡単に引っかかるくらいなので振り込め詐欺にだって引っかかるよなぁ。

◆ 最高裁で出た判決に関しては警察側も頑張ったとは思うが、危険犯でないと警官も手当が出ないので働きたくないかも。もしも振り込め詐欺犯やspam発送屋を捕まえたら凶悪犯逮捕と同じくらい手当が出るとなったら警官も目の色を変えて検挙に走るに違いない。
警察自体もね、裏金作ったり色々やっているから詐欺は仲間みたいなもので、仲間は捕まえたくなかったりして。裏金は警察だけではなく、区役所にだって県庁にだってたんまりあるだろう。公務員が年間平均10万円を隠すと4千億円ものカネを眠らせることが出来る。ちなみに公務員は余り募金をしないのだとか。それどころか学校給食費未払い率が多いのも公務員らしい。
たしかこれ、どこかの自治体の統計か何かをTV番組でやっていた時のデータだと思う。
全く世の中信じられないことばかりで、いったい何が真実なのか。TV番組だってインタビューの都合の良い部分だけを切り貼りするなんて日常茶飯事だし。


財布忘れる(4/14)
◆ 先日財布を忘れて出かけてしまった。仕事先で雨に降られ、安い傘でも買おうかとスーパーに入ってレジで気付いた。財布がないのでクレジットカードもなく、結局支払い出来ずに外に出た。傘は向かいのコンビニでiDで支払って買った。その場所までは電車を乗り継いでいったのだが、電車はSuicaで乗るのでケータイ一丁あれば大丈夫。Suicaの残高が少なくなったらチャージすれば良いだけなのでここでも財布の出番はない。と言うわけで財布を忘れたことに全く気付いていなかったのである。

◆ これが逆にケータイを忘れると電車に乗る時に気付くはずで、おそらくは面倒だと思いながら行き先までの料金を調べて切符を買うことになるだろう。そう、Suicaで買うと行き先までの料金を調べる必要がないので楽なのだ。楽ではあるのだが、電車賃ってヤツは結構高くてSuicaの残高はどんどん減っていく。
というかそこまでの料金を知らずに使っているので余計にそう感じると思うし、しかし残高が減ってきたらささっとチャージしてしまうので有り難みもないというか何というか。

◆ タクシーなどでもiDで乗れる車両があるし、飯を食うにも駅周辺ならばSuicaで支払いが出来る。飲み物も自動販売機が対応していたりコンビニに行けばiDが使えるしで現金の出番は少ない。マクドナルドなどはケータイで注文してケータイで支払ってという感じで、そうするとクーポンが貰えたりして先日はマックポークがタダで食えた。欠点はクーポンを持っているもの以外はその場で注文しなければならないこと。全てのメニューが揃っていれば注文も楽で良いのに。マクドナルドの場合は地域によって価格が異なるのだが、それこそ位置情報が分かるのだからその都度価格だって表示出来るのではないだろうか。メニュー数がものすごく多いとかだとケータイで決めるのはかえって手間かも知れないが、マクドナルド程度の品揃えだとケータイで十分だ。
マクドナルドの場合は単品をバラで頼んでも、セットメニューとして組み合わせた方が価格が安くなる場合は自動再計算して安い方で請求してくる。これだってあらかじめケータイ側で処理出来るはずで、せっかくアプリが入っているんだからそのくらいやってくれても良いのに。

◆ Suicaなどで飲み物の自動販売機にアクセスする時は普通とちょっと違う。最初に金を入れるわけではないのは当然なのだが、価格の違う飲料が入っている販売機の場合は先に品物を選ばないと決済が出来ない。なのでSuicaタッチを2回必要とするものとか、最初に商品を選んでからSuicaをタッチするものなどちょっと混乱しやすいかも。

◆ 赤字続きのEdyは消滅してしまうのだろうか。SuicaやiDが使える所はよく見かけるのだがEdyはコンビニとか書店とかがメインなのかな。いや、書店はSuicaの使える所の方が多いような気もする。Edyのビットワレットには楽天も絡んでいたかな。ますます怪しい方向にという感じがしないでもない。Edyスタート当時はドコモとSONYが結構一生懸命だったが、安売りというか投げ売りというか、無駄な顧客獲得にばかり力を入れてインフラ整備を怠っていたビットワレットにドコモは反旗を翻したような感じだったっけ。
一時期はビットワレット倒産でEdyの価値がゼロになる日が来るとか騒がれていたが、最近は安定したのかそんな話も聞かなくなった。


フリーソフト(4/13)
◆ フリーソフトは凄いと思う。F&FサーバではFreeBSDが動作し、サーバに必要な全てのソフトは無料で手に入るものばかりだ。OS本体然り、他の複雑な処理を行うものから画像処理関係まで全て無料なのである。高速検索エンジンはHyperEstraierを使わせて頂いているが、これも結構なシロモノだと思う。サーバ以外でも、Windowsで動く画像編集ソフトなども大がかりな部類だろう。勿論大がかりか否かがソフトの善し悪しの基準になるわけではなく、利用者にとって有用か否かがもっとも重視されるわけだ。これらの良くできたフリーソフトに見劣りするような市販ソフトも勿論ある。
フリーではなくシェアウエアもある。私はメーラとしてBecky!を使っているが、バージョンアップは無料だしずっとサポートは続いているしで、凄くお得な感じがする。使用期間があるので金を払わなくても使えるが、しばらく使えば金を払っても使い続けたいと思うのではないだろうか。

◆ これらに比較するとケータイ分野では何でも金を取ろうとする傾向が強い。PCで見れば無料なサイトもケータイからアクセスしようとすると有料だとか。ただしiアプリに関しては無料のものもかなり多く存在する。世界市場ではiPhoneアプリの本数が云々と言われるが、国産アプリではおそらくiアプリがもっとも本数が多く、しかももっとも無料アプリが多いと思う。まあそうは言ってもゲームが多い訳で、そのゲームも簡単なものはFlash化している現状はあるのだが。F&FでもマルチアカウントPOPメーラ電卓アプリを配布している。いずれも元ネタを改造したもので私が全部作ったわけではない。メーラは最初は送信も可能にしていたのだが、spam問題やなりすまし問題が叫ばれる中にあって現状では送信は出来ない。POPメーラは設計が古いので直したいが、そう思っているだけで結局放置状態だ。と言うのも、iRemoteを使えばPCのメーラに直接アクセス出来るからで、これもフリーソフトなのが凄い。iRemoteとほぼ同様な市販アプリであるmobile2pcが4,480円(値上げされたのかな)である事を考えると素晴らしいとしか言いようがない。

◆ なぜソフトを作るかと言うと、最初は自分で使いたかったからと言うのが私の場合だ。で、出来はさほど良くはないがせっかくだから使いたい人はどうぞという感じで公開している。ソフトやアプリの分野は専門ではないので出来は悪いが一応使えるという事で。メンテなどもしていないし、電卓に関しては自分がstarアプリ対応機を買ったからと言う理由だけでタッチパネル対応にしたりはしてみた。そうそう、ずっと前になるがチップセットの設定変更ソフト(DOSで動くヤツ)を作った事もあったっけ。これは当時いくつかの雑誌の付録CDに入れて配布されたりもしたが、その後別の方の作ったものの方が余程良くできていた。Windowsやunix、iアプリなどは公開が自由に出来るところがフリーソフトの裾野を広げているのだと思う。以前vodafone用のアプリを作ろうと思った事があったのだが、公開条件が面倒なのでやめた覚えがある。確かにiアプリは自由公開アプリに関して制限が厳しいのだが、設計者はその厳しい制限を回避しながら有用なアプリを作っているわけだ。


マルチタスク(4/12)
◆ 昨日の話の続きでもないのだが。マルチタスクを少し考えてみたい。昨日書いたように国産ケータイのマルチタスクはタスクスイッチであり、複数の機能が同時に動くものではない。唯一iアプリのみはウィジェット機能を実現するために複数個の同時起動が可能だが、通信は同時ではなくシェアになる。マイクロソフトのPhone7もマルチタスクに関してはさほど自由度が高くないという。一部のアプリはバックグラウンドで実行が出来るものの、メモリやCPUパワーの分配によってはサスペンドさせるらしい。リソースの限られた携帯端末にあって、マルチタスクを自由に使わせるのは難しい事なのかも知れない。もちろん仮想メモリなどを使えばメモリ不足に陥る可能性は低くはなるが、動作速度が非実用的になる。

◆ だったらメモリを沢山積めば良いではないかという話にもなるが、RAMはFlashROMに比較してサイズが大きいし高額だし、それに消費電力だってバカには出来ない。それこそノートPC並みのメモリを積んだら数ワットの電力をメモリは消費し発熱する事になる。ダイナミックRAM系のものも使われてはいるが、それでもサイズは大きいのだ。RAMエリアが有限である以上アプリケーションが使えるメモリ量も決まってしまう。国産ケータイも時にメモリ不足という表示が出る事があるし、iPhoneも同様にメモリエラーを表示する事がある。いずれも電源を一旦切れば直るのだが、こうしたお行儀のよろしくないアプリに対する保護なども重要な問題だ。特に仮想記憶などをサポートすると、それこそスワップエリアを食い尽くすまでメモリを埋め尽くしてしまうアプリも可能になるわけで、誰もが使う製品という事を考えると何らかの制限は必須になる。

◆ ところが制限をかけようとすると大規模アプリではそれが足枷になる。正しくメモリを使っている限り容量だけでの制限はデメリットにしかならないと言う事になるので難しい。おそらく数年後には今とは比較にならないほどのメモリ搭載量になり、CPUも高速化されるに違いはないと思うが今は難しい。PC並みの待ち時間が許されるのならば(T-01Aでは許されなかったが)Flashメモリの利用も吝かではないのだが、軽快さが売りのモバイルデバイス故に待ち時間が起きる事自体マイナス評価が下る。実際iPhoneにしてもアプリを一旦終わらせて別のアプリを起動してと言う、たったそれだけでも面倒に感じる事がある。その意味からするとタスクスイッチでも我慢は出来る。バックグラウンドで、可能ならばダウンロードなどを継続して貰いたいところではあるが、そうではなくアプリがそこにあるだけでもずっと有り難い。

◆ 国産ケータイの場合はアプリとネイティブな機能群とは別になっているのだが、iPhoneの場合は区別がない。(と、思う)すると、複数のアプリを起動する事になり、リソースの取り合いが起きそうな気がする。このあたりもケータイに比較してiPhoneのマルチタスク化が難しい面ではないのだろうか。N-06Aではブラウザとiアプリは同時起動出来るが、iモードブラウザとフルブラウザは同時起動出来ないという具合だ。他にも似たような処理を使う機能、ブラウザとメッセージ系の画面は同時起動が出来ないなど制限が多い。


サービスと端末(4/11)
◆ 新端末にはそれに対応した新サービスをセットで発表する。これがドコモ的新端末販売方法だ。新しいサービスを利用したいのならば最新の端末を買ってくださいねと言う事で、これは新機種販売におおいに貢献した。もっとも最近ではそのサービスの方が行き詰まると共に、端末自体も全部入りが当たり前な雰囲気であり、さらに端末価格の高騰による端末販売台数の減少が新サービスへの加入者数の伸びにも影響してしまうと言う、ネガティブなフィードバックも起きている。

◆ だからといってSBMのように、新端末は出しますが新サービスはやりませんでは端末も売れない。実際SBMで使う事を考えると端末進化の度合いが小さいので買い換えようとする力も余り働かない感じがする。唯一iPhoneは新型と旧型の性能差が大きかった事から代替が進んだ。そのiPhoneも、OSの進化に合わせてハードウエア性能も向上させてくる。iPhone3Gが発売された当時、メディアやマニアは「OSバージョンアップで全てが変わるiPhoneはケータイにない魅力を提供してくれる」と騒いだ。しかし実際にはハードウエアの進化無くして最新のOSも色あせてしまう事が解り、最新のiPhoneこそ最高であり、古いものは駄目だとなった。

◆ iPhone2010年版の話の中でマルチタスクに関するものがある。そもそも今時マルチタスクすらないのは何なんだという話から始まり、メールやアプリの中のURLをクリックしたいだけなのに、いちいちそのアプリが終了するとは何事なのだとなる。しかもアプリの再起動は時間がかかり、ネットワーク上からデータを持ってくるとなればさらに時間がかかり、中断したところから再開してくれるアプリなら未だ良いが下手すると最初のポイントに戻される等々。これに対して「MS-DOSでも仕事は出来た」との話は先日紹介したが、Windows時代にMS-DOSが云々というようなレベルの話なのである。

◆ これを改善するためにハイパワーなマルチコアCPUやメモリ管理機能の充実など、大きな改造に至ったのではないかと思う。マルチタスクというかタスクスイッチというか、スマートフォン的にはやはりマルチタスクでありバックグラウンドでの処理が必要だとは思うのだが、これも又結構大変な事だと思う。
OS4がどの程度の実装になっているのかは解らないのだが、CPUパワーの問題もあればリソース割り当ての問題も当然出てくる。(マルチタスク化)後発としては他より優れたものであって欲しい気がするが、どうなのだろうか。OS変更で古くはならないと豪語した人たちも、今はすっかりなりを潜めた。OSやソフトウエアシステムの高機能化とハードウエアの進化は同時に行われるべきである事が彼らにも解ったのではないだろうか。

◆ それこそ、Pentium100MHz時代の、Windows95が動いていたPCにXPが入りますかというような話だ。そのXPにしてもSP1の頃は未だサイズも小さかったが、今や1GB程度のメモリがないと満足な動作をしなくなってしまった。これだって最初の頃は512MBあれば立派に動いていたのに、今は随分巨大になった。こうしてOSやソフトウエアが更新される度に、ハードウエアはより古さを増してくるのである。iPhone3G出現時に、iPhoneは古くならない、進化を続けるマシンなのだと言った方々も、結局は1年でその論理的寿命の終焉を見る事になったはずだ。


広告(2)(4/10)
◆ 楽天とGoogleの他に、ケンコーコムとAmazonの広告も貼っている。ケンコーコムは自分で使うものを注文する時に使うのと、たまに広告をクリックして何かが売れる事がある。しかし完全成功報酬なのと、還元率がかなり悪くなってしまっているので広告を貼り始めてからのトータル収入で1万円には達していないと思う。アフィリエイト専用ページならばもっと稼げて当然だと思うが、残念ながらそうではないので仕方がない。成果報酬広告とはこんなものなのだろうと思うし、これも貼り始めた当初に比較すると還元率が相当悪化して、ものによってはゼロなんて事も珍しくはないので仕方がないところだ。

◆ Amazonの方はぼちぼち売れている。と言っても月間収入数百円と言ったところ。ただしケンコーコムよりは稼げている。アフィリエイトの親分というか、ドロップシッピングというものがある。まあ情報商材屋に言わせればこれで月間100万円稼げますになるのだが、つまりこれは磁石をくっつけると燃費が20%も良くなりますと言うのと同じ事である。ドロップシッピングとはアフィリエイトの親分、その商品の価格を自分で決める事が出来る(と言っても競争があるので殆どは下限に張り付いている)通販サイトを運営するわけだ。ただし商品の手配や発送や集金は全てプロバイダ側でやってくれるタイプもあるので手間がかからない。勿論全てを任せずにこちらで行う事も出来るが、そもそも自分で仕入れる品ではないのでサポート関係は難しそうだ。

◆ 巷では必ず儲かると言われてはじめてみたのに、イニシャルコストがかかっただけで全然儲からないと裁判になって例もあるし、ドロップシッピングプロバイダ自体が廃業するなどしている。そもそも同じ価格で同じものを売る店が数万件もあるのだから競争は必至であり、競争に勝つには広告を出したりする事が必要になる。ところが利幅が小さいために広告料が回収出来ずに赤字になる。プロバイダ側はドロップシッピングをはじめた人が赤字になろうがどうだろうが関係はない。その人がやめてしまっても次がいるから良いのだ。

◆ 同じような事は楽天への出店でもいえる。出店者のblogにこんな事が書いてあった。熱い湯の中に蛙を入れようとすると(熱いから)すぐに逃げて行ってしまう。しかしぬるま湯に蛙を入れると居心地が良いのでそこに留まる。徐々に湯の温度を上げていくと蛙は逃げる事も忘れてゆだってしまうと言うのだ。
つまり、楽天への出店者はこの蛙と同じ運命にあるという。出展手数料にクレジット決済料1割も持って行かれ、さらにメルマガ代だ何だと取られまくる。
何かを買うと漏れなくメルマガが送られてくるのは、そうしなければ出店者から金が取れないからでもあるのだ。実は現金決済しているだろうにカード決済だと言われて手数料を取られているとか、広告がクリックされて商品が売れたと言われては広告代を取られるとか、その一方でアフィリエイターに対しては広告クリック率が悪いと見せかけたり、注文品がキャンセルになったと言ってはポイントを払い出さない。出店しながらも自らがアフィリエイターととなって悪を暴露した、みたいなblogもあった。(今でも存在するか否かは不明)


広告(1)(4/9)
◆ 広告収入でもプレゼント企画2010を先日行った。blogをご覧頂けている方は経緯をご存じだとは思うのだが、どうも楽天に騙された臭い。元々は楽天の広告を貼って、そこ経由で注文が成立するとF&Fにポイントが溜まって、そのポイントで何かプレゼントしましょうかと考えたのだった。広告を貼ったら皆様もおかげで売り上げが上がった。しかしコメント欄で「そう甘いものではない」とも教えて頂けた。アフィリエイトを開始して1週間ほど経った頃、規約が変更された。3千ポイントまでは払うが、それ以上は没収だと。没収されたくなければ楽天カードを作るか楽天銀行に口座を作れと。別に口座を作ったからと言って何かが起きるわけではなく、しかし口座を作らなければ3千ポイント以上は没収される。全く酷い話だ。

◆ そこで楽天カードを持っている人間に協力頂いて、その人間のアフィリエイトに変更した。ら、クリック数はカウントされるものの売り上げが立たなくなったが数日後には復活した。楽天にも問い合わせたのだがどうもハッキリしない。ただし楽天銀行よりは余程対応が早かった。
F&Fではランキングサイトの秘密を探ってみたり、バリューコマースの広告をネタにしてみたりと色々やっている。ここをご覧頂けている皆様の協力があると、閲覧数とかクリック数で判断される様々なプログラムの秘密が暴けるのである。ランキングサイトは酷いものだった。1クリックが10倍にカウントされ、クリック数が100を超えるとさらに倍率が上がるような仕組み。
またランキングサイトからF&Fに飛んでくる人のカウント数も真っ赤な嘘の水増しまくりだった。そうしないとランキングサイト自身が廃れてしまい、広告料収入に影響が出るからなのだろう。勿論アクセスアップ効果がゼロとは言えないが、話半分どころか話1/100みたいな世界だったのだ。それでもトップのポジションが取れれば毎日数百程度のアクセスにはありつける。

◆ クリック数ではなくView数を判断するタイプのランキングサイトというか紹介サイトみたいな所に登録した事もあった。(色々やっているので各所にゴミが残っていたりして)これもアクセス数が上がるというわけでもなく、いったい何の意味があるのかなと言うような感じだった。バリューコマースはだいぶ前の話なのだが、当時は上品な広告がなかったなぁ。今はソフトバンクグループに買収されたはずで、運営形態は変化したのだろうか。広告ではA8ってのもあって、当初はクリック保証型広告だったと思うのだが今は成果報酬にシフトしているのだろうか。バリューコマースもA8も当時はクリック単価が1円〜10円くらいだったが、今はもっと上がったのかも知れない。広告単価が高いのは健康食品とかサラ金とか、そんなところ。GoogleはF&F的にはもっとも長続きしている広告で、面倒くさがり屋の私にぴったりのノーメンテナンスで行ける所が楽で良い。こちらはクリック単価は不明、クリックされなくても報酬が入っている事があるので、露出回数だけでもお金になるようだ。この広告の稼ぎをアテにしてプレゼント企画を行ったのが5年前になるが、ピーク時の1/3も稼げないっていったい… 楽天の方も未確定ポイント7.7千をベースに1万円プレゼント企画をやっちゃったし、結局赤字なんですけどね。


血液検査(4/8)
◆ カロリー摂取制限後の血液検査、さて結果はどうだろうか。体重が減少傾向にあるときにはおおむね良好な数値を示す事が多いので特に心配はしていなかったのだが、かつて無いほど数値が下がっていた。
中性脂肪などは数値が高いときには1500mg/dl以上が普通だったのに、それが250mg/dlと標準値に近づいた。これは珍しい事で、しかし体重が一定になるとたぶん上昇する。ちなみにLDLコレステロール値は基準内に入っている。従来からLDLコレステロール値はそう高くはないのだが、これも下がっている。
血液検査はかなりの項目が30分ほどで解析できる。
町医者の場合は外注せざるを得ないので結果が出るまでに時間がかかるが、病院内に設備があれば早くてよろしい。血液検査装置は毎時数百人分の検査が自動で出来るらしい。

◆ 何故か値が下がったのがγGTPである。酒は飲まないというか飲めないのだが、薬を飲んでいるからか多少高い感じだった。それが基準値内に下がったのである。脂肪肝でも数値は上がるらしいので、その傾向があったのかも知れないが危険領域と言われる100IU近くになった事はなかった。他の数値は特に変化したようには見られない。
問題の体重の方は週に2〜3%の減少という所で、平日に減った分を週末に取り戻すようなスタイルになっている。平日でも普通に昼食を摂ることもあるが、以前ほどは大食いしない。

◆ カロリー制限しているつもりでも体重が減少しないと、張り合いがないのでカロリー制限をやめてしまう人も居る。その人なりには空腹に耐えているのに、何故体重が減らないんだみたいな。なので少々極端にでも結果が出た方が長続きすると思う。私はこの方法は以前にも採ったことがあるので慣れているというか、週末に自由に食えることを楽しみに平日は頑張りましょうねと言うことで。
カロリー制限になれてくると週に1%も減れば十分だと思われるが、最初はそれ以上を保っていないと効果が見えないので張り合いが無くなる。

◆ HDLコレステロールを増やすには魚など不飽和脂肪酸を含んだものを食えばいい。というか、今貰っている薬はEPAやDHAのカプセルで、もしや頭が良くなっちゃうかもと期待したりして。マグロ規制も行われるのかどうかという感じなのだが、マグロやサバを沢山食べましょうと言うこと。オリーブオイルなどオレイン酸、種子油等に含まれるリノール酸やα-リノレン酸も多く摂った方が良いと思う。ちなみにベニバナ油やひまわり油に多く含まれるリノール酸は、血中LDLコレステロール値は低下させるもののHDLコレステロール値も下げてしまうので余り良いとは言えない。
安定性が高いと言うことでスナック菓子をはじめとする油含有食品の多くに使われているトランス脂肪酸は悪玉である。しかしレトルト食品をはじめとして多くの加工食品にこれが使われている現状から逃げるのは難しい。意外に飽和脂肪酸が多いのが乳製品で、牛乳やバター、チーズなどは飽和脂肪酸含有率が7割ほどにもなる。なお害の多いトランス脂肪酸から逃げることは困難に近いのだが、海外などではその有害性が指摘されていてトランス脂肪酸を含まない加工食品もあるらしい。


誰の場所?(4/7)
◆ 先日某駅前のロータリに入ったというか、一方通行なので入らざるを得なくなった。ら、そこが渋滞している。単に駅前をぐるりと回るだけなのに、一台の乗用車が駐車しているために後ろの車が通れない。
当然あたりはクラクションの嵐になり、駅から出てきた人がその車を眺めるが動かない。こんな所に車を止めてドライバはどこかに行ってしまったのか。道行く人が車をのぞき込み、なにやら話しかけているようだ。いったい何事なんだ。

◆ とにかくその車が動かない事にはどうにもならない訳で、前の車のドライバーは車から降りて止まっている車の所に行った。故障か?みんなで押すの?何だか解らないが私も行ってみる。止まっている車のドライバーは60歳には到底見えない、うーん、でもそこそこ元気なオバサンというよりはおばあさんだ。
何でどかさないの?邪魔じゃないの?そういうギャラリーに対してオバサンは「ここは私が止めた場所だ」という風な事を言っている。オバサン的には、その場所から自分が去ると他の車がそこに止まる、それは許し難い事だ、ここは私が先に止めたのだと。
いや、そうじゃなくて、と、周りは説得に当たるが頑として聞き入れない。

◆ 通れないまま10分ほど経っただろうか、どこからか警官が来てオバサン廃除を開始する。そもそもここは駐停車禁止なのだが、オバサン的には「ワタシが乗っているのだから違法駐車じゃない、ちゃんとエンジンもかけてある」となる。警官は、とにかく少し車を移動させなさいと言うのだが、若い警官の話をオバサンが聞くはずもない。こんな酷い状況は、タクシー規制が行われる前の銀座に匹敵する。あの界隈も100m移動するのに20分かかったとか、普通だったから。というか、そもそもこの状態では車は全く動けずしかも一方通行に車が詰まっちゃってる。

◆ そこに一方通行を逆送してパトカー登場。大げさというか事件ですよ事件って感じ。うーん、写真撮りたかったなぁ。今度は警官3人でオバサンと対決するが、結局オバサンは車から降ろされて警官がその車を2mほど移動、渋滞は一気に解消となったのだった。
しかしあのオバサン、何かの罪になるのだろうか。無余地駐車だけれど、むしろ警官の言う事を聞かなかったから公務執行妨害?しかししぶといオバサン、老人運転問題はこんな所にも出てきているのか。おそらくオバサンにとってはその場所は自分の場所であって、そこを通る方が悪いとなるのだろう。先にワタシが止まったのだから他の車は通るな、と。ようするに電車の席を取ったみたいな感じで。

◆ 警官が来ようが緊急自動車の邪魔になろうが知った事ではないオバサンだが、でも自分が急病で救急車が駐車車両に阻まれでもしたら頭から湯気を出して怒るんだろうな。いやはや凄い。凄すぎるよ、オバサン。この事実を見て、先月のこの報道を思い出した。「部下から現金千円を盗んだとして滋賀県警大津署は、大津市御陵町、大津地方法務局総務課長補佐の橋本倫子を窃盗などの疑いで逮捕した。部下が机の上にセットした小型ビデオカメラに橋本容疑者が財布から千円札を抜き取る様子が映っていた。調べに対し橋本容疑者は「記憶にない」と容疑を否認しているという。


減らせる?(4/6)
◆ 先月だったか、名古屋の河村市長が議員数と報酬を共に半分にするとぶち上げた。年収2千万円超の議員が75人もいるのは多すぎるというわけだ。当然のことながら議員はこれに反対する。まさに経営側と労働側の戦いのような感じなのだが、議員数は他の国の他の都市に比較して日本は圧倒的に多い。ようするに仲間内で利益を分け合いましょうねと言う精神に長けているわけだ。結局こうして税金は食われて行ってしまう。いや、景気が良ければそれも良いだろう。しかし今は違う。議員も役人も一丸となって無駄遣いに励んだあげくの結果なのだから、不要な議員や職員は排除されるべきである。

◆ 勿論職務によっては重要で過酷な労働になっているところもあるだろう。がしかし国会議員などを見ていても若手の仕事は選挙対策(By民主党)みたいな感じで、税金を使って選挙対策をやっているのか奴らは、みたいな。まあ自民党にしても、議員の仕事は口利きだとばかりに議員としての仕事よりも口利きとか金集めの方が重要度が数倍高いのだが。市町村の合併で権力が大きくなれば市民の目は届きにくくなって無駄遣いがしやすくなる。これは地方と国の関係でもあるわけで、地方分権がより行われるようになれば多少は変わってくるのかも知れない。横浜や仙台のように新たな新税を作ろうとする所もあれば、名古屋のように住民税を下げようとしているところもある。

◆ 現時点で市長という立場は余り大きな権限を持ってはいない。あくまでも議会が動いてくれなければ何も出来ない訳で、何となく飾りに過ぎないのかなみたいにも思える。もっと権限があれば色々な事が出来るのだろうが、下手をすると不信任決議が可決されたりして混乱が起きる。それでも再度選挙に出て勝つという、住民を味方に付けた長もあるわけで、実力と共に人気も必要なのだ。
横浜市議は現在89人かな、少し前までは92人だったと思う。名古屋が75人で名古屋市民が225万人、横浜市民は367万人、人口割合で見ると確かに名古屋は議員が多い。横浜とほぼ同じ人口のロスアンゼルスは議員数が15人だそうで、報酬も世界基準の10倍らしい。このあたりが社会主義国家日本であるゆえんな訳で、是正しようにも反対勢力が強いのだからどうにもならない。

◆ 総務省などは何かというと世界各国と比較してみせるのだが、議員数は比較しないのかな。それと空港数も。なななななんと!日本って100近くも空港がある国だったんだ。その中で需要予測通りに運営出来ているのが8空港だったかな。後は全部予想外れで、予想の1割程度しか収益がない空港もあるという。そんな駄目空港に飛行機を飛ばせと言われるのだからJALもつぶれるか。そもそも狭い国は航空機による移動が効率的に行えない。危険性が高く燃料消費量の大きな離発着に要する時間の割に巡航時間が短いからだ。確かに大阪あたりまで行くとすると45分くらいは乗る事になるが、それでも45分である。そのための手続きや離発着にどれほどの時間とコストがかかっているか。しかもこの先人口は減っていく可能性が高いわけで、空港や周辺の過疎化も問題だ。茨城だかに出来た空港も、殆ど使われないと言う事で売店も閉まったままだとか。利用者も、成田まで行った方が便利とインタビューに答えていた。


弱い立場?(4/5)
◆ blogの方では何度か触れている楽天アフィリエイト、ポイントを失効させたくなければ楽天銀行に口座を作るか楽天クレジットカードを作れと言う。特にその口座がポイント云々に関係があるわけではなく、口座を作らせる事だけが目的だ。クレジットカードも同様で、カードが何かの役に立つわけではなくてカードを作らせる事自体が目的なのである。オマケに楽天銀行に口座を作る作業を進めていくと、自動的にクレジットカードまで作らされそうになる。クレジットカードの発行に同意しないと先に進めないのだ。しかしこれは「既にカードを持っている」を選択すれば回避できることが解ったが、何とも楽天らしい騙しが満載である。
こうして口座作成を行うにあたって疑問点が出てきた。
そこで楽天銀行に問い合わせをしようと思ったが問い合わせ先が解らない。企業情報の所にも載っていない。

◆ これもblogで書いたとおりなのだが、質問はOKWaveで聞けとなっている。おそらく現在は既に正式にはリンクされていないページから電話番号を探し当てるも自動応答で、質問はメールでしか受けないと言われる。今度はメールで質問しようとすると、口座開設まで進んだ状態でないと開設コードが発行されないので質問も出来ない事が解る。こんな調子なので口座数も限られていると思われ、その口座開設増強法としてポイントを失いたくなければ口座を開設しろ作戦に出たのだろう。まったく酷いものだし、楽天銀行(イーバンク銀行)も酷い。イーバンク銀行のトップページなど下品の極みみたいなバナーべたべたで、このあたりも楽天クオリティか。しかしポイントが勝手にカットされるのはたまらないわけで、多くの人は口座を作るのではないかと思う。何せ口座を作らないと月間3千ポイント以上は全て没収になるのだから。

◆ こんな一方的な規約変更が許されるのかという問題もあるが、立場の弱い我々はなかなか行動に移せないのも又事実だ。同じような事はAppleのiPhoneソフトウエア開発における契約にもあると、米国の電子フロンティア財団が暴露した。契約はAppleにきわめて有利な一方的なもので、その契約内容すら公開する事は許されていないという。契約内容で開発者に不利な事は、Appleが承認しようがしまいが開発者は一切の文句を言えない事、開発者は開発したソフトをAppStore以外で公開してはいけない事、開発者が何かの損害を被ったとしてもAppleが保証するのはUSD50までであることなどなどだ。結局巨大なマーケットを握ったAppleに弱小開発者は逆らう事が出来ない。Appleが右を向けと言えば開発者は揃って右を向かなければいけないのだ。

◆ 以前にiTuneStore問題も取り上げたが、これにしても政府が質問をしても「知らないよ」で片付けてしまう。
Appleにとってみれば日本の法律など関係ないね、と言うところかも知れない。これらの悪徳契約を是正させるには、その悪徳さを暴いていくしかないのだろう。ところがこれも契約で制限されていて、それこを某芸能人のスペイン事務所問題ではないが、その芸能人に不利な報道をしない事を誓って署名しろみたいな条項が入っていたりする。後は度の過ぎた契約を不服としてAppleや楽天から足を洗う人が増えるか、だろう。しかしそうするとそれら企業は一時的に有利な契約条件にして人を集め、集まったところで又締め付けにかかるに違いない。


気になる(4/4)
◆ スマートフォンに今ひとつ魅力を感じない私はXperiaにも興味はあるがその程度。ところがiPhone持ちはなぜかXperiaを凄く気にしている。この性能はどれが良いとか悪いとか、半ば無理矢理こじつけ的にiPhoneの方が良いのだと結論づけるが、しかし少しすると、でもやはりとXperiaが気になり出す。彼の場合はiPhone3G,3GSと最新を追いかけている訳で、そうなるとXperiaが気になって仕方ないのも解るような気がする。これは趣味的要素の強いものならば似たような傾向にあると言えて、例えば車にしてもマイナーチェンジしたらそれが欲しいとか、他メーカが同クラスで高性能車を出したらそちらが欲しくなるとか、カメラやレンズだって同じ事だろう。

◆ だったら欲しいものを買えば良いではないかと思うが、どうやらXperiaは高額らしい。iPhone並の価格で買えれば文句はあるまいが数万円の上の方となると財布の事情も関係してくる。仕方がないのでXperiaの悪い点を探して自分を納得させようとする。いや、悪い点がなければiPhoneと同様な点を。例えば、XperiaにしてもFelicaが付く訳じゃないしな、という感じで。でもこうして悩める事は楽しみかも知れない。欲しいものがあって、それが簡単に手に入らないからこそ欲望は強くなるわけだし興味もわいてくる。それが趣味の世界ではないだろうか。そんな趣味人からすると安売りされてみんなが持つようになったiPhoneは少し抵抗があるらしい。

◆ この安さは重要でケータイを買い換えたい、或いは新規加入したい人にとってイニシャルコストを抑えられるメリットは大きい。多くの人はスマートフォンという存在が何であるのか解らないままにiPhoneに手を出す。というか、そういう人がいた。(iPhoneに)買い換えたら機能が少なくなったとその人は言っていたが、でも安いから仕方ないねと諦める。これが数万円もしたら文句も出そうな気がするが、実質ゼロ円なら仕方がないかとオジサン/オバサン層は思うのだろう。そうは言っても不在着信が解らないとかメール振り分けが出来ないとか、根本的部分ではそこそこ困っているらしい。

◆ このあたりがどの程度ケータイに近づけるかが日本におけるスマートフォン普及のカギというか、結局スマートフォンの形をしたケータイでなきゃ駄目みたいな事になったりして。そうして徐々に普及が進み、全ケータイ加入者の1割程度に普及すれば流れが変わってくるかも知れない。そうするとクローズド網はどうするのかとか、事業者のビジネス自体にも変化が出てくる可能性も十分にある。しかし逆にケータイサイトを見る方が楽だという風になると、スマートフォンでもケータイでも観るのはケータイサイトという方向に進む可能性も無視は出来ない。これは何度も書いているが横にスクロールさせながらサイトを見るのは面倒だからだ。実際このページをiPhoneで見ていたおかしなヤツもUA偽装でケータイサイトの方に入ってきていた。
表向きはPC用のページが見られるとかブラウザ機能が凄いとか言っている、iPhone絶賛のその本人がF&Fを見る時はケータイ用のページですか、みたいな。だが彼を責める事は出来ないと思う。だって実際横スクロールや拡大縮小するのに画面をなぞりながら見るのは面倒なのだから。


補強(4/3)
◆ ゼロハリバートンのアタッシュのラッチ部分が折れた件だが、心棒を入れてアテ木をして修正したそれは意外に丈夫で未だに壊れていない。まあそんな事をしているうちに新品が届いたわけで、ラッチ部分などは従来品と特に変わった様子はなかった。そこでここをあらかじめ補強出来ないものかと考えてみる。長さ方向に細い穴を開けて心棒を通してしまうのが良さそうなのだが、何しろ爪は先の方は厚みが2mmも無い(先が細くなっている)訳で、ここに穴を開けるのは大変だ。一方で長さは20mm近くになるからキリの剛性確保も必要だ。他に良い手はないか。

◆ 強度的には心棒作戦より相当劣るのだが、アテ木は加工が楽である。すなわちラッチの爪に沿わせて薄い金属板を接着するだけなのだから。ただし接着である以上強度は限られるし、それにアテ木は薄い板なのでそれ自体の強度も強くはない。ただし柔軟性はあるので爪がポッキリ折れるような、力がそこに集中する事は避けられるような気がする。まずは爪の塗装を削って接着しやすくする。アテ木はフロッピィディスクのシャッタ部分に使われている金属板だ。これはなかなか固くてしかも薄くて丁度良い。
この薄板を小さく爪のサイズに切ってゼリー状アロンアルフアでくっつける。接着剤は何にしようか悩んだのだが接着剤の層が薄い方が良いかなと言う事で。接着した後はバイスを使ってギュっと押さえておく。

◆ 次なる補強は燐青銅板を使う。これは弾力性はあるのだが手持ちの部材が厚いのでラッチの爪に密着させる事が出来ないだろうと考えた。なので、下にフロッピィの金属板を接着、その上にかぶせるように燐青銅板を付けてやろうというわけだ。これの接着は(隙間が埋まるように)ゴム系の、完全には硬化しないタイプの接着剤を使ってみた。要するに緩衝材みたいな感じで、衝撃を分散してくれるかなとの期待である。これによってどの程度の効果があるのかは解らないというか、壊れてみるまでは解らない。ラッチを押し込んだ状態でアタッシュを開けようとしたり閉めようとすると爪の薄手の方向に力がかかる。
特に閉める場合に、ラッチが押し込まれた状態で蓋をバタンとやると相当な衝撃が爪には加わるはずだ。
爪に可倒機構があって、爪を押し込んだ状態でもアタッシュの蓋が閉まるのならばいいのだがそうではない。従ってその衝撃の全てをこの爪が受ける事になり、何度もそれを繰り返していると亀裂も入るのだろう。或いはアタッシュの中身を満タンにして無理矢理蓋を閉めたような場合、これも蓋は開こうとしているのだからラッチに力は加わり続ける。

◆ もっとも中身が満タンではなくてもアタッシュの蓋の所にはゴムのパッキンがあり、それをある程度の力で押さえつけているので爪には力は加わる。このゴムのおかげで雨などがかかっても平気なのは有り難い訳で、だったらラッチをもう少し丈夫にしてくれよとも言いたい。より大型のアタッシュでは構造自体が違うので爪が折れる事はないのだが、小型アタッシュはしょうがないのかなぁ。とにかく本体などが丈夫なだけに、このラッチがのべ3個も壊れているのは気に入らない。商業的には適当な時期での代替が起きないと成り立たないのだろうが、使う側からすると不満点のひとつだ。


自転車(4/2)
◆ 電動アシスト自転車に関しては何度か書いているが、サンヨーは通常走行時にも充電出来る機能を備えたアシスト自転車を出している。従来は坂道などのブレーキング時に回生を行ったわけだが、このモデルは積極的に充電しちゃおうという感じ。ちなみに自転車を15km/hで走行させる時に必要なパワーは約60Wだそうで、ここに15W分を上乗せしてそれを充電パワーとする。踏力としては25%アップだと言うから結構重く感じると思う。実際現行モデルでも後輪ブレーキをかけるというかメカニカルブレーキは作動しないが回生のスイッチが入る程度にブレーキレバーを握るとペダルが結構重くなる。通常充電モードは回生時ほどの発電はしないようだから、これよりは軽いとは思うが。

◆ 回生制御はカタログ上では有効なのだが実走行では余り有効ではない。車でも同じだと思うが、アクセルを踏むかブレーキを踏むかみたいな運転をしている人にとっては回生は効率が上がる。しかし前方の信号機が赤になったから、じゃあアクセルを緩めてゆっくり信号に接近するか、というような運転をする人はそもそもブレーキを余り使わないので回生ブレーキも効果が薄い。自転車でも勿論同じであり、全力走行とブレーキングを頻繁に繰り返す人には良いのかも知れないが、そうでないと回生効率は上がらない。少しきつい坂だと回生ブレーキだけでは速度が維持出来ない(上がってしまう)し、サンヨーの場合は回生の効き具合を調整出来ないので困る。もっと強く効くのならば回生ブレーキを使う/使わないを繰り返して速度調整が出来るのに。

◆ なので走行中発電機能よりは、ブレーキレバーの位置によってリニアに回生ブレーキ量が変わった方がトータルとしてお得なのではないだろうか。制御は複雑にはなるが出来ない話ではないだろう。もしもそこそこ急な坂道を回生ブレーキだけで下れるとしたら、坂の多い横浜周辺などではメリットがあるはず。まあ250Wのモータにどれだけのパワーが吸収出来るのかという話も勿論あるのだが、回生ブレーキを連続使用するわけでもないので放熱設計その他で逃げられないものだろうか。
サンヨーのアシスト自転車のモータは前輪のハブにプラネタリギアと共に内蔵されている。従って人力は後輪でモータは前輪の2輪駆動になるし、前輪にモータがあるからこそ回生制御が出来るのだ。

◆ 通常走行時は充電のために人力を使い、登坂時は人力をモータがアシストして人力を平均的に使う的な発想は、まあエコと言えばエコか。もっとも当該自転車の場合は人力充電したパワーなどあっという間にアシストで使ってしまうわけで、結局はバッテリに頼る事になる。というか平均化して±ゼロならアシスト自転車は要らない??うーん、でも人力では上れない坂もアシストがあれば登れるしなぁ。
バッテリはLi-ionで25.2V/7.2Ahだそうだ。ということはフルパワーアシスト時には10Aもの電流が流れるのか。まあこれでもNi-MHの頃に比較するとバッテリ容量が増えた分だけ容量対放電電流の割合は低下している。EVやハイブリッド車でもそうなのだがバッテリにとっては過酷な条件だ。ハイブリッド車だとパワー系のハリヤーとかLS600hなど、100kW以上のモータなのだから凄い。LS600hは165kW、ということは288VのNi-MH電池は600A近い電流を流す必要があるわけで、しかしバッテリ容量は6.5Ahしかない。ラジコンのバッテリは容量が3〜5A程度、ハイパワーモータだとこの電池から50A以上を絞り出すがレクサスほど過酷じゃないか。高々?10C程度だ。LS600hだと100Cなんて凄い事になるわけで、トヨタの設計も松下(電池)の設計屋もブチ切れ状態(!)のヤケクソみたいな感じだ。


HMD(4/1)
◆ 半年くらい前だろうか、このページでレーザスキャニングによるHMDの話を書いたのは。当時はブラザーが試作品を作ったと言うことで、緑色半導体レーザの開発成功が小型化を推進したと書いている。あれから半年あまり、網膜スキャン型ディスプレイがケータイにも搭載される。スキャナの可動部があるので未だ少し厚めのストレート型ケータイなのだが、インカメラの横に小さな穴がありそこからレーザ光が照射されて網膜に像を描く構造だ。人間の顔の位置と目の位置はインカメラが捕捉していて、目の位置がスキャン範囲外になってしまうとレーザ照射は停止される。ケータイにはWVGA解像度の液晶が搭載されていてHMD(HMDとは言えないかも知れないが便宜上)を使用しない使い方でも問題はない。

◆ HMDのスイッチを押すと顔と目の位置を特定して網膜に像を描いてくれる。見た感じというか映された感じは2m先に30インチのディスプレイがあるような雰囲気になるそうだ。解像度は現時点ではフルハイビジョン相当だというが、これはレーザパワーとスキャナの分解能次第である。この表示方式のメリットは、ケータイの小さな画面を見る必要がないので目が疲れにくく、解像度が高いので多くの情報を得ることが出来る点にある。またイヤフォンを使うことにより眼球の動き自体をスキャナの方に伝えることが出来、画面のスクロールなどの制御が出来るというのが何とも未来的ではないか。手の不自由な方向けには眼球移動で文字入力も可能にするなどのアプリケーションも可能だとは言うのだが、多分に慣れと訓練が必要だとも付け加えられていた。
ただ、これを使って電車内でケータイをいじっている風を想像するとちょっと怖いかも。網膜に描かれた像はいわゆる半透明化されたように見えるのだが、つまりその人は空間を見つめて眼球を動かしている風にしか他人には見えないのだから。

◆ HMDは電力は消費するが、LCDのバックライトより多少多い程度だというので気になるほどではないと思う。低消費電力はレーザパワーが小さいからで、開発側は「人間の目は感度が良いから」だとして、室内に像を映すスキャナとは全くレベルが違うとも語る。網膜というと網膜を読んで認証に使えないかと思うのだが、今回の展示試作品ではそこまでは考慮していないそうだ。ただしスキャナとそれによる反射光を使った網膜認証実験は行っていると言うことなので、インカメラの解像度が上がってくれば使えるようになるのかも知れない。なおレーザの照射強度などは瞳孔の大きさによって判断されているという。従って例え暗い室内であったとしても、窓の外の明るい景色を見ている場合には、それに見合った明るさで画像が投影される。

◆ 開発元では両目に対して画像を投影するタイプや、それによる(今年は流行るのではないかと言われている)立体画像の描画なども可能だという。ただし両目用となると倍のコストがかかってしまい、現状では未だ高額なレーザやスキャン部分をどうするかなどが市販化に向けた課題らしい。なおオマケ的機能といってはアレなのだが、視野が一部欠けるような疾病の発見に適したプログラムなども開発されていて、ディスプレイの文字が小さくて見にくいという年齢の方は是非とも視野の検査をこのHMDで行ってくださいと言うことだった。
他の企業においてはコンタクトレンズに液晶ディスプレイを作り込む研究も盛んだ。解像度的にはプロジェクタ用が0.5インチサイズでフルHD解像度と言われているのでVGA程度なら何とかなりそうである。なお情報伝達は24GHz帯を、電力は涙を電解質にして自己発電するタイプと外部電界を非接触供給するタイプがある。


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